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IIJmio meeting 33 オンライン参加

9月17日(土)、IIJmio meeting 33がオンライン配信されました。

・【てくろぐ】IIJmioのトークイベントIIJmio meetingを9月17日
 開催します
https://techlog.iij.ad.jp/archives/3034

まず、冒頭に堂前さんから『IIJmio Updates』という、前回開催の4月から今回までにあった事のお話がありました。

・IIJmio Updates (IIJ 堂前)
https://speakerdeck.com/iij_techlog/iijmio-meeting-33-iijmio-updates

一番大きな内容としては音声通話対応eSIMが10月25日より提供開始となる事です。
今まで、IIJさんのフルMVNO設備を利用するeSIMを国内初で始め、他社に先行し通信料金も安めに設定されていた事が強みでしたが、データ通信のみの対応で音声通話やSMSが使えないというデメリットがありました。

今回登場する予定の音声通話対応eSIMは従来かあるライトMVNOの仕組みで、au(KDDI)の設備を利用した音声通話が利用可能なものとなっているのが特徴です。(^^)

内容としては8月24日より提供開始しているmineo Aプラン eSIMと同様のものですが、IIJmioの場合、タイプDとタイプAのAPN構成プロファイルが同じなので、iPhoneでIIJmioのタイプ違いの回線によるデュアルSIM運用がし易いのが良いです。(^^)

これがmineoさんだとA/D/S各プランでAPNが異なる為同様の運用が出来ないのが課題かなと感じました。(^^;

それとiPhoneのiOS16では「eSIMクイック転送」という新機能が追加されていて、au/UQ mobile/povo2.0や楽天モバイルでは利用出来ますが、IIJさんのeSIMでは、従来からのフルMVNO、今回登場予定のライトMVNO共に今の所利用出来ないそうです。
現在、どういった機能なのか、MVNOが対応可能なものかどうかを問い合わせ・調査中との事で今後の動向が気になるなと思いました。


次に、久保田さんよりIIJmio 2022年夏のオススメ端末というお話がありました。

・IIJmio 2022年夏のおすすめ端末 (IIJ 久保田)
https://speakerdeck.com/iij_techlog/iijmio-meeting-33-iijmio-2022nian-xia-noosusumeduan-mo

まず、ミドル帯に関してはQualcomm Snapdragon 695 5G搭載端末がアツいとの事で、各社の695搭載端末の解説がありました。
処理性能的には各社同等の中どこに違いがあるのかを具体的に説明されていて分かりやすかったです。(^^)
そして、異色の端末としてゲーミングスマホのPOCO F4 GTや背面が個性的でおしゃれなNothing Phone(1)を取り扱っているとの紹介もありました。
さらに、スマホ以外にパソコンや変わった所では大容量バッテリーと専用ソーラーパネルがセットとなったポータブル電源の取り扱いがあったりと通信会社の枠を越えた幅広い取り扱いラインナップで驚きました。(^^ゞ


それから石川さんより無線通信の世界~第一弾:無線通信とは?~というお話がありました。

・無線通信の世界~第一弾:無線通信とは?~ (IIJ 石川)
https://speakerdeck.com/iij_techlog/iijmio-meeting-33-wu-xian-tong-xin-noshi-jie-di-dan-wu-xian-tong-xin-toha

ここでは、根源的に遠くへ情報を伝える手段として、半鐘やのろしといった音や視覚で情報を伝えるものに対して正確かつ遠くに伝えられる無線通信の優位性や電波の変調に関する話があり、今までとは違う切り口のお話で面白かったです。

全5回シリーズとの事で次回以降も楽しみです。(^^)


最後に、西田さんより5Gと端末にまつわる問題というお話がありました。

・5Gと端末にまつわる問題 (IIJ 西田)
https://speakerdeck.com/iij_techlog/iijmio-meeting-33-5gtoduan-mo-nimatuwaruwen-ti

