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【調べてみた】冬至は過ぎたけど、日の出はまだ遅くなっている!?

「冬至は過ぎたけど、日の出はまだ遅くなっている!?」というスレッドを見て、
https://king.mineo.jp/my/f3664fdc63bfc62f/reports/62967
なんでだろう、と思って調べてみました。

[図1 ウェザーニュースより]

冬至と日の出日の入り.jpg

12月22日は冬至でした。冬至は1年の内で一番昼間が短い日ですね。
現在、もう冬至を過ぎているので、昼間の時間が少しずつ長くなっていっています。それなのに、日の出の時刻が今もどんどん遅くなって行っているのです。知ってました?経験的に知ってる人は多いですよね。

図1の通り、
東京で一番日の出が遅いのは、1月7日だそう。日の入りが一番早いのは、12月6日だそうです。(ウェザーニュースより)
えっ冬至が一番日の出が遅くて、日の入りが早いんじゃない?なんで?と思いますよね。

夏至にも同じような現象が起こります。日の出が一番早い日は夏至より1週間ぐらい前、日の入りが一番遅い日は夏至より1週間ぐらい後になります。
なんで夏至が一番日の出が早く日の入りが遅くないの?


で、調べてみました。
超難しかった~。ここ見たら全部わかる、というWebサイトはありませんでした。それに計算式が多数出て来て、数学苦手な私には全くわかりません(笑)。
だから自分で作ってみました!数学が苦手な人間でもわかる説明を!
私の解釈を私の文章で書いていますので、ガンガンとおかしい所の指摘お願いします。


では早速行きます!
■■■【お題:なぜ冬至は過ぎても、日の出はまだ遅くなっているのか!?】■■■

その理由は、地球から見た太陽の進む速さと、時計が進む速さが異なる事が原因です!えー?!
実は、太陽は時計より、季節によって早く動いたり少し遅く動いたりしているのです!

時計と太陽の動き.png

太陽に合わせて世界時計を毎日一致させる場合には、この現象は発生しなくなり、冬至=日の出最遅日・日の入り最早日となるのです。
現実には、暦と太陽の動きにほんの少しの差があり、この冬至とのズレを生んでいるのです。

(時計は、1年かけて太陽と時計が一致するように平均の速さが設定されていますが、年の途中ではズレるのです)


では、なぜ太陽の進む速さと、時計が一致しないのか?2つの理由があります。
1つ目は、地球の自転軸が公転面に対して、約23.4°傾いているせいです。
2つ目は、地球の公転軌道が真円ではなく楕円形だからです。


■■■■■■■■■■【Ⅰ.自転軸の傾きと太陽の速さ】■■■■■■■■■■
まず1つ目について説明。

【Ⅰ-1】公転が自転距離に影響する
まず、地球は1日に1回自転し、1年に1回太陽の周りを公転していますよね。
ところが、360度1回自転しただけでは23時間56分ほどで、1日24時間にはなりません。自転している間に公転して移動していますので、元の向きまで戻るに角度約1度、時間4分ほどのプラスアルファの自転が必要です(図2の右側参照)。
ちなみに、プラスアルファの自転を1年合計すると360度。公転と一致します。

[図2 暦wikiより]

自転と公転.png

このプラスアルファの自転距離が、季節によって異なって来るのです。地軸が傾いている事が一つの原因です。

【Ⅰ-2】公転面について(図3a)
地球の自転軸は、季節によって太陽から見た向きが異なりますので、赤道と少しズレた位置(黄色い線)に太陽が一番真正面からよく当たります。この太陽が一番当たる黄色い線は、日々移動して行き1年で1周します(公転)。

[図3a / 図3b さとの自作]

冬至1.png

【Ⅰ-3】季節による自転の距離(図3b)
1日で太陽は黒い矢印の分公転により移動をしたとします。(実際は1日分の公転による移動距離はもっと短く、角度にして約1度分です)
公転で移動した分だけ、プラスアルファの自転が必要です(図2の通り)。その余計なプラスアルファの距離が、季節によって次のように異なります。

・春と秋: 公転による太陽の移動距離に対して、プラスアルファの自転距離が短くなります。
理由は、公転面が赤道に対して斜め(対角線)なので、太陽の移動距離(公転)よりも赤道の回転の方が短くて済みます。

