2020春の新サービス発表会を開催しました！

mineo2019年振り返りと2020年

昨年のmineoは「徹底的な共創戦略」をキーワードに、皆さんと一緒に面白いことができないか、模索し続けた1年でした。共創・サポート・紹介という３つのアンバサダー制度では、多くのご意見を頂くことで新しい関係を共有でき、サービスの改善や一歩進んだ助け合いに繋がったように思います。また、オフ会や、参加型のネット企画など、リアル・ネットの両方で、多くのつながりを持てたことも、とても感慨深いです。

おかげさまで、他社による満足度やNPSの調査でも幾つか1位を頂くことができました。また調査結果によると、コミュニティの魅力、助け合い、共創などのイメージも、着実に浸透しているようです。

これからも満足頂けるための模索は続きますが、2020年もつながりやサービスの共創を深め、より選んで頂けるmineoにしたいと考えています。そのために、一緒に楽しめるブランド、ゆずり合い・助け合いが生まれるブランドとして成長させていきたいですし、機能や価格などの基本的な価値も、今年も引き続き追求していきたいと考えています。

ゆずり合いを快適さに繋げる新サービス「ゆずるね。」

通信容量をゆずり合う「フリータンク」はリリースから４年が経ち、災害時の支援や、多くの助け合いに支えて貰いながら、mineoの代表的なサービスに成長してきました。その傍らで、事務局ではフリータンクに続く「mineoらしい」サービスを何とか生み出そうと、多くの議論を続けてきました。今回、この一つの帰結として、通信帯域の利用機会をゆずり合うサービス「ゆずるね。」を、3月にリリースすることになりましたので、ご紹介いたします。少し複雑な仕組みですので、お時間のある方はまずコンセプト動画を見て頂くのが、分かりやすいかもしれません。

ご存知の通り、mineoの弱点は混雑する時間帯の通信速度です。これは、通信の利用が昼休みや通勤時刻などに集中し、通信帯域が渋滞することで発生します。この渋滞を改善するために、mineoは継続して通信帯域を増強してはいますが、あまりに急激・極端な増強は提供価格に影響してしまうため、それは避けたいところです。

この課題を、ゆずり合いで緩和できないかと考えたのが、「ゆずるね。」です。例えば、急ぎの連絡や調べ事がない日、事前にストリーミング動画などをダウンロードしておいた日などは、アプリの「ゆずるね。」ボタンをタップすることでその日は「ゆずるね。」に参加でき、お昼12～13時の利用を控えること、誰かにゆずることを「宣言」したことになります。

そして実際に利用を控えて頂くと、その日は達成したことになり、ほかの誰かの通信の快適さに（僅かではありますが）繋がることになります。また同時に、達成した証としてスタンプを一つ獲得することができます。これを繰り返して当月のスタンプを一定数貯めると、事務局からちょっとだけ通信が快適になるお礼が贈られる仕組みです。

「ゆずるね。」は、共創アンバサダーの皆さんから頂いた意見も盛り込みつつ、3月23日にリリース予定です。ゆずった人もゆずられた人も、無理のない範囲で、ほんの少し誰かを想うことにより、より通信を楽しんで頂けると嬉しく思います。少しだけ刺激的なお礼の内容や、本当にゆずり合いで快適になるのか、など、事務局としても色々と挑戦的な要素を含んではいますが、一緒に快適さを育んで行けるかも、と楽しみにしています。
また、定期増強、エココース、利用者属性の多様化など、様々な渋滞緩和のアプローチと併行して、少しでも快適さの改善に繋げていきたいと思います。

リーズナブルな"データ使い放題"サービスへの挑戦「パケット放題」

かねてからニーズの高かった、最大500kbpsでデータ使い放題となる有料サービスを、オプション「パケット放題」としてご提供できることになりました。月額+350円で、3月3日からの利用開始を予定しています。最近目にする機会の多い使い放題系サービスですが、他社の提供サービスと比べた特長は、以下の通りです。

・ 比較的安い価格設定
・ 対象コンテンツに制限がなく、すべてのコンテンツで使い放題
・ mineoアプリから節約スイッチをOFFにすることで、通常の高速通信に切替可能
・ 音声通話付き（デュアル）タイプ、データ通信（シングル）タイプ問わず利用可能
・ ご契約のコース（500MB～30GB）に関わらず利用可能

昨年6月に、「mineoスイッチ増速ウィーク」を実施し、通常200kbpsの節約スイッチの速度制限を一時的に増速した結果、13万人にご利用頂き、65%の方に満足頂く結果になりました。

500kbpsという速度に対する満足度は、使い方や感覚によりそうです。ただ、360p程度の画質での動画視聴や、音楽ストリーミングなどの用途では十分との声も多かったことからも、軽めの利用や、現在スイッチを常にONにされている方には、有用なサービスだと思います。

また唐突ですが、サービス開始に先駆けたお試し企画として、開始までの間、「パケット放題祭り」を実施します！。1月30日から3月2日までの期間限定で、節約スイッチの速度制限を500kbpsに増速予定ですので、この機会にぜひ使い勝手などを体感下さい。加えて、サービス開始後も、最大2か月無料キャンペーンを予定していますので、どの程度使えるか、じっくりと試してほしいと思います。

▼パケット放題祭りの詳細はこちらをご覧ください。
https://king.mineo.jp/magazines/special/1241

最安水準の割引キャンペーン

主に新規に契約される方向けにはなりますが、新サービスの開始などと併せて、2月1日から5月31日まで、以下のキャンペーンを実施予定です。
※若干条件が異なりますが、2020年6月1日 ～ 8月2日まで下記キャンペーンを行っております！

