DIYでカメラ遊び🔧🎨(旧「100均の自撮りレンズでチープに宙玉を楽しむ」)
宙玉(そらたま)ってご存知ですか?実験写真家の上原ゼンジ氏が考案された、透明球を接写撮影してボケた背景と宙に浮いた水晶玉のようなもののコントラストを楽しむ写真の技法です。
http://soratama.org
私は偶然TVの番組(タモリ倶楽部)で知り、知ってから半年くらい経って、100円ショップ(ダイソー)で自撮り用にスマホにクリップする魚眼レンズを売っているのを見つけ、それを使ってスマホ用の宙玉レンズを自作することを思いつきました。
ダイソーの自撮りレンズでチープに宙玉を楽しむ
https://king.mineo.jp/my/65b720658199a3dc/reports/17535
(↑これはコメント受付終了しています)
その後継スレッドが本スレッドです。
スマホカメラの宙玉工作で始めた本スレッドですが、現在では宙玉に関しては下記のサイトマップのように役割分担して、ここでは宙玉作品に至る前の工作やテクニックに関することで、「資料室」に追記するほどまとまってもいないようなことをメモとして残したりやりとりする場にしています。
🐾【サイトマップ的なもの】
🔧🎨「DIYでカメラ遊び」(このスレ)
a)テンプレ:宙玉を含むカメラ周りの工作のご紹介
b)コメント欄:宙玉を含むカメラ周りの工作にまつわるお喋り
🖼「宙玉ギャラリー(旧「スマホで宙玉を撮ってみよう」)」
>https://king.mineo.jp/my/65b720658199a3dc/reports/28448
c)テンプレ:作品サムネイルのパッチワーク
d)コメント欄:宙玉写真作品のアップと鑑賞の場
🗂「宙玉写真のためのDIY資料室」
>https://king.mineo.jp/my/65b720658199a3dc/reports/36200
e)テンプレ:スマホ宙玉の作り方のまとめ
f)コメント欄:デジカメ(スマホ以外)やアプリを使った宙玉についての情報
カメラも写真もとくに趣味でなく、フルオートモードでしか使えなかった私ですが、このスレをきっかけにミラーレスカメラを中古で買い(笑)、カメラ周りの工作をして遊ぶようになりました。
既製品を買ってメーカーの想定範囲内で使ってみるだけでは芸がなさすぎてつまらないです。かといって誰も真似できないような凝った工作ができる腕もなく、その両極の間をお気楽にブラついています。
宙玉レンズと使う材料が被っている、月も宙に浮いた球だし、という理由で自作屈折望遠鏡でスマホをコリメートさせて月を撮るということに手を出しました。
はじめは鏡筒を宙玉と同じポテチの紙筒で作っていましたが、今はプラスチック製に変えています。
反射望遠鏡に憧れがあったので、「大人の科学マガジン」の付録の反射望遠鏡にスマホがつくようにしたものもありますが、鏡筒がヤワすぎて使い勝手がよくないです。眼視で気軽に月を観るにはいいおもちゃなんですが。
月のように観察しやすいものでも、写真撮影に手を染めるとしっかりした望遠鏡とデジカメでやってみたくなるものです。近頃おもちゃのレベルではありますが私には分相応だと思われるレイメイ藤井のRXA124という反射望遠鏡を買い、拡大撮影にチャレンジしています。
今の所この望遠鏡自体にはDIY要素はあまりない(光軸調整できるように改造できるかもしれませんけど(^^))ので、自作赤道儀との絡みでコメントしてゆくつもりです。
左上:【格安魚眼】
レンズ 交換式カメラのレンズフィルタとしてつけられる宙玉を作ったあと、同じ手でスマホ用のアダプタレンズをフィルター化して遊べることに気づきました。
そして300円くらいで、235°魚眼のスマホ用レンズを入手して魚眼フィルター化。
本物の魚眼レンズには遠く及びませんが、値段は1/100で雰囲気を体験できます。
のちに、魚眼レンズとしては破格の安さの"Meike 6.5mm F/2.0 アニュラス 魚眼(MF)レンズfor Sony Emountカメラ【中国製】 (Sony)"をAmazonで買いました。Huginというフリーのスティッチソフトと組み合わせて360°パノラマ写真などを楽しんでいます。
左中:【立体視】
魚眼と同じ発想で、スマホ用の3D画像撮影レンズを、レンズフィルタ仕様にしてみました。画像はケラレるのでトリミングしなければなりませんが、それでもスマホで使うよりはるかに画素数の多い画像を得られます。
裸眼立体視も可能ですし、近頃は100均にも売っているスマホ用3Dグラスを使えばもっと簡単に立体風景を見ることができます。
左下:【スマホでチルト】
一眼カメラでは、全体にピントが合った商品写真を撮るために、また現実の風景をわざとピントを外してジオラマ風に写したりするために、カメラのイメージセンサに対してレンズを傾けるティルトアダプタというものがあります。
クリップレンズを首振りにして、スマホでそれに近いことができないかと考えて、スマホ用ティルトレンズを作ってみました。
ティルトさせた状態でタッチフォーカスの場所をうまく選んでやると、パンフォーカスか全ボケかしかできない私のスマホカメラでも前ボケや後ボケの写真を撮ることができます。
中:【安レンズ でボケフォト】
スチルカメラ用ではなく、監視カメラやTV用のCマウントレンズ は趣味のボケフォトには持ってこいです。一眼レフとオールドレンズ を使った本物のボケフォトはプロに、隅々までピントと露出が合った優等生写真は最新スマホに任せて、ときどきこういう写真を撮ってマッタリするのは気分が良いです(^^)
右:【万華鏡】
透明球に変えて万華鏡をカメラレンズ でのぞいてみるのも面白いです。
ボケを生かすと何が写っているのかわからなくなって、自然の景色をオブジェクトにして楽しむことができます。
星空を宙玉に閉じ込めた写真を撮ってみたいと思い、しかしカメラの露光時間を延ばすだけでは星が日周運動してしまう(それはそれで、面白くはありますが)ので、運動をキャンセルするためには赤道儀というものが必要になると知りました。
宙玉をきっかけとしてカメラを触りだした素人ですから、そんなことも知らなかったのですね(^^;
調べ始めるとこれも奥が深い世界で、カメラ周りのDIYとして格好の素材です。
左上:1号機:24時間タイマーを利用したAC100V電動式
左下:2号機:板2枚と蝶番、M6ねじを利用した手動式
右:3号機:重量物を載せられるようにした2号機の発展型(ヘリクロス式(http://kikuta.o.oo7.jp/02-dobdai.html))
→手動でも使えますが、電動で台天板の回転速度を地球の自転速度と一致させるために、ステッピングモーターと制御用マイコン(Arduinoを利用)を接続します。
基本的なプログラムはもうできていますが、RXA124(卓上反射望遠鏡)を使って楽しく勉強しつつブラッシュアップしてゆきたいと思っています。
ヘリクロス式赤道儀はさほど工作精度が求められない(したがって材料・部品がホームセンターで手にはいるような汎用品で良いので安く済む(^^))代わりに、望遠鏡を載せるテーブルを一定速度で傾けてゆくためにはジャッキのネジ送りスピードを刻々変えてやらねばならならず、さらに上の2号機のようにタンジェント関数1個だけの単純な関係式ではないため、自動化にはマイコンの力を借ります。
私はマイコンのプログラミングも電子工作も全く素人ですが、Arduinoはこの手の製品では圧倒的な人気があり、先人の資産がたくさんあるためにwebを徘徊して見よう見まねでもどうにかなります。
オープンプラットホームのおかげでハードウエアは安く、プログラム開発環境も無料です(PCは必要です)。
はるか昔に勉強した関数の微分が今になって役立ちました。
目的が違うとはいえ、天文学者でもあったニュートンが発明した微分積分という数学を使わせてもらって、これまたニュートンが発明した反射式望遠鏡を使って月を観るんだと思うと感慨深いです。
宙玉専用のスレッドを別に立てた今では、このスレは閑古鳥が鳴いて私の独り言になっている感がありますがw、「ギャラリー」「資料室」と違って雑談歓迎です。
よろしければコメントをお待ちしています。
♻️本スレッドは 12/1 にタイトルを変更しました。
(旧)100均の自撮りレンズでチープに宙玉を楽しむ
↓
(新)DIYでカメラ遊び