・冬と夏: 公転による太陽の移動距離に対して、プラスアルファの自転距離が長くなります。
理由は、太陽の1日の進み(公転)と赤道がほぼ平行なので、太陽の移動距離(公転)と同じだけ赤道の回転が必要となる為です。

【Ⅰ-4】地球から見た太陽の速度が変わる
・冬と夏は、自転距離が長いので太陽が遅く動きます。
・春と秋は、自転距離が短いので太陽が速く動きます。

【Ⅰ-5】同じ時刻の太陽の場所が異なる
同じ時刻の太陽の位置は、季節によって西に速く進んだり東に遅く残ったりします。正午なのに真南ではない位置に太陽が居るのです。

・太陽が遅く進む季節(夏と冬)後、正午の太陽は真南よりも少し東寄りに観測されます。
・太陽が速く進む季節(春と秋)後、正午の太陽は真南よりも少し西寄りに観測されます。

[図4 発明キッズ 日時計のpdfより]

アナレンマ.png

【Ⅰ-6】アナレンマ(図4)
図4はアナレンマと呼ばれ、正午の太陽を1年間撮影したものです。右側が西、左側が東です。上が高度が高く、下が高度が低いです。

同じ正午なのに、季節によって真南ではなく、少し東西にズレた位置に観測されます。
・冬と夏は、太陽が遅くなって行く(太陽の位置が東に寄って行く)
・春と秋は、太陽が速くなって行く(太陽の位置が西に寄って行く)
現象が見られます。

夏は太陽が高く冬は太陽が低いという事は知られていますが、
実は、東西の位置まで変わるのです。自転軸が傾いている影響でね。

ただ、自転軸の傾きだけの影響であれば、もっと左右対称・上下対称の綺麗な8の字になるんです。春分秋分が8の字の真ん中に来るはずなのです。
8の字を崩す原因は、もう一つあります…

ここまでが一旦 Ⅰ.自転軸の傾きと太陽の速さ のお話です。


■■■■■■■■■■【Ⅱ.地球の公転軌道が楕円形】■■■■■■■■■■

2つ目の、地球の公転軌道の話です。

【Ⅱ-1】図5のように、地球の公転軌道は楕円形で太陽が真ん中にありません。
・1月に最も地球と太陽が近づきます(近日点)
・7月に最も地球と太陽が離れます(遠日点)

[図5 発明キッズ 日時計のpdfより]

地球の公転軌道.png

【Ⅱ-2】公転の速度が違って来る
ケプラーの第2法則:
「惑星と太陽とを結ぶ線分が単位時間に描く面積(面積速度)は、一定である。」(Wikipediaより)
図5の通り、灰色の部分の面積が等しくなります。
・近日点の方が同じ期間に長く移動=公転速度が速い
・遠日点の方が同じ期間に少ししか移動しない=公転速度が遅い

【Ⅱ-3】
公転が速いとそれだけ余計に自転しなければいけなくなります。その為太陽の動きが遅くなります。公転が遅いと余計な自転が減りますので、太陽の動きが速くなります。

・近日点の1月から太陽は東に寄り(太陽が遅く進む)
・遠日点の7月から太陽は西に寄る力が働きます(太陽が速く進む)


では、今まで説明した、1.地軸の傾き、2.公道が楕円、この2つの要素が冬至の後の日の出時刻にどう影響するのか、まとめます。


■■■■■■■■■■【Ⅲ.まとめです】■■■■■■■■■■

【Ⅲ-1】均時差
今まで説明した、2つの太陽の速度を変える要素を、両方足したものを均時差と言うそうです。

図6のグラフの通り均時差は、濃い実線です。
2月11月が大きく、最大で15分程度、合わせて30分ほどの影響があります。

[図6 発明キッズ 日時計のpdfより]

均時差.png

見るとわかるように、黄道の傾き(地軸の傾き)の影響に、公転軌道の影響が加味されています。
・冬は太陽の遅れを更に増幅させ、
・夏は太陽の遅れを相殺して弱めています。

※ちなみにこの均時差のグラフを6月の辺りで半分に折って重ねたら、アナレンマの図と一致しますよ♪ 横向きだけど。


【Ⅲ-2】ここで再びアナレンマ
先ほど書いた、正午の太陽の位置が、8の字を描くアナレンマの話を再びします。
・アナレンマは、自転軸の傾きの影響と、地球の公転軌道の影響と両方を足した結果です。

[図7 暦wikiより]

