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東京の感染者数増加はPCR検査数が増えたからなのか?


例えばこんな記事が出回っています。

ニッポン放送:辛坊治郎が東京の感染者数を“予言”「7月10日も100人台には確実にのります」~その根拠は
https://news.1242.com/article/233841
…なぜそんな予言ができるかと言いますと、ネタがありまして、10日発表される母数になるところの「検査者数」がすでに出ておりまして、これが2,700人です。9日は3,200人が検査して、224人。8日は500人が検査して75人。10日発表のものは2,700人分の検査結果ですから、これも常識的に言うと、100人から200人のあいだくらいだろうという想像がつきます。それって意味があるのか、という話ですよね。



→これだけ読むと、あたかも7月8日以前はずっと500人程度しか検査していなかったかのような誤解を与えますが、実際は6月の初旬から既に2,000人規模の検査をしています。(下表)

0000.jpg


この表は、東京都が公表している「新型コロナウィルス感染症対策サイト」から転載したものです。(赤枠のみ加工)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp

表から分かるように、6/12の時点で「2,117人検査をして56人が陽性(陽性率1.9%)」だったものが、6/30には「2,263人検査をして74人が陽性(陽性率3.5%)」と増え始め、最新の7/9になると「2,142人検査をして134人が陽性(陽性率5.8%)」と、ほぼ同数の検査数なのに陽性者数だけ約2倍に跳ね上がっています。

つまり、検査数が増えたからではなく、陽性者が増えてきたからに違いありません。

テレビのコメンテーターが経済を回すために「コロナ感染はたいしたことない」という主旨のコメントを言うことが多々ありますが、あまり鵜呑みせず、正確なデータをチェックするようにしましょう。

以上、参考になれば幸いです。



28 件のコメント
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退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
濃厚接触者の数が増えた上に陽性率もUPしてる、、、?。人が集まるようになったら当然ですかね。
検査数(≒濃厚接触者の数)自体は、一ヶ月前から2,000人台で推移していますのであまり増えていないと思います。
陽性率だけがUPしているのかと。
国や自治体は本来数字という客観的な要素で話すべきなのに、それを盛り込まないで議論するのもどうかと思いますが

Screenmemo_2020-07-10-22-45-41.png

 まだ重傷者数が減少傾向ですが、これが反転上昇すると危ないと思います。

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
重傷者数のデータがあるなら、そっちで語って欲しい。

スクリーンショット_2020-07-10_23.12.54.png

重症者数は減少傾向と言うより横ばい状態だと思いますが、入院治療を要する者は既に反転上昇し、一時期は700人まで減っていたものが2,000人近くにまで増えてきました。重症者が反転上昇するのも時間の問題でしょう。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

スクリーンショット_2020-07-10_23.23.16.png

東京都の重傷者数についてはまだ減少傾向が続いてますね。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp
 感染者数が増えるから入院患者数も増えるのですが、なぜか重症化していないのが4月と違うのですよね。これから増えるのかもしれませんけど。
そうですよね
単純に時差があるだけのことですから
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t344/202006/566106.html

>オックスフォード大学が主導しているRECOVERY(Randomised Evaluation of COVid-19 thERapY)試験の結果、ステロイド系抗炎症薬であるデキサメタゾンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症例の死亡を減少させることが明らかになった。

こういうニュースがありましたね。軽症患者には効かないけれど、重症患者の死亡率を三分の一減らせたとか。しかもこれは従来から普通に出回っている安価なステロイド系の薬だそうです。(その後どうなったんだろう?)

