A102ZT ワイモバイル 5G通信×Wi-Fi6対応のPocket WiFi
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総合評価
本機「A102ZT」は、5G通信に対応するモバイル・ルーター(Pocket WiFi)の最新機種として、ワイモバイルの店舗及びオンラインショップにて取り扱いされています。(2021.7.15発売)
回線契約込みの一括価格は10,800円(定価28,800円)となっており、当方は2023年4月に1台目とクレードルをトータル約10,000円で、9月に2台目を4,000円で購入しました。いずれもPayPayフリマを利用。問題なく動作しています。
A102ZT購入の動機は、楽天モバイル(現、最強プラン)を固定回線として利用し、光回線に替わる「高速・大容量」を、家でも外でも使うことにありました。これについては、十分満足できる結果を得ています。
本年(2023)7月、本機にとって相性が良いと推測されるソフトバンク回線のmineo-s(マイピタ1GB・シングル・SMSなし)に契約変更したことにより、A102ZTでの活用範囲を広め、IoT機器の運用を目指す必要性から2台目を購入した次第です。
マイネ王(掲示板)
https://king.mineo.jp/reports/241224
左、2台目のA102ZT(mineo-S) と 右、楽天モバイルにて運用中の1台目
2台目のA102ZT(mineo-S)で、ゆずるね。特典の「深夜フリー」にて大活躍。月初からのギガ消費量は、21.4GBを超えています。(VIVANTをTVerで見たり、ちろるさんの実況中継を試合終了まで楽しむからですねw)
なお、当方の環境下において、アドバンスモードへの接続を試みましたが、今のところ「圏外」表示で接続できていません。
テスト結果(掲示板)
https://king.mineo.jp/reports/248295
IoT機器の運用とゆずるね。は両立可能。節約モードの状態に関わらず、昼間の通信量は、ゆずるね。の閾値を超えませんでした。
ゆずるね。掲示板
https://king.mineo.jp/yuzurune/reports/248725
出張時の新幹線車内で大活躍するA102ZT(Wi-Fiスポット機能で、Shinkansen Wi-Fiに接続可能)
◎本機、A102ZTの特徴について
対応バンド(4G LTE:Band1,2,3,4,8,11,12,17.28 5G: n3,n28,n77(3.4Ghz),n77(3.7Ghz),n78)、Wi-Fi6(WPA3)、クレードル(別売)、着脱可能なバッテリーパック(5,300mAh)、公衆無線LAN、ネットワーク選択(4G LTE固定可能)、国際ローミング、BT/USB Tethering
最新のモバイル・ルーターに相応しい機能を満載しながら、入手可能な価格は低めで、中古品のタマ数も豊富。Wi-Fi6 & 5G通信による「高速化」を手軽に楽しみたい向きにもオススメできる一品と思います。
※注意点
購入時に端末情報からソフトウェアバージョンを確認し、1.1.5.0未満の場合は、必ず使用前にアップデートすること。
(2023.9.13 ver.1.1.6.0)
最後に、Pros & Cons をまとめておきましょう。
良い点:
1) スループット値が高く、高速通信を満喫できる。
2) 実売価格の低さ(約7,000円前後)
3) クレードルで有線接続可能
4) タッチパネルによる円滑な画面操作
5) 便利なWi-Fiスポット機能
イマイチな点
1) 200gオーバーの重量と大きさ
2) APN設定を本体側の設定で操作不可
3) バッテリーレス運用非対応(着脱可能)
4) 光沢ディスプレイ採用で、指紋がベタベタにつく。
Band18/19 非対応なため、D/A のプラチナバンドに期待する向きは、この機種を購入しないでください。
追記:
2024.4.1にタウンWiFi経由でマイピタ・シングル(Dプラン)を新規契約し、ゆずるね。時間帯のみ使用しています。Sプランを固定回線として利用し、楽天モバイルは3GB未満での運用となりました。
この機種は前述の通り、ソフトバンク回線との相性はバッチリです。ドコモ回線のBand19に非対応ながら、我が家の環境下では、昼の時間帯でも極端に遅くなるようなことはありません。
価格
中古価格は、4,000~7,000円とバラつきがあり、見極めが大切。バッテリー着脱可能だが、本体価格と同等なため、気軽に買い足すことは非現実的です。
デザイン・大きさ
5G通信に対応するモバイル・ルーター全般に言えることだが、大きくて重たい。コンパクトさに欠ける。クレードル運用を中心にして、たまに持ち出す程度に考えた方が良いだろう。
操作性・使いやすさ
本体側での操作は、タッチ対応ディスプレイでスムーズ。機能的に制限されており詳細な設定は、Web UIにログインする必要あり。
バッテリー
着脱可能なバッテリーは、5,000mAhを超える大容量なため、使い方によっては十分と言える。惜しむらくは、バッテリーレス運用できない点だろう。長期の利用で劣化具合が気になるところだ。
追記:
スタティックDNSの設定方法を、スクリーンショットで補足しておきます。契約キャリアごとに設定可能。不意のDNS障害に備えておくと吉かも。