紙筒鏡筒の望遠鏡キットをバラして、雨樋プラパイプで組んだ50mm屈折鏡と
大人の科学マガジン付録の30mm反射鏡
の
二つのおもちゃ望遠鏡のオーナー(笑)である私ですが、
性懲りも無くまたおもちゃ望遠鏡を買ってしまいました。
レイメイ藤井RXA124↑です。(初めての型番のある望遠鏡w)
次買うなら主鏡20cm以上の反射望遠鏡をと思っていたのですが、
何万もはたいてもし使えるようにならずに物置小屋の肥やしになったらどうしようという不安もあり、結局また半端なものを…💦
だって、「箱のフタ破れにつき新品ですが6400円」ですぜ。
ニュートン反射の要であり醍醐味である光軸調整などできません(調整して使うように作られていない)が、レイメイ藤井さんは真面目な会社のようですしひどい不良品に当たることもないと信じて、
もしダメでも焦点距離300mmの卓上フィールドスコープとして使う!
と決めてポチッと。
眼視で月を見ました。
綺麗です(^^)。
この架台もカメラ三脚よりずっと使いやすい。
そして嬉しかったのは、QX1を使った拡大撮影(コリメート撮影ではなく)ができたことです。価格comに、そういうことができるかどうかのやりとりがあり、無理っぽいということだったのですが、(確かにやや強引ではありますが)できたので、これでマイネ王のネタ写真を撮影することができます(笑)。

では早速今夜の月。(すぐ南側に火星が明るく輝いてますが、どうせ点にしか見えないでしょうw)
全体にピントが甘いのと月の輪郭の下側が流れてます。
ピントはたくさん撮っていいのを選ぶしかないかな〜。
屈折鏡と違ってしばらく外気に置いて鏡筒内気流を静めないといけないらしいですが、そんなことはやってません。こんな小さな反射鏡でも影響あるんでしょうか?
流れの原因は大体わかってますが、すぐに直すのは難しいかも。
も少し試行錯誤して慣れてから、使ったパーツの仕様などを書きたいと思います。

小さいけど(RXA124の架台の底は直径20cmの丸板です)一応憧れのドブソニアン(の形をしたおもちゃ)を手にして、俄然赤道儀(台)を作る気持ちが湧いてまいりました(笑)。ポンチ絵で図面を書き、必要な材料をリストアップし、たまたま手元にあるもので使えそうなものを確認し、ないものをホムセンで買ってきました。
(遠い)将来的には数十キロあるだろうマジのドブソニアンを載せるつもりで頑丈に作ろうと思ってます。
さあ、気合いだ!気合いだ!気合いだー!

