2月26日（日）に発生した運営事務局による掲示板スレッドの誤削除と、再発防止策について

■発生日
　2017年2月26日（日）

■事象
　moonspapaさんから掲示板に投稿いただいたスレッド「偽悪は通用しにくい？マイネ王国内での表現方法を考える」において、一部規約に違反する内容の記載がありました。本来であれば当該箇所の修正依頼を実施するところを、修正依頼ではなく、運営委託会社にてスレッドを全削除してしまいました。

■原因
　まず、コメント、スレッドの削除基準についてですが、スレッドの全削除はユーザーさんへの影響が大変大きいため、本来はめったに削除を実施することはございません。とはいえ、規約違反を黙認することは出来ないため、コメントであれば即削除する場合でも、スレッドであれば以下のような対応を取っております。
　①スレッドの一部に規約違反があった場合、まずスレッド投稿者さんに修正依頼をさせていただき、一定期間内に修正いただけない場合には運営事務局で削除いたします。
　②投稿内容自体が規約違反であり、かつ投稿内容により、ユーザーさんの間で誹謗中傷等が発生している場合、スレッド投稿者さんに通知の上、運営事務局で削除いたします。

　マイネ王の運営は平日夜間、休日は運営委託会社に委託しており、運営委託会社には運営に必要となるコメント・スレッド投稿共に、非表示にする/削除するという2つの権限を委託会社に付与しておりました。

　今回の原因のひとつは、対象の内容が、非表示対応か削除対応か、の認識が委託会社と異なった点だと考えております。また、違反内容の判断（どのレベルの規約違反を非表示/削除とするか）を明文化することが難しく、運営事務局と完全に判断基準を一致させることが難しいことやスレッドの全削除という影響度合いの大きい対応を、判断できるだろうと考えていた我々運営事務局の認識の甘さも原因としてあると考えます。この点について我々自身、深く反省しております。

■再発防止策
　規約違反の投稿があった場合には、運営委託会社では削除ではなく、一旦非表示対応（復元可）としておき、削除すべきかどうかの判断は翌営業日に運営事務局の担当者と責任者がダブルチェックを行ったうえで、運営事務局で削除を実施する運用ルールに変更することで再発防止いたします。

■今回のスレッドの復元について
　スレッド、コメント、ナイス、チップの全件復元、一部復元の2パターンで復元できないか、マイネ王システムの検証環境においてサンプルデータを用いて検証しました。検証を実施した検証の結果、ナイス、チップは復元できないものの、スレッドとコメントは復元できるということがわかりました。
　ただ、これらのデータには、スレッド、コメント本文、新着情報、ユーザー情報、画像データなど様々なデータがユニークなIDで紐付けられ、それらをひとつのデータとして生成した上で、掲示板等に1コメントとして表示しております。今回の削除によりIDが削除されてしまい、各々のデータがログベースで残っているものの、ひとつのコメントを復元するためには、それらのデータを新たに紐付ける必要があります。
今回のスレッドには多数のコメントがあったことから、ログデータからひとつひとつ紐づくデータを探しだし、ひとつのコメントとして紐付けしなおすという作業が、マイネ王のシステム改修を常時行っている中では、マンパワー的に大変厳しいということが判明したため、現実的には復元することが難しく、復元しないという判断をさせていただきました。

このたびは、多数のユーザーさんが楽しまれていたスレッドを削除し、皆さんをがっかりさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。

以降、このようなことが発生しないよう再発防止策を徹底いたしますので、今後とも、マイネ王をよろしくお願いいたします。