59も60も大差ないんですが、、、、

待ちに待ってた60代。迎えてみるとまずいわ～。変な虚無感に襲われてる。
会社ではすでに"老いては子に従え"を実践。若い人たちの後を付いていく。
経験はあえて出さず、口も出さず、黙ってる。
黙っていても困ったときは頼ってくるので出し惜しみせず手を貸す。

"実るほど頭を垂れる稲穂かな"なんてもんじゃなくて、生きていくことに力が抜けたというのかな～。生きてる事に申し訳なく頭を下げてる(笑)
若い人が試行錯誤してる時に口を出してはいけない。と思う。思慮が足らずすぐにどうしていいか聞いてくる子にはわざと一緒に悩むふりをする。そうすることで更に思慮をしていくことをその子は覚える。
答えは僕の経験値にあることばかりじゃない。若い子が考え抜いて出した答えの方が素晴らしいこともある。それが僕の経験。

創業25年全国展開の会社で、僕は歴代1位の成績を出したことがある。
毎年行われる関東にある支店の会議の場で何故そのような成績を出せたかの講義をした。優秀なもので翌年には僕の成績を上回る支店が出た。
僕は彼らへの講義が正しいものだと感じた。僕の講義が生み出した翌年の新記録。自分の理論が正しかったと他の人たちが証明してくれた。
自分が1位になった時より嬉しかった。

60歳。第一線を退いた今。時代も変わったし教育も変わった。肩肘張って"こうでなければいけない。こうあるべきだ"　なんて念仏は一度山に埋めて清流に変わるまで待とう。その清流を呑むのが若い子達なんだ。