『情報は1冊のノートにまとめなさい』本の紹介&私の読み方
最近読んだ本の紹介です。とても参考になりました。
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『情報は1冊のノートにまとめなさい』
著者:奥野宣之
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2013/11/29
ISBN:4478022003
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著者の奥野さんは、ジャーナリストです。略歴等はAmazonでどうぞ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00H286CMS/
情報を1冊のノート(紙)にまとめよう、という趣旨の本です。デジタル化の流れの中で「紙の」ノートにまとめる、というのは後ろ向きな発想だと思われるかもしれません。実は私も、そのあたりのことが気になりました(電子化している情報はどうやって紙にまとめるんだろうと思いました。)。
以下は、私なりの感想です。
インプット、アウトプットという作業があるようです。まずはノートテイクがインプット作業です。何でも1冊のノートに書いていきます。電子データは、紙に印刷してノートに貼るようです。そして、たまった情報をもとにして(ノートをもとにして)アウトプットしていくのですが、紙のノートを自在に参照できる仕掛け「索引化」という作業をなさっています。手書きのノートをスマホで取り込んだり、スキャンしたり、ということはしません。面倒だからだそうです。確かに、スキャン作業は地味でつらい作業だなと思います。後で検索データベースとして利用するには、文字データとして落とし込む必要もありそうです。なので、それはしない。9割はアナログでも検索できるそうです。そのテクニックが紹介されている本でした。
タイムライン順に、ただ書き綴っていく。目次をつける。フラッグをつける。小口をつける・・・過去1、2年程度なら、アナログ検索で探し出せますが、数年前の情報を探すのは、さすがに探せないそうです。そこで「索引データ」というものをエクセルで作っているそうです。これもなかなか大変そうだな・・・と思いましたが、それでも、すべてを電子化するよりはラクそうです。紙だけなく、また、電子化されたデータだけでもなく、二刀流で情報整理するんだなと思いました。
私はわりと、セグメント別に管理していくのが好きでしたが、最近は、コウモリ現象や、家なき子現象が起こっていました。また、分類分けしたノートを探す手間も増えてきました(どのノートにメモしたんだっけ?という問題)。・・・コウモリ現象とか、家なき子という単語は、野口悠紀雄さんの『「超」整理法』に出てくる言葉です。この本も、とても参考になった本でした。
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今回の本のような「知的生産」関係の本や、短編集、エッセイ、写真、料理本などを読むとき、私はこんな風に読んでいます(なんとなくですが、自分なりにルールがあります)。
●本についている帯、カバー、補充カード(しおりのようなもの)アンケートのような葉書などを取り除く。
●最初の10ページ程度をぎゅーっと折り目をつける(開きやすくするため)。
●目次を読む
●前書き・後書きを読む
●著者紹介を読む
ここまでしてから、目次にもどります。あとは好きな箇所からランダムに読んでいきます。読みたい個所がなくなったら、あとは最初から順に読んでいきます。順序が大切な物語系の本の時は、おとなしく最初から順に読みます。
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奥野さんの本は、実例紹介が多く(写真も含めて)わかりやすかったです。1冊のノートに全部を書くのは、シンプルでいいなと思いました。
私は百均とかで安物ノートを大量に買いますが、使うのは最初の数ページのみです。
次に使いたい時には見付からないので、また新しいのを使います。
大掃除の時には使い掛けのノートが大量に出て来ます。😭
きちんとまとめられる人は尊敬しちゃいます
私は自己管理能力が殆どないので、
情報も物もどこにあるのかさっぱりわからないです。
大事なものは無くさないようにしまって、しまった場所を忘れて、そのまま無くしてしまいます。
机の中には使いかけのノートや三日坊主で終わった家計簿が沢山ある(;´д`)
自分が生きてる間に処分しないと後始末する人が大変だから頑張らないと
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
ご紹介ありがとうございます。その本は読んだこともないのですが、素朴な疑問。
「1冊にまとめなさい」といいながら189冊ほどある矛盾は、
著書を読まないと分からないのですか?
デジタル版あるかな?