赤道儀(台)完成です。左画像が初期位置、右がジャッキを縮めて12°傾けた状態です。
(スマホの水準器アプリ)
地球の自転が1時間に15°だから、30~40分くらいの追尾はできそう。
頑丈に作ると書きましたけどできてみると結構華奢で、感覚ですが、10kg以上載せるならなにがしかの補強が、20kg以上載せるなら大きな改良が必要のように思われます。
RXA124だけなら全く不安はなく、逆にもっと重みがかかった方が可動部が締まってガタがなくなるような気がするので2kgの鉄アレイを架台に載せてます。
手動でも使えるようにジャッキのねじ回しノブは残したので、眼視ならフリーストップ架台との組み合わせで極楽です。
自動追尾は、もっとシャープなカメラ画像を撮れるようになってからまたArduino遊びをするつもりです。
もう、プログラムの内容忘れかけてますけど(笑)

DIYは好きですが天体の知識はないので、夜空に見えている光の点がなんであるかはさっぱりわかりません(^^;望遠鏡を買って知ったのですが、レイメイ藤井の「星どこナビ」というスマホアプリがそんな私にぴったりでした。
もともとレイメイ藤井の望遠鏡は小学生くらいを対象とした「学習望遠鏡」です(学校に納める事務用品や文具の一部として、望遠鏡や顕微鏡も扱っているのでしょう)。
子供向けに、望遠鏡の鏡筒にスマホをくっつけて火星なら火星を選択するとスマホが筒先を向けるべき方角をナビしてくれます。
最近はスマホアダプターを望遠鏡の付属品にして、「ナビ」を使って望遠鏡の視野に目的の天体を導入してそのままスマホカメラでコリメート撮影するというお手軽天体撮影をウリにしているようです。
スマホに備わっているGPSと地磁気と重力加速度センサを使ってる(と思う)ので、望遠鏡を持っていなくてもスマホを向けた方向にあるあの赤い星が火星であることが素人にもわかるのです。
このアプリ、レイメイ藤井製品のユーザーでなくても使える無料アプリです。
普通のカメラの星空撮影などでも使えるかもしれません。

RXA124を使った写真撮影で、ピントが甘い原因を考えていてちょっと恥ずかしい間違いに気づいてしまいました(^^;RXA124には付属品として2種類のアイピース(f=4mmとf=20mm)と2倍のバローレンズ がついています。
主鏡がf=300mmなので、
300/4=75倍、75*2=150倍
300/20=15倍、15*2=30倍
の合計4種類の倍率で観察を楽しむことができるというわけです。
しかしこれらは全て眼視を想定していてカメラに取り付けることはできませんので、以前ネジ付きに改造したf=10mmのアイピースをカメラ(QX1)につけ、RXA124のドローチューブに差し込んでみましたが合焦しませんでした。
(①主鏡→アイピース→カメラ)
次にRXA124にまず付属品のバローレンズ を差し込み、そこへ10mmアイピース+カメラを差し込んでみるとやや甘いながらも合焦しました。
(②主鏡→バロー→アイピース→カメラ)
恥ずかしながら私はバローレンズ の使い方をこれまで知りませんでした。
まさに学習望遠鏡ですね(笑)
でも恥ずかしい間違いというのはこのことではありません。
バローレンズ のありがたみがわかったところで、ならばアイピースは使わずにバローレンズ だけ使って直焦点法みたいにやればシャープな像が得られるかもと思い、
(③主鏡→バロー→カメラ)
ネジのついた安い2倍バローレンズ を買いました。
いつもの地上1kmほど先の小屋のテストショットですが、↑の左下が②、右上が③の方法によるものです。
う〜ん、ダメですね😣
でもピントのことはさておき、アイピースのあるなしに関わらず、ほとんど画角(倍率)が変わってないぞ?
これってなんか奇妙じゃないか??
上に書いたように、主鏡の焦点距離 / アイピースの焦点距離が倍率ですが、アイピースを使わない場合は倍率は どうなるんだ???
↓次のコメントへ続く

それでまたwebを探すと、>天体撮影のための写野シミュレーター
>http://phaku.net/astro/tool/gakaku/gakakus.php
というのがあり、カメラのセンササイズと望遠鏡の焦点距離から得られる画像の画角を計算してくれるのですが、
直焦点の場合は主鏡の焦点距離をそのまま使い、
拡大撮影の場合は、
<参考:合成焦点距離の求め方>
拡大率=(接眼レンズからイメージセンサーまでの距離/接眼レンズの焦点距離)-1
合成焦点距離=主鏡の焦点距離/拡大率
から合成焦点距離を求めて使うとあります。
今の私の場合は、
③ならば、300mm*2=600mm
②ならば、300mm*2/{(56mm/10mm)-1}=130mm
ですが、シュミレータを動かすまでもなく、130mmってなんやねん!
望遠鏡でなく普通のカメラの(ちょっと望遠側の)焦点距離やないか〜い!?
ま、10mmという焦点距離は、おもちゃ望遠鏡をバラしたアイピースに何も書いてなく、天井の照明がくっきり映るアイピースと床の間の距離が10mmくらいだったし、ケルナー10mmというのがおもちゃ望遠鏡のアイピースとしていかにもありそうだったのできっとそうに違いないと思い込んでたのですが…。
どうも違ったらしいです。しかも1mmや2mmでなく大幅に。
f=10mmとして、今まで散々このスレでコメントしてきましたが。
ああ、恥ずかしい😰😰😰
気を取り直して、②の構成でこの前撮った月の写真がありますので、この画角の画像イメージが出てくるような合成焦点距離を探してみました。↑
上の画像がカメラモニタのスクリーンショットで下がシュミレーターで月を出したものです。
合成焦点距離f=720mmを放り込んだときに、月の画像の大きさがほぼ同じになりました。そこで先ほどの、
<参考:合成焦点距離の求め方>
拡大率=(接眼レンズからイメージセンサーまでの距離/接眼レンズの焦点距離)-1
合成焦点距離=主鏡の焦点距離/拡大率
を逆算して、
600/720=0.833(拡大率)
56/(0.833+1)=30.6
↓次のコメントへ続く

なんということでしょう!これまでf=10mmと言い張っていたアイピースは実はf=31mmくらいだったのです!
よくあるアイピースの焦点距離でこれに近いのは32mmなので、多分これもそうでしょう。
以後、この改造アイピースの焦点距離の公称値は32mmといたします。
ごめんなさい。🙏
改めて、③(左)と②(右)の構成でアンドロメダ銀河を撮影したシュミレーションイメージを並べておきます。カメラセンサがSONYのAPS-Cであることも考慮した倍率は、左が27倍、右が37倍です。

