iPhone7とiPhoneSE(2020)を比較

iPhoneSEを発売日に入手できたので、MacでiPhone7からバックアップを取り、iPhoneSEに復元しました。
自分の環境ではiPhoneSEの初期設定を済ませて、ホーム画面までたどり着いた状態にならないと復元できませんでした。

以下Antutuベンチマーク(総合的な性能)とiPerf(Wi-Fiの速度)を使った結果です。
左側がiPhone7、右側がiPhoneSEです。
Wi-FiルーターはWi-Fi6(11ax)対応のもので、サーバとなるPCには2.5Gbpsで繋いでいます。

Antutu

iPerf

実際使った感想では、確かに速いです。特にデータのダウンロードが速いです。Spotifyから252曲(17時間半ぐらい)の音楽を最高音質でダウンロードするのに5分かかりませんでした(iPhone7でどれだけかかっていたかは覚えていませんが)。
dアニメのダウンロードもかなり速くなりました(これが一番恩恵を受けた気がします)

<2020年4月25日 1時00分追記>
カメラの画質比較(JPG)しました。比較用にZenFone5Zとコンデジ(GR III)も載せてあります。
※SSはシャッタースピードの略

撮ったものを適当な場所でトリミングして比較できるようにしてあります(GR IIIのみ長辺を4032pxにリサイズしてからトリミング)。
上下に2枚貼ってありますが1枚の画像から2箇所トリミングしただけです。

傾向としては、
・iPhone7は光学式手ぶれ補正が(Plusではない機種では)初搭載されたからなのか、ISO感度を低くして画質の劣化を抑えようとする傾向(手ぶれ補正に頼る)
・iPhoneSEは画像処理が進化したのか、ISO感度高めにしてぶれないようにしている傾向(画像処理に頼る)
・ZenFoneは分からん
・GR IIIは単に指定したシャッタースピードの下限(1/30)になっているのでISO感度が上がってるだけ
という感じがします。

こうやって見るとiPhoneSEはiPhoneSEに比べて画質は向上しているように見えます。7は塗り絵感がものすごかったのですが、SEはだいぶマシになっています。

<2020年4月25日 2時05分追記>
誰もやらないであろうRAWファイルでの画質比較もしました。RAWにするとスマホ標準の画像処理をほとんどスルーできるので、レンズやセンサーでの勝負になります(あと現像ソフト)。比較機種は上のJPGと同じで、スマホでの撮影はLightroom mobileを使っています。
ただし、iPhoneSEで撮影時のプレビュー画面での明るさと、撮影後のファイルの明るさが違うという現象が発生したので、撮影後にiPhone7と同じぐらいになるように露光量を調節しています。
全機種共通でノイズ低減は0(適用しない)にしてあります。
GR IIIのみ長辺を4032pxにリサイズしてからトリミング。

結果としてはJPGよりもノイズが多いですし、ZenFoneに至っては色がおかしいです。スマホカメラの高画質は画像処理が支えていると言っても過言ではないと思いました。