アナレンマ2.png

【Ⅲ-3】日の出、日の入りとアナレンマ
・図7のように、アナレンマは、正午だけではなく、どの時刻でも観測されます。
・地平線近くのアナレンマを見て頂くと、
 東の空は、8の字の右上側に位置する月から先に地平線から顔を出します。
 西の空は、8の字の右下側に位置する月から先に地平線へと沈みます。

[図8 さとの自作 アナレンマ図は英語版WikePediaより]

アナレンマ地平線.png

図8の通り、日の出、日の入りの早さ遅さがわかります。

・冬至頃の日の出:1月初旬の方が下で、冬至より日の出が遅い
・冬至頃の日の入:12月上旬の方が下で、冬至より日の入が早い
・夏至頃の日の出:6月初旬の方が上で、夏至より日の出が早い
・夏至頃の日の入:7月初旬の方が上で、夏至より日の入が遅い

→これで、全てわかりましたよね!
→もしも、太陽と時計が一致していたら、アナレンマは8の字ではなく1本のただの線になりますので、ズレが発生しない事はわかりますよね?

アナレンマは、赤道に近いほど地平線近くでは横向きになるそうです。緯度が高いほど縦向きになるそうです。太陽の高さ低さの影響でしょうね。

日の出最遅日や日の入り最早日と冬至との差異日数は、北の方が差が小さく、南の方が大きいそうです。夏至で、北海道は5日程、沖縄は10日程の差があるそうです。(WetherNewsより)

これもアナレンマの傾きが南の方が大きい事でも説明出来ますね。
あとは、地軸の傾きにより、冬は北が日が短く南が日が長い、夏は北が日が長く南が日が短い、という事でも説明できそうです。

全て、私の解釈を、私の文章で書いたものです。
図は自作の絵と、引用先のWebサイトの物を使っている所と混在していますので、転載元を図の上に記載しています。


引用したWebサイト:
■ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/201812/210095/
https://weathernews.jp/s/topics/201906/030175/
■暦wiki
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6FCA4CEBDD0C6FEA4EAA4C8C6EEC3E62FC6EEC3E6BBFEB9EFA4CFCAD1B2BDA4B9A4EB.html
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6FCA4CEBDD0C6FEA4EAA4C8C6EEC3E62FA5A2A5CAA5ECA5F3A5DE.html
■はつめいキッズ 日時計をつくる
http://kids.jiii.or.jp/uploads/shidoin_doc//youshiki/79zenkokukaigi_originalkousaku_usa.pdf
■Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Analemma
https://ja.wikipedia.org/wiki/ケプラーの法則


98 件のコメント
49 - 98 / 98
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
pmakerさん

文章で説明するのが難しいのですが、
さっきの文章と重複しますが、斜めには日が当たらないと思います。

必ず、地球は太陽に向かって真っすぐにおじぎをしたり、まっすぐ起き上がったり、まっすぐ後ろにのけぞったりします。
斜めに倒れる事はありません。

というのは、斜めに感じるのは、公転面を水平として考えているせいです。
公転面は取り払って、地軸が上を向くようにくるっと回転させたら良いのです。

後で図を書きます。
詳しい解説有難うございます。文字も図も数字も全く頭の中に入ってきません。正月休み中コタツにはいって勉強しようと思います!
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
ちょっと言い方を変えます。
「地軸が上を向くようにくるっと回転」
 ↓
「地軸が垂直(に近く)になるようにくるっと回転」
ですね
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ

地軸の傾き.png

pmakerさん

図を書いてみました。
春分、秋分は、太陽に対して、地軸が垂直です。

上の公転の図の、春分の太陽を切り取って下に配置しました。
これを時計と反対周りに少し回転させて、地軸を立てると垂直というのが感覚的にわかりやすいです。

同じ要領で、春と夏の間も、視線をくるっと回転させたら、太陽の方向に向かって真っすぐおじぎしている事がわかると思います。
斜めに感じるのは公転面に対して斜めなだけです。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
公転面に対して斜めなのにプラスして、公転軌道に対しても斜めだから、余計にややこしく感じますね。
太陽と地球を結ぶ線を軸に、視線を回転させると良いのですね。
さとさん
その春分だけ切り取りの図、太陽の方向が地軸の方向からずれてるように描かれてますが、どう思います?
明るいところの半円の中央が、日の出、日の入りの中央の時間になると思いますが、そのときの太陽の位置が地軸の方向からずれてるのでは?(つまり南中ではない)
というのが私の言わんとしているところです
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ

