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ahamoが増えても増えなくても、ドコモは美味しい理由(5Gエリア編)

 ドコモは5Gエリア展開を進めている。もちろん安く早くやりたい。新たに土地借用して、鉄塔・コン柱テナ建てるのは時間もお金もかかる。
 手っ取り早く、ドコモ既設3G(FOMA)基地局を撤去して、5G基地局に入れ替えたい。既設3G基地局には、土地、電源、光回線等が全て揃っている。もはや3G無線機さえ撤去できれば、すぐに5Gエリアが広がるのだ。
 鋭い方は、3G(FOMA)は2026年サービス終了だから、まだ撤去出来ないよ、って感づいてしまうだろう。詳しく説明する。
 まず、3G基地局はプラチナバンドという点に注目だ。しかし実際は、プラチナバンドを活かした広範囲なエリア展開は(都心部では)していない。何故なら、i-mode普及時には新規契約を一時停止するほどの利用者が殺到し、トラヒック需要が間に合わなかったから。高トラヒック対応のスモールセル運用をしている。
 だから、3Gプラチナバンドのカバーエリアはかなり重複していて、断然間引きしやすく、かなり撤去できる。例えばA局-B局-C-D局が隣接している場合、隣接エリアはかなり重複している。そこでB-C-D局を撤去して、残A局だけで十分なエリアカバーができる。
 しかし問題点もある。先の高トラヒックの裏返しである。もしB-C-D局で利用者が多い場合、速度低下という悪影響が出る。電波伝搬上間引きしにくいエリアもあるだろう。だから、3G利用者と3Gトラヒックは少ない方が良い。
 ここで秘策のahamoによる後方支援が開始される。ahamo利用者が急増した場合、3Gトラヒックは急減。トラヒック減少した3G基地局は撤去し、5G基地局に置換していきます。5G設置費用がかなり抑える事ができる。ahamo普及が爆発的に進むなら5G普及も爆発的に進んでドコモ瞬足5Gは、優位に立てる。
 もし、ahamo普及がうまく進まないなら、高利益が確保できるので、やはり優位に立てる。

総括
 楽天三木谷氏も発言していたが、レガシィシステム運用費は高く、高コストである。後発の安価なシステムでは、安価な設備投資による低廉な利用料金が提供できる。
 その指摘は正しい。が、5Gはその特性上多数の基地局が必要とされる。3G時代に高トラヒックで苦労した多数のスモールセル既設基地局の5G転用は、「早く」安価にエリア展開できる。
 変化の速い通信業界において、「早く」エリア展開できる事の優位性は、変化の早いIT業界出身の三木谷氏は熟知している所であろう。
 ahamoが増えれば5Gエリアヨシ、増えなくても高利益ヨシ、なのである。


2 件のコメント
1 - 2 / 2
かーいとーる
かーいとーるさん・投稿者
マスター
IDOアナログ。auPDC。2022年3月は10年ぶりの停波イベント
私は、au3G回線を停波させますよ。
2022年3月31日23時から通話し続けるのが楽しみです。auPDCの際は24:30頃まで通話可能でした。

3G撤去して5G置換すれば、(楽天より)簡単に5Gエリアが広がります。
au3G/Fomaは、基地局を間引くので弱くなります。が、間引いてもそこはプラチナバンド。屋外でバッチリです。
通信インフラは資金力とスピードが限られた参加のチャンスに恵まれた会社でまわっているんですね。
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