Speed Wi-Fi HOME 5G L11で他社製SIMを使ってみる その1
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WiMAX2+用のルーターも5G対応型が出るようになりました。
私の自宅はまだどのキャリアの5Gエリアにも入っていないので5G接続は試せないのですが、とりあえずZTE製のSpeed Wi-Fi HOME 5G L11で4G LTEでの接続を試してみました。
これまでのWiMAX2+用のルーターはHUAWEI製もしくはNEC製だったので、設定画面がどのように変わっているのかの確認でもあります。
まずSIMの話をしておきたいと思います。
メルカリでSpeed Wi-Fi HOME 5G L11を購入したら、前の所有者がSIMを入れたまま送ってよこしました。
画像左側がWiMAX2+用のSIMです。au Nano IC Card 04 LE Uとなっています。形状はauのNano IC Card 04 LEと全く同じですが、ICCIDの一番最後にUが付いていて、UQ WiMAX社に提供されているWiMAX2+用のSIMであることが分かります。
画像右側は、mineo AプランのVoLTE SIMです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11の設定方法についてですが、基本的にこれまでと変わりありません。
スマホ又はタブレット・PCでSpeed Wi-Fi HOME 5G L11とWi-Fi接続します。
接続が完了したら、ブラウザを開いてhttp://192.168.0.1/と入力してログイン画面を出し、そこにパスワードを入力して設定ツールにログインします。
Wi-Fi接続のSSID及び暗号化キー、ログイン画面でのパスワードは、すべて本体底面に書かれていますし、その情報を書いた小さな紙も付属してきます。ログイン画面でのパスワードがIMEIの下4桁であることは、これまでのHUAWEI製と変わりありません。
APN設定の画面までの入り方を解説しておきます。
画像は縦に4枚貼り付けてあります。
一番上、ログイン画面にパスワードを入力して設定ツールにログインします。
上から2番目、このような画像が表示されますので、真ん中の「設定」のところをタップします。
上から3番目、「プロファイル設定」の項目が表示されますので、そこをタップします。
一番下、プロファイル設定の画面になりますので、「新規」のボタンをタップしてAPN設定を行います。
プロファイルは、初期値として「Internet」というのが1つあり、あとは合計10個になるまで新しいAPNが設定できます。UQ版のものだとあらかじめ7個まで入っていて3個しか新しく設定できなかったりするのですが、こちらは1個しか入っていなかったのでau版なのかな?よく分かりませんが、いずれ最大10個まで設定できます。
スマホ用の「ZTELink JP」というアプリがあり、そちらでもいろいろ細かく設定できます。
設定ツールに対するAPN設定はパソコンでやったのですが、スマホに入れたアプリを開いてみたら、きちんと登録できていました。
アプリは、Android用はもちろんですが、iPhone用にも出されています。
APN設定したプロバイダーは、
・mineo
・povo2.0
・rakuten
・iijmio
の4つです。
据え置き型のSpeed Wi-Fi HOME 5G L11では、楽天モバイルも使えるし、povo2.0も使えるようです。
ソフトバンク回線が入っていませんが、私の自宅が5Gエリアになるのはどうやらソフトバンク回線が一番早そうなので、5Gエリアに入ってからテストしてみるつもりです。
実際に接続できたことを証明するため、スピードテストを行った結果を示しておきます。
まずはmineoのAプランau回線です。
私の自宅の近くにはauの基地局が立っているのですが、それほど大したスピードテストの数字になっていません。むしろ対応Bandが多いスマホで接続した場合のほうがキャリアアグリゲーションが実行されるので速かったりします。
次は、povo2.0です。携帯型のWiMAX2+用ルーターだとたしかpovo2.0には接続できなかった場合もあったかと思うので、povo2.0にもきちんと接続できて良かったです。
次は楽天モバイルです。
前のタイプのWiMAX2+用の据え置き型ルーターではBand3に対応していなくて楽天に接続できなかったと思うので、接続できるようになったのは朗報だと思います。近くにある基地局は帯域幅5MHzのタイプなので、それほど速度は出ません。今回はたまたま20.4Mbpsになっていますが、スマホで接続した場合は平均10Mbps程度しか出ません。
最後はIIJmioのドコモ回線です。
下り11.2Mbpsですので、速くも遅くもありません。私の自宅はドコモ回線の電波が弱くていつもがっかりしています。
一通りやってみた感想として、5Gのエリアにならないうちは、こういう5GタイプのSpeed Wi-Fi HOME 5G L11を買ってもそれほど意味はないなと思いました。
実際に自宅が5Gエリアになったら、その2としてその報告をしたいと思っています。
まずはとりあえず使ってみたという報告でした。
『モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 700(n28) MHz, NR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78)/2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/800(B18) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHzで認証を受けている。』
らしいですよ。
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Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01はn41にも対応、技適で判明
http://blogofmobile.com/article/139190
povo2.0は、ZTE製のL11では使えるが、NEC製のL12では使えないそうです。
「なんかすいてた povo2.0が使えるKDDIルーター」
https://dottobatto.com/?p=772
きちんと調べて購入しないと、本当要注意ですよ。
おま環ですけど、L02とDMMレンタルのSoftbankSIM 14時ころでDL41Mbps UL11.19Mbpsでした。
pingもそこそこですけど、初速が遅くてちょっとキレが悪い気がします。
HUAWEI対応の「huaCtrPRO」ようなバンド固定などの管理が出来るアプリは ZTEの管理アプリの中には あるのでしょうか?
やっぱ(据置き)HOMEルーター利用での安定接続には環境に合ったバンド固定がするのがとても有効な気がします。
一つこの機種特有の特徴点があって、モードの切り替えによる対応Bandの切り替えが、
・スタンダードモード通信のとき B1/B3/B41/B42
・プラスエリアモード通信のとき B1/B3/B18/B41/B42
となっているそうです。試しにスタンダードモードにしてみても楽天のSIMでデータ通信ができますから、間違いないようです。
楽天モバイルの使えるエリアで、まだB3とB18の両方が使えるところでは、
・楽天B3だけ使いたいときはスタンダードモードにする
・au回線のB18も使いたいときはプラスエリアモードにする
といった使い分けができるようです。
スタンダードモードとプラスエリアモードの違いがBand18をつかめるかどうかだけだというのも、結構面白い話だと思います。
>> okitaomote さん
>スタンダードモードとプラスエリアモードの違いがBand18をつかめるかどうかだけだというのも、結構面白い話だと思います私のRakuten MNO環境は B18完全消滅でB3が安定化/高速化してくれたので屋内でもシッカリx4本ピクトになり、その気になればHOMEデータ通信による使い放題も可能になったのですが、やっぱ光ファイバー品質から抜ける覚悟が出来ません(笑) 次は数年後の5Gの普及待ちがチェックポイントです。