MVNOの台所事情の分かる記事
ロイター記事より抜粋:
http://jp.reuters.com/article/analysis-mvno-idJPKBN0TZ1KQ20151216?sp=true
…MVNOは大手携帯電話会社からネットワークを借りてサービスを提供しており、その接続料はNTTドコモの場合、10メガビット/秒で94万5059円。MVNOにとってはここに何人のユーザーを入れるかが戦略上重要で、例えば2000人なら1人当たり約472円、3000人なら約315円が仕入れ原価となる。多く入れれば儲けが増えるが、その分スピードが遅くなり、「安かろう、悪かろう」となる危険がつきまとう。
…MVNOは必要帯域を見積もる際、契約データごとのトラフィックパターンを重ね合わせ、ピークがどれくらいかを算出する。ピークに合わせて借りるのがベストだが、それだと採算がとれないため、一定のところで線引きせざるを得ない。「1500─2000人程度が適正で、3000人だと遅すぎて使いものにならない」(MVNO幹部)。仮に2000人だと原価は472円。これに1回線当たりの管理料や場合によっては基本料の10─20%が販売代理店へのインセンティブとして上乗せされる。「これを最低900円とかで提供するのだから、ユーザーが数十万件はいないとビジネスとして成り立たない」(同)という。
…総務省有識者会議がまとめた報告書が「開放を促進すべき機能」として協議の加速を求めたのは、大手携帯電話会社が保有する加入者管理機能。HSS/HLRと呼ばれるこの機能は、電話番号や契約内容、位置情報などを管理する、いわばネットワークの心臓部に当たる。仮にこの機能がMVNOに開放されれば、MVNOは独自にSIMを発行したり、海外ローミングや独自の音声サービスも提供できるようになり、サービスの幅を広げることができる。
…生き残りを図るMVNOにとってはまさに歓迎すべき提言のはずだが、一部大手を除いて反応はいまいちだ。投資に「最低でも2ケタ億円」(MVNO関係者)かかる上、組織や技術面でも対応に限界があるため、「おいそれと接続できる話ではない」(同)との声が出ている。
…電話番号を持てば、番号規則や報告規則などの対応が必要となるほか、緊急通報、災害時の重要通信の確保(優先接続)、通信傍受のための捜査機関対応なども必要となってくる。HSS/HLRでトラブルが発生すればネットワーク全体に影響が出る可能性もあり、技術面での対応も迫られる。
…「仕入れ値に数十円上乗せしてサービスを提供している身からすると、このコスト負担はかなり厳しい」━━。別のMVNO幹部はこう打ち明ける。
…先のMVNO関係者は「確かにHSS/HLRを持てば可能性は広がるが、それで大手キャリアと同じサービスを少し安くして提供するだけなら未来はないだろう。例えば音声定額サービスも報道されていたが、音声に対するニーズが低下する中で、MVNOユーザーが本当に求めているものなのか、よく考えないといけない」と話す。
→ユーザーのニーズを全て取り入れていくと、結局は大手キャリアとあまり変わらない料金体系に近づいていく、差別化を図るためには「音声関係を割り切る」といった戦略が必要だという話。
→ユーザー側が自分にあったMVNOあるいは大手キャリアを選択すれば良いだけの話なので、MVNOが大手キャリアと同じ品揃えを目指す必要はないし、逆に独自色がなければ選ばれない。
→mineoはどの路線を選ぶのか?、これからの1年が勝負になりそうですね。
一契約の利益が、月270円。
10万契約で2700万円。
月4000万円くらいかな。
設備投資にどれくらい投入してるんでしょうか?
ほぼ、とんとんのような気もしますが。
音声接続狙うなら100万契約取らなと厳しい台所ですな。
Dプラン開始のころ運営が100万狙うの理解出来る^^;
すると、800円×6万5千=5200万円が一ヶ月分の減収となり、その少なくとも六ヶ月分の3億1200万円がトータルの減収になります。
mineo大丈夫かなあ…
今後は吸収合併が起きたりするんでしょうかね〜
遅かれ早かれ淘汰の時期がくるということでしょうか…。
あとは僕らが見ているのはMVNOですが、実際はMVNEの覇権争いだったりして…(^^;
MVNEは僕らが触れるより少ない社数ですもんね。
mineoiij かもよ( *´艸`)
eo光があるから億単位の先行投資が出来るので大丈夫だと思う。
>実際はMVNEの覇権争いだったりして…
MVNEって何社あるんでしょうか?
OCNとIIJとmineoと…
>mineoiij かもよ( *´艸`)
いやまあどちらが先かという話ではなく、iijmioの中にneを足したらiijmineoに早変わりするというだけの話で、深い意味はありません…😅
今 タンク見たら499GB!!!
24時間内で500G達成してしまう( ゚Д゚)
この勢いは、何かの武器にならないかな。
ドコモ系個人向けMVNOですと,
OCN
IIJ
mineo
b-mobile (日本通信)
Freebit
BIGLOBE
So-net
NTTPC(InfoSphere)
FENICS(富士通)
ってとこですかね。
mineo→BBIQ au回線提供してます。
BBIQ・・・あんまり知らないなぁ(^_^;)
結構あるんですねえ。
しかし、MVNOはさらにこの3倍くらいありそうですね。
mineoには要望の取り入れをバランス良くやって欲しいところです。ユーザーの数だけ要望がありますから…。
前から思ってたんですが、ピークの時間帯はパケット消費量が二倍だけど、トラフィックが低い時は1/2とかのプランもありじゃないかなーと。
ピークの時を他の時間に分散させれば、もっと人が押し込める=コストダウン、になりそうなのに。
おっしゃる通りだと思います。
結局のところ、最終的にユーザーは大手キャリアと同じサービスを要求するようになるのは目に見えていますからね。
それって、フィットネスジムの会員料金システムに近いですね。
夜間のみ会員とか、平日のみ会員が割安になってるやつです。
それと同じことを、システム構築にお金をかけずにできると良いのですが…
ざっと数えても3~4倍くらいある様に思います。
MVNE提供されていてもFreebitのYourNet MVNO Packのように事業者独自のAPN設定ができて判断が困難なものもあったり,MVNE元が途中で変更されたりもあります。
やはりMVNOは30社くらいありますか。
「大手3社で95%を占め、残りの5%を30社でシェア」という構図から、せめて、「大手3社で70%、残り30%を10社でシェア」くらいには改善したいところですね。
「MVNOサービスの事業者数は 170 社(前年同期比+15 社)と増加傾向となっています。MNOであるMVNOを含めると 175 社となります。」
(下記資料から抜粋)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000362104.pdf
情報有難うございます。
MVNOが170 社ですか…物凄い数ですね。
これは淘汰されるのも時間の問題でしょう。
また、同じ資料には、「MVNOサービスの契約数3万以上の事業者 25 社のうち、契約数 10 万以上の 事業者は 18 社、契約数 50 万以上の事業者は5社」ともあるので、契約数 10 万以上でやっと一人前、契約数 50 万以上で生き残りライン到達、といったところでしょうか。
と思います。
私が契約する際mineoを選んだ理由で大きいのはこの部分です。
資金的に余裕のないMVNO事業者だとドコモやauとの接続帯域を絞って遅くなる
リスクがありますから(^^;
例え遅くなってもしっかりネットワーク増強しているmineoは安心感が
あります。(^^