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僕が文末に「…!」をつけてしまう5つの理由を説明します…!

僕が文末に「…!」をつけてしまう5つの理由を説明します…!

たかや
ライター: たかや
1993年生まれ。ライター。記事の撮影はスマホのカメラを使うことが多いので、スマホがないと生きていけない。

キュッキュッ

▼この記事の登場人物▼

たかや
Webライター。今日は「…!」について力説します。
シュゴウ
Webライター。たかやに呼び出された。

僕が「…!」をつけてしまう理由を説明します…!

シュゴウ
えっと…。なんですかコレは。
たかや
ホワイトボードに書いてある通りです。
たかや
僕、日ごろからLINEなどのメッセージの文末に「…(三点リーダー)」と「!(感嘆符)」をセットで多用してしまう癖があるんですよね。
シュゴウ
あぁ、分かります。自分もそうかも…。

たかや
そして僕たちと同じように、「…!」を頻繁に使ってしまう人たちって一定の割合で存在していると思うんですよ。
シュゴウ
意外といそうですね。
たかや
この「…!」。人によっては、「なんでそんなに使ってくるの?」とか「優柔不断な印象」みたいな受け止め方をする方もいらっしゃるかもしれません。たしかに仰る通りなんですが……

「ダン…!!!」

たかや
「…!」を多用してしまう側にも、言い分はあるんです…!
シュゴウ
口で「ダン」って言ってる……。でもたしかに、たかやさんのLINE、「そんなに使う?」ってぐらい「…!」を多用してますもんね。

たかやの実際のLINEメッセージ

たかや
というわけで、今日は「僕が『…!』を多用してしまう理由」の説明会を実施します…!
シュゴウ
会を開くほどの内容じゃない。

① 相手に不快感を与えたくない

たかや
1つ目の理由がコレ。「相手に不快感を与えたくない」。
シュゴウ
コレはけっこう分かります。
たかや
例えば相手へのメッセージの文末を「。」もしくは「!」で終わらせたとするじゃないですか。で、送った後にめちゃくちゃ不安になるんですよね。「相手にどう思われてんのかな…」と。
シュゴウ
「ヤベ…。文末を句点で終わらせちゃったけど…。コレ、相手に怖い人だと思われてないかな…? 」みたいな。
たかや
うんうん。相手に「冷たい人・威圧的な人」だと思われたくない。だってそれって、今後のコミュニケーションにおいてマイナスにしか働かないから。実際、こっちは怒ってないし。
シュゴウ
でも、「!」も含まれるんですね? 「!」に冷たい・威圧的なイメージはないけど…。

たかや
いえ、そんなことはありません。僕の考えでは、「!」も十分に威圧的なんです。例えば、相手に謝罪のメッセージを送るとします。

大変申し訳ありませんでした!

大変申し訳ありませんでした…!

たかや
この2つ、圧を感じないのはどっちですか?
シュゴウ
たしかに後者のほうが控えめな印象を受けますね。前者はなんとなく開き直ってる感もある。
たかや
あるいは「よろしくおねがいします!!!」と「よろしくおねがいします…!!!」だと、どう?
シュゴウ
「!」の数を増やすのはまた意味が変わってくる気もするけど…。たしかに、前者は押し付けてる印象が、後者は謙虚さを感じますね。
たかや
そう! 謙虚!

たかや
とどのつまり、僕は「…!」に謙虚な意味合いを含めてるんですよ。相手を敬っている。腰を低くしている。「。」や「!」では決して出せない慎ましさを「…!」で演出している。「けっして怖くないですからね~」「怒ってないですからね~」「僕はあなたに寄りそう姿勢はありますからね~」みたいな想いを「…!」に込めているのです!
シュゴウ
急に饒舌になった。
たかや
相手に顔色や空気感が伝わりづらいテキスト上のやりとりだからこそ、少しでもリスクは排除したい。「…!」は意思疎通のカードとして強力なんです。
シュゴウ
なるほど……。

② 自分の発言に自信が無いので責任を回避したい

たかや
2つ目の理由がコレ。
シュゴウ
あ~、コレもちょっと分かる。
たかや
あくまで僕の推測ですが、「…!」を多用してしまうのは自分の発言に自信が無いからだと思っているんですよね。そして同時に、自分の発言に責任を負いたくないと心のどこかで考えている。
シュゴウ
はいはいはい。
たかや
例えば「○○について、どう思われますか?」と質問をされたとき……

いいですね!

いいですね…!