>> 超熱島🥵@超低年金島 さん
kindle版もあり、試し読みができます。10ページ目を見てみてください。目次に入る一つ前のページです。「満タンのノートを知的生活に活かす」というページです。「知的生活・・・」の「知」の辺りに、積み重なったノートの写真が掲載されています。私的には、これが衝撃的でした。>次に使いたい時には見付からないので、また新しいのを使います。<
超熱島さん、まったくおっしゃるとおりのことが、私にも起こっています。ノートを分類してメモしていると、肝心な見返したいときに、どのノートに書いたのか見つからず、ストレスになっていました。
>> 草鞋虫@わらじむしと読みます さん
>机の中には使いかけのノートや三日坊主で終わった家計簿が沢山ある(;´д`)<私もあるあるw そういうの、たくさんありますw
あ、そうか・・・草鞋虫さんのコメントにヒントがありました。私がノートを分類するのは、処分するときのことを考えていたかもしれません。これは〇年で捨てるとか、これはずっと保存しておきたいから、とかそういうのがあったかもしれません。この本を読み、一つ引っかかった点は、捨てられなくなるだろうな・・・ということでした。
だって、なんでも1冊にまとめてあるでしょ?重要なことも、そうでないことも、なんでも1冊・・・その情報の中に、処分可なものと不可なものがあるはず・・・
この点について、奥野さんがどう対処しているかは、本を読むとわかります。読まなくても何となくわかります^^;この人は、ノートを捨てていません。すでにノートが189冊あるということは、結構場所とるな~と思いながら読みました。
>> 白ダリア さん
著書を読まなくてもおおよそは検討がつきます。メモする場所(ページ)がなくなれば、次のノートに移ります。本のタイトルが大げさなだけだと思います。稼働中のノートは常に1冊です。そうでない人のノート管理は(例えば私です^^;)。稼働中のノートが、並行して何冊もあるんですね・・・「料理ノート」とか「家計簿ノート」とか「日記ノート」とか・・・すると中には、ノートAにも属するし、ノートBにも属する、みたいなこうもり現象が起きてきます。また、一度分類してしまうと、そのテーマに合っていない話題をメモしたくなったときに、書くためのノートを新たに作ってあげないと、家なき子現状が起きてしまいます。分類が多くなればなるほど、管理できなくなってきて、モノを探す時間が増えてきます。ノートは植え継いでいきます。これは「一冊ではないやん?」と思うかもしれませんが、コンセプトとしては1冊なようです。絵巻物のようにずっとタイムライン順に続いていきます。「紙」という物理的なものが切れてしまうだけ。携行性が悪くなるので、物理的に次のノートに引き継ぐのですが、ノートの保管場所に戻れば、分冊になってはいますが、情報は一元化しているようです。奥野さんは、ノートの大きさやページ数についても、その時のライフスタイルに合わせて変えているようです。
外回りが多い仕事の場合は、ポケットに入るメモ帳や小さなノートを使い、それでは小さくて書きづらいという人は、持ち運びに支障が出ない程度に大きなノートを使います。これは例えば、スマホ端末でも同じことで、「サイズ」と「モバイル性」はトレードオフの関係にあります。
>> ヨッシーセブン@北京 さん
デジタル版あります!Kindleで試し読みしてみました。初めのほうに、カラー写真のページが7枚ほどあります。これを見るだけでもおおよそのことがわかります。スクラップブックのようなノートですw現時点での私なりの感想です。
●ライフスタイルが変わらない人は、分類化したほうがいいように思います。
●奥野方式は、これが最後ではなく、始まり。なので、きれいに書こうとか思わずに。ノートはライフログ。淡々とすべての情報が時間順に記録されていく。
●アウトプットのためのデータベースとして再利用する(まず初めにインプットありき。それは1冊のノートで次々書いていく。分類したい場合は、あとでやればいい。データベースから情報を引き出して、別の作品に仕上げる。備忘録的ななんでもノート)
それが今年に入ってから顕著になってきました。このままではまずいなと思いました。何でも分類するのやめたほうがいいかも?と思い、みなさんは、どんなふうに情報管理しているの?とネットでぐぐることから始めました。
コクヨのカクヒトシリーズが参考になりました。
●誇り高きジーンズのレシピとキャンパスノート
株式会社 辺本(なべもと)代表取締役 辺本 哲史さん
https://39campus.jp/kakuhito_04.html
ふでばこ(文房具とデスクサイドのニュース)
この人もインプット量がすごいです。
●【ノートの使い方】「背ラベル」を作る【文房具】
https://on-the-plan.com/note-label
これらの積み重なったノートを見て、おさらいするときは、どうするのだろう?と思いました。ノートが多くなってくると、振り返って見直すとき大変そうだと思いました(だから私は最初からセグメント別に分類している・・・というのもあります。)。
