唐橋さんに憧れて。

他人様からよく
「大変そうね」
「なんでコンタクトにしないの？」
等々、言われ続けて何年経っただろう。

当の本人は『眼が悪くなったんだから仕方ないでしょ』とフツーに眼鏡生活。
あれ、小学校の頃だ。たぶん。
身体検査みたいなヤツで急に引っかかって、病院で再検査やら何やらであっという間に眼鏡ライフが始まった。
親族に眼鏡をかけているヒトがいなかったのもあって、母親は当時、自分を相当責めたそうだ。（本人談）
『この娘が今後苦労しながら生きていくなんて…私は不憫でならなくて…』みたいな話をずっと聞かされて生きてきた。
ちなみに彼女はここ数年、老眼ではなく近視で眼鏡をかけている。
娘が不憫だって思っていただの何だのって言う話を今になって聞かされても、何も心に響かない。

母親のことはどうでもいい。今日はアタイの眼鏡の話。
基本的に２４時間３６５日必要なもんで、寝ているとき以外は眼鏡を常時使用。
子どもの頃は親に言われるがまま。自分の好みでフレームを選ぶなんて論外だった。
ところがどっこい。
学校を卒業して、ある程度自分でモノ買いのお金をコントロールできるようになると、フツーのヒトとは違うモノが欲しくなる。
で、当然似合いもしないのに有名ブランドに手を出したり。
それで女子力が上がるわけでもないし、高いモノを買ったからといって長持ちするわけでもなく……
なので、最近は安物をちょくちょく買い換える戦術にしていた。
大阪市内に、眼鏡を三本同時に拵えたら五千円（単価ではなく総価！）から（フレームのグレードを上げたら割り増しとか、レンズの厚みを圧縮したら割り増しとかいうルールはある）のお店で眼鏡を買ってたんだ。

でも、何か違和感がある。
消耗品と割り切っていても、何か違う。
アタイの悪い習慣だ。若い頃に懲りたはずなのに…
『他人さまと違うことをしたい。違うモノが欲しい』
ネットで面白半分に『眼鏡　有名人モデル』で検索。
で、出てきたのがこの眼鏡。
ベルギーの『Theo』というブランドだそうで。
キャスターの唐橋ユミ女史がかつて使用していたモデル。
（Twitterのアイコンにその痕跡がある）
その色違いモデルをあちこちから（eBayで世界各国から取り寄せた！）訳あり価格、安値で収集したのがこの子達だ。
気に入っているんだけど、似合うかどうかは別の話。
彼女のように、知的でありたい。
彼女のように、美しくありたい。
まあ、そんな憧れで買い集めちゃったわけです。

・OA作業用
・車を運転するときの視力バッキバキ用
・そのサングラスバージョン

『老眼鏡じゃね？』と思ったアナタ。
生きていることを後悔するくらい強く反省して下さい。
ちなみに、
映えるかどうかっていうと……
阿佐ヶ谷姉妹より、
高橋留美子先生の自画像より、
地味なアタイの眼鏡なんか誰も見ていませんよ。