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シクレソニドについて

帝国ファ~マのシクレソニドの説明をコピーしました。

作用と効果
合成ステロイド剤で、喘息抑制作用、抗炎症作用があり、気道の炎症を抑えて、喘息発作の程度、頻度を軽減します。
通常、気管支喘息の治療に用いられます。すでに起きてしまった発作を速やかに抑える薬ではありません。

使用上の注意
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。有効な抗菌剤の存在しない感染症、深在性真菌症、結核性疾患がある。
妊娠または授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量
通常、成人は1回1~4吸入(主成分として100~400μg)を1日1回吸入します。症状により適宜増減されますが、1日の最大量は8吸入(800μg)が限度です。1日に8吸入する場合は、朝、夜の1日2回に分けて吸入してください。

通常、小児は1回1~2吸入(主成分として100~200μg)を1日1回吸入しますが、良好に症状がコントロールされている場合は50μg1日1回まで減量されます。必ず指示された使用方法に従ってください。

使用する時は携帯袋および使用説明書(「オルベスコのご使用にあたって」)をよく読んで使用してください。

吸入後はできるだけうがいをしてください。うがいができない場合は口をすすいでください。

この薬の1缶の噴霧回数は56回です。それ以上は使用しないでください。
1日1回吸入の場合、指示された時間に吸入するのを忘れた場合は、気がついた時点で1回分を吸入してください。1日2回吸入の場合、気づいても吸入せずに次の回から吸入を再開してください。絶対に2回分を一度に吸入してはいけません。

誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

副作用
主な副作用として、呼吸困難、嗄声(しゃがれ声)、発疹、気管支痙攣、血管浮腫などの過敏症状、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。

このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
該当する記載事項はありません。

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

となっています。

また、帝国ファ~マのホームページではシクレソニドの副作用の確率は0.6%程度となっています。






11 件のコメント
1 - 11 / 11
COVID-19 肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した 3 例(2020 年 3 月 2 日公開)
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200302_02.pdf

…現在のところ、重症化が危惧される COVID-19 症例に関しては LPV/r 投与が広く行われているが、下痢,嘔気,嘔吐,腹痛等の副作用があり、高齢者における薬物動態については十分な検討がなされていない。in vitro ではシクレソニドはロピナビルと同等あるいはそれ以上のウイルス増殖防止効果を示しており、さらに同研究では同一濃度で効果を比較しているが、シクレソニドのエアロゾルが肺胞に到達した場合の組織濃度はその数十倍と考えられ ている。

…COVID-19 において重症化しているのは主に高齢者であり、肺炎のため虚弱を呈した症例1のような高齢の症例に関しては、安全性が確立されており簡便かつ安価(2,169 円/キット。LPV/r 1,289.6 円/日) なシクレソニドの早期投与は、効果が確立されるならば大きなメリットがあるものと考えられる。今後の使用症例の蓄積と検討が望まれる。

→大いに期待しています。
これでもう安心ですね!
薬に頼ることにしても
早期発見・早期治療(投与)が原則でしょうかね?

家にこもっている事で医療崩壊を防ぎ、コロナ以外の重篤な患者や手術を待つ方への配慮と責任とも感じています。
COVID-19へのシクレソニド、一般臨床で使用難しい2つの理由
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/735718/

…一般臨床で同薬のCOVID-19への使用が可能かどうかについては「神奈川県立足柄上病院の症例報告にもあるように、あくまで適応外使用」との立場を示した。同症例報告で研究グループも「同薬添付文書には有効な抗菌薬の存在しない感染症、深在性真菌症の患者に関しては禁忌で、各医療機関での倫理審査の手続きが必要」と注意を呼びかけている。

…もし、同薬の新型コロナウイルスに対する抗ウイルス作用が確定的となり、不適切使用が増えれば、薬剤耐性ウイルスが出現し、気管支喘息への使用が難しくなる恐れもあるのだろうか。同社担当者は「2007年の発売から13年もの間、安全に使用いただいている。今のところ、その懸念は少ないのではないか」と回答。「企業の立場として、一般臨床におけるシクレソニドの適正使用を今一度周知していきたい」とコメントした。

→なかなか難しい問題も抱えているようです。
ミディ
ミディさん・投稿者
マスター
ここまで来たら、完全に確率論。
シクレソニドを使用するか否かの判断を99%の安全性と1%のリスクをどう捉えるか。

