au回線、docomo回線の端末を持ち、大阪市内の観光地、面白スポットの通信速度を計測してみた

諸条件の確認

計測日は2015年9月11日(金)です。
端末はmineoのau回線を使っているLUCE、docomo回線を使っているGalaxy S6 edgeを使用します。
そしてそれぞれの端末に通信速度を測定するアプリ、OOKLAとRBB TODAYをインストールし、同一地点で3回ずつ計測、平均値をその場所の通信速度とします。

今回訪問した観光スポット7ヵ所での計測結果のまとめ。

あべのハルカス

最初の計測地は現在日本一の超高層ビル、あべのハルカスです。
気になるのは展望台の通信状況ですよね。行ってみましょう。
計測する前に、編集部から渡されていた封筒を開封します。

………急な展開ですみません。私も戸惑っています。手紙を要約すると

・計測地についたら、その場所の電波の強さを予測する
・1Mbpsのズレごとに、私のメガネに油性ペンで線を一本引く

ということらしいです。油性ペンでメガネに色をつけても落とせます。ただし、今回の計測はスケジュールがタイトなため、落とすのは家に帰ってからになります。予想を外しまくるとその間の絶景が見られない、そういうことのようです。


取材の前に端末の動作チェックを兼ねて電波を計測してきているので、それを基準に予想を立てていきます。
上段の大きい数字が実測値、下段の小さい数字が私の予想値です。

高所は電波が強くないイメージがありましたが、最新の設備が入っていると考え、高所ということは意識せずに予想しました。
数値としては十分な計測結果、不便はまったくありません。予測としても上々といえるでしょう。

この誤差をメガネに反映すると…

メガネを塗るとこんな感じになります。
いきなり許容範囲の三分の一が黒くなりました。

黒く塗っているとはいえ、視界が真っ黒になるわけではありません。まだまだ外は見えます。
ただ、歩き回るのがちょっとつらいです。まわりの目線的に。
平日の10:40頃という時間にもかかわらず、かなりお客さんが入っているのです。

グランフロント大阪

続いては、私の心のなかで勝手にmineo城と呼んでいます、グランフロント大阪です。
ここは今回の検証を通して最高の成績を出してほしいところです。

場所は北館と南館の連絡通路下の歩道です。docomo回線が非常に優秀ないっぽう、au回線が奮わず。
計測時間が11:50前後ということで、オフィスのかたもぼちぼち携帯を使い始めたのかもしれません。
また、今回の調査を通して最もお客さんが入っている印象だったことも大きいかもしれませんね。

2箇所目なのに、右目が潰されました。

ユニバーサルシティ駅

大阪市が誇る大テーマパーク、ユニバーサルスタジオジャパンの最寄り駅です。
なぜ駅がバックなのか。入り口で計測しないのか。そこは大人の事情ということで察してください。

ユニバーサルシティ駅は臨海部に位置しています。臨海部というと通信速度は今ひとつなイメージがありました。残念ながら予想は当たっていたようです。
3回の計測では少しムラがありました。電車が来るとたくさんの乗客が乗り降りするため、その影響かもしれません。時間は昼過ぎ、13:15頃です。

ギリギリ4箇所目につなげました！
視界は色ぬりにムラがあるサングラスという感じで、視界ゼロではありません。

大阪市環境局、舞洲工場

時刻は14:40分。ユニバーサルシティ駅からバスに乗り、不思議な建物の前にやってきました。
ここはごみ処理工場です。この外観はエコロジー・技術と芸術の融和がテーマなのだそう。

臨海部ということで、低めの数値を予想しましたが、とんでもない！通信状況は抜群にいいです。
ここからは自動車、バスで大阪市内に戻ることになりますので、時刻やバス停の場所を調べるには十分でしょう。
ただし、運動公園といった施設もあるため、イベント等開催されているときはこの限りではありません。

ほんのちょっと残っていたメガネ部分は完全になくなりました。
むしろこちらのほうが見た感じサングラスなので、堂々と歩けます。

文の里商店街

いままでは大阪の顔とも言える、キラキラした場所で計測しましたが、地元の人を支える商店街も計測しておきましょう。
地下鉄御堂筋線の昭和町、地下鉄谷町線の文の里駅が最寄り駅、文の里商店街に来ました。

歩いていると、なんだか変わったポスターが目立ちます。
男の人が紙に突っ伏していますね。

「お兄ちゃん、あのポスターに写ってるの、おれなんよ。」
「ええっ！？お父さんなにしてるんですか！？」

「突っ伏してるポスターの裏見てみ。おれやろ。」
「ほんとだ…」

他にない斬新な広告です。ネットで拡散され、海外からポスターを見に来る人も多いのだそう。

実はグローバルだった文の里商店街。写真をその場でSNSにアップしたいですよね。

通信状況は良好です。すぐに写真はアップできる環境といえます。
下りも快適です。近隣に住んでいるかたにとって、ネットライフでストレスを感じることはなさそう。
通信速度予想はメガネがサングラスになったのでやめました。

これにて調査は終了です。思ったより早く終わったので、編集部に報告を入れてから串揚げを食べに行きたいと思います。

「もしもし、調査終わりました。」
「お疲れ様です。この後は帰るんですか？」
「串揚げ食べてから帰ります。」

「あ、その時間あるんだったらもう2箇所調べてもらえますか？」

「え？さすがに帰りの新幹……」
「よろしくお願いします。」

通天閣周辺

通天閣周辺に来ました。計測時間は16:50です。
歩き回ってみるとディープな串揚げの店がたくさんあり、一層串揚げ食べたくなりました。

auとdocomo、上り回線で差が開いています。通天閣は電波塔ではないため、電波塔に近いから…ということではありません。
アプリで計測する時、画面に表示されるメーターの上下動も激しかったので、場所により変動があると考えられます。アップロードがうまくいかないときは少し移動しましょう。

大阪港周辺

ついに最後です。大阪港駅に来ました。
ここはアミューズメントパークやホテルがあり、家族、カップルで楽しめる場所です。
それもいいのですが、一番の真価を発揮するのは夕暮れ時なのです。

沈む夕日をのんびりと見ることができます。
油性ペンで塗られたメガネのおかげで、眩しくなく夕日を望むことができました。
駅の写真が暗いのは、日没まで時間がなく、最初に夕日を拝んだからです。

通信速度のほうは総じて弱めです。臨海部のさだめ…なのでしょうか。
時間は18:50、大阪市全体を通して、仕事が終わってスマホをいじる人が増えたのかもしれません。

総括

都市部と臨海部で、通信速度は差が少しあるようです。そんななかでも例外は舞洲工場でしょう。敷地内に電波塔がある等、特別な理由があるのかもしれません。
とはいっても、どこも通信ができないことはありません。土日の混雑や時間帯に注意すれば、通信は可能です。
大阪の観光地、面白スポットはまだまだあります。mineo片手にお出かけしてみてくださいね。