合成焦点距離 A ×(C ÷ B -1) = 合成焦点距離合成F値 合成焦点距離(mm) ÷ 望遠鏡の口径(mm) = 合成F値
早速昨日のコメント訂正です😫
拡大撮影の合成焦点距離の計算式が違っていました。
これ↑が正しいです。(今度は本当!)
画角計算は正しいとすると、私のTネジつき改造アイピースは、f=25.5mmです。
10mmあらため、32mmあらため、25.5mmです。
まことに申し訳ありません。

そして今度はプレアデス星団撮影のシュミレーション:左:③ x2バローレンズ→QX1
(倍率=600*1.6/35 とした)
右:② x2バローレンズ→25.5mmアイピース→QX1
(倍率=720*1.6/35 とした)
これで
・②③でほとんど画角が変わらない
・アイピースが単焦点であるほど高倍率
・アイピースからカメラセンサまでが長いほど高倍率
などのこれまでの経験と理屈があいました。
やれやれ😌

QX1はフルサイズ一眼レフほどではないですがそれなりに重いので、接眼部に負担がかかります。きっと光軸ずれを起こしているでしょうし、自動追尾で望遠鏡の傾きが変わるときはバランスを崩すこともあるかもしれません。色々考えられる対策のうち、最もチープで安易な手を打ちました。
ドローチューブ摺動部にフエルトを貼って"キツキツ"に。
これで目に見えるようなガタはなくなり、ラックアンドピニオンは動作が重くなりました。
シールフエルトは百均ので、宙玉工作で使った余りです(^^)

詳しい方には「今更そんなこと」でしょうが、新しいおもちゃ望遠鏡で素人なりにだいぶわかってきたことをまとめます。まず現時点で一番よく撮れたと思われる今朝の月の写真(右)。
左は2/11撮影の、それまででは最も良く撮れた月と撮影機材(このコリメート撮影はかなり曲芸的な接続をしたのでもうやりたくない)。
残念ながら分解能はD50mm屈折に比べてRXA124がやや劣ります(やや曇っていたのでシーイングの影響はあるかもしれない)。
赤道儀で追尾しつつ動画で撮ってレジスタックスに放り込むという救済策もあるようなので、この点についての追求はまあおいおいです。
色収差(色にじみ)の点では反射鏡であるRXA124の圧勝です。
コメント続きます。

コスパについて。カメラは勘定に入れないとして、前のコメントの月の撮影にはRXA124本体の他に、
カメラと望遠鏡のアイピースなどを接続するための"Tリング"と、
望遠鏡の焦点距離をカメラの撮像素子まで延長するための"x3バローレンズ "
が必要です。
アイピース(接眼レンズ)は撮影には使いません。眼視には付属ので十分のように思います。
Tリングとx3バローレンズで望遠鏡本体の値段超えちゃってます(^^;
QX1がミラーレスであることを生かして、もっと短く安いTリング(もちろん中国製)と付属のx2バローレンズの組み合わせでいける可能性もあります(後記)。
(その場合はRXA124プラス¥1000くらいですね。そのうち試して見ようかな?)
そもそも道楽なのでコスパが良いか否かは人によるでしょうが、私は天体撮影の勉強ができてよかったと思ってます。
カメラの望遠レンズを持ってない(買うお金もない)私としては、気が向いたらこのセットで1000mm級相当の"なんちゃって"望遠撮影もできます(笑)
コメント続きます。

RXA124はドローチューブを最も縮めた状態でも主鏡からの光がその中で焦点を結ぶようです。写真撮影のためには、この焦点をカメラのセンサーまで持ってこないといけないわけですが、色々試した結果、焦点位置はこの模式図のようなことになると推定しています。
直焦とx2バロー、および25.5mmアイピースのみの拡大撮影では合焦せず、
x2バロー+25.5mmアイピースの拡大撮影、およびx3バローで合焦したことからの推測です。
望遠鏡の主鏡位置や、ドローチューブの長さを工作して変えるという手段もありますが、いくらおもちゃでもまだそこまでする勇気はありません。
またQX1はミラーレス機なので、Tリングの長さ(フリップミラーありの規格に合わせて余分に長く作ってある)が短いものを使ってあと20mm程度センサを前進させることはできるので、x2バロー、および25.5mmアイピースのみの拡大撮影で合焦できる可能性はあります。
というわけで、x3バローレンズ は望遠鏡の倍率を上げたいからではなく、バックフォーカスを伸ばしたいのでやむなく使います。
コメント続きます。

次に合焦した、① x2バロー+25.5mmアイピースの拡大撮影
② x3バローのみ(これを直焦点と呼ぶか拡大撮影と呼ぶか不明)
とついでに、
⓪ 屈折D50mm、f=220mm、25.5mmアイピースの拡大撮影(2月に撮影)
の画質比較です。(月ではやってません)
上:⓪屈折D50mm、f=220mm、25.5mmアイピースの拡大撮影(12倍)
中:①反射D76mm、f=300mm、 x2バロー+25.5mmアイピースの拡大撮影(33倍)
下:② 反射D76mm、f=300mm、x3バローのみ(41倍)
中心部解像度は②が良く、⓪がその次に良いです。
とはいえその差はわずかで、
D50mm→D76mmのプラス効果(分解能は口径に比例する)と、
屈折→反射のマイナス効果(光路に斜鏡などがあって余計な光の回折がおこる、また入射光そのものも減る)で、トントンというところです。
周辺部の像の流れや減光については②が良く、他はかなりひどいです。
怪我の功名ですが、25.5mmアイピースは使わない方が良いみたいです。
計算合成F値は順に、F5.28、F9.47、F18.9で、どれも問題ないと思います。
コメント続きます。

