方向音痴の人に道案内をしてもらったら、目的地まで無事たどり着けるのか?【新宿】
1993年生まれ。ライター。記事の撮影はスマホのカメラを使うことが多いので、スマホがないと生きていけない。
こんにちは。ライターのたかやです。
みなさんは方向音痴ですか?
僕はおそらく、方向音痴ではないと思います。道に迷った経験も少ないですし、スマホの地図アプリを使うようになってからは、なおさら迷うことと無縁になりました。
外を歩いてると道を聞かれることが多いので、もしかすると「道に強そうな雰囲気」が出ているのかもしれません。先日も、お巡りさんに道を聞かれるという嘘みたいな出来事がありました。
しかし世の中には、方向音痴な人もいますよね。
そんな人たちが「道案内」を頼まれたらどうなるんだろう。やはり明後日の方向へ行ってしまうんでしょうか。
方向音痴の人がどうやって道に迷うのか知りたい……!
というわけで、「方向音痴の自覚がある人」を2人お呼びして、道案内をしてもらうことにしました。
今回の舞台となるのは「東京で迷いやすい場所」の代表格・新宿。
新宿駅の地下や、駅周辺の入り組んだ路地は初見じゃなくても迷いますよね。コンクリート“ジャングル”とはよく言ったものです。
1人目の協力者は香澄さん。
香澄さんの方向音痴エピソード
●出先から駅までまっすぐ歩けば到着できるのに、4回道を間違えた。 ●高校時代、自転車通学から徒歩に変えたら迷った。周りの景色の流れる早さが違ったから。仕方なく母親に迎えを頼んだら「そこから見える景色はなに!? 一歩も動かないで!」と叱られた。 |
母親のセリフは遭難者に言うやつですね。
そんな方向音痴の香澄さんにこなしてもらうミッションはこちら!
1. 新宿駅 東南口広場からスタート
2. 通過ポイントのタピオカ屋さんでタピオカミルクティーを購入
3. LOVEオブジェに到着して、写真を撮ったらゴール
迷わなければ15分ほどで到着するでしょう。制限時間はありませんが、方向音痴の人に案内してもらうと何分かかるのかも気になるところ。
方向音痴さんには「通過ポイントと目的地」だけを伝え、ルートは自分で検索してもらいます。
ちなみに「地図を見ないで行けるか」という検証ではないので、地図アプリは使用OKです。アプリを見ても迷ってしまう展開を期待していますが、はたして……。
「迷宮」と名高い新宿駅構内は回避。順調なスタートを切る香澄さん。
※1 漫画『ONE PIECE』に出てくる、よく迷子になるキャラクター
マップに表示されている「コンビニ」や「銀行」の看板を目印に進み、想定していたよりも順調なすべり出し。しかし、通過ポイントのタピオカ屋さん付近で予期せぬ事態が……。
ここにきて、香澄さんの足が止まりました。
現在地は、ヨドバシカメラの「北館」「東館」「携帯アクセサリー館」など、複数の店舗に囲まれたゾーン。いわば方向感覚を狂わせる「ヨドバシの樹海」です。
その後、苦戦しながらも、なんとかタピオカ屋さんに到着!
あくまでタピオカ屋さんは通過地点。ビル群を抜け、再び大通りに。ゴールである「LOVEオブジェ」を目指します。
道中、何度か立ち止まり、現在地を確認しながらも……約5分後。
あ…! 見えました!
無事、ゴールのLOVEオブジェに到着。
到着までの所要時間は25分。タピオカ屋さん付近で多少の時間は取られましたが、予想よりも早い時間でたどり着きました。タピオカ屋さんからGOALまでは、最短ルートと同等のルートです。
地図アプリ無しで戻れるか?
簡単にクリアできてしまったので、ここで急きょ追加で検証を行うことに。
来た道を戻ってもらいます。
行きで記憶した建物の外観を頼りに戻ります。
「タピオカ屋さんの近くにSEGAのゲームセンターがあったはず」とSEGAの看板を目指すあまりタピオカ屋さんを通り過ぎるというハプニングもありましたが、無事に通過。
そして、スタート地点の「新宿駅 東南口広場」に戻ってきました。
所要時間は35分。地図アプリを使った行きと比べ、10分余計にかかりました。
2人目の協力者はおにくちゃんさんです。
おにくちゃんさんの方向音痴エピソード
●道に迷うのが怖いので、初めての場所に行くときは絶対に1時間前には駅に着くようにしている ●位置情報付きの地図アプリが命。通信制限になると死ぬので常にポケットWi-Fiを持っている |
ちなみに新宿はよく遊びに来るとのこと。これは簡単に案内できてしまうかも……?