ここでは、セルエッジと呼ばれる5Gエリアの端に居た場合に4Gよりも通信速度や品質が低下する事例の存在や、アンテナピクト表示の挙動に関するというお話がありました。
キャリア端末と一部SIMフリー端末でアンテナピクト表示の実装が異なり、前者ではeLTEに対応した4G基地局に待ち受け中に5Gと表示されますが、通信しようとした時5G基地局に接続した時に4G表示となります。この場合最初から5G基地局とは接続していないそうです。一方、後者だとeLTEに対応した4G基地局に接続すると5G基地局と接続せず通信していても5Gと表示されるそうで、私が使用してるOPPO A55s 5Gもこのタイプに該当する様です。

また、アンテナピクトの電波強度表示は5G NSAの場合、4Gの電波状況を示すもので5G側の電波状況は別途LTE Discovery等のアプリを用いないと分からず、それも機種によって表示が出るものと出ないものがあるそうなので複雑だなと感じました。(^^;

その後、フリートーク・Q&Aコーナーでは、ドコモやソフトバンクが一般向け5G SAサービスを始めているので、IIJmioでの5G SA導入可能性について質問してみましたが、佐々木さんによると、現在のドコモのスペックだと決められたデータ量を超えると速度を落とすといった制御が一切行えず、使い放題しか出せない状況の様です。
その為、総務省の会合にてドコモやソフトバンクと、現在のような料金プランを作れるように話をしている所との事でした。
そうした料金プランが作れる様な仕組みになれば5G SAサービスを提供したいとの事の様です。

このあたりは、堂前さんより総務省のホームページに有識者会議の資料が載っているというお話もありましたので、改めてしっかりチェックしてみようと思います。(^^)

・【総務省】接続料の算定等に関する研究会
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/access-charge_calculation/index.html

その後オフトーク会が行われ、今回もZOOMでした。
ただ、今回はブレイクアウトルーム機能によって2つに部屋が分かれ、前半後半で堂前さんと佐々木さんが入れ替わる形で入られたので、参加者から発言しやすくなっていて良かったです。(^^)
さらに、参加者同士でのお話も出来たので、リアル開催に近い話し合いが出来てとても有意義なものとなっていた印象です。
私が居たルームでは、堂前さんが居られる時には、フロッピー等、昔のパソコンに関する話で盛り上がり、佐々木さんが居られる時にはセキュリティの話やモバイル/固定回線の将来についての話が出たりしてとても楽しく勉強になりました。

次回開催は来年以降との事で楽しみです。(^^)


15 件のコメント
1 - 15 / 15
専用アプリを使わなくても通話料が安い(au回線も可)が、eSIMはデータ専用だったのがネックだった人には朗報ですね(^^♪
》IIJmioの場合、タイプDとタイプAのAPN構成プロファイルが同じなので、iPhoneでIIJmioのタイプ違いの回線によるデュアルSIM運用がし易いのが良いです。

なるほど、そういう意味だったんですね。
今回は本会だけ視聴しました。用事があってQAタイムの後半は見られませんでした。

mineoのプランごとにAPNが違うのは技術的理由だそうで、統一は難しいようですね。統一したら異なるプランの複数SIM運用が簡単になるのでなんとかしてほしいですね。
詳細レポートありがとうございます。
セルエッジ現象は、くせ者ですね。
私も感じることが多いです。
IIJmioの方が一枚も二枚も上手かな。
5Gはまだまだの印象。
有難う御座います。
タイプD(docomo回線)でのeSIMの件も話題になりましたが、EIDの対応がポイントのようです。
クローンSIMのリスク回避のために、怪しいeSIMチップへの発行回避のために32桁のEIDでチップベンダーを確認しているようで、この扱い(docomoとの交渉?)が難しいようです。
5G SAに関しては、Kanon好きさんも言及されていますが、当面、大量/高速データの利用に留まる感じですね。MVNOとしては、当面NSAで十分な気がします。
音声もVoNRは先で、EPSFBでVoLTE利用のようですし。
今後の海外渡航の拡大を見据えて、タイプIでの海外ローミングのサービス展開を期待していましたが、当面、なさそうです。
佐々木さんが(バルセロナ)MWCに参加できていない事も大きいようです。
初めて参加しました。
主催者、参加者とも強いIIJ愛を感じました。
それにひかえて、mineoには、運営事務局に難癖やいちゃもんのコメントが目につき、情けない限りです。

