スピードテストについて語りましょう~基地局や周波数帯の話もしています~
皆さん、スピードテストは好きですか~?
私は大好きでーす!!!
という訳で、たびたび話題になるmineoのスピードですが、最近気になる事がありました。
平日ではなく土曜日の昼間なのに(※訂正:金曜日の昼休みだったそうです)、0.04Mbpsしか出ていないという投稿(URL1番)や、プレミアムコースで、昼休みでもないのに、1Mbpsしか出ていないというコメント(URL2番)や、、、
「え?本当?!」
と驚く結果がアップされており、うーん不思議だなあと思っておりました。
本日、一体この人達のスピードテストアプリは何かと質問した所(URL3番)、IGNIS AMERICA, INC.「回線Mbps速度チェッカー -Wi-Fi,LTEなどのネットスピードをテスト-」
という物なのだそうです。
早速、インストールして比べてみた所、なんとこのような結果に!
※WiFi+eo光100Mコースでのテストです。
・BNR :56.94Mbps
・Fast.COM :79Mbps
・RBB :47.03Mbps
・Ookla :57.06Mbps
・回線速度チェッカー:2.22Mbps ←えっ!?
こ、これはおかしくないですか?
他のスピードテストアプリが50~70Mbps程度の所、回線速度チェッカーは2Mbpsです。
なんと96%程度減速しています。有り得ません。
たにっこさんやPhantom さんやG56さんも検証して下さっていますが、同じような結果になっているようです。
そういえば、以前、OokLAスピードテストで、0.04Mbpsしか出ない!というお怒りのコメントがあり、比べてみた所、Sakaiサーバーだけ異常値を示すという現象がありました(URL4番)。
このように、スピードテストは、mineo以外の要因で異常値を示す事がありますので、過信して怒ったりしない方が身のためだと思います。
(特に回線速度チェッカーご注意下さい)
スピードテストに関しては「一家言ある」という方が結構いらっしゃるように思いましたので、スレッドを立ててみました。
では、スピードテストに関して語りたい方、どうぞー!!!
(URL1番)土曜日の昼間に、0.08Mbps!?
※訂正:金曜日の昼休みだったそうです
https://king.mineo.jp/my/b3bd7f0351c77954/reports/10508
(URL2番)プレミアムコースで、1Mbpsしか出ない!?
https://king.mineo.jp/magazines/special/433/comments/69606
(URL3番)質問:このスピードテストアプリは何?
https://king.mineo.jp/question-answer/アプリ/WEBサービス ツール/ユーティリティ/7524
(URL4番)OoklaのSakaiサーバーだけ激遅!?
https://king.mineo.jp/magazines/special/413/comments/37083?magazine_formatted_id=428
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12月7日 タイトルを変更しました。
奇をてらったタイトルだった為、素直なタイトルにしました。



高度化しないまま低速(今となればの話)の旧WiMAXで続けていても、どこか別の事業者が20MHz幅の高度化BWAでやりたいと言っても無理なのです。
なので、その事業者がお金をかけて20MHz幅化するか、撤退して別事業者が手を上げるか・・・まぁそれも無いか。
じゃなくて、上りにUDCが入っています。圧縮ですね。
SamsungのWiMAX2+装置、HuaweiのAXGP装置、SamsungのBand1の装置それぞれの一部にUDCが可能になっていて、対応端末であれば有効になります。
UDC自体が公開された規格ではなく一部ベンダーの独自規格です。
端末側はQualcommのX12モデム以降が必要で、基地局側の対応も必要です。
今年の春ぐらいから一部のAXGP・WiMAX2+で特定のスピードテストアプリで測定すると上りが極端に速くなる現象が発生していて、いろいろ調べた結果UDCじゃないかという話になりました。
その後、auやSoftBankの製品のページにUDCの記載が追加されて確定という感じで。
当時はAXGPとWiMAX2+だけでしたが、夏頃からauのBand1の一部で導入されているようです。キャリアは何も言っていないのでまだ実験とかかもしれませんが、au新宿やその周辺、他にも都市部の主要箇所でBand1にUDCが入ってることを確認しています。
スピードテストでは単純なデータなので極端に大きい数字になりますが、実際の利用でどこまで高速化されているのかは不明です。
そもそも規格が公開されていないので一体どんなデータだとそういう挙動になるのかもよくわかっていません。
基地局が対応していて、かつ端末も対応していないといけないとなると、自分の場合はお目にかかることが無さそうです。
でも、どの程度効果があるかはわかりませんが、何でキャリアはアピールしないんでしょうね。