スタート地点は「新宿駅東口 心の絆・ライオン像」に変更。「タピオカ屋さん」経由で「LOVEオブジェ」へ向かうのは、さきほどと同じです。
※2 左と右の区別が苦手な人のこと。俗称。デザイナー・三森みささんがTwitter上で投稿した「左右盲についての漫画」は話題になり、多くの共感を呼んだ。
所用時間は約17分。迷わずにゴールにたどり着きました。
というわけで、1人目と同様に、スタート地点までスマホを使わずに戻ってもらいます。
しかしこの大通り作戦が裏目に……。
大通りは似たようなビルが多く建ち並んでいるため、現在地がわからなくなりました。
現在地はここ。新宿中央公園です。最短ルートを大幅に外れ、なんなら新宿駅の逆方向に向かっています。
道路に表記されてる「首都高の文字」など、できる限りの情報で現在地を把握しようとがんばります。
さまようこと約15分。地図で道順を確認して、新宿西口方面に戻ります。
そしてタピオカ屋さんを通過!
スタート地点が見えてきました。
ゴール!
帰りの所要時間は40分。行きの3倍近く時間がかかりました。
検証結果
被験者が2人なので、方向音痴の人すべてに当てはまるわけではありませんが、今回の結論としては、
「方向音痴」でも地図アプリがあればなんとかなる
といった感じ。方向音痴の人が迷うのにもさまざまな理由があるというのは、新しい発見でした。あと、やっぱり地図アプリってめっちゃ便利!
企画にご協力いただいた方向音痴のお二人。たくさん歩かせてしまい申し訳ありませんでした!
おじいちゃんは短時間に2杯もタピオカミルクティーを飲んだので胃もたれしました。
おまけの「方向音痴エピソード」
最後に、Twitter上で募集した「方向音痴エピソード」の一部を紹介します。エピソードを教えてくださったみなさん、ありがとうございました!
・駅から徒歩9分の場所に行くことになったものの1時間以上歩き回っても辿り着けず、結果、熱中症になってしまい何もせずに帰った
・レストランでトイレに立ったら迷って席に戻れなくなった
・曲がり角が3つ以上あると、頭がごちゃごちゃになる
・好奇心で普段と違う道に入ったら盛大に道に迷い、Google マップを開いたら家から200mしかない場所を永遠とグルグルしていた
・地図を見ながら「こっちだね!」と友だちを引き連れ3駅分くらい歩かせる。目的地は反対の駅だった
・東京駅から出られなくなり2時間さまよった
・高校二年生の時に、高校の近くにある中学に間違えて入ってしまった
・雪の日にテンション上がって、最寄り駅から家までの帰り道をいつもと違うルートで帰ったら普通に遭難した
みなさんも「方向音痴エピソード」や「道に迷わないコツ」などあれば、ぜひ教えてください!
(編集:ノオト )
初めての所は行きと帰りは違う道を選びません。
道をたずねればいいんですけど、自分で調べて感覚を掴んでいたのと違って、余計迷った経験があるので、基本聞かずに迷いながら目的地へ辿り着きます…
時間に余裕を持ってというのは大事です。時間に焦ると絶対迷う…(T_T)
若いときはそうでもなかったんですけどねー。
慣れない土地は、方向音痴になりがちですので しっかり下調べをすることと、ランドマークもチェックポイントにすることですね。
あと、これは苦言ですが、「方向音痴エピソード」を なぜ箇条書き一列にしたかったのかがわからないです...σ(^_^;) 左右にスクロールするのが非常に面倒臭いですので、普通にフォーマットに合わせて...の箇条書きのほうが見やすいです。
最初はホントにイケイケで元気なんだけど、二人目の途中で暗くなってきたあたりから疲れてきて、陸橋の上でサングラスを外して地図アプリを見てたり、その後の繁華街の写真は普通のあんちゃんに見えるし。
ヨドバシの樹海は私も迷う気がします。
おまけに、おにくちゃんさんが気になった方はこちらをどうぞ。
https://twitter.com/773_029
地図マップを開いてもGPS?地磁センサー?がうまく働かず方向がわかりません。
なんとなく理解しながら建物に入ってもお店にたどり着くまで時間がかかります。
地元では場所をいえば大体分かるので、慣れなのでしょうけども。
ある意味方向音痴かな?