たかや
「いいですね!」だと「そいつは最高だ! 俺が保証するぜ! よしゃよしゃ!」みたいに、相手の発言に全乗っかりしている感がバリバリじゃないですか。
シュゴウ
そうかな…?
たかや
だからこそ、僕の場合は「(う~ん…。OKなんだけど…。でも、これで勢いよく返事をしたとして、あとから『おい! あのときお前もOKっつってたよな!』って責任転嫁されたら怖いな…。なるべく自分が負う責任を回避したいし…。よ~し、こういう場合は)いいですね…!」と返すようにしています。
シュゴウ
姑息……。

シュゴウ
姑息……。
たかや
2回言わないで…。我ながら「ちょっとズルいよな~」って自覚はあるから…。
シュゴウ
まぁたしかに、返答ってすべてが「白」と「黒」のどちらかで返せるわけじゃないし。「グレー」のニュアンスで返さざるを得ないタイミングはありますからね。
たかや
そうなんですよ。あと、決して相手にすべて丸投げしているわけではなくて…。こちらもちゃんと、咀嚼はしているんです。ただ、「自分なんかの考えや言葉が物事の決定を左右していいのかな…」といった不安な気持ちがあって…。むしろ、相手を心の底から信頼しているからこそ、最後のボールをそちらに投げている気持ちもあります。まぁ、それでもやっぱりズルいか。すみません…!
シュゴウ
たかやさん、普段そこまで考えて「…!」を使ってたんですね…。

③ “いっぱいいっぱい感”を伝えたい

シュゴウ
いっぱいいっぱい…感……?
たかや
はい。ときに「…!」は、「自分がいっぱいいっぱいであること」を伝えたい側面もあります。
シュゴウ
え~っと…。例えば、仕事の進捗を聞かれたときに「いま進めています…!」みたいに、そのときの、ゆとりの無さを感じ取ってほしいみたいなことですかね?
たかや
あ~、ちょっと違いますね。この場合の「いっぱいいっぱい」とは……

たかや
生きていることに対して、です。
シュゴウ
????

たかや
僕は常に、“いっぱいいっぱいな状態”で生きているんです。
シュゴウ
どうしたどうした。

たかや
僕は常日頃からあくせくした状態の心持ちで生きています。己の要領の悪さに凹んだりしながら…いっぱいいっぱいなんですよね。
シュゴウ
大丈夫…?
たかや
まぁ、僕のビビりは幼少期からなので安心してください。ただ、「自分は生きているだけでいっぱいいっぱい人間なんです」ということを、「…!」から察してほしい。というだけなんです。
シュゴウ
つまり、「いっぱいいっぱいだから多少は許してね…」みたいに同情をしてほしいってこと…?
たかや
それは違います!!! いい加減にしてください!!!
シュゴウ
なんでキレられてんの?

たかや
ん~~、そうですね。シュゴウさん、「ぼのぼの」って知ってますか?
シュゴウ
あの4コマ漫画のラッコのキャラクターですよね。知ってますよ。さすがにその落書きは似てなさすぎるけど。

たかや
で、「ぼのぼの」に登場するキャラクターって、みんな特徴的な汗をかいてますよね。
シュゴウ
はいはい。頭から上に向かって出てるアレね。

たかや
つまり「…!」は、あの汗なんです。
シュゴウ
??????
たかや
「ぼのぼの」の汗って、これ以上ないほど「あくせく感」が伝わるじゃないですか。
シュゴウ
まぁ、それは、はい。
たかや
同時に、「あくせく感」のデフォルメとして完璧なんですよね。キャパオーバーな状態が伝わるけど、可愛らしさも感じる。僕は、それになりたいんです。

たかや
僕は、ぼのぼのになりたいのです。
シュゴウ
なんだコイツ。
たかや
つまり、「…!」から「いまの自分がいっぱいいっぱいであることを感じてほしい」。でも、それは決して、憐れんでほしいとか気を使ってほしいとか、そういった思惑があるわけではない。ただただ、「…!」から「この人はいっぱいいっぱいがデフォのキャラクターなのね~」と感じ取ってほしい。本当にそれだけなんですよね~。ハハハ。

シュゴウ
………………。
たかや
引かないで。
シュゴウ
これまでの理由には共感できたけど、今回はなにひとつ共感できない。えっと、とりあえず、このあと飲み行く? 話聞くよ…?
たかや
そこまで!? 待ってくれ…! 次は共感できるはずだから…!

④ 体温やテンションの高さを感じ取ってほしい

たかや
「…!」って、時として「!」よりも感情表現として強いこともある。例えば、アイドル好きの人が、自分の推しに気持ちを伝えるメッセージを書く場合…

今日のライブ、めちゃくちゃ良かったです! もう、本当に最高でした!

今日のライブ、めちゃくちゃ良かったです…! もう、本当に最高でした…!

