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【Siri vs Googleアシスタント】離れた場所からでも呼び出せるのはどっちだ！？

2024.09.12 11:00

ライター: たかや
1993年生まれ。ライター。記事の撮影はスマホのカメラを使うことが多いので、スマホがないと生きていけない。

Android派とiPhone派。

かねてより対立するこの２大派閥。どちらも「我が派閥こそが至高」と譲らないわけですが…。

……っつー話。

開幕！！！！！！！！！！！！！！！！！

※公園の撮影許可を取った上で実施しています。

プレイヤー紹介！！

Android派です。今日はiPhone派をギタギタに打ちのめしてやります。ぶっ潰す！！！

iPhone派です。やれやれ、これだからAndroid派は…。野蛮でいけませんねぇ。すでに勝負は見えました。私の勝率、100％です。

ルール説明！！

【対決ルール】
プレイヤーはそれぞれ自前のスマホを用意
スマホを離れた場所に設置
両者は自分のスマホに向かって声をかけていく（※Androidスマホの場合は「OK Google」。iPhoneの場合は「Hey Siri」）
プレイヤーは足元の白線を越えてはならない
徐々にスマホの距離を近づけていき、先に自分のスマホの音声アシスタント機能が反応したほうが勝者！

え～っと……。つまりコレ、ただの声量対決？

まぁ、ぶっちゃけ、はい。

スマホの性能そんなに関係ない…。

勝負スタート！！

スマホとの距離：30m

スマホとの距離、30mからスタートします。

遠っ…！

じゃあ、僕からいきま～す。

OK！ Google！

OK！！グーグル！！！

オォケェェ！！グーグルゥゥゥ！！！
（※1ターンにつき3回まで叫ぶことが可能）

反応なし。

次は自分ですね。

Hey！ Siri！

ヘーイ！！！ Siri～～～！！！

ヘ～～～～～～～～～～～～～～～イ！！！シィィィィィィィィリィィィィィィィ！！！！！！！！！！

反応なし。

無理だわ。

さすがに遠すぎる。

互いの呼びかけが終わったら、即座にスマホの元へダッシュ！

スマホの位置をセッティングし直し……（今回は、2ｍ間隔で距離を縮めていきます）

白線の場所まで戻る！

え！？コレ毎回、自分たちでやるの！？

人手不足で…。

無駄に体力が削られていく……。

なお、さすがに数十メートルも離れていると音声アシスタントが反応したかどうか肉眼では分からないため、双眼鏡を使ってスマホの画面を確認します。

あわせて、

スマホの画面収録は常時オン
スマホのスピーカーの音量を最大に
スマホの近くにマイクをセットし常時収録

この3点を徹底した上で撮影に臨んでいます。不正は絶対に許されない！

熱戦が続く！！！

スマホとの距離：24m

その後も、「暖簾に腕押し状態」だと感じながらも、万が一の可能性を信じて、大声で呼びかける両者。

おーけえええええ！グーグル！！

おおおおおおおおおおおけえええええ！！！！！グーーーグうううううルうううう！！！

オーｋおい！！ボケ！！！反応しろアホ！！！

走る！

うあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！

セッティングからの…

次は22m…と。

また戻る！

うあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！

へェェェェェィ！ Siri！

へいへいへいへい！！！しりいいい！！！

シィィあ゛あ゛ああ゛！アホ～～～！！！

ノーリアクション

ん゛あ゛あ゛ッ！

ん゛も゛ぉ゛ッ！！

その後も…

走っては叫び、走っては叫びを繰り返し…

たいした撮れ高も生まれないまま、あっという間にスマホとの距離は14mに。

一旦、休憩

はァ…はァ…。

ヒュー…ヒュー…。

大声出したらすぐ走って、また大声…。クソしんどい。

もういい大人なのに、こんなシャトルランみたいなことやらされるとは思わなかった。

室内と違って野外だと、音の反響が望めないのもキツイ…。

わかる…。室内よりも声が届いてない感覚がある…。

野外といえば、セミめっちゃうるさくないですか？　あと、割と近くにトランペット吹いてるおじさんもいるし。

そうなんだよな～。その弊害もぜったいあると思う。

飛行機の音もすごいときがある

この勝負、スマホの性能差と関係ない要素が多すぎる。

喉を潤すために、ハチミツを一気飲みするたかや

まだまだ戦いは続く！！！

スマホとの距離：14ｍ

もしかしたら、高い位置から叫んだら反応してくれるかも。

オッ！！

ケェィッ！グ～グル！！！

ダメだ、全然反応しねぇぇ！

無意味なジャンプ。

もしかしたら、高い音域のほうが周波数的にSiriがキャッチしやすいかもしれない。

ヘリウムガス？？？

スマホとの距離：10ｍ

ﾍｲｼﾘ!

