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「リモートワークだと上司が見ていないから、ついスマホをいじってしまう」「他にやらなきゃいけないことがあるのに、スマホを見ていたらあっという間に時間が経っていた」……そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。筆者も同じです。
スクリーンタイムの機能を使ったり、使用制限をかけるアプリを入れてみたりするものの、結局耐えられなくなってしまいます。それならいっそ、物理的に使えなくしよう!と開発されたのが「タイムロッキングコンテナ」。形状や仕様が異なる4種類を購入し、使い勝手の良さや特徴の違い、メリット・デメリットを調査してみました。
タイムロッキングコンテナとは、スマートフォンをケースに入れてロックすることで使いすぎを防止するアイテムです。いわば「スマホ禁欲ケース」ですね。
2019年、謎解きクリエイターでタレントの松丸亮吾さんがツイートし、バズったことで一気に存在が知れ渡りました。その影響で、一時はAmazonで品切れになるほどの人気だったそう。
今回購入したタイムロッキングコンテナは、以下の4種類。
まずは、松丸亮吾さんが紹介していたクリアボックスタイプの「kSAFE タイマーロック式セーフボックス」から使ってみます。
けっこう大きいですね。机の上に置くと存在感があります。この商品の利点は、スマホ以外のもの、例えばゲーム機やお菓子なども入れられること。
商品と一緒に入っていた「kSAFE誕生秘話」によると、開発者のDavid Krippendorfさんは無類の甘いもの好きだったそう。家にチョコチップクッキーがあれば、どこに隠されていようと食べてしまうほど。そこで、甘いものへの誘惑を避けつつ、夕食後にクッキーを楽しめる方法はないかと考え、このセーフボックスを思いついたそうです。
さっそく使ってみましょう。まずはフタの側面から単三電池2本を入れます。すると「Days」「Hrs」「Min」「Sec」が表示されました。
ロック方法は簡単です。容器の中にスマホを入れ、ロックしたい時間までダイヤルを時計回りに回したあと、ダイヤルを押せばロックされます。
ロック開始までに5秒間の猶予があるので、もし間違えた場合はその間に解除できます。
ロック中に時間を延長することも可能です。ダイヤル部分を押し、右に回して改めて時間を設定すればOK。ただし、一度ロックしてしまうとタイマー時間を短くすることはできません。ロックした後はフタが外せなくなるので、時間設定には注意してください。設定した時間が終わると自動的にロックが解除され、中身が取り出せるようになります。
「中にスマホを入れてしまうと、その間は充電できない?」と思われるかもしれませんが、そこは大丈夫。ケーブルを通すための穴(アクセスポート)があるので、ロック中も充電可能です。
説明書の「よくある質問」には、「kSAFEを割ってこじ開けてしまいました」という項目がありました。回答欄には「魔が差してしまうことは、誰にでもあります」と優しい言葉が。もし壊してしまっても、メーカーのホームページで交換用の部品だけを購入できるようです。わざわざ明記してあるということは、我慢できず壊して開けてしまう人が少なくないのでしょう。割ってこじ開けてしまったときの対処法が書かれていたのは、この商品だけでした。
なおAmazonの販売ページを見ると、同じメーカーで中身が見えないタイプ、フタの色違い、サイズ違いなどさまざまな種類が用意されています。もしスマホしか入れないのであれば、小さめのサイズを選ぶほうがいいかもしれません。
次はスマホ専用タイプの「iDiskk タイマーフォンロッカー」です。見た目はややスタイリッシュなクリアケースですね。
使い方は、まずスマホをボックスに入れ、フタを閉じます。
右側のロックボタンを1回押すとディスプレイが点灯。ロックする時間を設定します。「時間」と「分」のボタンがあり、上下ボタンで増やしたり減らしたりできます。
ロックボタンを2回押すと、上にあるステータスライトが赤に点灯。10秒間のカウントダウンの後、ボックスがロックされます。カウントダウンの間にロックボタンを押せばキャンセルできます。
設定時間が終わると、ステータスライトが緑に変わり、ロックが解除されフタが開けられます。
ケース本体の電源はUSB充電で、Type-CポートとLightningポートの2つが使用できます。iPhoneユーザーなら、いつも使っているLightningケーブルをそのまま使えるので便利ですね。Type-C用の充電ケーブルもちゃんと付属しています。
両サイドにはケーブルを通すための穴があいているため、ロック中もスマホの充電が可能です。また、オモテ面には3カ所の穴があります。これは電話がかかってきた時などに、一部画面を操作するためのもの。購入時はセロファン状の透明カバーが付いているため、もしロック中も電話に出たい場合は、カッターなどで透明カバーを切ってください。
ロックの設定はそれほど難しくありませんでした。ただ、何も操作しないと5秒間くらいでディスプレイが消えてしまいます。その点はややマイナスポイントですね。
3つめは、スマホ専用で中身が見えないタイプの「Shlmnbo キープインボックス」です。
まず側面上部にあるボタンを押すと、カバーがパカッと開きます。
中にスマホを入れてカバーを閉じ、左上のボタンを押すと、画面が表示されロック時間を設定できます。
設定できる時間は5分単位で、ボタンを1回押すごとに10分、15分……と増えていきます。もし時間単位の設定をする場合は、ボタンを2回連続ですばやくタタっと押さなければなりません。そもそもロック時間を設定するボタンが1つしかないのは、かなりマイナスポイント。他の商品と比べて使い勝手が良くないと感じました。