たかや
「…!」を使ってるほうが、メッセージに「体温」を感じませんか?
シュゴウ
たしかに。さっきの“いっぱいいっぱい”の話とも通じますけど、「…!」は、心から感激してる様が伝わりますね。
たかや
あるいは、相手のボケに対して「なんでだよ!」と返すよりも、「なんでだよ…!」と返すほうが、ツッコミとして強い。「なんでだよ!」は、片腕で相方のお腹を「べしんッ」とツッコんでるイメージに対して、「なんでだよ…!」は、上半身をすべて使ってオーバーなツッコミをしているイメージ。
シュゴウ
その例えはちょっとよく分かんないけど…。
たかや
要するに、「…!」を使うと、文字に入るんですよね…

たかや
「心」が。
シュゴウ
……その格好でそういう話をされると、そういうセミナーっぽくて怖いから。
たかや
だからこそ、僕は「…!」を多用している。やっぱり、人と人とのやり取りだからこそ、「温かみ」を大事にしたい。なんなら、「!」は冷え切ってる。「!」を使うやつは人の心の無いサイボーグ。
シュゴウ
おい。めちゃくちゃなこと言うな。
たかや
でもビジネスの場面においても、やっぱり人と人との関わりだから、「…!」を使ったほうが相手への印象も良いと思うんですけどね。

ここで、カメラマンとしてこの場にいる担当編集者さんが話に入ってきた

担当
ビジネスの場においては、「!」のほうがいいケースもあるんじゃないですか?
たかや
えっ? 絶対にないですよ!
担当
例えば、ライターさんって、原稿の提出が遅れる旨の謝罪の連絡を入れることって多いじゃないですか。
たかや
……………。
シュゴウ
たかやさん、そっぽ向かないで。
担当
そのときの文言って、大体こんな感じなんですけど、

すみません! 原稿の提出、遅れます!

すみません…! 原稿の提出、遅れます…!

担当
後者だと、「提出が遅れている状況なのに、三点リーダーを打つ余裕はあるんだな」って思っちゃいますね。

たかや
……うぐっ!
シュゴウ
仰る通りだ…。
担当
“ガチの焦り感”を出すのなら、句点もビックリマークも三点リーダーもつけず、わざと誤字脱字を入れ、メッセージの途中で間違えて送信するなどの工作をしたほうがいいかもしれません。
たかや
今度使ってみます…。
シュゴウ
「…!」は使いどころによっては逆効果でもあるのか。

⑤ 若い世代にビビってるからこその「…!」

たかや
ちょっと前にSNS上で話題になってたけど…。いまの若い人たちって、「文章の最後に句点がついてると、『この人は怒ってる?』と受け止めている」らしいじゃないですか。
シュゴウ
はいはいはい。よく聞きますよね。だから、最近の若い人は「文末に句点をつけないのがデフォ」らしい。
たかや
そう。この話の肝は「らしい」ってこと。…その情報、ほんとに?

シュゴウ
たしかにその手のニュースやポストはたびたび目にするけど、それを書いてるのって大体が若者ではなく“大人”ですからね…。
たかや
本当にいまの若者、句点をつけないの? 信じていいの? 句点無しで送ったとして、「この人、ニュースを鵜呑みにしてる。プププ」って思われない!? 「若者に迎合しようとしてる~」って思われない!? おっさんの僕にはわからないんですよ…!
たかや
あと一昔前に揶揄されてた「おじさん構文」ってあるじゃないですか。
シュゴウ
語尾がカタカナだったり、読点とか絵文字がやたらと多かったりする文体ですね。汗をかいてる絵文字とか、赤のビックリマークとか。

たかや
さすがにそれらの絵文字は使わないように僕も気を付けてます。でも、たまに学生のライターさんとLINEでやり取りをするんですけど……
たかや
いまの若者、けっこう赤のビックリマーク使ってるのよ!!!
シュゴウ
そうなの…!?

たかや
僕からすれば威圧的だと思ってた「句点無し」が、若者にとっては非威圧的で……。おじさん御用達と馬鹿にされていた「赤のビックリマーク」は若者が平気で使ってて……。もう、わっけわからん!!! おじさん、ついてけない! うわぁぁああああ!!!
シュゴウ
壊れちゃった…。

たかや
だからこそ「…!」なんです!
シュゴウ
なるほど…。
たかや
「。」でも「!」でも、「句点無し」でも「赤のビックリマーク」でも無く、 安全パイとして「…!」を使っているんです。 「…!」は最後の砦なんですよ。 もう、おじさんをいじめないでください…!
シュゴウ
別にいじめられてはないだろ。でも、言葉のニュアンスって時代によって変化するものだし、そのうち若者の間で、「…!」を使うおじさんはダサいってことになったらどうするんですか?
たかや
そんときはもう知らん!!! 説教してやらァ! 小童どもが!!! 調子に乗ってんじゃねぇぞ!!!
シュゴウ
最悪のおっさんだ……。

【まとめ】これからも「…!」をつけてしまうけど許してね…!