>> yukysat さん

マイネオも、オフ会では、参加者の皆さん好意的ですよ。
コメント件数が多いマイネ王のスタッフブログですと、好意的なコメントの割合が殆どだと思います。

という、私もマイネ王では、期待をこめて厳しめのコメントもします。
マイネ王としては、関心を持たれなくなることが、1番まずいかなと思います。

>> yukysat さん

そう感じられる理由その一。
客層が違う。未だに詳しい人向けの営業がメインのiijmioと、そういう営業方針と真逆で、かつ使い放題で元を取るぞと意気込んでいる方々が目立つmineo。

その二。
滅多にミスしないiijmioと細かいミスが多いmineo。ただしmineoはファンがリカバリーするのも特徴。そして、詳しくない方々がそれを見ていちゃもんの様に勘違いしている。

今mineoで始まったeSIMも説明書に不足があってユーザーが必死に指摘していますが、これは「いちゃもん」でしょうか?

むしろスポーツの応援(いつも誉めないとダメ)と勘違いしているユーザーの方が色々不味かろうと個人的には思っています。

iijはミスったら多分、捨てられるだけですよ、なまじ詳しい人ばかりなので。実際、前回のミスのときはTwitterでは叩かれまくっていましたから。
Kanon好き
Kanon好きさん・投稿者
SGマスタ
>永芳さん
かけ放題無しでの契約だとそうですね。(^^)
かけ放題を付けた場合はタイプAだとみおふぉんダイアルアプリを使用しないと適用されないので注意が必要です。
eSIMに関しては選択肢が増えた事は良いと思いました。

>ケロロロさん
そうなります。
ここがmineoとの違いになります。

>ゆりこネットさん
キャリア側の制限は特にないはずなのでmineoさん側で何らかの事情があるのでしょうね。(^^;

>立石野毛男さん
速度よりも安定度重視なら4G設定で使うのも手だなと思いました。(^^;

>daisuki2さん
参考になった様で良かったです。(^^)

>Parama000さん
技術面に関してはIIJさんの方が昔から数枚上手な印象がありますね。
一方で顧客管理システムの柔軟性はmineoの方が勝っていて契約変更がし易いという強みがあるので総合的には一長一短だったりします。

>ひみつ77さん
仰る通りドコモのeSIMは32桁のEIDの入力や同一EIDによるドコモ系eSIMの併用が不可だったりという不便さがありますね。(^^;
今後このあたりに見直しが入るか気になる所です。
5G SAに関してはまだまだ先なんでしょう。
海外ローミングサービス展開に関しては、説明されたいた事に加えて20GBまで使用可能なahamoや2GBまで使える楽天モバイルの様に以前は存在していなかった追加料金なくローミングが使えるサービスが充実してきているので、そのあたりも考えると難しい面があるかもしれませんね。(^^;
ただ、何か出したいという意志は感じられたので今後のIIJさんの展開は気になります。

>yukysatさん
確かにIIJ愛ありますね。(^^)
一方でmineoも契約変更の柔軟性の高さなどの良さはあると思います。

>> eq.18 さん

私の手計算によれば、IIJの契約数約500万回線、楽天約460万回線。IIJは楽天を凌ぐ携帯会社です。
IIJ、OCN、Nuro、povoをウォッチしていれば最新のスマホ環境が把握できます。

運営事務局への要求、苦情はいちゃもんではありません。
運営事務局へのいちゃもんとは、
        ↓
ここまで酷い有料サービス(マイそくライトのこと)を今の時代に平気で出せるものなのですね

>> yukysat さん

ご指摘の件は

>使い放題で元を取るぞと意気込んでいる方々が目立つmineo。

で指摘のとおりです。使いたい放題みたいなサービスを用意すれば、貪欲なユーザーがやってくるでしょう。端から従量課金であればこのような問題は発生しないと。なので、私はどっちもどっちという見解です。

百貨店の客層がよくて、ドン・キホーテの客層が世間で揶揄される、そういう話です。企業ブランドの生成の失敗という意味です。
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