5月22日に上野原に行った時のスピテス。(基地局:上野原8154-20付近)機種はGaaxy S7 edge

同じ場所・機種でのOOKLAスピードテストアプリでの測定。OOKLAのアプリで上りが速くならないのはUDCで圧縮しにくいデータなのか、SSLだからなのか・・・そもそもの話としてUDCがどんな方法で何を圧縮しているのかがわからないので調べにくい。
通信するデータそのものではなくヘッダのみという情報もあるけど、ヘッダのみで上り167Mbpsまで出るのもちょっと不思議なので謎のまま。
同じ機種でもアプリが違うだけでこれだけの差が出るので、普段の利用でどの程度の速度差が出るのかは通信するデータによる・・・としか言えない。
今のところBand1のUDCは新宿とかの都市部の一部って感じですが、Band41は広範囲に設定が入ってるので基地局装置がSamsungであれば山奥でもいけそうです。
地下鉄駅ホームに新設されたWiMAX2+はダメでしたが。
ZenPad 3 8.0でもUDCが有効になっていたハズだし、もしかしたらZenFone3Maxもいけるかも?
今のところOOKLAでは判別付かないのでRBB SPEEDTESUのアプリでどうぞ。

今のところキャリアのページで記載があるのは各機種の仕様の欄外に注意書きがあったり、アップデートの更新内容に書いてある程度です。W04の5月のアップデート内容にUDCの記載があります。
キャリアの速度関連のページにはどこにも記載が無いですね・・・708MbpsエリアよりUDCエリアの方が広そうだし何か書いておけばいいのにって気がしますが、まだ実験段階なのかもしれません。
でも、東京に入ったとたん圏外になり、山梨でのあの元気はどこにいったんだーというくらいの全くの圏外です。

地域BWAの開設状況。http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/system/ml/area_bwa/003.pdf
思ったより高度化されている所が多かった。
・・・というか、地域BWA使われ無さ過ぎですね。
上記エリア以外ではBand41の20MHz幅が眠っていることになる。
地域BWAの申請期限を決めてそれまでに申請者がいなかったら全国BWA化も必要だと思うけど、その議論はまだ始まっていない。
自分もたまたまHPを見ていて気が付いたくらいですから。
これだけしか無いとなると、地域BWAへ割り当てた周波数を他で使うことも検討したほうがいいかなーって気がしますね。
そういえば、先日の2本槍のUQオムニアンテナですが、あきる野市周辺の新規で設置された複数の基地局で使われていました。
細かな画像(アイコン等)があったりするので、遅延が大きいと細かなやりとりに時間がかかるので遅く感じます。
極端な話ですが、上り下り1MbpsでもRTTが1msならマイネ王は快適ですが、上り下り1Gbps出ていてもRTTが1000msではマイネ王を見るのも苦痛(言い過ぎ?)でしょう。
昨日のAUの状況を見ても、いまのところはあえて広げていない感があります。
地デジに影響がでるので面倒な点もありますが、郊外のような家が少ないような場所ならそんなに難しくもなさそうな気がするんですよね。
実際に地方はエリア化がされていますし。
あと、ここでは地デジへの影響のことしか話していない気がしましたが、700MHz帯は既存の無線局がありその調整の時間がかかっている可能性もあります。
「FPUおよび特定ラジオマイク(A型ワイヤレスマイク)」が移動通信事業者が保有する700MHz帯に被っていて、既存の免許保有者は最長で2019年3月までの免許が出ています。
その期限より早く別周波数への移行をするなら一般社団法人700MHz利用推進協会から移行の補助金が出るようになっています。別周波数ということは機器の買い換えが必要になるので。
でも、事前の移行は義務では無く、補助はいらないし免許の最終日まで使うよーと言われればその場所では移動通信事業者の700MHz帯は使えません。
同じようにSoftBankが保有する900MHz帯でも既存免許保有者がいるので、一部の地域では15MHz幅のうち一部が利用できない場所もあります。
Band8LTEはだいたい10MHz幅が見えていると思いますが、そういう地域では5MHz幅だけを使っている場所もあります。
どちらもまっさらな周波数ではないので、既存利用者に移動してもらうのは大変なんです。
FPUおよび特定ラジオマイク(A型ワイヤレスマイク)って、劇場とかスタジオなんかで使われているそうで。。
大都市なんかだとたくさんありそうだから、都市部でBAND28が使えるようになるにはしばらく時間がかかりそう。
ソフバンのBAND8 LTEは自分は10MHz幅しか見たこと無いです。

