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時間を時短で絞り出す。スマホの「タイパ技」厳選17連発

時間を時短で絞り出す。スマホの「タイパ技」厳選17連発

辰井裕紀
ライター: 辰井裕紀
ガジェット・ローカルネタ・卓球が好きなライター。過去に番組リサーチャーとして秘密のケンミンSHOWなどを担当。

とにかく現代人に足りないものは「時間」です。少しボーッとしているだけで、何もできずに時が過ぎていきます。

そんな現代人にとって、最も貴重な時間を費やしているものの一つが「スマホ」。

そのスマホでの作業時間を減らせば、必然的に時間が浮きます。

それなのに意外と知らない人が多い、スマホによる「時短テク」。これを機に、隠れた「タイパ裏ワザ」を学んでみませんか?

あまり長々と前置きをしても、皆さんの貴重な人生の時間を奪うだけなので、さっそく本題に入りましょう。

※一部のiOS・Androidのバージョンでは使えない技もあります。また、仕様が変わる可能性もあるのでご了承ください。

スマホOSの標準機能

背面タップ(iPhone)

まずは、日本のスマホユーザーの大半が使う「iPhone」の時短技です。

そのiPhoneにはiOS14から登場した「背面タップ」機能が隠れています。これはiPhone 8以降の機種で背面をダブルタップ、またはトリプルタップすると、設定したアクションが呼び出されるもの。

設定→アクセシビリティ→タッチ→背面タップの順に入り、機能をオンにしてから設定する

選べる機能はたくさん。下にスクロールするとまだまだある

好きな機能を割り当てられるので、標準では操作が大がかりになる「スクリーンショット」などを割り当てると便利です。

りんごマークの辺りをタップするとアクションが実行される
りんごマークの辺りをタップするとアクションが実行される

背面の「りんごマーク」のある辺りにセンサーが付いている模様で、クリアケースをつけていてもタップして動作できました。

シェイクで取り消し(iPhone)

「iPhoneを振る」と、作業を一気に戻せる「シェイクで取り消し」もあります。間違って文字を消してしまったときなどに有用です。

「取り消す-入力」というポップアップが現れる
「取り消す-入力」というポップアップが現れる

もう一度iPhoneを振ると、「やっぱり戻すのをやめる」機能まであるのがありがたいところ。

2本指スワイプ(iPhone・Android)

iOS13以降の場合、純正のメール、メモ、メッセージ、リマインダーなどのアプリには、2本指でスワイプをすると、「複数選択モード」を呼び出しての一括操作ができます。

画像

ちなみにAndroidの一部機種の場合、1本指でスワイプすると通知が出て、2本指でスワイプすればメニューを表示できるというハイブリッドな技があります。

画像



音声アシスタントに時間を言うだけでタイマーセットできる(iPhone・Android)

お次は、早業でタイマーをセットする方法。

「Hey Siri」でSiriを呼び出して、例えば「3分」とつぶやくだけで、このように「3分のタイマー」をセットできます。

なお、Face IDを搭載したiPhoneの場合はサイドボタンを長押し、その他のiPhoneのモデルの場合はホームボタンの長押しでもSiriを呼び出すことが可能

Androidでも同じようなワザが使えます。「OK Google」か画面斜め下からのフリックなどでGeminiを呼び出し、同じく「3分」などとつぶやくだけで、3分のタイマーがセットされます。

あらかじめGeminiを使う設定にする必要がある


ロック画面にPayPayを置く(iPhone)

生活に定着した「QRコード決済」。iPhoneではスマホの認証から決済までのタッチ回数が多いのが悩みの種ですが、これを簡単にする方法があります。

iOS16以降の場合、ロック画面の壁紙のカスタマイズでウィジェットを「PayPay」などにすれば、ロック画面からワンタッチでそのまま決済画面まで行けるのです。

ロック画面長押し→カスタマイズ→ロック画面→ウィジェットを追加→PayPayなど任意のQRコード決済アプリ→×を2度押して完了をタップで設定完了

タップするだけで簡単に決済できる
タップするだけで簡単に決済できる

ワンタップで決済ができて、買い物が一気にスピードアップします。

カメラで洗濯物のロゴの意味がわかる(iPhone)

iOS17以降のiPhoneのカメラには、一見わかりにくい「服のタグにある洗濯表示のロゴ」を撮影し、解読する機能まであります。

タグを撮影すると、その後に出る「光る『i』マーク」をタップし、「調べる:洗濯/ランドリー」もタップすれば洗濯ロゴの詳細を確認できるのです。

設定アプリ→検索→関連コンテンツを表示をONにすると「調べる」機能が使えるようになる


「かっこ」の入力(iPhone・Android)