RXA124とx3バローレンズとQX1 で月撮影する場合の使い勝手です。トリミングしない画像と、画角計算シュミレータを使って合成焦点距離を推定すると900mmでなく970mmほどになっているようです。
70mmの差がどこから出てくるのか今のところ不明です。
カメラモニタにこの大きさで月が映ると、ピント合わせはしやすい反面、すぐに視野から像が逃げてしまうので、赤道儀は(手動でもいいので)必須だと思いました。
先日勢いで完成(自動化はまだですけど)させたヘリクロス式赤道儀(台)、作ってよかった〜って感じです(^^)

連続投稿します。よろしくです。以前、デジタル一眼のレンズフィルターを使った宙玉の話題がどこかででていたような・・・、の話です。
レンズフィルター(穴なし)にアクリル球を取り付けるだけで製作可能なのでは?という一つの解に達しました。
最初の写真はスペーサーにした透明チューブ
カインズで18円/10cmです。

チューブは片側は平面、片側はすり鉢状に加工します。レンズフィルターは以前おススメされた67mmです。
アクリル球は以前一眼マクロと組み合わせた18mmを外してきました。

接着はボンド社のGクリアーそこそこくっついて、綺麗に剥がれる・・・気がしてる。

構成は左からカメラ:ニコンD50
接写リング:amazonの安物12mm(3個セットで3500円位)
レンズ:IX NIKKOR 30-60mm(広角側は34mmで止まるよう改造済み)レンズフィルター:Nikon NC (46mm)
レンズフード(黒):46mmねじ込み式、(外側が55mmのネジ溝)ヤフーショッピングで約300円
レンズフード(銀):55mmねじ込み式、(外側が62mmのネジ溝)ヤフーショッピングで約300円
レンズフィルターの枠:62mm(ガラス欠けで枠のみ流用)中古500円ほど
チップスター筒:4cm
レンズフィルター:67mm 宙玉固定してあるもの(ねじ込んであるだけ仮固定)
という構成になります。
全長はカメラ含んで20cm位?前回は30cm位あったのでかなりコンパクトになったかと

ためし撮りです。F値:f/22 露出時間:1秒 焦点距離:34mm 絞り優先オート
前回のマイクロレンズとくらべて
玉の見かけサイズを同じにしたのですが、固定板の位置やレンズの広角の加減でケラレのように枠が写ってしまった。
そして、絞りまくってるせいか、ゴミが凄いのが良く見えてしまう。
とりあえず、写る所までは来ました。
固定したチューブは写らずすんでいますので、今後穴加工が苦手な方はスペーサーという選択肢はありだと思います。(傷をつける可能性も減りますし)
個人的には、もう少し小さな玉15mm位?にして同じ見掛けサイズにすると枠が写らず済むかな~?とか思ってます。
型跡を消すのに再磨きしたのですが、次は安さより、無加工で使える球を選びたいと願うのだった。
連続投稿させて頂きました。
と書いてましたが、中古で500円はその下の玉を固定しているフィルターです。失礼しました。訂正です。
お疲れ様でした〜。
67mmフィルターは安いものなら数百円で、ガラスだからクリーニングもしやすくていいですね💚
もちろんスマホ用宙玉にも使えますし。
"資料室"に転載させていただきたいのですが、いいでしょうか?
ヽ(´▽`)/~♪

RXA124&x3バローレンズ&QX1聞くところによれば、月を撮るなら天頂にあるときが良いそうな。
考えてみればそのとき光が通ってくる大気の厚みが一番薄いのだから当然ですね。
半年前だからもう忘れましたが、屈折望遠鏡でコリメート撮影して当時満足した月は、天頂近くの月だったかも。
地上でも曇天だと何か変わるかと思い、いつもの小屋をまた撮影してみましたが、解像感は変わらず、周辺減光(中央に靄がかかったみたいに写る)がはっきり見えます(^^;
この"靄"は光学系の特性で、星雲や星団の写真を華やかに仕上げたい時には邪魔になるらしく、除去テクニックもweb上に多々出ています。
sony、Mac、無料ソフト、という条件だと厳しそうですが、月をメインに考えている限りは縁がなさそう。
一方惑星撮影でメジャーな、動画をスタックして解像感を出す手法は月でも有効なようなのですが、その代名詞ともなっているレジスタックス というフリーソフトはWindowsのみ対応で😭
しかし捨てる神あれば拾う神あり、Macで同じようなことができるフリーソフトでLynkeosというのがありました:
>天体撮影とLynkeos
>http://coelostat.hatenablog.com/entry/2016/03/23/002925
試しに、この写真を撮った状態のままQX1を動画モードに変えて30秒ほど撮影してLynkeosに放り込んでみました。
QX1の動画モードは保存ファイルがMP4なのですが、Lynkeosはそのまま読んでくれて便利です。
スタックは問題なくできましたが、そのあとの処理が(なにせ操作するパラメータの意味がわかってないので)難しく、地上画像でやっても意味無いという結論に。
またこちらを読むと:
>月撮り写真 Mac用Lynkeosでスタック初挑戦
>https://blogs.yahoo.co.jp/hiro56apple/14819129.html
動画で、画角の中で天体が動いてもLynkeosは追尾してスタックしてくれるけれど、それは見かけの天体が平行移動する時だけで回転する(赤道儀がないと回転します)とダメだとか。
そうかー、動画スタックなら赤道儀の出番はないかもと思ったけれど、そうではないんですね。

現物あわせで組んだ赤道儀のジャッキ周辺寸法を採寸
天板とジャッキのアタリに使ったボールキャスター天板が傾くと、ボールの真上でなく少し斜めから板があたるため、
ジャッキ高さは ボール半径*(1-cos(傾斜角)) だけ余計に短くなる