この5MHz幅LTEを掴むためだけに横手に行こうかと思った時期もありました・・・w今年度末に割り当てられる予定がある1.7GHz帯の追加分も既存免許人はいるので、移行には割り当てられた携帯事業者がコスト負担する必要があります。(最大2100億円)
地域によっては使えるようになるには平成36年までかかる場所もあったはず・・・
まあ、総務省のHPを見る限り、まだ免許が出ていなので、当然といえば当然なんですが。。
ひそかな期待をもっていましたけど、ダメでしたね(^^;
余談ですが、AUのLTE BAND1も山がちなところは相変わらず全然拾わないですね。
名栗湖は相変わらずAUは圏外で、基地局を設置している様子もなし。
ドコモはBAND19の3GとLTE、ソフバンは3Gのみでした。
SoftBankのBand11が免許情報より先に掴めたのは包括免許だということと電波を出せばすぐ利用可能にできるからです。

1年前に見て不思議だった、UQの装置3台あるのにさらに1台追加された基地局。これも地域BWAでした。

これを自前と言っていいのかわからないですが、下に見える棒2本が地域BWAのアンテナです。リングに付いてるのがau、その下に付いてる6本のセクタアンテナがUQです。
設置場所はAUに借りているって感じかな。。

過去の写真を探すと装置が4台ある謎の局がいくつか見つかる。少数ロットだし直接だと受けてくれなそう。

今日は帰りに秋山を通ってきたら、途中1か所でAUのBAND28を拾いました。ふと思ったのですが、先日の芦川や棡原のような山の中の場所で、BAND28がエリア化されている所って、必ず近くに市役所の出張所があります。
3か所ともここ以外は圏外になってしまいますので、意図的に出張所近くの基地局に設置したような・・・
今日通った上野原ー秋山ー都留の県道35号ルートも、BAND28は上野原周辺、秋山の上野原市出張所周辺、都留周辺以外は圏外でした。
そういえば、河口湖から富士宮へ向かう国道139号も鳴沢を抜けるとしばらく圏外になりますが、精進湖近くの「富士河口湖町役場 精進出張所」周辺だけは圏内になります。
やっぱり何等かの理由がありそうな・・
誰も住んでいない所に役場だけぽつんとあることは無いし、役場の周辺には他の公共施設がある場合が多いし、何かあったら役場にという文化(?)もまだあるだろうし、例えば災害時には役場でちゃんと使えることは大切です。
他にも光の敷設状況もやはり役場に近い方が有利(引きやすい)だったりします。
実際になぜそこに700を入れたかは中の人しかわかりませんが。

今日は地域BWAのBand41は6局掴みました。途中で周辺セル情報にさらに1局出てたけど掴みませんでした。
場所がわかってるのは3局。
精進付近は民家等がそれなりに見えますし、需要考えたら途中のエリア化より精進出張所付近をエリア化した方がいいのは当然だと思いますが…
自分が紹介したような場所の場合、どこでもそんなに住んでいる人の数に差はないと思いますので、そうなると住民が来る役場周辺からまずはエリア化・・ としたのは当然といえば当然かな。。
役場を中心にエリア化しているかはわからないものの、そのような感じで広げているようですので、今後エリアを探す目安にはなりそうです。
人口が多い場所は基地局も多い・・
ウチの近所はキャリアの基地局ですらそんなに無いのに。
地元の地域BWAのWIMAXは基地局いくつ設置してあるのかな。見かけたことすらありませんが。