ロック時間を設定したら、ボタンを2秒間長押しします。すると5、4、3……とカウントダウンが表示され、そのまま何も操作しなければロックされます。
ロック時間が終わると、カバーを開けてスマホを取り出せます。なお、デフォルトではロック終了時に音が鳴る仕様ですが、ボタン操作で静音モード(音が鳴らない)に切り替えも可能です。
裏面にあるゴムカバーを取り外すと十字の穴が使え、ロック中も一部操作ができます。
筆者のスマホはiPhone12 miniでやや小さいため、持ち上げるとケースの中でガタガタ動いてしまいます。持ち運びしやすいメリットがある半面、中に入れたスマホのポジションが安定しない点はデメリットかもしれません。
最後は、南京錠タイプ「YOHACインテリジェント・タイミング・ロック」です。
南京錠にタイムロッキングの機能が付いており、スマホをケースに入れてから鍵をかけます。ケース自体は至って普通ですが、ファスナーが2個ついており、南京錠を通せるくらいの穴があいています。
真ん中の鍵ボタンを押すと、ディスプレイに時間が表示されます。左の「H」ボタンで時間を、右の「M」ボタンで分を設定し、真ん中の鍵ボタンを押すと5秒間のカウントダウンがスタート。そのまま何も操作しなければロックが開始されます。カウントダウンの途中ならキャンセル可能。もちろん、ロック中はどのボタンを押しても解除できません。
設定した時間が終われば、自動的にロックが解除されます。なおこの商品は、3回だけ「緊急解除」機能が使用できます。HボタンとMボタンを同時に10秒間押すと、ロック中でも解除できるとのこと。緊急解除の方法について書かれていたのは、この商品だけでした。
ケースは4つの中で一番小さく、クッション性があるので持ち運びには便利です。ただし、南京錠はやや重みがありました。
4つのタイムロッキングコンテナは、大きさも機能もバラバラで一長一短があるなと感じました。実際に使ってみて気づいたことや、タイムロッキングコンテナの選び方、使用上の注意点を5つ紹介します。
4種類のタイムロッキングコンテナのうち、2つは中身が見えるタイプ、残り2つは中身が見えないタイプでした。中身が見えていると、「ロック中もスマホはそこにある」という安心感があります。その半面、「ロック中もスマホが気になってしまう」というデメリットもあるかもしれません。
個人的には、中身が見えないタイプのほうがスマホの存在を忘れられるため、抑止力が働くのではないかと感じました。
最初に紹介したクリアボックスタイプは、携帯ゲームやコントローラー、お菓子などスマホ以外のものを入れられるメリットがあります。
その他の3商品も、クレジットカードや現金など小物ならOKですが、大きいものは入れられません。スマホだけに限定するか、それ以外の用途にも使うかによって、選ぶ商品は変わってくるでしょう。
ロック中のスマホの充電については、4つすべて可能でした。南京錠タイプも、少しすき間をあければケーブルを通すことができます。
あとは、ロック中も電話に出たいか、出なくてもいいか。スマホ専用タイプは穴があいているため、緊急の電話がかかってきたときも対応できます。ただ最近では、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンと連携させ、スマホに触らず通話する手段もありますよね。
個人的には、「ロック中は電話も出ないことにして、後で折り返す」くらいの気持ちで使用したほうがいいのではないか、と思いました。
いきなり長い時間ロックするのは辛いので、最初は10~20分程度から始めて、徐々に長くするほうがいいでしょう。
また、ロックが解除されたあと「自由に使える嬉しさから、つい反動でスマホを長く使ってしまう」という可能性もあります。せっかくタイムロッキングコンテナを使っても、その後にまた長時間スマホをいじってしまっては意味がないですよね。
今回購入した中で一番高かったのが、クリアボックスタイプの4,900円、一番安かったのが南京錠タイプの2,799円でした。(いずれも税込み価格)
ロック中、どうしても我慢できなくなったとしても、値段が高いと「せっかく買ったのに、壊してまで開けるのは……」という抑止力が働くかもしれません。
実はこの原稿もタイムロッキングコンテナを利用しながら書いていたのですが、「いまロック中だから、仕事に集中しなきゃ」という意識が働きました。スマホの使いすぎを見直したいと考えている人なら、試してみる価値はあると思います。
もし、タイムロッキングコンテナを壊してまでスマホを取り出そうとしたら、それはかなり強度な「スマホ依存症」かもしれません。スマホ依存を専門に扱っているクリニックへ行くなど、根本的な改善を検討しましょう。
編集:ノオト
なんか色々使えそう。
・火事が起きたとき
・睡魔に襲われたとき
…うん、ボツだな…
も怖い😨
わたしはちがうよ ゼッタイチガうよ💬
ご苦労さん
俺は気が狂うだろうけど
ある程度操作出来る仕様はロックの意味がないし
十字穴だけだと電話もまともに取れなさそうだし
いずれも無意味にしか思えない
通話専用とデータ通信専用とで分けないと無理だと思った
分けた後にデータ通信専用のものを操作出来ない入れ物でロックするしか無い
もしくは操作出来ない入れ物と通話用子機を用意するとか
子供が学生の時に欲しかった
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#マイネ王9周年おめでとう!
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. #mineo10周年おめでとう!