携帯３社、反論が難しい状況

朝日新聞より抜粋：
http://digital.asahi.com/articles/ASHCD4RG3HCDULFA00R.html?iref=comtop_6_01

…３社とも最も安いのは上限２ギガの月3500円のコースだ。各社は利用者の平均通信量が月２ギガを超えると主張してきたが、利用者の数の分布をみると、２ギガ以下に集中していた。高画質の動画などをよく見る一部の愛好者が平均を押し上げていたとみられ、３社は反論が難しい状況に追い込まれた。

…ただ、データ代の低料金コースができても「利用者が値下げを実感できるほどのインパクトはない」（格安スマートフォンを扱う通信会社幹部）との見方が多い。安倍晋三首相が掲げる「家計負担の軽減」には、月２ギガで「3500０円」を「2500円」にするような料金水準自体の引き下げが必要だが、めどが立っていないのが実情だ。

…大手３社は、料金水準を下げるには、「実質０円」に代表される端末の安売りの大幅な縮小が不可欠だとみている。通信料金を高めにしているのは、端末の値引きによる減収を補うためでもあるからだ。

…だが、ドコモの加藤社長は「（端末価格で）差がつきすぎると競争にすらならない」と話す。米アップル製のスマホ「iPhone」などの人気端末を３社とも扱うようになるなかで、自社だけ値引きをやめれば、シェアが急落しかねない、というわけだ。

…端末の技術革新が進み、データ量のかさむ動画も手軽に見られるようになってきた。大手３社には、データ代の低料金コースの新設だけなら「選択する利用者は少なく、業績へのダメージを抑えられる」（幹部）との読みもある。

┐(´д｀)┌ﾔﾚﾔﾚ

追記：
「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」第一回目の配布資料によると（データそのものは非公開でしたが）「大手携帯電話事業者3社の3.9Gの契約に係る契約毎の月間データ通信量の分布では、1GB未満の利用者が多くを占める。」とある。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000381811.pdf

上記記事中の「２ギガ以下に集中」よりもさらに実態は少ない模様。