スマホのフリック入力で、意外と手こずるのが「かっこ」の入力。開き括弧と閉じ括弧を合わせて2度打たなければならないのもネックです。

しかし、実はひらがなキーの「や」の左右がそれぞれ「開きかっこ」と「閉じかっこ」に割り当てられており、これを交互に押すことで括弧の入力ができます。

iOSの入力画面。実は「や」の左右は「かぎかっこ」になっている

Androidの入力画面。こちらの「や」の左右は「かっこ」

iOSの場合は「」、Androidの場合は()を初期状態で入力でき、変換候補にも他のかっこが表示されるので、そちらに変えるのも容易です。

きょう・あす・きのうで日時が出る(iPhone・Android)

「きょう・あす・きのう」などとキーボードで打つと、それを入力した日から計算した具体的な日付が変換候補に出てきます。

「きょう」と入れると今日の日付が様々な表記で出る。こちらもiOSとAndroid共通で使える


郵便番号を入れると地名が出る(iPhone・Android)

郵便番号の7桁を入れると、それに当たる地名が変換候補に出てくる便利なテクニックも。

郵便番号を入れるだけで住所に変換できる

Android標準のGboardの場合はハイフンも入れる必要がありますが、iOSの場合は7桁の数字を入れるだけでOKです。

YouTube

再生速度を自在に変えられる(iPhone・Android)

YouTubeのタイパ視聴の基本から。

動画プレイヤーの右上にある歯車アイコンをタップし、「再生速度」で「0.25~2倍」の範囲で動画のスピードが選べ、今をときめく倍速視聴ができます。

さらにYouTubeプレミアム会員なら、最高4倍速までの高速再生ができます。

さらに、画面の右側を長押しすると、「押している間だけ2倍速」が可能です。

また、画面左側をダブルタップすると10秒早戻し、右側をダブルタップで10秒早送りもできます。

Geminiでサクッと動画要約(iPhone・Android)

そしてYouTubeアプリで使ってほしいのが、GoogleのAI「Gemini」によって動画を簡単に要約できる機能。

Androidの場合はとくに簡単で、例えばマイネ王の動画にアクセスし、「OK Google」などでGeminiを呼び出します。

さらに「→動画について質問する」のポップアップをタップし、出てきたURL画面の右下にある送信ボタンをタップすると、一瞬で動画の要約ができます。

あらかじめGeminiを使う設定にする必要がある

倍速再生よりも早く情報がわかる。下にスクロールすると最後まで要約を見られる

同時に再生時間のタイムスタンプも付くので、気になった箇所を再生して確認できます。

iOSではもうひと手間かかりますが、共有からGeminiにリンクを送ると要約してくれます。

あらかじめGeminiのアプリはインストールしておく必要がある


Googleマップ

「○○から××」でルートが出る(iPhone・Android)

Googleマップでは「経路」をクリックしてからルートを検索するパターンが一般的ですが、実は「○○から××」という風に入力するだけで、ルートが出てきます。

アイコン長押しで自宅や職場へのルートが出る(Android)

さらにAndroidスマホの場合は、アイコンを長押しすると「自宅」「職場」という選択肢が出てきて、押せば現在地から自宅 or 職場までのルートが一発で表示されます。

画像


LINEのアイコン長押しでQRコードリーダーが出る(iPhone・Android)

「LINE」で友だちになるには、「QRコード」を見せ合うのが手っ取り早いですが、何度もスマホをタッチして呼び出すのは面倒。

そこで、LINEのアイコンを長押しすると、下記のようにQRコードリーダーが登場し、すぐ読み取り可能になります。

左:iPhone 右:Android


位置情報をすばやく共有(iPhone・Android)

さらにLINEでもう一つ。トーク画面でトーク窓の左にある「+」をタップして位置情報を押すと、今いる場所を知らせることができます。

Amazon

Amazonで欲しいものを“カメラ”で探せる(iPhone・Android)

Amazonで意外と気づかない便利機能が、「Amazon lens ai」。検索窓の右側についており、写真で撮影したり、バーコードを読み取ったりすると、Amazonでその商品が見つかるスグレモノです。

人を写して、似ている洋服を選ぶのもいい感じ。ちなみにこれは筆者です。

迷惑電話

着信相手の危険度が「電話帳ナビ」で瞬時にわかる(iPhone・Android)