ジャッキ高さ関数 z(𝜃) に、ボールキャスターの項を加えて修正現時点での実際の数値:
n=262mm(天板初期(台板と天板が平行になる)位置)
x0=250mm,y0=250=mm(ジャッキ設置位置)
𝜽(天板傾き角)
𝛼=35°(観測地の緯度)
a=10mm,c=95mm(パンタグラフジャッキ寸法)
d=72mm(ボールキャスターやスペーサなどジャッキ周辺寸法)
r=13mm(ボールキャスターのボール半径)

修正を繰り込んだ、本日時点での計算値(横軸はradian、追尾1時間=15°=0.26rad)

Arduinoを思い出すついでに変更点を修正・地球1自転=24時間50分(月追尾モード)へ
・初期値:x0,y0,z0(上の数式のn),dの変更とrの新設

・z式とzの微分式を修正課題:
現在はモータ回転スピードを1秒ごとに更新し、モータの累積ステップ数とネジ送り累積量が一対一の関係にあるとみなして修正をかけている(L6470_goto命令)けれども、動力伝達に使っているフレキシブルシャフトのバックラッシュが蓄積誤差になると思うので、将来的には加速度センサを使ってテーブルの傾きを読み取って修正をかけるべきかもしれません。

その後思いついてさらに修正。モータの累積ステップ数の計算値(制御目標値)と実測値(モータドライバのメモリから読み出した値)とを常に(メインループのディレイを500msにした)比べて、値がずれたら一致させる方向にモータ回転スピードを減速または増速することにしました。
L6470_goto命令は使わず、逆回転させないのでフレキシブルシャフトのバックラッシュ問題はクリアしました。
このプログラムで60分挙動を見たところ、はじめの20分は時々減速イベントが発生し、25分ごろは平穏に駆動、30分ごろから時々増速イベントが発生するようになりました。
1〜2秒以内に2ステップほどのずれが修正される感じです。

メカ部分に少し手を入れました。・フレキシブルシャフトが結構重いので、バネで吊り下げ
・載せた望遠鏡がひっくり返るのを防止するための安全ベルトを設置
・テーブルにカメラをクランプできるポートを設置→これで自由雲台とカメラを取り付けて星景写真を撮れる
課題:
a)簡単なこと
・底板を水平に設置できるようにアジャスト脚をつける
(専用の方位磁石と水準器はもったいないのでスマホアプリでいいか)
・天板とボールのアタリ面に金属板を貼り付ける
b)難しいこと
パンタグラフジャッキの縦軸が鉛直軸からやや傾きます。(ジャッキをよく観察すると、それを完全に防止するような構造になっていません)
天板とボールのアタリ位置(x0,y0)は、天板の傾きによる変化量を無視して定数にしていますが、(本当は存在する)この傾きによるずれをどう扱うか悩ましいところ。
極軸を合わせてから天板を傾けると、天板はボールを南から北へ押すのでジャッキの縦軸は北へ倒れようとしますが、同時にアタリ位置はボールの南側面に移動してゆくのでうまく打ち消しあっているのかもしれませんし。
RXA124で得られる程度の画像には影響しないかも。(そうであって欲しい(^^))

Arduinoプログラムのデバッグ用にArduinoからシリアルで動作データをとってPCで見ているんですが、これをその場限りの数値でみるのでなくグラフにして計算値とビジュアルに比較したいと思っています。Arduino開発環境に付属の”シリアルモニター"はセーブができないので、今までGUIに頼っていて使ったことがなかったmacOSのターミナルを使えばそれができそうだと思い今更ながらCUIのお勉強(^^)
(もう一つ他にも理由がありますがそれはまたのちの機会に。)
UNIXは初めてですが、昔々はMS-DOSを使っていたのでたまに使う程度ならばなんとかなりそうです。
できる限り安く心がけたとはいえ、試行錯誤で余計なものを買った(DIYを楽しんだという側面もありますが)こともあり、ざっと
カメラを含まない望遠鏡:¥15,000.
赤道儀メカ部分:¥12,000.
赤道儀電子部分:¥8,000.
くらいは散財したので、撮影から先はあまりお金をかけたくないところです。
AmazonのKindleUnlimitedって、一ヶ月無料お試し期間内に解約すればタダなんでしょうか?
こういう技術の初歩的なことはバラバラにはwebに情報があるので、解約するまでに本を読んで骨格というか体系を覚えてしまえばいいかな〜と思いました。
「デジキャパ」の方は今の私が持っているのに近い機材(あくまで原理・機能的にですが)を使ったカメラ設定例や注意点が書かれてあって、作例をマネして試すのに一ヶ月では短すぎるんですが。

昨日書いた通り今後の出費は控えたいので、天体写真のための画像処理ソフトはフリーのものを使いたいと思っています。動画スタックのLynkeosに続いて、フラット化(画像の中央あたりにでるモヤを消す)処理をするフリーソフトはMacではこれ↑だけなのではないでしょうか?
急にターミナル(macOSの裏で走っているUNIXであるDarwinのユーザーインタフェイス)のことを調べだしたのは、regimをインストールするためでもあります。
以下regimインストールのメモ:
・「これから学ぶMacOSターミナル」必読。
読まないとこの一連の作業が何をやっているのか全くわからない。
・xcode(macOSの開発環境、5GB!)をAppStoreからインストール、(Homebrewのため)
・「コマンドラインデベロッパーツール」インストール
・Homebrewをそのサイトからダウンロード、インストール(dcrawのため)
・XQuartz(DarwinのGUI環境(X11)だがいらなかったかも)インストール、Homebrewを利用
・dcraw(regimでカメラのRAWを扱うためのもの)インストール、Homebrewを利用
・dcrawの格納場所は /usr/local/Cellar/dcraw/9.28.0/bin/dcraw (後でregimのプレファレンスに設定する)
その後上記の本を読んで勉強しながら、
・regimのパーミッションを実行許可に変更(chmod)
・格納場所を /Users/Applications/regim/regim.sh に決めて
・パスを通す:「MacでPATHを通す」https://qiita.com/nbkn/items/01a11392921119fa0153
パスが通ったのでホームディレクトリから起動させようとしたが、実はシェルスクリプト(regim.sh本体)のあるディレクトリをカレントにして起動しないとうまくいかないことが試行錯誤の末判明。
Javaのバージョンや格納場所が悪いのかと思いここで一番難航しました。
続きます。

