mineoでiPhone 7はあり？どんな人におすすめ？

ITガジェット

2016.10.24 11:00

ライター: 格安SIM王
ITニュースサイト ASCII.jpの編集部員。王様だけど部員。

格安SIMはもはやケータイを使う上での重要な選択肢。そして、組み合わせる端末で妥協したくないなら、iPhoneをSIMフリー版で買うという選択肢がある。最新世代のiPhone 7は容量が32GBのモデルで税込7万8624円から。性能を考えると決して高くはない。また、使い方によっては主要3キャリアよりもリーズナブルに運用できる。今回はiPhone 7をmineoで使う場合の素朴な疑問に答えてみた。

Q：iPhone 6s or SEから何が変わった？
A：やはり処理性能アップは正義！

防水やSuicaへの対応が大きくうたわれているが、基本となる処理速度の向上も忘れてはならない変更点。新型が出ればその性能に合わせたアプリも登場することを考えると、サクサク感が長く続くのはiPhone 7であることに間違いはない。

そして、ホームボタンが新しくなったことも注目。最近はあまり聞かなくなったが、ホームボタンの押し過ぎで反応しなくなる故障はiPhone 7では無縁となる。タッチセンサーを押したときにブルっと震える独特の仕組みで、個人差はあるが従来のボタンとあまり変わらない感触と使い心地を実現している。

注意が必要なのは、ヘッドホンジャックがなくなり、Bluetooth接続や付属のアダプターを使ってLightning端子から変換して使うしかないこと（Lightning接続のヘッドホンはまだ選択肢が少ない）。充電しながらヘッドホンで音楽鑑賞……ということができなくなった。二股にする周辺機器などが別途必要だ。

最近では、一昔前の据え置き機並みのグラフィックを誇るゲームも登場している。新製品の登場が年に一度に限られているiOSの場合、常に最新をチョイスするのが正解だ。

Bluetoothイヤホンは元々右肩上がりの市場だが、iPhone 7発売を機に新製品ラッシュが起きたことで選択肢が一気に広がった。

Q：どんな人におすすめ？（逆にSE/6sを選ぶべき人は？）
A：単純に快適さを求めるなら誰でも！特価なら既存機種も可

前述した追加要素に惹かれる人はもちろん、快適に長く使いたいなら積極的に勧めたい。その時点で最新のiPhoneを選ぶことが肝要だ。また、写真撮影の幅を広げたいという人には、望遠と広角2つのレンズを搭載しているiPhone 7 Plusがおすすめ。

……というわけで、わざわざ6sを選ぶ理由はあまりないのだが、あえて言うなら思わぬ特価に出くわした場合だろう。6sであっても絶対的な性能は決して低くない。iPhone 7ほどではないにしろ、長く快適に使える機種だ。また、どうしてもヘッドホンを直接挿したい人は6sがファーストチョイスになる。コンパクトさを欲する人はiPhone SEを選んでも悪くない。

ちなみに、各所で話題になっているポートレートモードはあくまで開発中の機能。美しいボケ味がiPhoneで再現できる日はいつ？

Q：おすすめのプラン、使い方は？
A：3～5GBプランが鉄板！

ドコモ／au版を購入してそれぞれD／Aプランで使ってもよいが、SIMフリー版が思ったよりもリーズナブル。iPhone 7は容量32GBのモデルで税込7万8624円で、これはハイエンドの最新機種であることを考慮すればぜんぜん高くない。使い方によっては格安SIMサービスのランニングコストで十分にカバーできる。

具体的には通話の頻度が低く、毎月のパケット消費量が3～5GBに収まっている人なら、主要キャリアよりも2年間の合計費用を抑えられる。逆に、iPhone 7発売に合わせてキャリアが発表した20～30GB級のプランが必須という人は、格安SIMをメインで使うことは避けたほうが無難だ。

また、iPhone 7はまもなく開始される非接触ICカードを用いた決済「Apple Pay」においてJR東日本の電子マネー「Suica」が利用可能になる。mineoであればサービス開始後に動作確認をしてくれるので、Apple Payの利用を重視する人はその結果報告を待ったほうがいい。

なおSuica自体はJR東日本のみならず、その他私鉄等でも利用できるので、首都圏在住者は要注目だ。

Wi-Fi活用を徹底することで毎月のパケット消費を3～5GBに抑えられる人なら、mineoでリーズナブルなスマホ生活をエンジョイできる！

Q：iPhone 6sのアクセサリーは流用できる？
A：おもにカメラのせいで流用できず

できるものもあるが、カメラが足を引っ張る。本体のサイズは“6s世代”とほぼ同じだが、カメラ周りの出っ張りなどが異なっており、カメラ部分が最後まで密着しない。柔らかい素材のケースならば許容範囲かもしれないが、それでもカメラが隠れてしまったり、何より見栄えが悪い。

無理矢理使いたいならカメラ部分をiPhone 7に合わせてカットすれば使うこともできそうだ。また、端子は減っているだけなので、余計な穴が残ることを気にしなければ問題ない。

そのほかの、サイズに依存しないアクセサリーならほとんどそのまま使える。Lightning端子は変わっていないのでケーブル類はそのまま使える。Lightning端子だけで支えるスタンドなども流用は問題なさそう。

ヘッドホンについても、3.5Φプラグの変換アダプターが付属しているので、当面問題はないだろう。すでにBluetooth接続のワイヤレスヘッドホンを使っているのなら、これもそのまま使うことができる。

Siriを頻繁に使い、日頃から通話はイヤホンマイクで済ませているという人なら、アップル純正のワイヤレスイヤホン「AirPods」も選択肢に入るだろう。

Q：結局、mineoでiPhone 7は使えるの？
A：SIMフリー版がオススメ！

iOSがアップデートされるたびに動作検証をするのはmineoの恒例行事となっている。その結果によれば、SIMフリー版ならAプラン、Dプランとも利用できる。Aプランの場合はテザリングが使えないものの、VoLTE SIMを使えば通話も可能。

この記事はASCII.jpとの連携記事です！

ASCII.jpでは進化したiPhone 7は格安SIMを使っていても買うべきか？を掲載しています！
マイネ王の記事と合わせてお読みください！