地軸の傾き2.png

pmakerさん

pmakerさんの疑問はわかっているつもりです。
今夜その疑問に気付いたので、この話を蒸し返した訳です。

「明るいところの半円の中央が、日の出、日の入りの中央の時間になる」はその通りだと思います。
「そのときの太陽の位置が地軸の方向からずれてる」については、ズレていないと思います。ここが疑問の肝ですよね。

明るい半円の中央(南中)は必ず、太陽から見た地球の真ん中だと思います。
地軸は地球の真ん中を通っているので、ズレるという事は起こらないと思います。
太陽から見たら、地球の見える部分全部が明るいエリアですので、先ほどのリンク先のように、太陽から見て一部が暗いという状況は発生しないです。

地軸が傾いている事はあります。それは視点を変えたらまっすぐになります。
太陽と地球を結ぶ点線を軸に回転させるのです。そうするとまっすぐになります。
傾きは、ズレではありませんよね。単に見る位置が違うだけです。

3DのCG動画でも作ったら伝わる気がするんだけど(笑)。私には無理ですね。
粘土細工で立体を作るか(笑)

「春分だけ切り取りの図、太陽の方向が地軸の方向からずれてるように描かれてます」
は、どの絵のことを仰っていますか?春分の地球が3つ載っていますが。
元ネタはこちらから拝借しており、春分の所に「自転軸が太陽に垂直」と書かれており、作図者が意図的にずらしている事は無いと思います。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6FCA4CEBDD0C6FEA4EAA4C8C6EEC3E62FC6EEC3E6BBFEB9EFA4CFCAD1B2BDA4B9A4EB.html
さとさん

凄いことを考えてますね。早朝ランニングしてると、興味も湧くし切実な問題でもありますよね。
私は畑で野菜を育てるので、太陽の動きには非常に興味があります。難しいながらも理解したくて読んでいますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
・1月に最も地球と太陽が近づきます(近日点)
・2月に最も地球と太陽が離れます(遠日点)
[図5]
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

という説明があります。図5によれば、遠日点は2月では無く初夏の頃、5月が正しいという事です良いですか?
あくまでも理解したいという気持ちです^_^

もう一つ確認です。
私の理解では、ある日の南中から翌日の南中まで1日を通しての自転距離は、公転速度の速い近日点では長くなり、公転速度の遅い遠日点では短くなる。という事になっていますが、下の説明は、南中時前後に限定した説明という事で良いですか?同日の日の出時、日没時には、平行、対角線が夏冬、秋春で逆になりますので自転距離の話も逆になります。時間帯限定の話でよろしいですか?

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
・冬と夏: 自転する距離が長くなります。
理由は、黄道と赤道がほぼ平行なので、黄道の移動距離と同じだけ赤道の回転が必要となる為です。

・春と秋: 自転する距離が短くなります。
理由は、黄道が赤道に対して斜め(対角線)なので、黄道の移動距離よりも赤道の回転の方が短くて済みます。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

あと、文章の全般がさとさんの理解した内容で、引用はあまり無いのでしょうか?引用部分を区別していただくと考える時の助けになる気がしました。

引き続き興味深く読んでいきます。
あと、私のスローライフのスレにこちらのスレを紹介させて頂きました。ダメな場合は教えてください。
遠日点を5月としましたが、夏至の後なので7月ですね。失礼しました。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
色々直しました。

遠日点 2月から7月に修正。
図の出典を追記
文章の引用元を追記
黄道の説明を追記
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
(訂正の為コメント消して再送信です)

uou2さん

おおー間違いの指摘ありがとうございます!
遠日点の月間違えていました。7月です。打ち間違えて2月になっていました。直しました。

>自転距離は、公転速度の速い近日点では長くなり、公転速度の遅い遠日点では短くなる。

これは私と同じ理解です。


>下の説明は、南中時前後に限定した説明という事で良いですか?(略)

これは時間帯限定ではなく、季節全体を通した話です。(説明が悪くてごめんなさい)
黄色の黄道は、1年かけて動く太陽の道筋(公転した時に一番太陽が当たる場所)です。
1日単位で見たら、黄色い線のただの1点だけになります。
点と言っても、点には、1日分の長さがあります。それが1日分の公転距離です。その1日分の公転距離に合わせて、自転を毎日余計にしないと、南中~南中の1日は終わりません(図2)
その余計に自転する余計な自転の長さ(公転に追い付く時点)が、季節によって異なります。それが夏冬長く、春秋短いのです。
それについて、本文と図に説明を追記しました。これでわかって貰えるかなあ

