まさかの発表許可GET❗️
いつも上長とは意見が食い違い、最後は立場上の理由でこちらが折れて終了の事が多かったのですが、珍しく、私の提案が通りました。
どちらかというと、私の自己満足に過ぎない話しなのですけど、2005年に自力で案文を書いて大宮ソニックビルにあった特許庁支部にて特許の電子申請をしてきたことを思い出したのです。
当時最先端であったISDN接続端末を使い、案文を保存した3.5インチFDから申請しました。申請費用はわずか16,000円です。会社が雇っている弁理士さんを通すと30万円と聞いていましたから、一社員からするとこれはスゴいことです。
出願文書の体裁に問題が無ければ、一年半後に公開特許広報として公表されます。
私のは2006年2月に公表されました。
現在、私の所属部門では月例で3テーマずつ技術発表の機会がありまして、半年ほど経ち、発表できる人は一巡してしまい、これは業務上のテーマだけだと集まらなくなるから正しく詳しく出来るならどんなテーマでも良しとしないと継続困難かなぁ、と上長は言っていました。
そこで、社内テーマとはあまりにもかけ離れたテーマではありますが、16年前に経験した特許申請とその先の流れを知らない人が多いので、WEB会議でやりましょうか?と提案したところ、珍しく、面白いですね!と快諾を頂けたのです。中身は就寝用枕という物で、簡単に説明しますと、布地を縫い合わせて作成した多孔質の物体状の枕ベースに、定型の低反発素材を孔に詰めていき好みの形状に仕上げて寝心地よく使う、というものです。これを世界各地の宿泊施設に置いて、利用客は各自本人の為の形状にして使えば、スポーツ選手等にありがちな、枕が合わなくてよく眠れずコンディション不良のような問題が起こりにくくなるはず。
で、たまたま近所に住んでいた寝具屋の社長さんに相談して試作品を依頼しました。
なかなかの仕上がりでしたが、多孔質形状の縫製は間違えやすくて手間がかかるそうで現実化は難しいとの事でそれで終わりにしました。
広報が出た後に、同業者を名乗る人から直接電話があり、殆ど同じ内容だから先行権を争いますか?と戦闘態勢だったので、こちらは丸腰のため、高額な審査請求も裁判も諦めました。
それから半年後にショッピングモールで見掛けたのが、じぶんまくら というものです。
小さなポケットの集まりの構造で、各セルにピーズを入れて形状調整を行なうものでした。
これは良さそう!と直感して、37,000円のお買い上げを即断したのでした。
個人的にはあと数件の待機物件があるので、仕事の暇を見つけて仕上げていき、老後の楽しみになるように暖めておこうと思っています。


気持ちのいい枕ができるように祈っています🙏。
>> 天井 さん
天井さん、コメントありがとうございます。当時の担当業務は半導体材料製造ライン起業で、枕とは無関係なので問題ないと思っています。
ストレスで眠れない日々だった中で思い付いた事からすると微妙ですが。
>> oimokun@現役 さん
おいもさん、出願後に1年半経つと自動的に公表されて誰でも閲覧可能になってしまうので、類似案件を検出しようと常に見張っていたのだと思います。