【SIM道楽】苦手でも間違えない mineo-A-eSIMのインストール手順 -iPhone編-

モバイル・IT通信

2022.08.31 13:02

kc_iOS9.2.1さん

Gマスター

　苦手でも焦らず、間違えずに mineo-A-eSIMのインストールする一つの方法 - iPhone編 - を纏めることにチャレンジしてみました。

　多くのユーザーから待望され、かつAプランとしてはMVNO初の「mineo-A-eSIM」の登場を機に、満を持して「物理SIM」から「eSIM」への変更や、デュアルSIM(DSDS)利用をチャレンジされるiPhoneユーザーも多いと思います。

　しかしながら、
・ eSIMプラン(QRコード)のインストール失敗や、
・ APN構成プロファイルの設定で躓いている
・ eSIMインストールしたらデータ通信が出来なくなった

　そんなユーザーも数多く散見されているようなので、急遽「苦手でも間違えない mineo-A-eSIMのインストール手順 - iPhone版-」として、ひとつの手順を紹介したいと思います。(あくまでも、一つの方法(手順)と言うことで、絶対ということではアリマセン)

　まず、最低限理解しておかないとトラブルの元となる基本的な重要事項を 2つ、下記します。

　【基礎知識編-重要･1】 : mineo-A eSIMを利用するには以下の [A],[B] 2つの異なるプロファイルのインストールが必要となります。

☆[A]eSIMプロファイル(=モバイル通信プラン)(=QRコード)と、
☆[B]APN構成プロファイル(例えば mineo-Aプラン構成(接続設定)プロファイル･mobileconfig)

　上の二つのプロファイルはそれぞれ異なるプロファイルです。良く理解せず混同したまま手順を進めるとトラブルの元になります。

☆[B]は削除しても何度でも再インストール出来ますが、
☆[A]は一度インストール完了後に削除してしまうと取り消しは出来ません。再度の利用にはQRコードの再発行(有料)が必要となりますので、エラーが発生したとしても利用を中止するまでは無やみに削除しないで下さい。

　【基礎知識編-重要･2】 : iPhone では「APN構成プロファイル」は一つしか登録することが出来ません。
　なので、iPhoneをデュアルSIM(物理SIM+eSIM/iPhoneXS以降)または(eSIM+eSIM/iPhone13以降)のDSDS運用する場合には、どちらか一方のSIM/eSIMの「APN構成プロファイル」のみが有効となります。
　換言すれば、双方が「APN構成プロファイル」を必須とするような SIM/eSIMの場合には、どちらかの「APN構成プロファイル」が利用できない～ということです。

さてここからが本番～
<< mineo-A-eSIM 利用へのトラブル回避の道程 >>

　【準備編 -1】 : 新規電話番号-eSIMインストールの場合
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① WiFiの利用確保し WiFi接続しておく
② 最新の「mineoアプリ」をインストールしておく
③ インストール済みの「APN構成プロファイル」があれば全て削除
④ 利用中の物理SIM(有れば)を取り出しておく
⑤ 利用中の eSIM(有れば)、全て「モバイル通信プラン」を「オフ」にする (削除ではアリマセン!!!)
===>⑥へ続く

　【準備編 -2】 : MNP電話番号-eSIM利用, または再発行-eSIM利用の場合
---------------------------------------------------
☆ mineoマイページにて回線切替えを完了しておく <=【重要!!】
① WiFiが利用可能で WiFi接続しておく
② 最新の「mineoアプリ」をインストールしておく
③ インストール済みの「APN構成プロファイル」があれば全て削除
④ 利用中の物理SIM(有れば)を取り出す
⑤ 利用中の eSIM(有れば)、全て「モバイル通信プラン」を「オフ」にする (削除ではアリマセン!!!)
===>⑥へ続く

　【準備編 -1】または、【準備編 -2】が完了したこの状態になってから、mineo-eSIMプラン(QRコード)を読み込み(インストール)操作を開始します。

⑥ mineoウェブページの
https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_esim.html
に従って、マイページに表示される mineo-eSIMプラン(QRコード)を読み込み(インストール)操作を完了します (回線名称を「mineo-A」にしておくと分かり易い)

⑦ 「モバイルデータ通信= mineo-A」&「デフォルトの音声回線= mineo-A」になっていることを確認します (回線名称 : mineo-Aに変更しておくと分かりやすい)