これには、色々な計算方法や見方があるのですが、この暦wikiの説明が計算式不要で私にはわかりやすかったので、この方式で説明しました。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6FCA4CEBDD0C6FEA4EAA4C8C6EEC3E62FC6EEC3E6BBFEB9EFA4CFCAD1B2BDA4B9A4EB.html
暦wikiの絵は私には難しかったので、自分で絵を書きました。
でも本家の方がわかりやすいかも知れないので、読んでみて下さい。


>引用はあまり無いのでしょうか?

文章は全部私が書いて、コピペした所は無いです。参考にしたWebサイトはありますけどね。
だから誤植が多いです、ごめんなさい(笑)
図は拝借したものと、私が書いたものがあるので、後で区別できるようにします。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
pmakerさん

自転軸の方向からずれている話、身近な物で試したらわかるかも?

串団子を地球、梅干しを太陽にして、焼き鳥の竹串でつなぎます。

焼き鳥の竹串を軸に全体を回転させたら、串団子の軸は斜めになりますが、視点が変わっただけで地軸とはズレていませんよね。
(焼き鳥の串と団子の爪楊枝が垂直なら春分と秋分)

団子と焼き鳥の竹串との角度を色々変えて刺してみて下さい。
竹串を軸に全体をクルクル回すと、地軸は傾きますが、地軸の向きと太陽は絶対にズレる事はあり得ない、という事がわかると思います。

串団子をどんなに斜めに刺した、と思っていても、焼き鳥の竹串を軸に全体を回転させたら、地軸の向きはズレていないで、キチンと太陽の方向を向いてお辞儀しています。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ

北回帰線南回帰線.png

uou2さん

黄色い線を、1日の太陽の動きと思われたのは、多分天空の図と見間違われたのだと思います。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6FCA4CEBDD0C6FEA4EAA4C8C6EEC3E62FC6FCA4CEBDD0C6FEA4EAA4CEB5A8C0E1CAD1B2BD.html

・自分を中心とした図が、上の天空の図です。(太陽一周で1日)
・太陽を中心として地球を見た図が、私の図3です。(太陽一周1「年」)

で、自分から見た天空の図と、太陽から見た地球(1日)の図を組み合わせた図を作りました。(太陽一周1日)
地球の右端にある赤丸を日本としています

1日でに動く太陽の軌跡は、
夏至:北回帰線を1日で1回転します
春分と秋分:赤道を1日で1回転します
冬至:南回帰線を1日で1回転します

これで違いがわかって貰えたかなあ…
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
uou2さん

>同日の日の出時、日没時には、平行、対角線が夏冬、秋春で逆になりますので自転距離の話も逆になります。

ここの意味が、読み返してみてもよくわからなくて
黄道は1年で回る所を、1日で回ると思われた?と推測したのですが、もし違ったらごめんなさい。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ

団子と竹串.JPG

もう面倒くさいので手書きの絵で(笑)

>pmakerさん

※上のコメントの追記です。
団子の爪楊枝と焼き鳥の竹串は必ず交わるように刺さないと、上で書いた実験はできないです。
というのは太陽光線は太陽の中心から外側に放射状に出ている前提だからです。

pmakerさんが言われている、「ズレる」の意味が図の[C]のような感じだとすると、これは有り得ないです。
というのは太陽光は全方位を照らしているので、太陽から見える対象物の真ん中が真ん中が南中になります[D]。
太陽がもしLEDのように一方向しか照らせないのなら、[C]のような状態が発生しますが…

必ず[A]か[B]かの状態になるはずで、角度が異なるだけだと思います。
[A]や[B]が手前や奥側に倒れて奥行があっても、竹串を中心に回転させれば、垂直な壁に平行になります。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
わかった!黄道は地球から見た天空の太陽の通り道であって、地球上には無いのですね。
「黄道」と書いたから、読む人がわからなくなったのかも。ちょっと直します。
さとさん
実はさとさんの話、私に何を伝えようとしてるのかわからず、その件にコメント出来ないのをお詫びします

