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ガジェットを買って大失敗!節約の達人に聞く、不要な買い物を防ぐ方法
ライター/ウェブ編集。2001年からウェブコンテンツ業に企画・ディレクションとして携わる。2012年よりフリーライターに。女性向けコンテンツのほか、アプリ、旅行、生活、クルマ、働き方など様々な分野で執筆中。趣味は狛犬巡り。日本参道狛犬研究会会員。
ネット広告やECサイトの進化により、口コミと触れる機会が増え、私たちの買物欲求を刺激される頻度はどんどん高まっています。その分、買って後悔する回数も増えているような……。
「便利そうだと思って買ったのに、意外と使わない」という買い物の失敗は、地味にお財布へダメージを蓄積します。特にガジェットで失敗すると、処分するにも専用の業者さんに有料で依頼することになったりして、ダブルでダメージを受けることもしばしば。まさに筆者はそんなタイプの人間です。
新しい機能がついた便利なガジェットで生活を豊かにしたい!
けれど、失敗はしたくない!
そこで今回は、節約アドバイザー/消費生活アドバイザーの和田由貴さんに「買い物の失敗率を下げるコツ」について教えていただきました。
どうして私たちは買い物に失敗するのか?
数千〜数万円など、ある程度の金額がするアイテム、特にガジェット類は購入前に調べたりすることが多いもの。それでもなぜ買い物の失敗が起きるのでしょうか。
和田さん「購入したらこんなに良いことがあると、ポジティブなイメージばかりを膨らませているのが最大の原因ではないでしょうか。ガジェットを買うことで、できることがある反面、できないこともあります。やりたいことに適した商品か、吟味する必要があります」
じっくりと比較検討するためにも、欠かせないのが口コミのチェック。でも、この口コミも購入を後押しする言葉や評価の星がいっぱい並んでいます。
和田さん「ポジティブな言葉をただ追うだけでなく、自分の生活に落とし込んで、どんな場面で、どのように、どのくらいの頻度で使えるのかイメージしてください。必要かどうかの判断がしやすくなると思います」
やりたいこと、必要なことと多少ずれているにもかかわらず、「でも、他にもこんなにも良い機能あるし!」と視点がズレてしまうのが大きな間違いとのこと。
和田さん「本当にやりたいことに対して『必要だから買う』、これが正しい買い物です。あったら便利なモノは、なくても平気なモノだと思ってください」
「必要だから買う」和田さんの買い物の実例
和田さんは、指輪型の活動量計「オーラリング」を購入する際、2年近く購入検討をされたそう。
和田さん「ウェアラブルの活動量計がずっと欲しいと思っていたのですが、腕時計は習慣がないので、いずれ使わなくなるのが目に見えていました。そんな中、一昨年オーラリングが登場し、指輪なら気にせずつけることができると興味を持ったんです」
でも、その時は必要と思われる機能が足りなかったので、購入は見送りに。しかし、2021年11月中旬に発売された第3世代の「オーラリング」から、心拍数を常時モニタリングできるようになったため、購入に踏み切りました。数年越しで購入に至ったガジェットです。
和田さん「欲しいと思ってから何年か経ちましたが、自分に必要な機能を考えて選んだので間違いはありませんでした。次のアップデートで血中酸素濃度もチェックできるようになりますし、電子マネーなどの機能はスマホで十分使えているので指輪に搭載されていなくても問題なし。壊れない限りは、このオーラリングを使い続けると思います」
気をつけたいのは「必要だから」ではなく、「新しいアイテムを手にして自慢したい!」という欲。こういった考え方は、「無駄遣いに拍車をかける」と和田さんは言います。多くの人はガジェットや他人の自慢話に興味がない、そう思っておいたほうがよさそうです。
「必要だから買う」というのは、きっと自分でもわかってるんです。でもネットを見ていると「安い!」「多機能!」と、衝動的にポチッと購入してしまいます。こういった衝動を、どのようにして断ち切ればいいのでしょうか。
和田さん「ネットは買い物させるためのトラップだらけ。技術や手法も進化して、誘惑が多くなっていると感じます。衝動的な買い物を抑えるには、購入まで時間をおくのも1つの手です。もうちょっと待ったら良いものが出るかも、より自分がやりたいことに最適なアイテムが出るかもと考えるのはどうでしょうか。ここを買わずに乗り越えれば、より良い未来がある!と考えるのです」
我慢した上で「やっぱり必要」と思えたら、それは買いのアイテム。時間をおくことで、うかつに購入して失敗するループから抜け出せるかもしれません。