何か本の中にヒントがないかな?と思い、Amazonで探し始めました。奥野さんの本は、タイトルだけは知っていました。「〇〇しなさい」系の本は、どちらかというと好きになれないです。タイトルだけで素通りしていた本でした。ネットで試し読みできるのはいいですね。目次を読み、この本面白そう!と思って購入。ランダムに何度か読みました。
奥野さんの本を読み、ブログも1冊にまとめようと思いました。なんでも一つのブログに投稿しておき、そこから引っ張り出して、情報発信したいそれぞれのブログに清書(?)したほうがストレスないかも・・・と思います。
ぱっと頭に浮かんだことが、日常の雑多なことに(あっという間に)押し流されてしまいます。何でもいいから頭に浮かんだことを書き留めておくインプット用の場所を作っておき(一冊にまとめておき)、改めて適所にアウトプットしていくほうが情報管理がシンプルになるような気がしてきました。
なんでも1冊のノートに書き留めておき、その中から、2度3度と何回か作り、今後も作るであろう料理だけ、後から料理レシピノートに書く、と。
ノンフィクション物語。プラハのソビエト学校での出来事。先生から指示されます。ノートを2冊用意しなさいと。1冊は草稿用で、もう1冊は清書用とのこと。草稿用ノートには何をかいてもいい。自由にかくためのノート。そこへインプットしてから、清書用のノートにアウトプットしなさい、消しゴムで消してはダメ・・・といった趣旨のことが書かれていました。かなり昔に読んだ本です。ほとんど忘れていました。奥野さんの本がきっかけで、記憶が戻ってきました。
(昔見聞きしたことについて)ああ、あれってこういうことだったのか・・・と、情報がつながっています・・・もう一つ何か思い出しかけていますが・・・
人の脳が男女でどんなふうに違うかという本でした。それによると、女性はセグメント付けするのが得意だそうです。脳の中で、たくさん引き出しがあり、この記憶はこの引き出し、あれはこっち・・・と言う風にしまってあるそうです。男性は割と時間順にしまってあるようです。
男性が女性に対して、話に脈絡がないと思っていても(話が飛ぶ)女性側にはきちんとグルーピングされた情報なのだそうです。どんなに遠い出来事であっても、昨日のことのようにすぐ取り出せるのは、時間順に格納されているのではなく、セグメント別に引き出しに記憶がしまわれているからだそうです^^;
結婚とか、子供とか、地域とか、そいういうキーワードで一つの情報が、いくつもの引き出しにクロスして格納されているそうです。だから、夫婦喧嘩をすると、その時のケンカのきっかけとは直接関係ない情報までどわっと引き出されて、そういえば何十年前のあの時も・・・とか、どんどん連鎖爆発が起こるようですww(いい・悪いの問題ではなく、脳の仕組みが違うのでは?という話です。お互いにそういう生き物なんだと理解して付き合うといいと書いてありました^^;)。
私は非常に字がきたなく、しかも書くのが遅い。すぐに腕が痛くなる・・・、書いても読み返ししない。
など、いろいろあり手書きで書くことがほぼなくなりました。
パソコンで入力する方が早くてきれいなので、どうしてもそうしてしまいます。スマホのフリック入力は少しだけ早くなりましたが、長文打つのは面倒なので、どうしてもパソコンで入力してしまいます。
パソコンでメモしてもやはり読み返しをしないので、メモはしてないです。
一度、紹介された本読んでみます。
>> Bu_ぷうたろう さん
そうですよね^^はっきり言って、パソコンでタイプするほうが手書きよりきれいだし、音声入力はその3倍くらいインプットできると思います。ITがある時代に、なぜ?わざわざ紙のノート?と、私も思います。奥野さんはデジタルを否定していません。私も、紙でも電子データでもどちらでも^^という感じがあります。奥野さんのノートを見ると、手書き部分は全体の3割程度では?という感じです。残り7割はスクラップノートみたいに使っています。おもちゃ箱のようです。
(掲示板で自分が投稿したスレッドも、探すのに時間かかることがあります。スレッドが一つしかなかったら、探すテマはなくなるだろうと思います。テーマ毎でなくなるから、みづらいとか、短所もあるでしょうけどね。)
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
そういうことなのですね。物事をとてもとてもコンパクトに、ノート1冊に収まる範囲になんとかしなさい!というような、
情報の断捨離みたいな本なのかと思いました(汗)
あれから一ヶ月弱が経とうとしています。私は「すべて1冊に」というのはムリですが、3つに分けました。
(1)紙のノート
(2)電子ノート
(3)ブログ
メインは紙のノートに何でも書くようにして、サブとして電子ノートに何でも貼り付けるようにして、いくつか書いていたブログも一つに絞りました。
ラクになりました。書き始める際に、どれに書こうかな?というのがなくなりました。ですが、時間が経てば、探しにくくなるだろうな・・・とも感じています。何でもかんでも、1冊につらつらとまとめてあるので、最終的にはインデックスを付けるなど、整理しておかないと、データベースから抜き出すとき大変だろうなと思います。
普通のホワイトボードではなく、子供のおもちゃの、専用ペンで書いて消せるものの大人版、ぐらいにしか思っていませんでした。
1.手書きよりタイピングが早いからパソコンが好きな人間にはメリットがありますか?