考えるのがしんどくて一旦放棄してましたが考え直しました

私の疑問の
「日の出、日の入りの真ん中の時間は南中と言えるのか?」
については、「言える」という結論に達しました

順繰りに私の考えた理屈を以下に示します

1.太陽から地球にあたる光の円の中心点の座標を通る経線上の地点では、日の出、日の入りの中心時間にある
 ⇒その経線と地軸を通る平面で地球を割ると光の円は対称になるるため、定速で回転するとき日の当たる時間は同じと考える
2.また、任意の地上の観測点から、その経線と地軸を通る平面上にあるものは、真北か真南であるとします
3.日本を観測点とすると太陽は南寄りなので観測点から2で示す平面上に太陽があるときを「南中」とする

4.1の光の円の中心点は地球が球形であるので、太陽と地球の中心点を結んだ線分上にある
5.地球の中心点は地軸上にあり、4により1で示した経線上の地点では、2で示す平面上に太陽がある

ということで、日本の南中時間は、日の出、日の入りの真ん中の時間ということで良さそうです(^^)
#数学的な証明レベルまでは、ちょっとしんどいので勘弁してほしい・・・(^_^;)
さとさん
>黄道は1年で回る所を、1日で回る
>と思われた?と推測したのですが、

図3aと3bは、両方とも天球の図ですか。
そして黄色い線は黄道なんですね。
自分はてっきり地球🌏の図かと思ってました(^_^*)
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ

南中の方向.png

pmakerさん

「南がズレる」と仰っていた意味は、こういう事ですかね。

・ある地点から経線に沿って南極に向かった方角が南
・ある地点から経線に沿って北極に向かった方角が北

なのですが、例えばですが先ほどの春分の地球の図の状態で、日本から経線にそって真南に下った場所が南中なのか?それとも公転面に垂直に下ろした線上にあるのが南中なのか?
という訳で南がズレると仰っていたのですかね?(違うでしょうか?)

これはpmakerさんが3番で書かれている通り、経線に沿って真南に位置するのが南中ですよね。4番で書かれている通り球体なので太陽の中心と地球の中心を結ぶ線は地軸の傾きとは無関係ですよね。

それを私は竹串とか回転とか説明していました(笑)。意味が通じなかったようですみません。

「南がズレる」話は、それとは全然違うという事であればすみません。
でも1~5は同意ですし、解決したようで良かったです。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
uou2さん

図3aと3bは、両方とも地球の図ですよ。
そして黄色い線は、地球と公転面が交わる線です。
最初「黄道」と書いていたけれど、黄道は天空上の線を言うようなので、文章を変えました。
まず整理すべきは「南中」とは何ぞや?といったところでしょうかね?!

日本が観測地なら、地平座標系で見た時に天頂より南側で子午線を通過するから”南中”という言葉を用いているだけで、要は、観測地において天体(今回は太陽)が子午線を通過する事が「南中」。

子午線は北と南を結ぶ線ですからズレようがない(;^_^A

南中(という太陽と観測地の位置関係)になったタイミング(12:00とは限らない)において、その観測地における太陽の高度(=南中高度)が一日の中で一番高くなる。
※観測地が根室でも明石でも那覇でも変わらない(そもそも”南中”という言葉は日本特有
で、現象(子午線を通過する)そのものは、観測地を日本に特定する必要はない…))
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
永芳さん

赤道上から見たら、夏(北半球)は、南中の時北側に太陽が来ますね。南回帰線より南側だと、常に北方向ですしね。

南中は英語では、meridianと出て来ますが、meridianで検索したら子午線と出て来ます。あれー。南中という言葉は英語で無いのでしょうか。
南中を世界的に言う(英語にする)と。。。ですか(◎_◎;)

「南中」専用の言葉は無いのでは?!

一般には「子午線通過(meridian transit)」でしょう(天頂より北側か南側かを問わず)。敢えて日本特有の呼び方専用の特別な用語を設けて用いているとは考えにくいです。

tennkuu.png

それと、日の出/日の入りの方角は北半球でも季節によって北側にシフトしますが、それでも南中は天頂よりも南側になりますよね?
culmination を発見しました。(^_^)
(子午線通過、南中)
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
>永芳さん

北回帰線より北側は、夏至でも南中時は南になりますね。
日本以外では「子午線通過」と表現するのが普通なんですかね。
南北に広い国だと南とか北とか方角が決まりませんもんね(笑)


