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鯖、好き。
豊かな風味、たしかな旨味。それでいて高い栄養価。そんな鯖が、大好きだ。
鯖、好き!
焼き鯖、鯖寿司、鯖サンド、味噌煮、ソテー…etc。鯖は調理方法によって多様な顔を見せてくれる。
あぁ、素晴らしき哉(かな)、鯖。
実際、自分は魚の中なら鯖を買う頻度がかなり多い。季節問わずスーパーに並んでくれるし。お求めやすい価格だし。貧乏暮らしが長い自分にとって、鯖になんど救われたことか…。
そんな鯖に、恋してる。
私、どうしちゃったんだろう。年中夢中、四六時中。寝ても覚めても鯖のことばかり。アイラブアイラブ、鯖フィッシュ。やだ…これが…恋…? 鯖だけど恋(鯉)?
鯖、もっとずっと、自分の傍(そば)に居てほしい。
自分にとって身近な存在の鯖を、もっと身近なものに。
つまり、そう!!!
鯖をモバイルバッテリーにしようっ!!!!
このスマホ社会。モバイルバッテリーは必需品。ご多分に漏れず、自分もモバイルバッテリーは肌身離さず持ち歩いている。
では、そんなモバイルバッテリーと鯖を融合させることができたなら……? 言うまでもなく、鯖がもっと身近な存在になったと言えるハズ。
作ろう、鯖のモバイルバッテリー。いやさ、鯖(サバ)イルバッテリーを。
自分のちっぽけな人生、歴史にこの名を刻めずとも、「鯖に恋焦がれて、鯖のモバイルバッテリーを作った男」そうして誰かの記憶に残れば本望。
見晒せ、この世のすべての鯖ラヴァー。オレ、いま、鯖、作ってます! だって鯖が好きだから!
鯖ってすごい。昔から好物だったけど、三十路を過ぎたあたりから、鯖のありがたみが一層判るようになってきた。
「ガシッ」とした力強い身の歯ごたえ。口の中でとろける脂の旨味。それでいて、肉を食べた時ほどの胃もたれも起こさない。歳を重ねるごとに、鯖という存在のありがたみが増してくる。
ねぇ、鯖。アナタはどうしてそんなにも素敵なの?
力技すぎる。
輪郭が見えてきました。テンションも上がります。フワッ! フワッ!
なんかキモ。
まずは白色、銀色、青で表面をペタペタと…。
そして銀色、黒色、青色。
絵筆で塗り広げるより、スポンジでトントンと撫でていくとけっこう自然な色味に。
ひゃおっ! サイコッ!
プラモデル塗料でお馴染みタミヤの「デコレーション用塗料」で“脂のテカリ感”を出せば……
完成!
思ってた以上に、鯖っぽくない? っぽい? ぽいよね???
ねえ~~~~、ヤバ~~~~~。超嬉しい~~~~。超鯖じゃ~ん。
正直、制作前は「粘土で作るの難しいんじゃ…?」と不安も感じてたけど…。自分、やればできるんだ…。嬉し…。いまならなんでもできそう。世界獲ろうかな。
あれれ~? 鯖、いなくなっちゃた。鯖、どこに行ったの~~? ふえぇぇ…。
あ~~~~~。良いよ~~~。鯖から放出されるエネルギーが、ケーブルを通して僕の体内に伝わってくる感覚あるよ~~。回遊魚の旨味成分、注入されてるゥゥゥ。この瞬間、僕と鯖は一体となり、僕は鯖であり鯖は僕であり……。ほんと嬉しい、本当に嬉しいよぉ~~~~~~~~~~。
鯖の歌を作りました。
そんな歌も浮かんでくるよぉ~~~。
モバイルバッテリーは野外でこそ、そのありがたみを実感。
ご覧ください、この光景。傍から見れば、「焼き鯖にケーブルを差してスマホを充電を試みる変人」にしか見えません。そう見られて結構だが!?
飲食店でもね。この通りでね!
一般的に飲食店に焼き鯖を持ち込むのは禁止とされていますが…。これは焼き鯖型のモバイルバッテリー。とがめられる筋合いはナッシング。
どんなときでも、鯖がそばに居てくれる。これを至福と言わずなんと呼ぶ。
はい。というわけでね。今回はね、「鯖のモバイルバッテリー」を作らせていただいたわけですけども。
大好きな存在をモバイルバッテリーにする…というのは、その対象をより身近に感じることができます。自分にとって、それが鯖だったってこと。あぁ幸せ。あぁ、幸せだな~~~。
工作終了後、自分を労うために回転寿司店に行きました。頼んだのはもちろん「〆鯖」(記事の〆つってね! つってねぇ!!)。
参考動画:【食品サンプル】上手に見える焼きサバの着色方法公開
編集:ノオト
熱くなってることに気付きにくそう…
煙出そう…発火しそう…
それはそれで雰囲気ありそう…