逆にレムデシビルは軽症患者には効果があるけれど、重症患者にはあまり効果がない薬だったので、いい感じで補完し合えそうです。
下北沢から終電の1本前に乗ったら幾つか手前の駅止まりだったので、シータクも利用して2時ちょっと前に帰宅しました。
夜の街は予想していたより もう少し空いてましたね。
だから店内は全然密ではなかったけど、自分の周囲2M以内にマスク無しで1時間以上居た人は、隣りのテーブルも含めて延べ20人くらいか。

でもンナこと気にしてたら、東京都・神奈川県民率が100%の職場では、平日の日中は毎日それ以上ですから、心配性の地方民からしたら とっくにアウト(笑)
テンゴさん>
>> オックスフォード大学が主導しているRECOVERY(Randomised
>> Evaluation of COVid-19 thERapY)試験の結果、ステロイド系抗炎症薬
>> であるデキサメタゾンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の
>> 重症例の死亡を減少させることが明らかになった。

デキサメタゾンは急性の感染症などでも利用されますね。

※あまり良い引用ではないですが、PMDA(医薬品医療機器総合機構)より
 医薬品の緊急安全性情報として発出されるイエローレター(実際の副作用
 による死亡例などを紹介するもの)でも、デキサメタゾンを抗炎症
 作用のステロイドとして使う事例が見られます。

デキサメタゾン自体は外用ステロイドとしては中程度の強さですけど、広く作用機序が知られている薬なので、様々な疾病に使われる薬でもあります。

tokyo-positive_05.jpg

陽性率(東京都)はボトム時と比較してそんなに上昇してないように見えます。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/tokyo-positive/

2020-07-11_(1).png

でもないか・・
ボトムは5月20日前後みたい。

スクリーンショット_2020-07-11_7.08.58.png

hagetenさん

①5/6までは検査数が200前後ほどで、症状のある人でも受けられなかった時代ですね。(上表参照)
②5/7以降、急激に検査数が増え始めて1000〜1500ほどになり、陽性率も5/20前後に0.8と底を打ちます。
③しかし、6月に入ると検査数は2000近くにまで増えますが、陽性率は増え始めてほぼ2%前後に。
④そして6月下旬から7月にかけては、検査数が2000超えとなるのに陽性率は増え続けて6%近くに。

という流れのようです。
👆あまり詳しい情報を持ち合わせていないですが、恐らく今までも陽性の可能性のある人限定で検査していたと思います。
(下記参照)

東京都保健福祉局:新型コロナウイルス感染症について
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/tthc/kansensho/singatakorona.html

…新型コロナウイルス感染症のPCR検査の医療保険適用が始まりましたが、症状や経過から新型コロナウイルス感染症を医学的に強く疑うと医師が判断した方(患者)に対してのみ行う検査です。
感染が疑われる特段の理由がなく、また症状もない状態で、感染がないことを確認するための検査を受けることはできません。
ホストクラブへの集団検査によって47人が判明しているようですね。

毎日:東京の感染者、「夜の街」関連110人 新宿でのアイドル舞台で10人感染「クラスター」か
https://mainichi.jp/articles/20200710/k00/00m/040/363000c

…243人のうち「夜の街」関連は110人で半分弱を占めた。新宿区エリアの感染者は102人で、区のホストクラブへの集団検査によって47人分が判明した。年代別では依然、20代と30代の感染者が計186人と多く、全体の8割弱を占める。感染経路不明は101人だった。

…知人らとの「会食」に関わるケース31人、同居人からの「家庭内感染」17人も確認された。同区内で6月30日~7月5日にあった若手アイドルの舞台でも客ら10人の感染が報告された。都はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

…都内の若年層の感染者は大半が無症状・軽症で、受け入れはホテルを借り上げた「宿泊療養施設」が中心となり、収容能力約400人に対し、10日時点の滞在者は121人でまだ余裕がある。今後もさらにホテル2棟を確保する方針。1000床を確保していた病床は、感染者の急増に伴い、入院患者は487人まで増えて半分が埋まったが、都は3000床の確保に向けて動いている。

…都が9日開いた感染状況のモニタリング(監視)会議では、8日までの1週間の状況を分析。専門家は入院患者が2週連続で増えたため、「医療提供体制」の警戒レベルを上から2番目の「体制強化が必要と思われる」に引き上げた。「感染状況」のレベルは2番目の「感染が拡大しつつあると思われる」の評価に据え置いたが、前週より40代と50代の感染者が増え、感染経路も家庭や職場など多岐にわたることから、重症化しやすい高齢者層への感染拡大にも注意を促している。
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
陽性率の高さは不思議ですね。

