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Speed Wi-Fi HOME 5G L11で他社製SIMを使ってみる その2 5G編

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「Speed Wi-Fi HOME 5G L11で他社製SIMを使ってみる その1」
https://king.mineo.jp/reports/166140
では、4G LTEでの接続を確認しました。

さて、今度は5Gで他社製SIMの接続ができるかどうかの確認です。

ただ、私の自宅はまだ各社の5Gのエリアにはなっておらず、ソフトバンク回線だけやっと地図上ではエリアに入ったようですが、実際には5Gの表示が出ません。

このままでは、Speed Wi-Fi HOME 5G L11で他社製SIMでの5G接続が確認できないので、何としたものか考えあぐねていました。

本体の裏面を見ていて気づいたのですが、通常は100Vの交流の電灯線にACアダプタを使って接続しているわけですが、実際には「定格電圧:12V 定格電流:2.0A」ということで、直流で動いているんですよね。

これだったら、乾電池とかモバイルバッテリーで何とか動くんじゃないかという考えに至りました。人為的に直流の「定格電圧:12V 定格電流:2.0A」という状態を作り出せばよいわけですよね。






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いろいろ調べた結果、
・1.5Vの単3乾電池を8本「直列」につないで12Vにする方法
・モバイルバッテリーは大抵5Vで出力するのですが、それを12Vに昇圧する回路を組み込んだケーブルを接続して12Vにする方法
の2つがあることが分かりました。

(他に、直接12Vを出力できるようなバッテリーに接続するという方法もあるようですが、そういうバッテリーだとかなりコスト高になるので、今回は考慮していません。)

画像の左側のボックスは価格が500~600円程度、右側の5V→12Vに昇圧できるケーブルは1,000円前後でAmazonや楽天市場で購入できるようです。

画像左側の乾電池を使うタイプを最初Amazonに注文したのですが、納期が20日くらいかかるとのことでした。どうやら海外からの発送になるようです。注文してはみたものの20日も待てないなということで、金額的に大したことないので、楽天市場で国内業者からも購入することにしました。後で海外から届いたものは、中国からだと思ったら、何とキルギス共和国でした。驚きです。届いたものは、国内業者から購入したものとほとんど同一のものでした。





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それぞれ、Speed Wi-Fi HOME 5G L11に接続してみた画像を示します。

正常にランプが点灯して、動作確認することができました。

あとは、これを自転車かごに入れて、実際に各社の5Gの電波がつかめそうな場所に行ってみることにしました。5G対応スマホにSIMを入れて出かけていって、「5G」の表示が出た場所でSIMをSpeed Wi-Fi HOME 5G L11に移し替えることにしました。





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まずはpovo2.0のSIMです。

80~90Mbpsくらい出ているので、5G接続と考えてよいと思います。





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次は、IIJmioのドコモ回線です。

こちらも130Mbpsくらい出ているので、5G接続と考えてよいし思います。




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別の日に、楽天の5Gエリアに行って試してみたところ、432Mbpsと文句のない数字が出ました。ただし、場所を数メートル移動したり、本体の向きを少し変えただけですぐに速度が落ちてしまいました。そちらの画像は残していないですが、やっぱり5G接続は厳しいなと思いました。本当にピンポイントで電波をつかまえないといけないです。

ここでもう一つ、あれ?と思ったことがあります。このときはWi-Fiの電波を受けるスマホとしてはiPhoneを使っていたのですが、スピードテストのアプリが、Android機種とiPhoneでは表示が違っていたのです。こちらの画像にはWi-FiのマークとRakutenの表示があるので、間違いなくSpeed Wi-Fi HOME 5G L11での接続であることが確認できます。

ところが、Android機種では、そのスマホの5G機能で測定した速度なのか、それともWi-Fi接続で測定したものなのか、見た目では判断できないのですよ。「結果」のところを見れば表示されているのですが、メインの画像には表示されません。




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それでは、Speed Wi-Fi HOME 5G L11で他社製SIMが5G接続で使えるということの証明にならないと考え、後日、iPhoneを持って再度スピードテストのやり直しに行ってきました。

こちらがpovo2.0の測定画像です。Wi-Fiマークがきちんとありますので、Speed Wi-Fi HOME 5G L11での接続で間違いないです。




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こちらは、IIJmioのドコモ回線です。

最初は56.8Mbpsとパッとしない数字でしたが、少し場所を変えて再度測定したら109Mbpsと、それなりの数字になりました。






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こちらはLINEMOのSIMです。

100Mbpsにはちょっと達しなかったのですが、時間帯が時間帯なのでしょうがないです。

つい何も考えずにお昼近くに行ってしまったので、この程度となってしまいました。お昼時や朝夕のラッシュアワー時を避けたら、もう少し速い速度になったと思います。





ということで、Speed Wi-Fi HOME 5G L11では他社製SIMを使った場合でも5G接続できることは間違いないようです。

とはいえ、これ屋外で測った上での数字なので、屋内に入ったら、5G接続できないことはないかもしれませんが、これよりは間違いなく速度が落ちるであろうことを考えると、本格的に5Gが使えるようになるのはまだ2~3年先じゃないかと思いました。





6 件のコメント
1 - 6 / 6
据置型ルーターを外に持ち出してテストとか面白すぎるww
そのためにわざわざバッテリーの外部電源を用意するのも素晴らしいですね。
ともあれ色々とテストお疲れさまでした。
結果も興味深いですね。

ところで

>1.5Vの単3乾電池を8本直流につないで

は「直列」の入力ミスですよね?
okitaomote
okitaomoteさん・投稿者
Gマスター

>> YAKUN0290 さん

>は「直列」の入力ミスですよね?

はい、そうですね。ぼけた頭で書いていたので、全然気づきませんでした。
ご指摘ありがとうございました。
5Gも使えていいですね♪

このところ外出する機会が激減して活躍する場面はほぼないものの、同じ昇圧USBケーブルでL01sなら2.1A出力のモバイルバッテリー、若しくはシガライターソケットの変換アダプタの両方のパターンで車載有線LANで時々使います。
※DFS機能もあるしチャンネル固定も出来るので無線でも大丈夫なのですが…

5Gはエリアがかすりもしないため、mineo(au VoLTE)&L01sの組み合わせのままではや4年ですかね…この後も暫くはそのままになりそうです。
>>あとは、これを自転車かごに入れて、実際に各社の5Gの電波がつかめそうな場所に〜

ちょっと笑っちゃいました。
okitaomote
okitaomoteさん・投稿者
Gマスター

>> 永芳 さん

車で移動する場合は、エンジンがかかっているときはシガーライターソケットから、エンジンが停止しているときはモバイルバッテリーからというのが実際現実的でしょうね。

ただ、モバイルバッテリーの充電切れという事態もあり得るので、万全を期すため、今度はL01sで乾電池ならどのくらいもつか実験する予定です。(Speed Wi-Fi HOME 5G L11はまだまだ高く、5Gのエリアはまだまだ狭いため、自分では購入しましたが、他人には薦められないので、安価に手に入れられるL01sあたりが現実的かなと思っています。)
okitaomote
okitaomoteさん・投稿者
Gマスター

>> たまに活動 さん

何しろ5Gのエリアは狭く、秋田市内でないとすべてのキャリアの実験ができません。車で移動だと、車を停車させておくのに苦労するので、とりあえずチャリンコで移動することにしました。
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