衝動に負けそうになってしまったときは、いったん全然関係ない別の情報に触れてクールダウンする方法も。和田さんもデパートの洋服売り場で欲しいモノを見つけたら、食品売り場などへ移動して一度冷静になるようにしているのだそうです。
和田さん「全く別の商品を見ている間に、よく考えたらいらないよね、とか、あっちの方がいいよね、と冷静に考えられるようになるんです」
スマホやパソコンでショッピングサイトを見ているときには、近くにあるぬいぐるみを見たり、猫などの癒やし系動画を視聴したりすることで、洋服売り場から食品売り場へ移動するのと同じようなクールダウンが期待できそうですね。
また、ガジェット好きにとって、ガジェットニュースは物欲を刺激するもの。情報源となる雑誌などを遠ざけるだけでも「欲しい!」と思う瞬間を減らせます。お店で実機を触るのも、必要になってから行うのがおすすめです。
買い物に失敗したあと、そのまま放置していては同じことの繰り返しになってしまいます。次回失敗しないために、どのような心がけが必要でしょうか。
和田さん「安いものほど財布のひもが緩みがちになりますよね。それが例えば10万円もの高額になると慎重に考えるようになります。だからこそ、安いものほど吟味しましょう。また、費用対効果を見積もることも大切です。すぐ使わなくなるモノの費用対効果は極めて低いです」
例えば、防寒コートが2月頃に半額セールになっているとします。この先の季節に『必要』なのは春コートですが、半額と聞くとお得な気がしてしまいますよね。購入したとして、2月中は使えるかも知れませんが、そのあとは来年までお蔵入り。来年になってから、同じコートを着るならまだしも、ほかのコートを買いたくなるかも知れません。いくら半額でも2月だけしか着なかったのなら、むしろ費用対効果は悪化。お得ではなくなってしまうのです。
必要なアイテムでも、価格重視にすることでスペックが足りないというミスマッチを起こすことも。筆者も「安いから」と選んだスマホのスペックが合わず、結局すぐハイスペックスマホに買い直した経験があります。安いという要素に惑わされず、価格よりも「必要とする理由」を重視することが大切なのだそうです。
失敗した買い物は、どう振り返ればいいの?
ムダな買い物をしないように気をつけても、買い物に失敗してしまうこともあります。和田さんも最近こんな失敗をされたそうです。
和田さん「マスクを購入するときはコスパ重視で1枚あたりいくらか考えて選ぶのですが、お店で安いマスクがあったんです。欲しい形状で不織布だったので、買いだと思ったのですが……家に帰ってみたら子ども用でした。コスパ重視しすぎて、ちゃんとサイズを確認しなかったんですよね。大失敗でした」
ガジェットも、買うときは「ここがいい!」と思って購入します。でも失敗と気づいたときは、最初に想定していたメリットは、もはや忘れ去られた状態です。
和田さん「失敗したと感じる理由は、購入する前は魅力的で必要と思っていたのに、実際自分の生活には必要ないモノだったから。自分がやりたかったことができない商品だったのか、そもそも不要なモノだったのか、自分が欲しいと思ったときの気持ちと照らし合わせて、自分の陥りやすい傾向を分析してみるのがいいと思います」
そして、記録をつけて「見える化」することも、良い振り返りになります。
和田さん「化粧品や服を買いすぎる人は、記録をつけるだけでも反省の気持ちが強まって買いすぎをセーブできるんです。同じようにガジェットばかり買いすぎる場合も、記録をつけて『見える化』することがセーブにつながると思います。また決済方法を変えて、手軽にポチッとしづらくすることも1つの手です」
和田さん「モノも人間もいい部分とそうでない部分があります。『欲しい! 魅力的!』と感じているときは、いい面しか見えていない、いわば視野が狭い状態。そんな状態で買い物をすると、失敗しやすくなってしまいます。良い点も悪い点も俯瞰できる広い視野で見るように心がけるといいと思います」
次から次へと新しいものが登場するガジェット。どれも便利さを追求していますが、自分の暮らしに本当に必要なものはごくわずかなのかも知れません。和田さんのアドバイスをもとに、これからはガジェット買い物で失敗しない暮らしを目指したいと思います!
<取材協力>
和田由貴さん
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。「節約は、無理をしないで楽しく!」をモットーに、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。
https://wada-yuki.com/
編集:ノオト
イラスト:サンノ
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ミノシマタカコさま
和田由貴さま
今回の記事は大変興味深く見せていただきました!!