しかもほとんど無症状。

>「クラスター」か

これ気になっているのですが
クラスターと断定する記事をあまりみないのは
定義があいまいだから、でしょうか・・・。
(仮にも新聞社の見出しに「か」は止めて欲しい(;^ω^)
👆「小規模患者クラスター」の定義が「感染経路が追えている数人から数十人規模の患者の集団のこと」ですから、人数の定義が曖昧なんですよね。
割合の話をするには、サンプリング方法は重要。比較するなら、同じサンプリング方法じゃなきゃ、直接比較できない。
数値も、どっちが多いか、じゃなくて、統計的に意味のある差なのかどうか。

今、報道されている内容は、かなり大雑把に話題にする(世間話)程度で良いと思います。
Yasさん

このスレの主旨は、「東京の感染者数増加はPCR検査数が増えたからなのか?」というものです。

陽性率が一定なのに陽性者が増えてきているのなら「PCR検査数が増えたから」と言えますが、PCR検査数はそれほど変わらないのに陽性者が増えてきているのは「陽性率が上昇しているから」ということを書いています。

この単純明快な話をするのに、同じサンプリング方法なのか、統計的に意味のある差なのか、ということまで精査しなければ意味が無い、ということでもないように思うのですが、いかがでしょうか?。
他でも書きましたが今だと「医療機関では入院前に PCR検査を義務付けている」こともありますし、検査母数が増えたのは間違いないでしょうね。

それと PCR検査で使用する試薬の感度などが改善されてきた可能性は推察します。あくまでもこれは私個人の範囲ですが。

初期段階、かつ検査数制限時の PCR検査と現状で検査試薬が異なるなどの原因によって「実際に検査有効率が上がったのであれば」という仮定で考えると、陽性率が上昇するのも致し方ないとは思います。

ただ、従来に比べて数倍の上昇となると、試薬の問題だけと言えないですし、やはり「無症状感染でじわじわと広がってきている」可能性は考慮する必要がありますね。
Dark Side of the Moonさん

ごめんね。否定的なわけじゃないんです。むしろ、肯定的です^_^

統計やってると、データの取り方、評価方法で、差があるとは言えない、差がある、の違いが出ることも少なくないので、ご注意を、くらいのものです。

いろいろと考えることは素晴らしいことです^_^
ここのように、複数人で話しているうちに気づくこともあります。
報道とは違うものが見えてくるかもしれません。擬似相関があるかもしれませんしね。

自分は田舎暮らしなので、近くの感染者数は少ないです。ところが、感染者への興味は非常に強い。個人を特定したがります。感染者数と感染者個人への関心は、負の相関があるかもしれません。

ああ、自分もあーだこーだと、考えてみたり、どう?とか聞いてみるのは好きみたいです。

良い考察を!
Yasさん

肯定的だと聞いて安心しました。
辛坊ファンの方に噛みつかれたのかと思っちゃいましたよ。(笑)
ばななめろんさん

>従来に比べて数倍の上昇となると、試薬の問題だけと言えないですし…

6/12:2,117人検査をして56人が陽性(陽性率1.9%)
6/30:2,263人検査をして74人が陽性(陽性率3.5%
7/9:2,142人検査をして134人が陽性(陽性率5.8%)

と、一ヶ月で陽性率が3倍以上に上昇しています。
ばななめろんさん

>PCR検査で使用する試薬の感度などが改善されてきた可能性…

この点についてちょっと調べてみましたが、それらし情報がヒットしませんでした。
島津製作所が検査時間を半減し精度も向上する検出試薬キットを4月に発売しましたが、これが普及しているとかですかね?
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/10/news093.html
Dark Side of the Moonさん

東京は今日もコロナ感染者が200人、超えましたよ! 早く、手を打たないと
大変な事になりますよ❗
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