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「縦読み」。文章の各行の頭文字をつなぎ合わせると、別のメッセージとして読み取れる、言葉遊びの一種。
そんな「縦読み」を利用すれば、「相手から言ってほしい言葉」を縦読みで言わせることもできるんじゃないか? ということに気づいた。よし、やってみよう。
今回は、母に縦読みで「あ・い・し・て・る」と言わせてみる。
母から「愛してる」と言われたい……と書くと、幼少期に親に愛されなかったみたいになるけども。むしろ、超過保護に育った。「愛してる」もバンバン言われた。
だが、自分が大人になった現在、親子同士で「愛してる」なんてまず言わない。「時限爆弾を解除する直前の電話」ぐらいでしか言わないんじゃないだろうか。
無論、母に「ねぇねぇお母さん、僕に『愛してる』って言ってぇ~ん」なんてお願いはできない。恥ずかしい。それならまだ「ねぇねぇお母さん、僕にお金貸してぇ~ん」のほうが臆面もなく言える。なんなら今も言ってる。
そこで、縦読みで母からの「愛してる」を引き出そう、という算段だ。あと、勝手な推測だけど、母だって僕に「愛してる」と言いたいはずだ。もう、言いたくて仕方がないだろう。だって、僕、こんなに良い息子なんだから。
まず、ルールを設けた。
➀頭文字をつなげて「あ・い・し・て・る」になるなら、ひらがな・カタカナの種類は問わない ②漢字はNG ③「しりとり」は使わない |
まずは、普通の会話で引き出してみたい。
偶然にも母の誕生日が近かったので、この日をスタートにした。なぜなら、「おめでとう」と送れば「ありがとう」が返ってきそうだから。手軽に最初の「あ」が獲得できるのだ。
予想通り、「ありがとう」が返ってきた。誕生日なのに計算高くて申し訳ない気持ちになる。
そして、スタンプの存在をすっかり忘れていたことに気づく。さすがにスタンプまで予想するのは難しいので、スタンプ内の文字は縦読みに含めないものとする。
「さて、どうやって『い』を引き出そうか…と思案を巡らせている間に、母から立て続けにメッセージが届いた。「今」がきた。「今」か~。そうじゃないんだよな~。これじゃ「あ・今」になってしまう。
縦読みが崩れた場合、最初の「あ」からやり直さなければならない。これは長い戦いになりそうだ。
「あ」は一旦置いといて、「し」を引き出せるかどうか確認しておこう。母の傾向を把握してみる。我ながら、なんだこの質問。
が、失敗。どちらを選んでも「し」になる2択ならイケると思ったんだけどな…。そっか、問題形式にすると、「う〜ん」が返ってくることもあるのか…。半額値引きならとびつくのは親譲りだね。
今度は母に「マジカルバナナ」をやってもらうことにした。
例えば、「りんごと言ったら?」と送ったら、「あかい」と返ってくる確率は高い。母には自由に連想してもらってるようで、その実、言動を誘導していく作戦だ。
……なんだか母をマインドコントロールしているようで胸が痛い。
まさかマジカルの意味から聞かれるとはね。さっきの「オッケー」はなんだったんだ。マジカルバナナ以前に、母の予測が難しい。
その後も、母とマジカルバナナを続ける。自分の予想と外れる回答が連発される。
「ワンワン」→「いぬ」の返信がほしいのに、「柴犬」がきたときには声を出して笑った。親の脳内、全然読めない。
なかなか縦読みが完成しないまま、会話のラリーが続いていくんだけど、正直、めちゃめちゃ楽しい。予想の斜め上を行く母の答えが返ってきたときに、何度も笑ってしまった。
心の中で「なんでだよ!」と、何回もツッコミを入れてしまう。
たしかに、実家の入浴剤、バブだもんね。母にとっては、バブ=入浴剤のイメージが強いんだね。
すごい。
「豆をざるに入れ左右上下に傾け波のような音を出す」「波だ」
こんな返答、僕だったら逆立ちしてもできない。お腹痛い。どうしてこんな返しができるんだよ。
