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あぁ…。ムカつくなぁ……。
Webサイトの広告に表示される「ちっちゃい×ボタン」が、ムカつくなぁ!!!!
いや、マジでさ。なんなの?
一向に改善される気配がないじゃん。マジで、はぁ???
もはや説明の必要もないとは思いますが、「ちっちゃい×ボタン」とは、我々がスマホやPCでWebサイトを閲覧している時に、なんの前触れもなく現れる広告にくっついてる広告非表示ボタンのことです。
で、なぜ、あの「×ボタン」が嫌いかっていうと、とにもかくにも、ちッッッさい。どう考えても人の指で押せねぇだろってぐらいの極小サイズ。
その結果、多くのユーザーが広告の誤タップを発動。現在では「広告の×ボタン」と聞くだけで、「あぁ、あのちいさくてムカつくやつね」と共通認識を持たれているわけです。
あのボタン、許せん……。
そこでひらめきました。
「小さくてムカつく」のならば、逆に「大きくてかわいい」にすればいい。つまり、✕ボタンのクッションを作ればいいんです!
大きくなれば、誤タップでイライラすることもありません。むしろ、百発百中でタップできるからストレス解消になるハズ。
よっしゃ~~~~! 思う存分、タップするぞ~!
あ、また…ッ! ほんと、油断も隙も…!
よ~し、決めたわ。もう、タップだけじゃ許さん。
クッション作ったら、これまでの怒りも込めて、ボコボコにしてやるわ。
てめぇ、マジで覚悟してろよ!!!
まずは近隣の手芸店で必要な材料を購入。
今回は、四角くて平べったい「フラットタイプ型」のクッションを制作します。
作ってくぞ、オラあ!
普段の僕ならば、優しい口調で工作を進めていきますが…。今日に限っては、怒気マシマシで制作していきます。だって、今回作るのは「ちっちゃい×ボタン」なんだから。
スッ
シュッ!
ボッコボコにしてやるぜぇ~!?
イメージトレーニングも完璧。それでは、制作スタート!
まずはチャコペンで、裁断するサイズの線を引いていくんじゃ! オラぁ!
続いて裁断。刃先が浮かないように、片手でしっかりと布を押さえるのがキレイに裁つコツなんじゃ、コラ!
で、パーツごとに切り分けたら…
“ぬいしろ”に線を引き、その上からアイロンでぴっちりと折り目をつけるんじゃ!
このとき、火傷には気をつけとけや、コラ!!!!
本来ならミシンを使用するのが好ましい…が、ワシゃ、貧乏でミシンを持っとらん!!!
じゃけん、今回はオール手縫いでやってくんじゃ!
手縫いでミシンのように縫う場合は「本返し縫い」がおすすめじゃ!
針目の間を空けずに縫うから、強度もあって、クッションを作るときなどには適した縫い方じゃ。
ワシャ、趣味で刺繍をやっとるから「本返し縫い」はお手のモンじゃ(刺繍でよくある「バックステッチ」は、名称が違うだけで基本的に本返し縫いと同じじゃ)。
ひと通り縫えたら、マジックテープもつけて…
「袋」が完成!
余裕のよっちゃんじゃのう。
最後は、「直染め」で「×」を塗っていくんじゃ。
本来は、アイロンプリントを使って「×」を印刷するつもりだったんじゃ。
じゃが、我が家にはプリンター機がないから、アイロンプリント紙を使った印刷が不可能だったんじゃ。
ワシゃ、機械が苦手じゃけえな。
そんなこんなで、ようやく、「×ボタンのクッション」が完成!
即日完成したかのように書きましたが、実際には3日かかってます。腰が死ぬ…!
いくつかのWebサイトを巡回し、表示される「×ボタン」のサイズを計測し、平均値を割り出した結果「3.5mm」ほどでした。
改めて、ふざけたサイズですね。どう考えても、我々に一発でタップさせようといった配慮がありません。
さて! 僕が試行錯誤して制作した「ちっちゃい×ボタンのでっかいクッション」のサイズは……
ズォ…
ズォォォ……
でッッッかい!!!
