いよいよMVNO淘汰が始まる？ぷららモバイルがサービス終了

【ニュース】「ぷららモバイルLTE」、11月30日でサービス終了

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1705/05/news014.html


早い段階から定額制のプランを設けるなど、一時期は注目を集めていたぷららモバイルですが、サービスを終了してしまうようですね。

5GBの次は10GBというプラン設計が多い中、7GBというちょうど良い点を突いていたり、UQモバイルの定額プランでは500kbpsのところ、ぷららモバイルでは3Mbpsなど、様々工夫は見られたんですがね…。

他にも様々なサービスを展開している企業ですから、単純にMVNOの事業の収益の多寡のみで撤退を判断したわけではないのでしょうが、企業として決して「おいしい事業」でなかったのは事実なのでしょう。

そもそもMVNOを展開する企業がインフラ事業者に支払う回線の利用料は一律でしょうから、価格以外のところで特徴を出すことが求められていますよね。

DMMモバイルや楽天モバイルのように薄利多売と割り切って、多額の資金を投入してTVCM等の広告を打ち、利幅を削ってでも価格を据え置き、とにかく多くの利用者を集めて収益を出す戦略をする企業もあれば、LINEモバイルのようにSNSを使いこなす若年層に完全にターゲットを絞っている企業、イオンモバイルやBIC SIMなど、店頭窓口の多さを武器にしている企業等、大変個性豊かな顔ぶれとなってきています。

私はauからの転入だったので、そもそもUQモバイルかmineoしか選択肢がなく、UQモバイルの3GBでは足りない上、かと言って定額プランほど必要もないので、ちょうど良い5GBのプランがあるmineoを選択しましたが、使い始めてからmineoもかなり個性的な特徴を持っているな、という印象を受けています。

mineoは外向きのプロモーションでは「docomo回線とau回線が選べる」ということを最大の売りとしているように見えますし、それはユーザーにとって（特にauユーザーにとって）非常に有意な情報です。

ただ、それだけではなく、最大の特徴はこのマイネ王のコミュニティやフリータンク等、ユーザー同士を繋ぐ面白い制度ではないでしょうか。

マイネ王内のQ&AのコーナーなどはYahoo知恵袋のような機能を担っていて、ここで問題が解決され、それが公開されていることで、mineoのユーザーサポートに来るはずだった質問の多くがユーザー同士の情報によって解決され、サポートのために抱えるオペレーター等の人件費の削減にもつながっているのではないでしょうか。

このような工夫によるコスト削減が、そのままユーザーの価格に反映されるのは非常に合理的ですね。新しい時代のサービス業のあり方になっていけばいいな、と思いました。