(1) 月額基本料 6ヶ月800円割引
(2) データ容量1GB増量

対象は、以下のいずれかです。少し複雑になっており申し訳ないです。
①他社からMNPにより転入し、デュアルタイプかつ3GB以上のコースを新規お申し込みの方
②2020年2月1日時点においてmineoをご利用中の方（デュアルタイプかつ3GB以上のコースである方を除きます）で、お申し込み期間中にデュアルタイプかつ3GB以上のコースに契約変更のお申し込みをされた方
※6月1日以降のキャンペーンについては、2020年6月1日以降に条件①以外のタイプ、コースでmineo通信サービスを新たにお申し込みされた方は対象外となります。

(2020年6月18日 追記)
6月以降のキャンペーン概要を追記しました。


※ただし、2020年2月1日時点でデュアルタイプ3GB以上のコースを契約中の方が、キャンペーン期間中にシングルタイプまたはデュアルタイプ500MBにコース変更し、その後さらにデュアルタイプ3GBコースに変更する場合は対象外となります。

(2020年3月6日 追記)
※データ容量1GBの付与について、初回の付与日は利用開始タイミングによって異なり、当月の5日、25日、翌月5日のいずれかとなります。
　2回目以降の付与日は毎月5日となります。

また、mineo端末を購入頂いた方向けのキャンペーンも行います。

(3) 端末購入者 電子マネーギフト最大3,000円プレゼント

新規契約の方、既にmineoをご契約されている方、どちらもキャンペーン対象となりますので、端末の買い換えを考えている方は是非ご利用下さい！

まとめ

今回の発表会では、共創・共想の深化とベース価値の追求をテーマに、新たなサービス・キャンペーンを中心にご報告しました。新サービスはアンバサダーの方からも比較的良い評価を頂いており、皆さんに満足頂けると良いなと期待しています。

余談ですが、発表会の内容を検討する過程で、残念ながら情報量の制限から発表できなかった新サービスや新ネタ、新端末なども多くありました。今後、オフ会やスタッフブログで引き続きご案内できればと思いますので、今年もmineoをよろしくお願いします！

発表会の様子

記者発表会の様子を写真で紹介します！
○大阪会場

○東京会場

発表会資料

記者発表資料はコチラ

当日の質疑応答

当日のサービス発表会での質疑応答を掲載いたします。

■ゆずるね。に関する質問
Q：達成基準の「一定（利用を控える）」とはどれくらいの通信量を指しているのか。
A：数MB（メガバイト）程度の予定。少なくとも１MB以下の通信量では確実に「達成」とする仕様であり、今後サービスを進めていく上で最適な値を探していく。

Q：どの程度の利用者数を想定しているのか。
A：mineoアプリ・フリータンク・エココース等をご利用のお客さまやmineoブランドに共感いたただいているお客さまのうち、一定程度の利用者を想定しており、1日に5万人程度は利用いただけると想定している。

Q：連続してボタンを押さず、一定期間分をまとめて宣言することはできないのか。
A：できない。思いやりの気持ちでゆずっていただくサービスなのでご面倒ですが毎回宣言していただきたい。

Q：ゆずるね。によって、どの程度通信環境が改善されると見込んでいるのか。
A：現段階では明確な数値を示すことができない。ゆずるね。をご利用いただく方が増えれば増えるほど快適になると考えているが、サービス開始後に実際の宣言者数、成功率、通常時との利用量差分等を分析し評価していく。


■パケット放題に関する質問
Q：速度上限（最大500Kbps）があるとはいえ、使い放題になるとトラフィックを逼迫しそうだが、どれくらいの影響を想定しているのか。
A：2019年6月にトライアルを実施し、トラフィックへの影響を確認している。トラフィックは増加するが、その分帯域増強を行うので、大きな影響はないと考えている。


■MVNO市場に関する質問
Q：以前、契約者数200万人を目標としていたと思うが、目標数の修正をしたのか。
A：現状は市場の鈍化も見込みながら、MVNO内のシェア10％を目標値としている。

Q：現時点でのシェアはどれぐらいか。
A：8.3％（2019年9月MMD総研調べによる）。

Q：新規契約者数の鈍化要因は、楽天のMNO参入や電気通信事業法の改正以外にもあるか。
A：一概には言えないが、大手キャリアの料金プランの見直しやサブキャリアのキャンペーン等も要因として考えている。

Q：Sプランの契約者数が伸びていないように見受けられるが、なぜか。
A：Sプランは2018年9月から開始した。絶対数としてはあまり伸びていないように見えるかもしれないが、Aプラン・Dプランの伸び率と変わらない。MVNEや法人にはトリプルキャリアは好評である。

■災害支援タンクに関する質問
Q：今後災害が増加していくことが懸念されるが、災害支援タンクが枯渇する可能性を踏まえてどのように運営していくのか。
A：今後は災害支援タンクだけでなく、運営事務局から罹災者の方々に一定量のパケットを拠出することを考えていきたい。

ライブ配信した動画はYoutubeでご覧いただけます！

＜1月30日16:00追記＞
当日のサービス発表会での質疑応答を掲載いたしました。

＜1月30日17:30追記＞
キャンペーンの適用対象の表現を修正いたしました。

＜1月31日14:20追記＞
キャンペーンの適用対象の表現を修正いたしました。

＜2月4日16:30追記＞
東京会場の写真を掲載いたしました。