マスクの消毒を考えてみる

日本の人口は一億人強ですが、全員が毎日１枚ずつ消費するには、日本メーカーの製造では追いつきません
なので、非常事態なので手持ちのマスクを消毒して再利用する方法を考えてみる

一般的な使い捨てサージカルマスクは、三層構造になっていて中の目の細かいフィルターが肝になります
このフィルターを傷つけずにコロナウィルスを無毒化するのです

消毒方法は
1. 水や洗剤による洗浄
2. 煮沸消毒や蒸気消毒などの熱消毒
3. 消毒アルコール
4. 塩素系漂白剤（キッチンブリーチ）
がある

またマスクの材質を確認すると、
・フィルター（ここが大事）はポリプロピレン不織布
・ゴムが、ポリウレタン、ポリエステル
・ノーズフィッターがポリエチレン

さて、１の洗浄は、新コロナは水で流れるので手洗いと同様に効果がありますが、繊維質なので流し切るのには少々の不安が残ります
また、フィルターの穴を広げてしまわないかと気になるところ

2,3,4では参考になる資料を見つけました
SARSですがこれもコロナです
http://idsc.nih.go.jp/disease/sars/desinfect04a.html

２の熱消毒ですが、98℃以上で15分ですね（思ったより長かった）
フィルターのポリプロピレンは、耐熱が100℃〜140℃あるので、熱消毒にも耐えられそうです

３のアルコールも効果があるそうです
殺菌力の高いイソプロパノールはウィルスには効果が低いようです
人体への影響が小さくて使いやすいのですが、残念ながら市場から消え去っていて入手が困難です
貴重なので携帯用の手指の消毒に用いるのが良いでしょう

４の塩素系漂白剤も効果あるようです
0.1%濃度で30分以上
キッチンブリーチの濃度がよくわからないので調べると5%ぐらいですね
適度に希釈して使えば使い出はありそう
https://www.vill.miho.lg.jp/data/doc/1446019585_doc_1_2.pdf

とりあえず確保ってことで近所のスーパーで沢山売ってるうちの１つを掴んできました
気になるマスク素材の対薬品製ですが、ポリプロピレン、ポリエチレンは大丈夫なようです（とりあえず、フィルターの素材が大丈夫なので・・・）
https://www.flon.co.jp/wp-content/uploads/2015/10/technical-data07.pdf
＃無機酸の15番

安くて（今の所）豊富なので、有望ですが、肌が荒れますので、十分水で流す必要がありそうです

不織布の穴を拡げないようにバシャバシャやらなければ大丈夫だと思うのですが、どうでしょうか？(*^^*)

私としては、2の熱蒸気か、4の漂白剤が、有望かなあと思うところです