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とうとうドコモも4G周波数の5G転用を開始、今年春から

報道発表資料 : 5Gサービスのエリア展開を加速(NTTドコモ)
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2022/03/11_02.html

転用対象となる周波数帯
・700MHz(バンド28→n28)
・3.4~3.5GHz(バンド42→n78) (n42というのは無く、4G バンド42が5G バンドn78に内包されている)

もともと4G周波数の5G転用は、ドコモに先んじてau(KDDI)やソフトバンクが実施していますが、ドコモは「速度面でのメリットがなく、優良誤認になるおそれがある」「まだまだ4Gユーザーのほうが多い」という見解を示していました。
それもあって、ドコモはこれまで、5Gエリアは5G専用周波数(3.7GHz・4.5GHz・28GHz)だけで展開することを貫いてきました。
しかし、5Gエリアの境界近くにて、パケ止まりの不具合に悩まされるという有様。一方、4G周波数を転用していたauやソフトバンクにおいてはパケ止まりがほとんど起きていないという皮肉。
5Gエリアの境界をなくす(=エリアを広げる)には、たとえ4Gからの転用であっても、低周波数帯の電波は必要不可欠です。

また、これは5G NSAからSAに切り替えるための布石でもあります。

ドコモも700MHz帯を5G転用へ
https://king.mineo.jp/reports/146128

上記掲示板でつきこうさんも書いていますが、5G SAのメリットである低遅延・同時多数接続を実現するには、4Gではなく5Gで繋げられるようにしないといけません。つまり、SAが始まれば転用周波数帯にも意味が出てきます。
なお、ドコモの一般消費者向け5G SAの提供開始は今年夏を見込んでいます。

ドコモも消費者も、速度ばかりに気を取られすぎた結果がこれだと思います。
「なんちゃって5G」という言葉といい、ほとんどの人は速度しか見ていませんよね・・・

ちなみに、ドコモも4G周波数転用の予定が全く無かったわけではなく、当初は2021年後半から始める予定でした。→
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2010/29/news159.html

◆関連記事
ドコモが今春「4G用電波→5G」転用スタート、24年3月にカバー率90%超(ケータイ Watch)
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1394743.html

NTTドコモ、4G用周波数帯の5Gへの転用を今春より実施!まずは700MHz帯と3.4〜3.5GHz帯から順次。5Gエリアの拡大を加速(S-MAX)
https://s-max.jp/archives/1814271.html


6 件のコメント
1 - 6 / 6
ドコモは他の2社を
なんちゃって5Gと言ってたのに(笑)

孫さんに、ネタにされそうですね。
お役所体質のドコモなので仕方ないですね
ドコモは、4G転用周波数が無い影響で、5Gエリアの端で通信が不安定になりやすいという話がよく出るのでそれを改善する目的が大きいのかなと思います。

これで3社横並びに近くなりましたが、他社より遅れて4G転用する事となる為、暫くは不利な状況が続くかもしれません。
・700MHz(バンド28→n28)
・3.4~3.5GHz(バンド42→n42?)→n78のようです。最大80Mhz幅は強い。
3.4Ghz帯ってもともと速いので、転用してもなんちゃってにはならないと思います!
700Mhz帯は速度的にはなんちゃってですが、5Gは速度だけでなく低遅延と同時多量接続も重要です。今、3G回線でパケット放題を使うと、1.5Mbps出ていても遅延で遅く感じます・・・
私が一番気になるのは、N78非対応かつN77対応端末でN78が使えるかという点です!
これは、N77がN78を内包している点です。
5G大国アメリカでもエリアの殆どは4G転用、
ドコモ言う所のなんちゃって5Gとなっているそうですし
エリアと使い勝手ならそこから進めていくしかないのかも

エリア跨ぎのフン詰まりがなくなれば5Gも使ってやるよ!って人も
都内などドコモ5Gがある程度整備された都市部には多そうですし
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