何度か紹介しましたこのソフバンですが、なぜかこの基地局だけ真ん中にアンテナが増設されていて、気になってはいたのですが詳細を調べたことが無かったので、通ったついでにBAND固定して調べてみました。本体はLTE、3G共に900用、増設のアンテナは2GHzの3G用のようでした。
なぜわざわざ2GHzの3Gだけ増設をかけているんでしょうね・・

iTSCOMの基地局は、少し上に貼った地域BWAの開設状況(10月1日時点)によると5自治体55局です。その後の11月4日時点では川崎市に2局追加されて57局になっています。
とはいえ、この地域BWAは一般ユーザーは使っていません。
地域BWAをどう使うかはその事業者によるので、一般ユーザー向けインターネット接続サービスとしては今のところ提供されていません。(予定はあるそうです)
現時点で何に使っているかもよくわかりません。
地域BWAの場合、そのエリアを外れると使えないわけですから、使い勝手もよくないですし。
地域限定でWIMAX2+・・
何なんでしょうか。。
他でも時々基地局を移動させていることもありますし。
どこの事業者か忘れましたが、WCPコアを利用している地域BWA事業者でAXGPへのローミングをやっていて、地域BWAのエリアを外れたらAXGPのエリアで使用可能なものもあったりします。
地域BWAの概要として、「市町村においてデジタル・ディバイドの解消、地域の公共サービス向上等に資する高速データ通信を行うサービス」という説明がされています。
一般ユーザー向けインターネット接続サービス以外の用途としては、公衆監視カメラの回線・まちの公衆無線LANの回線などもあったりします。
お店とかではなく公共の場所での監視カメラ設置で電柱や街灯などに付けることもありますが、回線側が無線であれば電源さえあれば設置できるので楽になります。
公衆無線LANも自治体でやることも多く、光ファイバーなどの固定回線が引ける場所であればいいですが、それも難しかったり、そもそも維持費が高かったりします。
イベント等での一時的な利用も光ファイバーは難しく、そういう場合は地域BWAが使えれば一時利用も安いコストで利用可能になります。
機器の消費電力にもよりますが、ソーラーパネルと組み合わせれば電源すら引いてくる必要も無くなるので電源の引きにくい場所でも使える可能性もあります。
自分も事情や費用はよくわからないのですが、地域BWAのため設備を準備するより、既存キャリアを使用するほうが安くなりそうな気がするのですが・・

東京都文京区・荒川区・千代田区で地域BWAを展開している東京ケーブルネットワーク(TCN)は225局ほど開局していますが、PLMNは44005を使用しています。TCNは一般ユーザー向けインターネット接続サービスも提供していて、モバイルルーターでの契約ができます。
で、周辺でSignalingを見てみると、EARFCN:40340のAXGP帯域で3つのPLMNがアナウンスされています。
44020はSoftBankのPLMN、44110はWCPのPLMNなので全国のAXGPではこの2つが使われていますが、一部で44005がアナウンスされていました。
ここからは想像ですが、TCNの基地局は上記3区で225局ほど開設されていますがまだまだ穴が多く、そういうスポット的な場所等ではAXGPがローミングを提供しているんじゃないかと思われます。
(端末的には44005で接続しているのでローミングという意味ではないですが)
地域BWAを使うメリットは何でしょうね・・・・自由度でしょうか。
既存キャリアは法人向け相対契約で表に出ていないような安いプラン等もあったりはしますが、やぱり全国キャリアなので大手ですし。
費用もそれなりにかかりそうなので、お金の無い自治体だと手を出しにくいでしょうし。
本社に設置してあるのかなぁ。
HPを見たところ町内の一部で使用可とのことで、実際の出力はわかりませんが、基地局に近い場所じゃないと使えないんでしょうね。
しかし、何でまたWIMAXのサービスを始めようと思ったのか。。
宣伝も全然してないですからね。