私だけでなく、いいと思って買ったのに、失敗して後悔した経験はだれにもあることだと思います!!
チリも積もれば山となる!!のとおり、かなりの金銭的な無駄、時間的な無駄になると思います!!
最近は節約しならが、有益な商品をじっくり選んで購入することにしています!!
特に、ガジェットは日進月歩でどんどん新しい商品が開発され、販売されており、追っかければキリがありません(笑!!)
最新の商品に飛びつく前に、YouTubeやネットのコメントで購入者などの情報を収集してから購入するようにしています!!
これからも、有益な企画を楽しみにしています!!
mineoゆずるね!上海支部長(自称)ひしぼんより!!
夢を買っているんだ!
夢を手に入れた後は、
メルカリでその夢を
次の来夢来人に託すのだ!!
特にITガジェットは売ってある程度戻ってくるのを計算して欲を満たすために購入してます。
スマホは数台キープが常です。
興味ない人からしたらなんでそんなに?って感じだと思いますが笑
もっと言うとホームセンターで500〜1,000円するようなモノがダイソーだと100円で売ってたりすると思わず買ってしまいますが、似たようなところはあります。
欲しいと思うと、つい💧
万円単位の物でも一杯有ります😭
百円ショップも、失敗しても百円だからと
つい、衝動買いして🤣
沢山になると百円でも多額になるし💧
最近の物価高😵💫
なるべく気を付けて行きたいと改めて思いました
なかなか出来ないことも多く
参考になりました!
先にこの記事を読めていたら…
欲しいものを欲しいタイミングで買う。後悔しないためにも、対象のもののスペックや評価をしっかり吟味する。自省も込めて。
とても大切な考え方ですね。
しかし、定価で買った物やブランド等は、ヘビロテで使うけれど、セール品って使わなくなるパターン多い。涙
節約が好きなので和田さんのおっしゃる意味がとても納得出来ました(^^)
ほしいと思う魅力的なモノが目の前にあると、舞い上がってしまってすぐにカードを出そうとしてしまいます(-_-;
よく思うのは
『買うのに迷うものは後で買って後悔する』
『コレ!と思うものに出会ったら迷う隙もなく、ずっと満足して使い続けられる』
です。
買いたいと思っているのに購入に少しでも迷いが出たらそれは縁のないもの。
いつも後悔してしまってます笑!
費用対効果もよく考えます。
クールダウンも必ずします。
それだけで、買うものがグッと少なくなり、節約にもなるし、本当に買いたいモノに出会ったときに迷わず買えるので、これからも続けていきたいです!
和田さん最高〜!!
新製品や人気商品には割と疎いので、ガジェットについては自分には関係なかったです😅
また、これも他の方が書かれていますが、後になって、買っておけばよかった〜😭と後悔した経験があるので、買うかどうかは早めに決定してます。
衝動買いはしませんが、頭の中で猛スピードで考えてる感じです。
(今回のテーマとはずれる気がしますが、メニューを決めるのが早いと言われるタイプです。)
どんどん処分しま〜す♪
新しいガジェット、他、
次々に購入したくなります
煩悩〜‼️
ミニマリストになりたいです♪〜
参考になりました。
ダサいけど必要機能は揃うのでamazfit neoというスマートウォッチをペイペイフリマクーポン使い2000円で買い、スペック通りの電池持ちの良さに感動。そしてメルカリのクーポンを使い美品中古amazfit 2eを6000円で買い足してしまいました。電池持ち良いし時計はやっぱ丸形だよね!
小遣いの範囲でやっているので後悔はしていないです😭😭😭
安いものほど衝動買いしてしまいますね。
「似たようなものを持っているけど、安いから買っておこうか」とか。
何ごとも気の持ちよう…南無南無
あんまり高額なのは駄目よ笑えないから
処分するときに困るものはなるべく買いたくないですね。
ガジェット類は欲しいと思うと、機能や価格やレビューをさんざん調べて、やっぱり今は必要ないとわかることが多いです。
調べ尽くすと、納得して買わない選択肢が見えてくる。
エネルギーと時間は使いますが😅
ちゃんと調べて理解出来ましたよ。勉強になります。
あると便利はなくても大丈夫、心掛けます😄
ダイソーで110円で販売されている3A対応のUSB Type-A to Type-Cケーブル(1m)を購入しようと思っていたら、別パッケージの2A対応の方を購入していた事に後から気づきました。
使用する機器の都合上、要求された規格を満たしているので問題ないでですが、ちょっと損した気分です。(^^;