・Macの中にあるJavaをいったん全て消す:「MacOSで古いJDKをアンインストール」https://qiita.com/okoshi/items/8ef75fb0104f55fd1a3c・regimのマニュアルではOpenJDKは問題ありとあるので(最新のJavaはversion10だが)、あえてマニュアル当時のJDK8 : http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html をインストール
これで、ターミナルでregim.shのあるディレクトリからregim.shと入力するとGUIが立ち上がる。
regimの存在を知るところからこの状態になるまで、このブログ https://blogs.yahoo.co.jp/moreysaintdenis2003/12573222.html の記事をずっと頼りにさせていただきました。(2015年末ですが)
ベランダの住人様、誠にありがとうございます。

赤道儀用Arduinoスケッチの動作チェックについて。先々日書いた通り、Macで数値計算したものと、同じ数式ですがArduinoで数値計算したもの、およびArduinoで制御されたモータドライバのメモリから読んだ実際の回転角(←これが赤道儀の動作に直結する)の3種類の値を同じスケールのグラフで比較しました。
30分しかデータを取っていませんが、おおよその傾向として、
MacとArduinoの計算数値は同じ(当然です(^^;)。
モータ動作は、ネジ送り長さは0.1mmのケタまで(ほとんどで0.01mmのケタまで)計算通り(グラフの薄緑の部分。完全に重なってるので太く描いている)ですが、その微分値であるネジ送り速さでは10mm/rad程度まで計算値から離れることがあります(グラフのオレンジ色の部分)。
8月12日の修正で、明確に速度より変位を優先するスケッチにしましたからね。
電車でいえば正確にダイヤ通りの運行だけれど、ブレーキやアクセルを頻繁にかける運転みたいなものでしょうか。
このようにビジュアルに比較できたのは、ArduinoからMacへのシリアル出力のログを取ることができたからですが、やり方をメモしておきます。
・グラフを描く(表計算などの)ソフトで読めるデータにするために、Arduino側でカンマ区切り(CSV)テキストなどを出力するスケッチを書いておく
・usbは接続したままAruduinoは終了
・Macのターミナルを立ち上げて、
$ ls /dev/tty.usb*
で接続usbデバイスのリストを出す。見つけたデバイス名を使って、
$ screen -L /dev/tty.usbmodem1411 9600
などとして、ログスタートできる。
"modem1411"は変わることもある。9600はArduinoで設定したボーレート
・なぜかscreenが起動する時にArduinoがリセットされる
・screenの終了は
<Control-A> <Control-¥>
・カレントディレクトリに
screen log.n(nは0からの番号)
というテキストファイルが生成される
目論見通り新たな出費はせずにやれております(^^)

paysantさんの雨樋望遠鏡ってどれくらいケラレ?が出ます?近所のカインズなのですが、そそる~~~。

たしかに〜👀手持ちで気軽に星空散歩できそうな感じですね😃
私の雨樋望遠鏡のケラレは、撮影条件(使う接眼レンズとカメラ)によってまちまちです。
スマホコリメート撮影の場合は、接眼部の口径でケラレが決まると思います。
17倍ということは、対物レンズの焦点距離が仮に200mmだとすると、接眼レンズは焦点距離は12mmで、(子供用で覗きやすい)視界の広い口径にできるし多分そういうものを使うと思うので、スマホのカメラであればケラレないのではないでしょうか?
今日、コーナンに行ってきましたが望遠鏡はなかったです。
いや、望遠鏡目当てで行ったのではないですけどもw
トレーシングペーパーを買いに行って、なかったので一応ダイソーにもゆくとペーパーがあり、ついでに余計なもの↑も買ってしまいました(笑)

う〜む、フラッシュの能力が足りなくてなんだかわからんな(^^;初めて屋外で赤道儀のメカ部分と電子部分を繋いで、RXA124で月を追いかけてみました。
気づいたこと:
・バッテリー(廃車からとった鉛蓄電池)が重い
・赤道儀の構造上、南の空の観察は北の空よりちょっとやりにくい
・Arduinoへの電力を、データ兼用usbソケットへエネループ4本から供給したところ、なぜか3分くらいで切れてしまう(PCと繋いでいる時はそんなことは起きなかったのに…)。 12V→5Vレギュレータから電源専用ソケットへ供給すると大丈夫になった。(レギュレータとケーブル用意しておいてよかった(^^;)
・(今回はステッピングモーターのマイクロステップモードを使わなかったこともあり、)モータの振動が望遠鏡に伝わっているのがカメラモニタでもはっきりわかる。月は明るくて、シャッタースピード短くできるからいいけど、これじゃあ長秒露光はダメです。
・↑望遠鏡の架台に2Kgの鉄アレイを置いたらかなりマシになる(笑)
・肝心の追尾精度は、、、まだまだですね。
追尾しなければモニタの中でぐんぐん月が動くのに、追尾するとそれが随分マシになって、すでに撮った写真を確認したり肉眼で月や空全体を眺めたりする余裕はできますが、像がピタッと静止するまではいきません。
ウォームギア式と違って、モータ回転数をその時々のテーブルの傾き角に合わせてやらなければならない(ウォームギア式では一定)ので、やはりテーブルの傾きを加速度センサで監視してフィードバックすべきなんでしょう。
加速度センサはそんなに高く無いですけど、自動追尾への道のりは長いですね💦