たかや
というわけで、僕が「…!」をつけてしまう理由でした。
シュゴウ
すごい…。「…!」だけでこんなにも熱量高く語れるとは……。
たかや
もちろんあくまで僕個人の意見ですけどね…!
たかや
最後に一言だけ。ここまでゴチャゴチャ説明してきましたが……

たかや
そこまで深く考えずに使うことも多いです。
たかや
正直、もうず~~~っと「…!」を使ってきたので、手癖みたいなもんなんですよね。だから、「…!」を送られてきても、あまり気にしないでほしいのもある。
シュゴウ
おい。最後の最後でひっくり返すんじゃないよ。
たかや
まぁそんなわけで、ここまで読んでくださり…

編集:ノオト


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73 件のコメント
1 - 23 / 73
!の文字一つであっても、記事作成を、お仕事にされるかたにとっては、考え抜かれた上での、大切な表現と伝わりました。改めて、スタッフブログを大切に、読みたいと思います。いつも、ありがとうございます。
相手への気遣い伝わりました🐾
声じゃない文(分)文字による気持ちの「ト音!・・‥!♬♭」
聞ける気心知れた友で試してご意見伺いも良いかも知れませんね。
吾輩はマイネ王内にて絵文字を連発してます。
今まででやぁなぁ〜思いをさせていた方がいらっしゃったらごめんニャ🐈
これかもぽちぽちノラ街道まっしぐらよろしくお願いします🐱🍡🍊🚩
日本人特有の言葉を濁す、曖昧な表現かもしれませんね
語間、語感を読み取る
遠回し、比喩的な表現で
相手に不快感を与えない

あと言葉の最後に
「〇〇だと思う」
「〇〇らしい」
「〇〇みたい」
と付けたほうが断定していないので
後々問題になりにくい
私も❗️マークをよく使う方ですが、抵抗がある人からウザイと指摘された経験が有ります。
なるほど。よくもまあ長々と大した事無い事を何度もスクロールして見させた挙げ句、納得の行かない結論を見せ付けられたのか。この気分はいつか面白い展開になるはずと朝ドラ「おむすび」の最終回を観たあとの脱力感と怒りに似ている。半年ぶりのやるせなさ。腹いせに、ライター: たかやの記事は金輪際読まない事をここに誓う。
文章が長すぎるのでは?
内容が良く解らなかった。←小生の能力不足かも。
結論を先に述べる等があれば、解り易かったかなぁ。
...!なんて使ったことないわ...!
なんとなく伝わりました。わたしも似ているところがあるような気がします。表現の仕方は違いますけど。
これからもめげずにたかやさんの道を進んでください。応援してます。
いいですね…! 
なるほど…!
うんうん…!
😸
おもしろかったあ…!🤭

>> pLFKD さん

〜考証の余地あり
(タイパ コスパから見て そこを掘ってはいません)
漫才コンビを組んでみたら…?
言われなくてもわかるのが当然な場合→言われても分からないなら別の生物。
生きるために最低限必要な知性がない場合→心不全や脳死と同じ。
心拍と同じく持って生まれたもの。
別に 「!」 なしでも、よくない?
結局 「。」 の代わりなの?


自分、そのあたりの若者の感覚が理解できない年齢になったんだなぁ~💧
SNSは美しい日本語を廃れさせる要因のひとつである事は間違いなさそうです。
ライターさんには文章を簡潔にまとめる練習と日本語の基礎の復習をお勧めします!
感嘆符で強調する必要はある?
おつかれさまです
おもしろいw
実は気になってましたw
昼休みにゆっくり勉強させていただきます!
ありがとうございます(≧∇≦)
いいネクタイ持ってるねー。

Σ(´∀`;) 私服コーデはコーデネート…!
私もそのタイプ。。。
…だけじゃなく、句読点三つ。

断定的に言い切りたくないという意志だと思っていただければ(笑)。
還暦過ぎなので、…!は使ったことありません。
なるほどなと思いました。
(ノζ ◡ ̄ ξ)

絵文字や顔文字などは流行り廃りが有ると思うので、気にしなくても良いかなと私は考えています。😌
…や⋯で文章に余韻を含めることはあるけど、!と組み合わせることはないな。
…と!は真逆の意味で使う記号なので、おばちゃんには違和感しかないです( ; ; )
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