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知っていると良い制度

長文です。また相続の関係ですので、気軽に楽しくという話でもなく、好ましく無いと思われる方はスルーして下さいね。




ご存知ですか?法定相続情報証明制度【法定相続情報一覧図】

https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001331399.pdf

多分その状況ににならなければ調べることも無いと思いますが、この制度知っていれば大変役に立つ制度なのです。

相続の手続き上、戸籍謄本など多くの場面で必要となって来ます。
【法定相続情報一覧図】は被相続人と相続人の関係を法務局が認証し公的書類として利用できる制度です。無料で作成出来、原本は法務局で5年間保存されますので、認証から5年以内で有ればその写しを必要に応じて必要な部数無料で交付・再交付してもらえます。

さまざまな金融機関、役所で使えます。
①預貯金の相続手続 
②保険金の請求、保険の名義変更手続 
③有価証券の名義変更手続 
④自動車の名義変更手続⑤不動産の相続登記手続き⑥相続税の申告手続き等
※100%では無いと思いますので事前にご確認ください。



身内が亡くなった際に実際に作成・申告してみました。以下はその時の記録です。


①被相続人の戸籍の収集
被相続人の死亡時の本籍地にて戸除籍謄本、改正原戸籍謄本(コンピューター化される前の戸籍)、住民票の除票など市役所で取得します。除籍が反映されるのに死亡届を出して1週間程度かかるので我が家は介護保険証の返却や後期高齢者の資格喪失届などの際に市役所にて取得しました。
死亡届を出した時点でマイナンバーカードは無効となりコンビニでの手続きは出来ません。

※市役所の方には出生から死亡時(ここ重要)までのセットが必要と伝えます。相続相談係の方にお世話になって(昔の戸籍は達筆過ぎて判読不明)従前本籍地が判明し全ての証明書を収集出来ました。郵送による手続きも可能です。

戸籍の収集に関しては高山市のサイトが見やすかったのでURLを載せておきます。

https://www.city.takayama.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/378/sibou_koseki.pdf


②相続人全員の戸籍謄抄本と住民票収集
一覧図への相続人の住所の記載は任意なのですが、記入することによりその後相続人の住民票などが不要となるケースも有るので取得しました。マイナンバーカードが有ればコンビニでも取得可能ですが、役所にて事前に手続きの必要も有りますので確認されるとよいです。
 

③法定相続情報一覧図作成
法務局のサイトよりダウンロード

https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/page7_000015.html

戸籍謄抄本、住民票に記載された住所のとおりに記入作成すれば良いので難しくも無いのですが、注意点としましては都道府県から記載するという点ですね。(記載漏れで確認の電話が来ました)


④申請書作成
法務局サイトより申請書ダウンロード

https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001331400.docx

申出人は誰でも良いのですが、再交付の場合は申出人が手続きをします。他の相続人の場合は申出人の委任状が必要となるようです。
※被相続人の不動産の所在地欄に関しては保有する全ての不動産を記入する必要はなく一つについて記入すれば良いそうです。



⑤法務局へ申し出
申出先は下記いずれか
(1)被相続人の本籍地(死亡時の本籍)
(2)被相続人の最後の住所地
(3)申出人の住所地
(4)被相続人名義の不動産の所在地

コロナ禍の密を避ける意味でも待ち時間を少なくする意味でも是非予約をして欲しいそうです。もちろん郵送による申請も可能です。

⑥受け取り
窓口受け取りか郵送です。
追跡可能なレターパックが便利です。
申告の際に必要事項を記入したレターパックを渡しておきます。(追跡番号シールは剥がして手元に保管しておくと良いです)写しは1週間程で手元に届きました。


この制度を事前に知っていたおかげで役所で戸籍を取り寄せる手間と費用を省け、書類の束を持ち歩く回数も最低限で済み、親族の重要書類を預かる心的負担も軽減されました。また戸籍など原本の返却を待たずに金融機関の手続きや年金関係の手続きなどが同時に進められとても便利でした。