2.家族がやたらApple製品にお金をかけざるを得なくなっているので、何か電子ノートが応用できればと思います…紙のメモをなくしますし。
>> 白ダリア さん
>電子ノートって、分かったような分からないようなモノです。<すみません。電子ノートは、私がテキトーに付けた名前です。ポメラとか、ブギーノートみたいな、固有名詞ではないです💦
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●ポメラ、キングジム
https://www.kingjim.co.jp/pomera/
●ブギーノート、キングジム
https://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/
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「紙」以外の電子的なメモ帳です。何でもいいと思います。Microsoft Wordでも、Excelでも、パワーポイントでも・・・あ、ですが「メモ帳」ソフトはダメです。あれはスクリーンショットを貼り付けできないから・・・図形も描けないし・・・
私は「紙」のノートのように、手書きOK、貼り付けOK、図形も描けて、ムービーも写真も、音楽も貼り付けられるパワポが気に入っています。
私の電子ノートはパワポです。パワーポイントも、今まではセグメント別にファイル名を分けていましたが、思いついたことをササッとメモしたいとき不便でした。趣味関係?仕事関係?家のこと?それぞれのファイルを開いてメモしますが、時には2重3重に重なり合う内容があり、そういう時、どっちに書こうかな?と迷いました。結局は、すべてのことがつながっているように思います。私と言う人間が、見聞きしたメモを綴っているだけなので、結局はかたよりがあるし、相互に関連しています。
>> 白ダリア さん
備忘録は、自分流でいいと思います。決まりないです。続けることが一番大切です。逆に、続けることが一番難しいことでもあります。なので、自分に合わないやり方は、すぐにやめたほうがいいです。一方で逆説的ですが、自分に合うか合わないかは、やってみないとわからないです。>1.手書きよりタイピングが早いからパソコンが好きな人間にはメリットがありますか?<
私の場合です・・・。
以前はそう思っていました。最近は考えが変わりました。スピードで言えば、タイピングより、音声入力のほうがだんぜん速いです。スピードだけ考えたら、音声入力が一番いいと思っています。一方で、手書きはあなどれません。記憶に残るのは手書きです。何年か後に、手書きノートを見ると、その時の自分の心理的な状態がわかります(かなり追い詰められているなとか^^;)。タイプした文章では、行間が見えてきません。
>2.家族がやたらApple製品にお金をかけざるを得なくなっているので、何か電子ノートが応用できればと思います…紙のメモをなくしますし。<
これも、私なりの考えですが・・・
ブギーボードのような意味での「電子ノート」は、最終的にその情報を「消したい」と思う人に向いていると思います。伝言メモとか、ToDoリストとか、筆談とか・・・。私は情報を消したいとは思わないので(後から見返したいと思って備忘録をとっています)ブギーボードを買おうと思ったことはなかったです。
ちょっと困ったことがあります。ノートの背表紙が壊れてきました。すべて1冊にまとめるようになると、そのノートばかり使います。開いて閉じてを頻繁に繰り返すし、どこに行くにも持って行くので、ノートの痛みが激しいです。また、スクラップ帳のようにいろいろ貼り付けているので、元の厚さの3倍くらいに膨れました。それで背表紙が破れてきました。
これは、補正テープとか(?)が必要かも?と思いました。ま、ですが、そろそろ次の新しいノートに植え継ぎします。「何でも1冊に」すると、1ヶ月に1冊は使うようになる感じです(B5、100枚のノート)。
奥野さんの場合では、10年間で188回ノートを使い切っているそうなので、
(188冊÷10年間)÷12ヶ月=1.56冊
一ヶ月に、約1.56冊消費するのですね・・・
本の中で「ねぎま式」にメモしなさい、というのがありました。この部分も面白かったです。焼き鳥のねぎまのようにメモするのだそうです。ネギと肉が交互に刺さっている・・・空間をあけて、ゆったりとメモするそうです。メモは、事実を書きます。それを後から読み返し、自分の感想を間に書いていきます。客観と主観をねぎまにする・・・発想と、そのネーミングの両方が面白いと思いましたw
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
備忘録は、パソコンのメモにしてますね(笑)続けるというより、本当に忘れないために。
すぐ探せますしね。
音声は、Androidは上手にしてくれますが、Apple系はうまくいきません。
そして、仕事でタイピングばかりして手をやられてほぼ字を書けず、
2、3行書いては休む私の相棒はやはりキーボードです。
一時期は、字を書くのが好きでたまらなかったんですが。
手の痛みには勝てません。はがきサイズの日記で我慢してたのが、
埋まる日が少なくなりました。
うちの家族も、職業病で、家族も読めない字しか書けなくなってるんですが、タイピングができないんですよねー。