(5.5インチ版)3 laserのバッテリー強化版。5.2"と5.5"では見た目も中身も全然違う。
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mineo(au)
総合評価
格安スマホの定番機の地位をうかがいつつあるASUS(台湾)ZenFoneシリーズだが、率直に言って、名前と特徴がいまいちマッチしていない印象を受けるのである。
ZenFoneシリーズ命名法の法則的なものを解読しようとすると、
ZenFone X xxxxx
の、Xは世代名で、最新は3である。2より3のほうが新しい。当たり前のようだが、5(Goとはまた違う)というのもあり、これは2よりも古い世代とか早くもわけがわからない。
で、xxxxxはその属性を表す。第3世代について、特徴とお値段をまとめると
Deluxe…松(トップエンド)
(無印)…竹(ハイエンド)
Laser…梅(バリューライン)
Ultra…6.8インチファブレット
Max…梅のバッテリー大容量版
字面を見ただけではDeluxe,Ultra,Maxの上下関係がいまいちわかりにくいが、こういうことになっている。
お値段や性能面から、ふつうこの中から選択肢に入るのは、無印、Laser、Maxの3機種だろうが、参考までに変態シリーズも解説しよう。
Zoom…光学3倍ズーム搭載
Selfie…インカメラ1800万画素
AR…よくわからん
Go…激安機
しかし、ここで気をつけてほしいのは、無印、Maxには画面5.2インチ版と5.5インチ版がある。ここは、これから買おうかと検討している人には、声を大にして訴えたいが、この2つ、同じ機種と言えないくらい中身が違っているのである。特に、Maxは、ZenFone 3 Maxという同じ名前で売られていても、CPUから画面スペックから何から何まで違っているのである(値段も全然違う)。小欄も5.2インチ版、5.5インチ版が一緒くたになっているので、お読みの際はお気をつけ頂きたい。当然、サイズも全く違うので、ケースや保護フイルムも、5.2か5.5か、確認して購入する必要がある。
前置きが長くなったが、筆者が入手したのは表題のとおり5.5インチ版である。2017年4月18日、ビックカメラamazon店で30,011円で購入した。日本での発売日は4月15日なので、一番高い時期に買ってしまったような気がするが、3 laserと比べると、1,000円くらいしか違わなかった。3 laserと比べると、メインメモリが1GB少ないが、バッテリー容量は1.3倍強で、バックパネルが金属製になっている。あと、大容量のバッテリーを活かせる給電機能つきOTGケーブルが付属していて、一眼レフとかで撮った写真をスマートフォンに転送したりということに使える。カタログには書いていないが、ヘッドフォンも付いていた。
CPUは筆者が買った機種では初めての8コア(オクタコア)機で、6コアまでの機種と比べると動作速度は相当に早い。売り物の高速オートフォーカスも相当に早い。また、APNはsimに応じて自動で選んでくれるようで、auのSIMが使えるMVNOはひととおりプリセットされていた。要するに、SIMカードを差すだけで、APN設定なしで使うことができる。
前に使っていた機種(isai FL[LGL24])と比べると、画面解像度がWQHDからFHDに落ちるのは、画面が明るいせいかそれほど気にならなかったが、動画は4Kが撮れたのがFHDまでに落ちてしまったのは、4Kテレビを買ったばかりだったのでちょっとがっかり。
最後に、最大の売り物である4,100mAhのバッテリーであるが、率直に言って、重量増というネガティブな要因が、けっこう負担になる。充電も、Quick Charge対応ではないので、時間がかかる。3 laserと比較すると、バックパネルが金属製で、質感が上回るような気がするが、IMEIがレーザー刻印ではなく、シール張りだったりして、それほどのものではないと感じた。
価格
デザイン・大きさ
操作性・使いやすさ
バッテリー
しかし、重い。