【アンバサダーレビュー】arrowsの国民機の位置づけは変わらず
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総合評価
運営事務局さんからFCNT arrows We2 Plus M06をお借りしましたので、レビューをさせていただきます。
富士通の時代からキャリア版やSIMフリー版で多くのarrowsシリーズが販売されてきましたので、arrowsを使ったことがある方も居られると思います。SHARPのAQUOSシリーズと並んで国民機とも言える端末です。
arrowsは入門機が多いイメージですが、最新端末ではarrows We2 M07が入門機でarrows We2 Plus M06はその上位機種のミッドレンジ端末となります。
arrows We2 Plus M06は「自律神経活性度計測機能」を世界初搭載したことがウリになっていますので、これも試してみました。
私はmineoでの販売価格が近いmotorola edge 40 neoを所有していますので、この機種との比較を中心にしてみたいと思います。
まずはarrows We2 Plus M06とmotorola edge 40 neoの外観を比較してみます。左がarrows We2 Plus M06、右がmotorola edge 40 neoです。
【前面】(画像左)
写真ではわかりにくいですが、arrows We2 Plus M06の画面は平面なのに対してmotorola edge 40 neoは画面がラウンドエッジになっています。
【背面】(画像中央)
個人的な感想ですが、arrows We2 Plus M06は昔のスマホのデザインといった感じで高級感はありません。motorola edge 40 neoはレザーのような感触でやや高級感があります。
【側面】(画像右)
arrows We2 Plus M06の電源ボタンは指紋センサを内蔵しています。motorola edge 40 neoの方がカメラの出っ張りが大きいです。
arrows We2 Plus M06は写真と反対の側面にSIMスロットがあり、AQUOSシリーズにも見られる手で開けられる構造になっています。
上はarrows We2 Plus M06とmotorola edge 40 neoのスペックを比較した表です。緑色で塗りつぶした部分は、もう片方の端末より優れていると思われるところです。
一部の項目はmineoのホームページからの抜粋を簡略化したり敢えて省略したりしていますので、詳しくは下記のリンク先で確認してください。
■arrows We2 Plus M06
https://mineo.jp/device/smartphone/arrows-we2-plus-m06/
■motorola edge 40 neo
https://mineo.jp/device/smartphone/motorola-edge-40-neo/
こうして比較してみると非常によく似た端末です。表には載せていませんが、どちらもDolby Atmos対応のステレオスピーカーを搭載しています。
SoC(≒CPU)はarrows We2 Plus M06が採用のSnapdragon 7s Gen 2の方が、motorola edge 40 neoが採用のMediaTek Dimensity 7030よりやや性能が上ですが、試した限りでは両者の違いは分かりません。
arrows We2 Plus M06が優れているのは、SDカードが搭載できる点、docomoが利用している5Gバンドn79に対応している点(SIMフリー端末では非対応が多い)、イヤホンジャックやFMラジオを備えている点です。ただし、FMラジオを聞くには有線イヤホンが必要です。
motorola edge 40 neoが優れているのは、arrows We2 Plus M06より若干軽量である点、背面カメラの超広角側と前面カメラの画素数が多い点、68Wの充電器が付属している点です。arrows We2 Plus M06は充電器は付属しておらず、バッテリー残量1%から手持ち65WのPD充電器を接続したところ20Wの充電になりました。
指紋認証方式は異なっています。どちらが良いかは一概に言えません。片手使いならarrows We2 Plus M06の電源ボタン兼用、motorola edge 40 neoなら両手使いや机の上での使用なら画面内が有利ですが、最終的には好みの問題だと思います。
外部ディスプレイ接続についてはあまり情報がなく、実際に試してみました。arrows We2 Plus M06はUSB端子からケーブルでHDMI入力に接続するDP Altモード(DisplayPort Alternate Mode)に対応していますが、機能としてはミラーリングだけです。motorola edge 40 neoはSmart Connect機能で外部ディスプレイを接続するとスマホをタッチパッドにしてPCのようなスタイルで使用できます(GalaxyのSamsung DeXと同様)。
次はカメラの評価です。私は写真撮影にこだわる方ではないので、基本はオートモードでの撮影であることをご了承ください。
arrows We2 Plus M06とmotorola edge 40 neoで同じ被写体を撮影しています。
arrows We2 Plus M06で撮影した初日の出の写真です。太陽の周りに不自然なグラデーションが現れています。住宅街が暗くてはっきりしていません。
撮影条件:ƒ/1.8, 1/315, 4.266 mm, ISO 100
motorola edge 40 neoで撮影した初日の出の写真です。太陽の周りの放射状の光線がきれいに出ています。住宅街も明るくはっきりしています。
撮影条件:ƒ/1.8, 1/735, 5.56 mm, ISO 100
arrows We2 Plus M06で撮影したお寺の写真です。空や影の色は自然で、細部もくっきりしています。
撮影条件:ƒ/1.8, 1/349, 4.266 mm, ISO 100
motorola edge 40 neoで撮影したお寺の写真です。空の色はやや青が強く、影も不自然に黒くなっています。細部はにじみが見られます。
arrows We2 Plus M06で撮影した料理の写真です。やや赤みがかっていますが、おいしそうに見えます。
撮影条件:ƒ/1.8, 1/40, 4.266 mm, ISO 640
motorola edge 40 neoで撮影した料理の写真です。おとなしい色味で、細部がつぶれてしまっています。
撮影条件:ƒ/1.8, 1/60, 5.56 mm, ISO 423
他にも花の写真を撮っていますが、段落数の制限で載せられませんでした。こちらもarrows We2 Plus M06の方がきれいに撮れました。
初日の出の写真以外はarrows We2 Plus M06の勝ちです。と言っても、ハイエンド端末のような綺麗な写真は撮れませんので、あくまでも日常の記録としての写真用です。
肝心の「自律神経活性度計測機能」ですが、何日か試したところ自律神経パワーが20歳以下~70歳以上までバラついてしまいました。画像は計測結果の一例です。
結果がバラつくのは単に計測のコツが掴めていないだけかもしれませんので、短期間の評価では何とも言えません。
その他の使い勝手については一般的なAndroid端末と同様ですが、arrows We2 Plus M06はウェルネス機能や便利機能が満載ですので、これらがお好きな方にはお勧めです。バッテリーは比較的長持ちする印象です。
arrows We2 Plus M06はメーカーが外国資本になってしまいましたが、富士通時代のarrowsの流れを汲む、国民機の位置づけは変わっていませんでした。
価格
デザイン・大きさ
操作性・使いやすさ
バッテリー