初めて行く駅で、本来行く方向と反対方向の出口に行ってしまうこともあります。
お隣の国の言葉を勉強したので、何年も前、旅行(自由行動)して、方向音痴ではない母(日本語しかできない)に地図を見てもらって道を歩いたほどです。
それでも駅構内と駅までの道で迷い、親切なおじさんに教えてもらいました。
>> 大阪梅田の地下街で検証してみて下さい。
確かに!
梅田の地下街は、通称「梅田ラビリンス」と言われますね。
一時的に撤去されていた「泉の広場」の噴水も12/5に戻りました(形は変わりましたが)。
夏にはイベントも行われるほどですし、「攻略マップ」もあるそうですね。
無意識に周辺の情報をキャッチしているか否かがポイントだそうです。
私の妹は地図が読めない上に物凄い方向音痴で、もはや頼るものは磁石の指針のみと言っています。
個人的な感想ですが、方向音痴の人は、空間認識がヘディングアップで、そうで無い人はノースアップだと思います。
私の空間認識はノースアップなので、(渋谷Dungeon以外は)道に迷いません。
何度、間違えてバスや電車に乗ったことか・・・なのに信じて、何度、県境を超えたことかww。バスも電車も、運転手さんは、たいてい親切です。まちがいましたというと、すぐに止めて、降りなさいと指示をいただきます(電車はさすがにすぐに止まらなかったけど、次の駅で降りて、出口が一番近いドアまで連れてっていただきました💦ここで降りなさいと・・・)。間違ってるので、言われた通りにするしかないですw外国でも、たいてい同じリアクションされます。お金取られないことが多いですね・・・いつもすみません。
このブログは、みててハラハラします。こわいっこわいっ辿り着けない~迷う~(自分の今までのやらかした記憶とリンクします💦💦)方向音痴をなめたらあきませんヨ^^;
私も方向音痴なので、Google Mapsはお出かけするには必須アプリです・・
昔スマートフォンが無い時代は、予め地図を印刷して確認して・・
どんなに準備を入念にしたとしても、必ず迷ってしまい、結局そのへん歩いてる人に道を聞かないとたどり着けない状態でしたが、
本当に今のGoogle Maps + GPSには助けられています。
地図アプリを見ていても、アプリ上のどの方向に進んでいけばいいのか迷って、結局たどり着けない時があります。滅茶苦茶悲しい(;_;)。
を法規制してほしいw
楽あれば苦ありです。
こんなことに経費を使うな!
便利なのは使わないとヽ(・∀・)ノ
アプリを使えば!とは言われるのですが、それでも迷うのはどうしてだろう?
地図アプリあったのに。😅
https://king.mineo.jp/my/pensan/reports/61349
六本木ヒルズ周辺でスマホ&予備バッテリー切れで、夜になると完全に迷子になりまして、苦労しました。
このブログに似た経験しましたが、道を尋ねても最寄りの交番でも意外と知らない方が多いです。
個人的にはタイムリーで共感出来る、面白いブログでした٩(ˊᗜˋ*)
泉の広場から階段を上っても、はぎや整形が見つからない…。
旦那と知り合うまで、方向音痴とは単に「道に迷う人」くらいに思っていました。
いや、全く違いますね。誰でも道に迷う事はありますが、道に迷うのと、方向音痴とは全く別物だとわかりました。
うちの旦那の場合、空間把握能力の何かが欠けているみたいです。ちなみに旦那は人の顏も覚えられません。
そしてうちの娘も、凄まじく方向音痴です。これは子供だから、その内成長で改善するのか、旦那のような大人になるのか…。
適当に歩いて、何かの弾みで、矢印とおりに進んでいることが分かれば、目的地まで辿り着けます。
記事を拝見して、「自分の進行方向が上になるように設定」できることを初めて知りました。もしかして、これで最初の一歩を踏み出せるかもしれません‼️ ありがとうございました。
喜んだのもつかの間、4Lavieさんの以下のコメントを拝見して、私はやはり方向音痴なのだとしみじみ思いました。
>個人的な感想ですが、方向音痴の人は、空間認識がヘディングアップで、そうで無い人はノースアップだと思います。
ともかく、楽しい記事でした。ありがとうございました。
この企画は自虐ネタのつもりですか?