>ヒートアイランド_ι(´Д`υ)アツィーさん

culmination は「頂点」とかの和訳が出て来ますね。
南中という意味でも使われる事もあるみたいですね。
pmakerさん
さとさん
「日の出、日の入りの真ん中の時間は南中と言えるのか?」
について、お2人が意見が一致しているのに蒸し返して良く無いかもしれませんが、
わたしは、言えない派です。
理由は、
❶公転の角速度は1日の間でも変化しており、南中前と後で、1日の自転角度360度プラスαのαが南中の前後で1/2とはならないと思われるから。
❷公転の角速度は、🅰️近日点と遠日点による公転時速、公転半径の変化と🅱️さとさんの図3の公転面(と天球の交わった部分=黄道)と赤道の角度の変化の両方の影響を受けており、且つ🅰️の変化の周期が、公転軌道の360度、🅱️の変化の周期が公転周期の180度で影響の方向が夏と冬で正反対となり、❶の不均衡を🅰️🅱️の影響を同時に受ける事によりうち消すということは起こりえないから。

と考えます。
南中(culmination)はあるんですね…失礼しましたm(᎑ ᎑)m

(  ̄- ̄)。o○( 相対して”北中”(?!(聞いたことない(~_~;)))に相当する用語があるんだろうか???… )
アナレンマの8の字が夏小さい円で、冬大きい円になるのは、先ほどの、🅰️🅱️の影響というのが、夏は相殺(0ではない)し、冬は増幅するよう働くからでは無いかと推測しています。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
uou2さん

均時差は大きい時で約15分、半年周期で増減していますね。
15分=900秒を、半年=180日で割ったら、1日当たり5秒。
日の出~南中は、一日の4分の1の時間だとして、1秒くらいの差が出る可能性がありますね。確かに一致しないと思います。

ですが、そもそもの発端は、南の位置がズレる?という疑いから始まりました。時間が違うというより距離が変わる?という疑いでしたが、現在は疑いが晴れました。

距離は真ん中だけど、移動時間は均時差により1秒くらい真ん中からズレる、という感じですかね。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
uou2さん

アナレンマの円の大きさ、その通りだと思います。
冬は近日点の影響で太陽の動きが遅くなるのが増幅されます。
夏は相殺されますね。
図6の通りです。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
uou2さん

pmakerさんのコメントには、
「『定速で回転するとき』日の当たる時間は同じと考える」
と書いてありましたね。
実際には定速ではなく均時差がありますので、時間は同じじゃないです。

が言いたかったポイントは、南中を中心に日の出日の入りが対象だ、という事ですね。
〉赤道上から見たら、夏(北半球)は、南中の時北側に太陽が来ますね。南回帰線より南側だと、常に北方向ですしね。

さとさんが正しいです。

ただ、、、
そりゃ正確を期せば北半球でも北回帰線以南なら南中は天頂よりも北側になる季節もありますけど、「南中」を一般に説明するときにはねぇ…と言ってみる(;^_^A
さとさん
私の指摘は、大体、そのとおりですが、まあ、違います(^^)
私の指摘は南中は極方向で、その絵で描かれた太陽の方向は合ってないという話でした

ただ、その絵の問題で、実はその2つの方向は一致している、というのが結論です
ま、一致はしなくて、最も南なんで、その範囲をもったのが直感的によくわからなかったということでした
南をベクトルでなく面で定義して腑に落ちたところです

uou2
指摘はYesです
議論の妨げになるので微小な誤差を無視して話してます
厳密に言えば違うのは気づいてました(①の方にしか及んでませんが)が、uou2さんほど真剣には考えてはいませんでした
さとさん
地磁気の変化とかそういう話でなければ、南中の話における南は、常に南側の自転軸の方向で変わることはないと思っています。
南中の前後の回転距離は、プラスαの角度が南中の前後で1/2でないので自転距離は差があります。南はズレず、回転距離は差があると考えています。
pmakerさんの1〜5は、ある一時刻で公転が停止する前提での光の半球の図形的説明で、公転し続ける地球においては、当てはまらないと思われます。
また、地球が一定の速度で自転するので、回転時間が違えば、回転距離は同じという事が起きないと考えています。

さとさんとpmakerさんが解決された問題と、私が疑問を持っている点がズレているのかもしれません。後から割り込んでしまいました(^_^*)