縦読みは全然完成しないんだけど、そんなのどうでもよくなってきた。母とのマジカルバナナ、無限にやっていたい。
マジカルバナナの次は、「母への質問」というテイで、誘導してみることにした。
「どちらを答えても同じ頭文字になる質問」はすでに試しているが、もう少しやってみたくなった。もっと本音を言えば、縦読みの完成よりも、この母がどんな回答をしてくるかが楽しみになってきたから。
上の画像でもせっかく「ア」を引き出しているのに、僕のほうから流れを崩しにいってる。だって、母がアナウンサーを選んだ理由を聞いたほうが面白そうだったから。
「芸能人に会ってみたい」という答え、ミーハーな母らしい。あと「頭を回転させ話す」も、コレたぶん「自分の脳トレになるから」ぐらいのことしか考えてない。徹頭徹尾、己のことしか考えてない。母さん、アンタ、最高だぜ。
ヤバい。もう、自分のなかで、「母が何言っても面白いターン」に入ってしまってる。全部ツボ。…あぁ、なんて最高なんだ、うちの母。
よく考えたら、これまで母とLINEでこういう雑談めいたことはしてこなかった。
親子関係が悪いとかではないけど…。むしろ仲良い部類だとは思ってるんだけど…。それでも、ここまでLINEでただの雑談をしたのは初めてだ。
縦読みは一向に完成しないんだけど、なんかもう、完成しなくていい気がしてきた。ずっと母と雑談していたい。
とは言え、企画的に「縦読み」を完成させないと終われないので、最後に「コスプレクイズ」を母に出してみることにした。
キャラ名を答えていけば「あ・い・し・て・る」の縦読みが完成する。出題するコスプレも、母が知っているキャラばかりチョイスした。名前を打ち込むだけなので、今度こそ成功できるハズだが……
やはり、全然予想通りに動いてくれない。褒めてくれるのは嬉しいけどもね…! 「うけそう」はいらないんだよな~。
そんで、普通に間違われる。いや、でもこれは僕のコスプレのクオリティが低すぎるからなので申し訳ない。これは僕が悪かった。
いま思えば、これを「しずかちゃん」と言い張るのは無理すぎた。逆に、よく辿り着けたとお母さんを褒めてあげたい。
なるほど。「実写版ルパン三世」では小栗旬がルパン役を務めた。そして、小栗旬の大ファンの母。すでに、ルパンの実写には慣れていたようだ。
一応、「小栗旬版ルパン三世」と「息子版ルパン三世」、どちらの再現度が高かったのかも聞いてみた。母的に、小栗版のルパンは“カッコよすぎる”とのこと。逆に、僕のルパンは原作に近いらしい。僕が、小栗旬に勝ったのだ。小栗旬を立てつつ、息子に華を持たせてくれた…。素晴らしい返答じゃないか、母さん。
それでも、何回か画像を送っていく内に、ようやく「ア・い・し・テ・ル」の縦読みが完成した。つまり、母から「愛してる」と言わせることに成功した。 ほとんど強引に言わせてるけども…。
だが、母には「息子からお母さんに縦読みで『愛してる』と伝える企画」と説明した。だって、途中から、母への愛おしさが勝ってしまったのだ。LINEで雑談を重ねていくうちに、あまりにも母に「愛」を伝えたくなってしまったから。「愛してる」と言われるつもりが、「愛してる」と伝えたくなりました。そんなオチです。お母さん、愛してるよ!
母がいま食べたいものは「マックのなんとかパイ」だそうです。
編集:ノオト
いいですね
ほっこりブログありがとうございます😆
そしてお母様のキャラもサイコー、言うのも何ですが…この母にしてこの息子、と感じました。いいなぁこうゆう関係☺️
ハイ。コロナから随分帰ってないからね
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#マイネ王9周年おめでとう!
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. #mineo10周年おめでとう!