素人の一体験談ですので間違いもあるかも知れません。こう言った制度がある事を知っておくことも良いですよね。


委任状による代理人申請も可能です。有料ですがその道のプロですから利用されるのも良いですね。ただし作成費用の他に実費(役所への発行手数料)は別途必ず必要ですし、戸籍収集にかかる費用や交通費なども請求されることも有るそうですよ。


15 件のコメント
1 - 15 / 15
体験談ありがとうございます。この制度は名前だけは覚えがあるレベルだったので、忘れないうちにお気に入りに入れました😊
めんどくさいので、相続は裁判所で放棄してますが、先日事情あって叔父の相続を私一人で相続して税金やらでとても面倒でしたので、司法書士さんへお願いしました
なるほど、都度ではなく一括で手続きが可能になったんですね。
10数年前に不動産の相続を司法書士に依頼すると5万円かかると言われたので、自分でやりました。

>> saru2@まいにちやらかし🤣 さん

少しは皆様の参考になるかなと思い投稿しました。

>> ⊂(•ꎴ•)⊃アフリカミドリザル さん

葬儀費用やお寺さんのこと、大量の服、持ち物の多さも有っての処分費など今後お金もかかると予想しました。代理人の方に全てお任せしお金で解決すれば済む話なのですけれど、それなりに費用も掛かりますし、調べていく中で法定相続人情報一覧図は自分達で出来るねと判断してダメ元で作成してみました。
相続人が判明していない場合は代理人にお任せした方が良さそうですね。

>> Z5 premium さん

私の書き方で勘違いさせてしまっていたらすみません。

一括手続きが何を指されているのか分かりかねますが、法定相続情報一覧図の写しと申請者の実印の印鑑証明書、この2枚を提出するだけで金融機関への残高証明発行手続きなどとてもスムーズに済みました。生命保険の受け取り手続きも簡単でした。

金融機関によっては戸籍謄本など発行日から〇ヶ月と有効期限が決まっている場合も有るそうです。戸籍関係、特に改正戸除籍謄本などは1部取得するのに750円かかり、転籍を繰り返している場合はいくつも取得しなければならず費用も嵩みます。
そう言った点ではこの写しを作成しておけば費用も少なくて助かる制度だと思いました。
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
公証役場のお世話ですわ。
家裁に資料置いてますね。
地域が違うとそれもないかな。

>> 退会済みメンバー さん

家裁にも資料が置かれているのですね。
税務署に相談に行った時にこの制度のことを教えてもらいましたよ。
チップ貰えるように設定してくだだいね。

>> せやちゃん さん

mineoと契約がないのかもしれません。
こんにちは。
四年前に義父が亡くなった時に、葬儀社の方がこのパンフレットをくれました。
で、そのパンフレットを義父がお世話になっていた税理士さんへ見せたら、「この制度を使ってもそんなに簡単には一括化できないので、申請するだけ無駄足になる」と言われ、やめました。(田舎なので法務局に行くのも大変)
相続の手続き(保険・銀行口座など)は、義父の謄本などの書類を集め済ませました。
正確に言えばまだ義父の資産の一部の名義はそのままですが、それらはほぼ価値がないものなのでそのまま見ないつもりで。
興味深々な話題です♪
情報提供ありがとうございます。

先に準備しようかなと思いましたが
これ生前に準備することはできないんですね(^^
http://www.koseki-souzoku.com/15301472764434#:~:text=生前(相続発生前)に,発生後のみ、となります。

>> せやちゃん さん

以前は回線契約していたのですよ。
チップは是非他の方の素敵なコメントへ

>> HAYA さん

そうだったんですね。

証券会社も銀行も生命保険も今のところこの一覧図で手続き出来てます。

その先で他に書類が必要になっくるかもしれませんね。

うちは市役所も以前の市の支所も法務局も全てが近くに有りましたので助かりました。

実費で済んでいます。

>> かごめそーす@🐾 さん

取り寄せる戸籍謄本関係は死亡後の書類ですので、できることといえば本籍地がどこなのか以前はどこだったのか家族で情報を共有することかと思います。


戸籍謄本は取る機会ってそんなにないですよね。家族でも話題になる事ないと思います。
親からも聞いて子供達にも伝えておく、それだけでも良いのではと思います。
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