クッションの大きさ、35㎝×35㎝。
本来の「×ボタン」と比較すると、その差、実に100倍。
でっっっけ! 地球と太陽ほどの差がありますね。
ちなみに先ほどから使ってる広告っぽい画像、僕が過去に書いた記事のサムネイルです。左端に×ボタンをつけると、なんか広告っぽくなることに気づいたので。
本来の×ボタンでは、広告の隅についてますが、
このクッションだと、逆に広告バナーが見づらくなります。
寸法をミスってしまい、端っこが若干ゆがんでしまった…。それでも、あの「ちっちゃいクッション」を、でっかくできて感無量です。
よっしゃ~~~、タップしまくるぞ~~~!
これまで、「ちっちゃい×ボタン」に悩まされてきた皆様。お待たせしました。
いよいよ僕が全人類を代表して、「ちっちゃい×ボタン」に鉄槌を下します。
おい! もう逃げられねえかんな!
ワレぇ、人間様を散々イラつかせてくれたのォ~~~!?
ちっちぇえナリで、いっぺぇムカつかせてくれやがって…。
横や下から不意に飛び出てきたり…。わざと半透明で視認しづらくさせてきたり…。あと、上下2枚になってる広告の間に挟まってるのもムカつくんじゃ! コソコソと隠れよって…モモンガか貴様ぁ!
もう、泣いても遅いでぇ!? その「×マーク」、粉々に砕いて「※」にしたろか~~~!?
したろか~~~~~~~~~~!?
ワシのタップは、ただの誤タップじゃねぇ!
巨(ご)タップじゃ!!!!!!!
うおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆様、しかと目に焼き付けてください! あの「ちっちゃい×マーク」がコテンパンにされる瞬間を!
らぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピタッ
!?
うっ…!
そ…
そんな目で見るなや………。
決意が鈍るじゃろうがァ…。
ワシは今日、人類の皆様のために、お前をボコボコにせんといかんのじゃァ……。
う、うゥ……。
うぁぁ。
あぁぁ……。
あぁァあーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
殴れん。
あんなに真心をこめて作ったクッションを…殴るなんて、無理じゃァ……。
そんなの、人の心を持ち合わせてない鬼でもできん…ッ!
ごめんなぁ。ごめんなぁ~~!
お前だって、好き好んで嫌われてるわけじゃないもんなぁ…!
それなのに、ごめんなぁ……!
あァ~~~~~~~~~~(泣)
柔(や)っけぇ、柔(や)っけぇなァ、お前は!
生きている証だなぁ!
あああァ~~~~~~~(泣)
ごめんなぁ…。
ここまで引っ張っておきながら申し訳ありません。
僕には、丹精込めて作り上げたこの子を理不尽な目に合わせるなんて無理です。暴力ってよくないよね。
逆に、かわいい✕ボタンを存分に愛でてあげるべきです。
あんなにイライラした×ボタンも…。おっきくなれば、こんなに気持ちよくタップできるモノなんだね。
いっぱいタップができるって最高だァ。
そもそもクッションなんだし、椅子に敷いて座ってみよう。
あの「×ボタン」をお尻でタップするなんて、夢みたいだなぁ。
アハ。
アハハハ。
アハハハハハ。
なにかに怒りをぶつけるなんて、愚かな行為だよね。
この世に生まれた以上、そこに差なんて存在しないのに。
有機物も無機物も関係がない。
大きさも小ささも関係ない。
オケラだって、アメンボだって、「✕ボタン」だって、同じ一個の命に違いない。
笑おう、笑おう。
世界中のみんなで笑い合おう。
歌おう、歌おう。
平和の詩を作ろう。
怒るよりも先に、「ありがとう」と思える心を、私は大切にしたい。
ありがとう。「ちっちゃい×ボタン」。
編集:ノオト
❎バツクッションにバツを与えたのでスカッとした後は
クッションとお昼寝されて仲良くして癒されて寝ぇ〜お疲れさまでした😉👌
どこにxあるのか分からん
怒りをぶつけるのではなく、笑いに昇華した手腕は流石です☆
☒押そうとして、広告に行くのもはらたつ〜〜!です。
でも、顛末が(笑)
読んでいただきたい。