最後に、「時短&安心できるアプリ」としてオススメなのが、迷惑電話を事前にチェックできる「電話帳ナビ」。

【電話帳ナビ】
App Store
Google Play ストア

突然かかってきた電話に対して、電話番号とそれに基づくデータが瞬時に現れ、出るべきかどうかをすぐに判断できます。

長いようで短い、限りある日々。これらのタイパ裏技を駆使して毎日数秒ずつ時間を作り、かけがえのない人生の自由時間を、どうか少しでも長くつかんでください。

編集:ノオト


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68 件のコメント
1 - 18 / 68
なるほど。知ってたり知らなかったり、使ってたり使ってなかったり、知ってるけど使ってなかったり知らなかったけど使う気がなかったり。こんなショートカットは、「面倒だな」と思った時が時短チャンス。「や」のスワイプで「()」は、知らなかったしこれから使おうと。
こんなにもたくさん、いろいろなやり方や操作方法があるんですね!一つも使えてませんでした・・・。ためになる記事を読ませて頂き、ありがとうございます。
爺いには時間が年月が多すぎる。
時間も身体も命も現役者に
分け与えられたら良いのに。
情報ありがとうございます😊時間はあっという間に過ぎてしまいますね〜
知らない事を、教えて頂き有難う御座居ました。
QRコードリーダーや「今いる場所」は、とても参考になりました。
今度は、「スマホでFAXを送る極秘技」なんて、企画してね。
ちょっとわたしには難しい技ですがmineoさんの技術提供にいつも感謝しております🐶
おつかれさまです
裏ワザありがとうございます!
コレほんと助かります!
いつもありがとうございますm(_ _)m
記事を読んで、知らない裏ワザを活用して、もっとスマホが使いこなせるように、頑張りたいと思います。
為になる情報、ありがとうございます。

IMG_1823.jpeg

iOSの背面タップのスクリーンショットは便利です。使っていない、知らない機能を教えていただきました。ありがとうございました。
実用的な記事をありがとうございます
Geminiすごい!全部観るのは面倒な動画も多々あるので助かります。
紹介ありがとうございます。
参考になった様なならなかった様な。そもそもこんなに使いこなしてません。
17個の紹介の内15個は使いこなしてます🤗

💠背面タップよりも AssistiveTouch(アシスティブタッチ)のほうが 気に入ってます

指1本で ワンタップするだけで 素早くスクショできるから 3回連打よりもタイパ良いです

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💠小さめの「カギ括弧」🟰「」
……を使うときは 数字の「7」に割り当てられているので よく使いますけど

ひらがなの「や」に 開閉カッコ🟰()
が割り当てられいるのは知らなかったです~

━━━━━━━━━━━━━
💠Geminiは iOSの為
ワンアクションで 要約できないのが
タイパ低い気がして使っていません

━━━━━━━━━━━━
💠LINEのアイコン長押しで
QRコードリーダーが出るのは
今はもう 廃止されたLINEpayで支払うときに 長押しをしたら 登場してましたね

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💠位置情報の共有は
LINEが広がりはじめた当初から 使ってて
タイパ高すぎの便利さのおかげには感謝しています〰️·͜·ᰔᩚ

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💠迷惑電話の電話帳ナビは知らなかったです
なので アプリをインストールし 設定の途中で 自分に必要なアプリか?と気づきアンインストールしました
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もしも 迷惑電話を取ってしまったら無言を貫き通しますね…(たぶん)モシモシ スラ イイマセンꉂ🤣𐤔
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着信履歴に残っていた場合
電話番号そのまま入力検索すると
他のユーザーさんのコメントで
迷惑電話だと認識できるから
着信相手の【危険度まで知る必要性】は
無いなぁ~とアンインストール🫥🫥
スマホを持ったらチャレンジしてみるね😳
裏ワザも凄いですがそもそも表のワザをタブレットでも教えてくんろぉ〜
猫に小判✨吾輩にスマホの裏ワザですね✨
おうち帰ってゆっくり拝読しなおしますね。
何やらめっちゃ後々にはきっとためになるね。
使う前に使われている現状ですぅーー。
紹介ありがとうございます🤔
すごい、いろんな技があるんですねえ。ほとんど知らないことばかりでした。ありすぎて覚えていられないかもしれませんが、知ってよかったです。ありがとうございました。助かりました。
スマートフォンの各機能の紹介とタイパ重視から作られたのかと
思う気もするが、ほとんどのiphone機能は知っていたし、使ったり
使わなかったりとあるけど。
結構知らない人が多い気がしますね!
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