⑧ 続いて mineoアプリから、mineo-Aの「APN構成プロファイル」をインストールします

　この段階まで完了することで、WiFiを切っても、iPhoneは4G通信、音声通話ともにmineo-A 接続が可能になっているハズです。

　これ以降は他SIM/他eSIMとの DSDS利用をする場合の手順になります。

⑨-1 mineo-A-eSIMとDSDS運用(併用)したいSIMが手持ちの「物理SIM」の場合には、その物理SIMスロットに挿入します。
　注) APN構成プロファイルの設定は行いません(行えません。強制的に行うと今度は mineo-A-eSIMがデータ通信でなくなってしまいます)
　なので、APN構成プロファイル不要の物理SIMと組み合わせるのが肝要です。

⑨-2 またiPhone13以降(12以前は不可)で mineo-A-eSIMと併用したい別の「eSIM」が「モバイル通信プラン」に既に登録済みならば、その「モバイル通信プラン」のスイッチを「オン」にして有効にします。(ただし、mineo-A-eSIMの「APN構成プロファイル」が有効になっているため、併用しようとする物理SIM/eSIMを選択(オン)した状態であっても「APN構成プロファイル」を必要とするプランについてはデータ通信は不可となります。音声通話は可能です)
　注) APN構成プロファイルの設定は行いません(行えません。強制的に行うと今度は mineo-A-eSIMがデータ通信でなくなってしまいます)
　なので、APN構成プロファイル不要なeSIMと組み合わせるのが肝要です。

　【①～⑨手順を踏まえて実施後の結果の例】

【例 -1 】
・ mineo-A-eSIM :
=>「APN構成プロファイル」インスト済
=> 音声通話=○、データ通信=○
・他方の物理SIM/eSIM (povo, LINEMO, ahamo, Y!mobile, UQ など:
=>「APN構成プロファイル」不要
=> 音声通話=○、データ通信=○

【例 -2 】
・ mineo-A-eSIM :
=>「APN構成プロファイル」インスト済
=> 音声通話=○、データ通信=○
・他方の物理SIM/eSIM (日本通信, mineo-D, IIJmio-物理SIM, OCN-音声通話SIM など :
=>「APN構成プロファイル」必要だがインストール出来ない
=> 音声通話=○、データ通信=X

【例 -3 】
・ mineo-A-eSIM :
=>「APN構成プロファイル」インスト済
=> 音声通話=○、データ通信=○
・他方の物理SIM/eSIM (IIJmio-eSIM, OCNデータ専用SIM, Bilobe-A-物理SIM など :
=>「APN構成プロファイル」不要
=> 音声通話=X、データ通信=○

　【最後に～】
　以上、今回紹介させて頂いた手順は、eSIM不慣れなユーザー向け、mineo-A-eSIM「トラブル回避」を主軸にした手順なので、より簡便な手順や、途中の手順スキップなど、eSIM有経験者であれば簡素化可能な個所もあります。eSIM利用になれているユーザーの場合にはご自分の経験に基づいて自分のやり方に最適な方法をご利用頂ければよろしいかと思います。

更新 : 2022.9.04　
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スマホ一台しか無く、QRコードを読み込めない場合の eSIMプロファイルのダウンロード&インストール

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⑥ mineoウェブページの
https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_esim.html
に従って、マイページに表示される mineo-eSIMプラン(QRコード)を読み込み(インストール)操作を完了します (回線名称を「mineo-A」にしておくと分かり易い)
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　スマホ一台のみ所有ユーザーで、「QRコードを表示しても読み取れない～」ユーザーの場合の対応手順については、既に okitaomoteさんの下記投稿で SM-DP+アドレスを利用した eSIMインストール手順が詳しく説明されていますので、そちらを参考にされるのが良いと思います。

2022.8.27 「mineo AプランeSIMを再発行してみる」 by okitaomoteさん　
https://king.mineo.jp/reports/198779

　基礎知識として、「SM-DP+アドレス」について簡単に説明します。

【A】「SM-DP+アドレス」とは、
契約したeSIMプランは、GSMA認証機関によって認証済みの eSIM管理サーバーに保管してありますので、その宛先アドレスになります。

【B】「アクティベーションコード」とは、「SM-DP+アドレス」に付加されているコードで、「SM-DP+アドレス」により辿り着いた先の eSIM管理サーバー中に保管されている契約済みユーザー別の eSIMプロファイルを特定する個別の「認証コード」です。

　QRコードというのは実は【A】+【B】を一緒に含んだコードになっているので、iPhoneでは「モバイル通信プランの追加」ページからそれをスキャンすることで一挙に eSIMプロファイルをダウンロード&インストールすることが出来ますが、
　QRコードを読み込めない(スマホ一台しかない)場合には、【A】と【B】をそれぞれコピペして手動入力することで、QRコードを読み取ることなく、eSIMプロファイルをダウンロード&インストールすることが出来ます。