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野菜の値段、地域格差が大きくなっている理由。

物流.png

昨日農協で灯油を買いに行った時の話です。その日は冷え込んだ日が続いた影響か、いつもより灯油を買いに来る人が多く、給油係の方も忙しそうでした。

私は「忙しそうですね」と話しかけてみました。係の人が言うには、

「忙しいのはこの時間帯だけで、後は結構暇だったりしますよ」

との事でした。私が何気なく話しかけた事を切欠に「最近の燃料が高い話」から思わぬところに影響が出ている話になりました。その話とは、

「燃油高による物流コストが上がっているため、生産地(主に野菜等)と消費地との価格差が大きくなっている」

と言う物でした。

物流コストが上がると生産者側にとって場合によっては赤字になります。これは想像に難くないと思われます。そうなると近場で安く卸すか文字通り「畑で潰す」事になるわけです。

ニュースでは時々野菜が値上がっていると言う報道が流れる時もあります。それは需要が大きいというよりは、店頭価格に高止まりしている燃油代が転嫁されていることが大きな要因です。そんなわけで近場に生産地がない自治体に住まわれている方にとっては、家計に大きな負担となっていることでしょう。

私の住んでいるところ地元で採れるものに関しては、例年より安くなっているな感じました。消費者側としては嬉しいですが、これが長く続くと生産者の中には廃業してしまうところも出てくるため、長い目で見ればあまり良いことでも無さそうです。

まだまだ現代文明は石油に大きく依存しています。その為産油国のさじ加減で値段が大きく上がったりしてしまいます。完全に石油を使わないというのは難しいですが、少しずつでも依存度を下げるようにすることが今の日本にとっては必要なことなのでしょう。


11 件のコメント
1 - 11 / 11
やはり「地産地消」を推進すべきなんでしょうね。
後は国内生産率を高めるとか。
ポケモンGoのスポットで地域格差がすごかったなぁ。
近所ではありませんが、おもしろい農園があります。
お金を払い終わると、畑を指さして「どれでも好きなの取って行きな」と言われます。

帰ってすぐに食べると、まぁ何と美味しい事か。
もぎたて野菜ならではの味が楽しめます。
(^^)v
sawamental
sawamentalさん・投稿者
ベテラン

>> いいや見てない@眺めただけだ。 さん

コメントありがとうございました。
先代まで専業農家だった実家からすると、農協などに卸すのははっきりいって笑っちゃうぐらい安い値段なので、消費者が直接来てくれて買い取ってくれるというのは嬉しい限りなのでした。
sawamental
sawamentalさん・投稿者
ベテラン

>> C.W. さん

コメントありがとうございました。
一昔前までは農家の戸数が多く大規模農業をしにくい環境でしたが、土地を手放す農家が増えてきた今こそ、企業が買い取って大規模且つ組織的な農業をするチャンスだと思えるのです。国内生産率も高められそうですし、同時に食の安全もある程度は担保できます。
sawamental
sawamentalさん・投稿者
ベテラン
コメントありがとうございました。
この話をそのまま受け取ると中国の方が大量且つ高価格で卸せると言うことなのでしょうかね?価格は一緒だとしても扱う量が多ければその分だけ経費は抑えられるという理由からかもしれませんが。
sawamental
sawamentalさん・投稿者
ベテラン

>> 青空曇空雨ですか@ニックネームは忘れた さん

コメントありがとうございました。
ポケモンGO、私もプレイしたことあります。私の地域ではまだ良かったのですが、文字通り田舎だとポケモンも出てこないし、ポケストップもないしでゲームどころじゃなかったと聞いたことがあります。
日本で物の原価を知ったら何も買えませんね、人件費が上がると価格に転化されるし困ったもんですよね!
海外では「フードマイレージ」という言葉があります。

日本国内ではあまり耳慣れない言葉ですが、簡単に言えば「原産地から消費地まで、どれくらいの距離を移動してくるのか?(CO2排出量の多少を現した数値。もちろん『遠方から持ってくればCO2排出量は増える』ことも挙げられる)」を表した言葉です。

●トピックス ~環境問題と食料・農業・農村~ (3)環境保全に向けた食料分野での取組(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h22_h/trend/part1/topics/t3_01.html

日本は諸外国に比べて「ずば抜けて高いフードマイレージを毎年記録」してます。
海外からの輸入食品も多いので、余計にこういうコストが転嫁されますけど、あまり意識してる方はいないですねえ。

逆に国内でのフードマイレージを算定してみると、逆に「必要以上に遠隔地から輸送してきている食品があるのではないか?」とか、便利さに掛かるコストを消費者がきちんと見ているのか?など、ある意味「今まで目を瞑っていたことが歪として顕在化してきた」とも言えます。

とはいえ色々と美味しいものは食べたいでしょうし、このギャップをどうやって埋めるのかを真剣に考える時期に来ていると感じます。

※我慢しろ、とかそういうばかばかしい言質ではなくて
 「そんなに遠くから」もしくは「そんな頻回に供給」されないと
 皆さんそんなに食に困るんですか?、だと感じるんですよ。
 地のものを食するということも一つの選択肢として
 うまく生活に取り入れるのが賢明だと考えています。
>>「燃油高による物流コストが上がっているため、生産地(主に野菜等)と消費地との価格差が大きくなっている」

数年前に生産地域から都会へ転居し、ひしひしと感じております。(以前の地域で購入していた産地の物は現居地でも購入可。)

転居したての頃、以前と同じように買っていたら野菜・果物の費目がup↑↑↑で驚きました。
単価数十円の違いが積み重なると大きいです。
しかもこちらで食べてみて、ん?何かが違う?で、
地産地消のアドバンテージにかなうものはないなぁと思うのでした。
日曜菜園で人参、白菜、キャベツ
、ネギ、大根、ほうれん草など畑で取れると
スーパーでほとんど野菜かわない。
逆に近所から、うちの大根とキャベツの味比べてみ!とあるのに来る。
田舎あるあるです。
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