これが(赤道儀で自動追尾はしていませんがw)今夜の獲物です。前回は山の端を出たところでシーイングが悪かったですが、今回は南中をいくらか過ぎたところで秋のような気候でもあり、解像感はかなりいいのじゃないかと思います。
せっかくRAWで撮ったので、クレーターがなるだけよく見えるようにパラメータをいじって現像しました。
スタック用にムービーも少し撮ったので(今日はもう寝ますが)、Lynkeosで処理してみた画像もあとで上げたいと思います。

Lynkeosを使ったスタックです。元画像として動画を使おうと思っていましたが、枚数は少なくても明らかに連写した静止画の方が画質がいいので、元画像に静止画を使いました。
動画は暗くて小さい惑星表面など、静止画での撮影より動画の方が有利な場合に使った方が良いのかも。
これは、不完全ながら赤道儀で追尾して、カメラモニター画面の中でじわじわ動いてゆく月を10枚続けて撮ったものをスタックしました。
ISO感度1600、SS1/200秒ですが、1枚撮影ごとにカメラが自動で行うノイズリダクションのためにフレーム間隔が3秒ほど空いてます。
じわじわ動いているので、単純に10枚重ねるとブレた画像になってしまうはずですが、Lynkeosがきっちり合わせてくれます。
相変わらずスタック後の画像処理をわけもわからずやっているのでLynkeos作者およびわかってらっしゃるかたに張り倒されるかもしれませんが、まあこんなもんじゃね? と思った結果が右側の画像です。
解像感upというよりは、クレーターなど細部の陰影を強調するって感じですかね…
好みの問題とは思いますが鑑賞して楽しむ場合は、控えめにしておいた方が(爆)

一昨日、赤道儀の追尾が不十分と書きましたが、正確には追尾速度が少し遅い(月を追いきれていない)のでした。加速度センサを使った補正を検討中ですが、その前に試すべきことがありました。
ジャッキの現物からの採寸の見直しです。
理屈の上でのジャッキは単なるひし形ですが、現物にはフレームや歯車の大きさなどがあって寸法の取り方は一意ではありません。
そこで左図のように見直し、計算してみると右グラフのようになりました。
ここからは、例えば追尾スタート時点ではネジ送り速さ(すなわちモータ回転スピード)をもう20%ほど速くしないといけないことが読み取れます。
はじめに追尾速度が遅いと書いたのと符合しますね!
プログラムを修正して、できれば今夜、また試してみたいと思います。

昼間書いた通りのプログラム修正をしてみました。ついでに、モータも1/4マイクロステップモードへ。
(このモータは1回転400ステップなので、疑似的に1600ステップになります)
正解だったようで、カメラモニター画面の中で月の像がピタッと止まりました(^^)
いや本当は微妙に動いているのですが、追尾OFFのときに動く方向とは直角の向きなので、これは極軸が合っていないのだと思います。
台の底面は板のままアジャスト脚はまだつけていないので、水平が出ていませんし。
マイクロステップはもう一息、1/8マイクロステップまで頑張りたいところですが、回転が滑らかになる分トルクも落ちるので、もろ刃の剣です。
ひとまずRXA124とQX1と2kgの鉄アレイを載せて、1/4マイクロステップでは脱調せず、モニタ画面上で振動を感じることもありませんでした。
ここまで像の動きを止めることができると、望遠鏡と月の間にある大気の揺らぎを体験できますね。
最高のシーイングを狙って夏の夜明け前に活動する気持ちもちょっとわかりますw
調子を見ている最中に、飛行機の機影が横切りました。
前も一度あったので、実は意外と頻繁にあるのかもしれません。
とはいえ狙って写真におさめるほどヒマではないし、合成と思われるのがオチでしょうけれど。

今夜のです。ISO100、シャッタースピード1/15秒。
やっぱりRAWからパラメータをごにょごにょやっていますけど、元の画像自体、一昨日のよりよく撮れているのでモノクロにしてごまかす必要はないですねー。

このページネーションのはじめの方に、RXA124を入手してすぐ撮った月の写真(左)をあげています。我ながら18日で随分上達したもんです😝望遠鏡の能力の半分は接眼レンズの能力なのですね。

レイメイ藤井のRXA100という、RXA124の前に販売していた望遠鏡で月をコリメート撮影してブログにあげておられる方がおられました。>霧降る街で星をみる(2015.12.20)レイメイの望遠鏡
>http://kirihoshi.cocolog-nifty.com/blog/cat60060905/index.html
両機種はカタログスペックは同じですね。
コペルニクス、エラトステネス、アペニン山脈が写っている部分を拙作と比較してみました。私のは太陽の角度がちょっと高すぎて立体感に欠けるというところを割り引いても、しっかりピントがあっていないのが良くわかります(^^;
この差を見ると、口径76mmの安望遠鏡なんだし、こんなもんだよ、なんて言い訳はできませんよね。
引き伸ばすと画素の大きさとノイズ処理ではQX1にはまだまだ余裕があることがわかります。
思いついて、古いコンデジ:CaplioGXとビクセンのLV25アイピースでコリメート撮影してみたところ、やはりiPadをセパレートモニタにできるQX1の便利さは捨てがたいと思いました。ピンボケ具合も改善しません(CaplioGXの背面モニタに映る小さな月の像でピント合わせするのは無理ですね。カンです)
望遠鏡はほぼ同じ、接眼レンズやカメラの性能が影響しているわけでもないとすれば、もう、光軸調整を疑うしかないんでしょうかねー?

コペルニクス、エラトステネス、アペニン山脈が…とか言ってやけに詳しいじゃねーか、と思われるでしょうが、
こんな本を買ったので(^^)
タイミングよくこの8月13日に出たばっかりのようです。
RXA124だとやっぱり星雲星団や惑星は荷が重いと思うので(ネタとしてチャレンジくらいはするかもしれませんが)、天体観察の初心者らしく月を楽しむつもりでいます。