少なくとも、今までにその結果を出せたはず、
使えるなら個人病院で治療できるレベル。

重症患者を大きい病院に集中できる。
こんなシクレソニドの検証もしない厚労省の無策ぶりには呆れてる。

厚労省は全く危機感なし
それとも、アビガンまち?
日本小児学会のスタンスは下記のようですね。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するシクレソニド吸入薬の適正使用について(2020年3月17日)
http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/COVID19_Ciclesonide.pdf

…大変憂慮すべきことに、同薬の可能性が広く取り上げられたことにより、既に供給が不安定な状況に陥っています。その為、本来喘息に使用している患者に処方が出来なくなっています。

…日本小児科学会としては、現時点において以下のように適正使用を推奨します。
・ 従来本剤を使用している喘息患者への処方を最優先する
・ 軽症および無症候性のCOVID-19確定例及び疑い例に対する投与は行わない
・ COVID-19 肺炎症例であっても、基礎疾患がなく酸素投与の必要のない患児の予後は良く、投与は行わない
・ 上記に当てはまらない、基礎疾患のある症例や酸素投与の必要のある肺炎小児例では投与が考慮される。しかし、シクレソニドを COVID-19 に対して使用するにあたっては各施設で倫理委員会の審査が必要であり、承認を得たうえでの使用となる
ミディ
ミディさん・投稿者
マスター
Dark Side of the Moonさん
>COVID-19 肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した 3 例(2020 年 3 月 2 日公開
全文をあらためて読んで見た。

この症例を読むと酸素化不良、CT有所見の患者3名とある。

重篤化した患者じゃん。

しかも、シクレソニドを投与しなければ命が失われていた患者である。

重篤化した患者に集中的に使用したら死者の数を確実に減らせたのではないか。

厚労省は3月2日にこの症例が発表されそれから数日後にシクレソニド2万本を帝国ファ~マが用意の報道がなされた。

すぐに投与開始すべきであったにも関わらずなぜ厚労省はやらなかったのか。


厚労省は国民の生命を守る意識など皆無ではないのか。

志村けんさんが天に召されなくても済んだ可能性が高い。

無念と言わざるを得ない。
ミディさんへ シクレソニドの紹介、ありがとうございました。
ミディ
ミディさん・投稿者
マスター
Dark Side of the Moonさん
COVID-19へのシクレソニド、一般臨床で使用難しい2つの理由
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/735718/

…>一般臨床で同薬のCOVID-19への使用が可能かどうかについては「神奈川県立足柄上病院の症例報告にもあるように、あくまで適応外使用」との立場を示した

適応内使用も考えられる。
コロナウィルスは根路銘博士の研究で明らかになっているが空気に弱く1m くしゃみで飛べば死滅する。

他方、シクレソニドは投与により気管を拡張し気道を確保する吸入薬。

気道を確保したことにより肺の換気が行われ肺に入り込んだコロナウィルスを撃退したとも考えられる。
>>適応内使用も考えられる。
オルベスコの保険適用病名は、「気管支喘息」ですからね~。
ちなみに自分は咳喘息もちなんで、保険適用上大丈夫かも~っ?!(て違うか)
感染症学会の速報論文で、自分が興味あるのは「プラケニル(ヒドロキシクロロキン)」ですけど、容量が詳しく書いておらず、SLE向け国内常用量のようですね。

無題.png

流石に「これは効く」とされても、それ以前に「肺胞がやられていた」場合は薬でも治せないので

※保存療法、または生体肺移植などしか手がない。
 COPD(慢性閉塞性肺疾患。いわゆる肺気腫も含まれます)の場合は、
 時に肺胞が復活不能状態まで損傷してる、とも聞きます。

COPDの治療薬として有名な「シムビコートタービュヘイラー」は今回のSARS-CoV-2による症例(CoVID-2019)では効果がないのか、レポートも聞きません。本当はこの薬も効けば、なんでしょうけどねえ。

※私自身は過去にものすごく酷い気管支炎になった時、最後の最後、
 として処方してもらいました。気管支などの単なる炎症などであれば
 確かに効くんですけど、一度潰れてしまった肺胞を治療する効果は
 無いので、喫煙が原因で COPDになってしまった場合などはこの薬でも
 NGだそうです。
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