行動経済学から考える無限繰り越し、フリータンク
繰り越しやフリータンクの話題が盛んですが、この問題を心理学や行動経済学から考察してみました。
例えば...
失うことの恐怖を逆手にとる心理効果「保有効果」とは?
http://xn--28jyap6d.com/retention-effect
ほかにも得るよりより失う方が苦痛というトレーダーにはお馴染みの「損失回避」とか、心理学や行動経済学などで似たような実験結果も検証されています。
もし「無限繰り越しができなくなる」となると「得られていある種の権利や既に得ている数ギガの容量を失う」のでネガティブに働くことは充分に予想されます。
逆に上記URLにあるように、現行の繰り越しは容量をため続けられることで、他のMVNOと比べ、ユーザを失いにくい仕組みとなっていると思います。
契約当初は1GBで800円程度のmineoですが、10GBまでため続けることで、10GBが800円程度と錯誤する心理効果になっている可能性も。
広告では「ユーザ取得コスト」というものを計測したりもしますが、ユーザ取得コストや維持コスト(退会抑止)を考えると、ネガティブな意見も多いこれらのシステムは会員制ストック型ビジネスのmineoにとっては、意外にコスパのよい施策という可能性もありそうです。
13 件のコメント
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>ユーザを失いやすい仕組みとなっていると思います
ここがよく理解できませんでした。
できれば解説をお願いします。
ごめんなさい。
単純な書き間違いなので、修正しました。
強いて言えば、ヤフオクでエンパケやパケット売る方達、面倒クサイこと良くやるなぁと思いますが、併せてmineoの広報してくれていることを知りました。
ひょっとしてフリータンク、諸行無常さんの言うように、契約者に全てに1GB永久増量して、フリータンク廃止も維持管理費が無くなるから、有りかもね?
タンク話もさすがに食傷気味ですよね。正邪の分断を声高に叫ぶもの、終末の到来に怯えるもの、笑うもの、神の到来を待つもの、どこかのニュースに取り上げられて喜ぶもの、実はしたたかな計算ずくのプロモーション戦略だと見抜くもの、疑うもの、それぞれです。
でも、それらももう飽き飽きしました。もはやどーでもよい過去のお祭り騒ぎになってしまったのです、私には。そこに、トッチンさんの切り口は新鮮に見えました。十分に。なんで踊らされとんのか、なんでイラっときたり、おどおど周囲の反応を疑ったりしてるんか、あーひょっとするとこういう心理かもな、こういう心理を狙って図ったことなん?などなど、想像たくましくさせてもらいました。
だから、ありがとうです。こういうスレッドなら、あちこち乱立しても、私は見てしまうかも。間違っててもええねん。こういうのも「楽しむ」ってことやないかなぁ。なあ教授。
了解です。
そのうえでコメントですが、「損失回避」によるユーザー囲い込みツールとしては、フリータンクではなくてパケットギフトですね。
フリータンクは1GBまでですので、とても全ての繰り越し容量をため続けられません。
そういう意味では、パケットギフトによる無限繰り越しは、mineoにとって出血大サービスという側面だけではなく、「損失回避」によるユーザー囲い込み効果があるというご意見には深く同意致します。
大変興味深い情報を有難うございました。
行動経済学から考えると、フリータンクはやはり、余ってしまって消滅する運命のパケットを「もったいない」と思い、捨てるよりはタンクに入れたほうが「まだ活かせる」と考えての行動なんではないでしょうかね。
>パケットギフトによる無限繰り越しで10GB以上貯めているユーザーは結構多いと思いますが、それらの方はそれこそ「損失回避」のためにもmineoを離れられないでしょう。少なくとも使い切るまでは…
ほんとそうですね。貯めだすとなんかもったいないなという心理が働いて、どうするのが一番安いかというところまで頭が回らないというか。
実際のところ、貯金好きさんたちは有り余るパケットを即捨ててよそに移ったほうが安上がりというパターンが多いはず。私もですがね…
フリータンクの制限で貯めにくくなった場合、この人たちがハッと気づいてぞろぞろと…てなったりしたりして。
MVNOキャンペーンシーズン間近でよそにも移りやすいでしょうし。
確かに。
ポイントで繋ぎ止める楽天カードみたいなもんですね。
むかーし、財布の中に3000円しか入ってなかったら、上司にえらい叱られたで、お前なにかあったらどないすんねん、ってな。
何かあったらの何かってなんですか?って聞いたら、そらー、あれやないかい、おねーちゃんと、あれや…っていうてたで。
?ん?関係ない…こりゃまた失礼さん
(sutakorasassa…)