途中までしか読んでないので、続き読みます。それにしても、さとさん、凄すぎます。ここまで図を駆使して理解していくというのは、常人じゃ無いですね。地球物理学科とかで勉強している人みたいですね^_^
さと
さとさん・投稿者
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pmakerさん

あの図は遠近感を出す為に、手前の太陽を下に配置していたので、方向という意味ではわかりにくかったですね。
私の赤色の点線で「こっちが南中」というのも、見返すと意味がわからなかったですね(笑)。
公転面に垂直であれば南の方角とは違いますが、手前の太陽に向かっているなら正しい南中の方向です。

「南をベクトルでなく面で定義して腑に落ちた」という事、確かに、面で考えるとわかりやすいですね。
上のコメントは
pmakerさんのコメを見る前に書き始めて投稿しました。
pmakerさんが小さなことを排除して考えておられたようなので、私の考えは、そこからズレた話のようでした。
しつれいしましたm(_ _)m
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
uou2さん

確かにそうですね。
位置はズレないけれど、回転距離は差がありますね。
うっかりしていました。
「距離は同じ」と書きましたが、異なりますね。

uou2さんの方が凄くてびっくりしています。
私は小学生以下の知識しか無いですが、このスレッド書いている内に少しは知識が付いて来ました。

それより以前書かれていた下記の文章の意味が、いまだわからないのですが、どういう意味だったのでしょうか…

>同日の日の出時、日没時には、平行、対角線が夏冬、秋春で逆になりますので自転距離の話も逆になります。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
>えのくさん

うっかり呼び捨てしてました、ごめんなさい。ところで「冬至が、なぜ1/7じゃないのか」クイズの正解教えて下さい~


>ボローニャさん

返事忘れていました。興味があったら考えてみて下さい。超面白いです。
良かったら参考サイトの方を見て、私の書いている事が間違えていないかチェックして下さい(笑)
さとさん
>それより以前書かれていた下記の
>文章の意味が、いまだわからない
>のですが、

>>同日の日の出時、日没時には、
>>平行、対角線が夏冬、秋春で逆に
>>なりますので自転距離の話も逆に
>>なります。

さとさんの図3の黄色い線が、1日の太陽の動きを表していると勘違いして図を解釈していった結果の質問でした(^_^*)
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
uou2さん

わかりました。わかってスッキリしました。
お陰で、本文の説明を訂正できたので、良かったです。
さとさん
図8のした3つ目の→は日の入りが1週間後遅くなるですね。
>→夏至は、日の出が1週間前から
>早く、日の出が1週間後遅くなる
>理由も。

これで最後まで読みきりました。
感動しました。
こんなに物事を突き詰めて考えて、分かりやすく人に説明までして、自分の理解を完成させようとする人に出会えた事に感動しました(//∇//)
さと
さとさん・投稿者
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uou2さん

チェックありがとうございます。直しました。
褒められて嬉しいです。
こんなに隅々までキッチリと読んでくれる人も多分居ないので(みんな流し読みだよね(笑))、ありがたいです。書いた甲斐がありました。
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
図8の、アナレンマの傾きの図を直しました。
最初は自分で描けず「8」のフォントを拡大して使っていましたが(笑)
英語版WikiPediaの本物のアナレンマの絵を使って作り直しました。
東京の日の出日の入り時間を調べて、傾きを目分量で調整しました。
わかりやすいように、アナレンマの横幅は本物より広めにしています。
さとさん
今日は西日本は日の出の一番遅い出したったけ?
明日かな。年末より朝暗いです(//∇//)
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ

大阪日の出.png

ここで調べてみたら、大阪は明後日1/8水曜が今年一番日の出が遅いみたいです。ほとんど数秒の違いですけどね。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1236677229

私も、お正月1週間ちょっと休んでる間に、急に朝が暗くなったように感じました。
今朝晴れていました。
日の出が一番遅い日から9目で、たった2分ほど日の出が早くなっただけですが、家を出るときの空の白み具合が、明るくなっています。
なんか嬉しい。
知識を得たことでより実感します^_^
もう冬至より、春分の方が近くなりましたね。いよいよ春に向かって行く。夕方は随分明るくなりましたね^_^
さと
さとさん・投稿者
SGマスタ
uou2さん

最近寒いですけど、日の出は早くなりましたね!
日の入りは、以前からどんどん遅くなって行っていますね。

もうこれから春なのですね~。今年は冬が無いまま春が来る感じです。
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