…ﾀﾞﾒﾀﾞ、ﾊﾝﾉｳｼﾅｲ！

甲高い声になっただけ。

スマホとの距離：8ｍ

スマホとの距離：6ｍ

連続の叫び。走り込み。そして夏の日差しが、2人の体力を容赦なく奪っていく。

水を浴びて体力回復をはかる

スマホとの距離：4ｍ

ついに4mまで来ましたね…。

OK！Google！ OK！Google！ OK！Google！

Hey！ Siri！ Hey！ Siri！ Hey！ Siri！

……4mもダメなの？おかしくない？

ですよね。さすがに声が届く範囲だとは…。

スマホとの距離：2ｍ

2ｍ…。

Hey！ Siri～～～～！！！

……いやいや！さすがにおかしい！ 2mは届きますって！

マジでなんで？？？

スマホとの距離、ほぼ0ｍ

OK！ Google！今日の天気を教えて！

OK！ Google！曲を流して！

OK！ Google！愛してる！

この距離で反応しないことある！？

これもう、自分たちの声量の問題じゃない気がする。

Hey！ Siri！お金持ちになる方法を教えて！

Hey！ Siri！何もかもが新鮮で楽しかったあの頃の感性を取り戻す方法を教えて！

Hey！ Siri！ささやかだけど、なんてことない日常が幸せだと感じられる方法を教えて！

Siriにそんなこと聞くなよ…。

ほらやっぱり！どっちか片方のスマホが壊れてるならまだしも…。「両方ともこの距離で反応なし」ですよ！？こんなのおかしいよ！

ゼロ距離でも無反応というまさかの事態に困惑する両者。

もはや半ば投げやり状態の２人

OK…Google…。付き合ってください…。

Hey…Siri…。結婚してください…。

OK…Google…。一兆円欲しい…。

Hey…Siri…。じゃあ俺二兆円…。

Hey…Siri…じゃねーわ。OK、Google。

もう嫌。ノイローゼになりそう。

ここまでの呼びかけ、通算100回以上。

もう勝敗とかどうでもいいから、早く家に帰りたい。そんな考えが両者の頭に浮かび始める。ゴールの見えないゲームに、両者の心も体力も限界状態。この勝負、本当に終了するのか…？

しかし、ここでついに……

シュゴウさん、頑張れ～…。

……ヘェイ、Siri（囁くように）。

Siri「トゥン（起動音）」

は、反応したぁぁぁ～～～～！！！

ゲーム開始から1時間。ついに、シュゴウのSiriが反応！

音声アシスタントが反応したことに喜ぶ。とても令和6年とは思えない光景ですが、2人に安堵の表情が浮かびます。

Siriが反応したときの様子

よかった……。

これで帰れる……。

対決終了！！

やった～！でも、コレは勝負に勝った喜びじゃなくて、やっと勝負が終わった喜びです。

ほんとにね…。シュゴウさん、終わらせてくれてありがとう…。そしてiPhone、反応してくれてありがとう。最高のOSだよ。

よせやい。ここまで共に闘ってくれたAndroidも最高だって。

勝手に代表を名乗る者同士の和解

いや、っていうかさぁ！

あんなに至近距離で反応しないの、やっぱおかしくない！？

本来なら、GoogleアシスタントもSiriも精度は抜群に高いハズなんだけど。

僕、街中でも音声アシスタント機能を使うんだけど、そのときは普通に反応するんですよね。

一概に野外が原因ってわけでもなさそう…。

やっぱり、セミか…？

そういえば聞いたことあるんですけど…。海外の人って、セミの鳴き声を騒音としか捉えてないらしいんですよね。

そうなの？日本では夏の風物詩なのに…。

GoogleもAppleも海外の会社じゃないですか。だから、音声アシスタント機能にとっても、セミの鳴き声って感知できるレベルを超えてる雑音だったのかも。そのノイズのせいで、僕たちの声も届かなかった…とか。

そんな馬鹿な……と言いたいけど、いま自分もソレを体験しちゃってるしなぁ。

つまり、この勝負を通して言えることがあるとするなら…

「セミがめっちゃ鳴いてる環境だと、音声アシスタントの反応が悪くなる！」…かもしれない。

あくまでも僕たちの感想ですけどね。

撮影終了後……

撮影終了後、それぞれの自宅で音声アシスタント機能への呼びかけを実施。

どちらのスマホも、2～3mほどの距離までなら普通に音声アシスタントが反応しました。

……マジでなんだったの？

編集：ノオト