衝撃作(名作か駄作か)
映画館に行くのは年に一度、ヘタをすると数年は行かないことがあるわたしですが過去に一度だけひと月通い続けて観た映画があります。
そのセンセーショナルさから社会現象にもなり後の作家たちにも多大な影響を与え(この頃から理不尽な展開や残虐な描写が増えてきたような気がします)バカバカしいことに国会でも取り上げられた作品。
エヴァ…進撃の…
ではなく『バトル・ロワイアル』
あらすじは閉塞感に苛まれた日本らしき国でおそらく『オトナ』のガス抜き息抜きのため一年に一度全国の学校(原作は中学、映画は高校)の中から無作為に選ばれた一クラスの生徒を最後の一人になるまでコロシあわせるというデスゲームが法律で制定されそれに選ばれたクラスの話です。
とにかくスピード感がスゴイ、あれよあれよという間にどんどん生存者が減っていきます。
原作小説では各キャラにエピソードがありますが「そんなのいらん!」とばかりにバッサバッサ切り落としています。
なので唐突に真っ裸で横たわっている脱落者も出てきますw
まあ原作小説は分厚い本で前後編二部作ですからね(;・∀・)シカタナイネ
原作と映画はあきらかにアプローチ(テーマ)が違うので原作ファンからしたら不満もあるでしょう(それも大いに理解できる)が、わたしは映画版のアプローチが好き。
監督は自身の戦争体験を通じて「死とは非情で無情だ。でも、生きていかなければならない」という想いがアプローチだったかと思います。
たしかにそれは感じました。
あれだけ凄惨な場面のオンパレードだったのにラストを観たときに「生きよう」という気持ちになるという不思議な感覚。
またDragon Ashが歌うエンディング曲『静かな日々の階段を』が良いんだ!(・∀・)
あと個人的にいえば生徒役がヘタクソなのがまたいい。
主要人物役は今でも活躍されている良い俳優でキッチリ固めていますがその他はもうヒドイもんですw
だが、それでいい。
こういう群像劇に演技の上手さはいらないのです。
ただ、情熱と勢いがあればいい。
後に監督も「オーディションのときは小手先でどこかで見たような真似事する奴らばかりでつまらなかったが撮影に入ってそういうのを引っ剥がして若者特有のエネルギーを出させる。それに触れることができた。それが一番楽しかった」と語っています。
撮影外のエピソードですが待ち時間に池だか風呂だかプールだかで遊んでいた生徒役たちの中にダイブして行ったというものがあります。
当時賛否両論でしたがわたしは断然讃です。
名作だと思います。
ちなみに印象に残っている場面は映画冒頭に出てくる血まみれのぬいぐるみを持った前年度優勝者(生存者)がニヤリと笑っているところです。
演者の存在感がハンパない。
それもそのはず本来ヒロイン役はこの演者だったのです。
大怪我により降板を余儀なくされ「あまりにももったいない」ということで急遽この場面に抜擢されたそうです。
…ここで終わっておけばよかったのに。
続編をつくっちゃいましたぁ!
『バトル・ロワイアル2』
あらすじは前作で生き残った主人公が武装組織を結成します。
「戦争ごっこなら子ども同士でやってくださーい」
その武装組織を掃討(というより消耗)させるために政府は今年度のゲームは生徒同士ではなく異例の団体戦として差し向けます。
該当クラスは元々問題児ばかりのクラスだったのでおそらく無作為ではなく消耗品(これからの国に必要のない人材)として選ばれたのではないかと思います。
前作で監督を務めた深作欣二氏は途中で亡くなり、その意志をついで息子の深作健太氏がメガホンを取ります。
わたしは健太氏が主になってほとんど全部制作したと思いたい…
でも、おそらく基本プロットを立てたのは欣二氏なんだろうなあ…
いったいどうしちまったんだい?(´・ω・`)
前作はあんなにストレートに心に飛び込んできたのに今作はアプローチもテーマも伝えたいことも全くわからない。
前作同様生徒たちはドンドン脱落していきますが「ああ…そうですか」とシラケていくばかり。
何か前作の主人公もキャラ設定がブレブレ…
自衛隊弱すぎ(これは大いに不満)
本当にコレが作りたかったの?(´・ω・`)
まあ…深作欣二監督は以前「もう一度若者たちと触れ合いたい」と語っていましたから今まで映画に貢献してきたご褒美と餞別で制作許可が下りたのかなと思えば…
ただ、竹内力のこの場面は強烈でした。
戦場にいきなりラガーマン姿の男が出てくるんですよw
唯一の見どころでしょう。
今作は否が多かったと記憶しています。
当然わたしも否です。
一昨日アマゾンプライムで観ましたけどねw
感想は変わりませんでした。
トラーーーーーーイ!
藤原竜也を一躍有名にした深作欣二監督の遺作ですね。
「こんなことあるわけねぇだろー」と思いつつも、観るうちにどんどん引き込まれてていく自分に気付きました。今となっては絶対に揃わないであろう豪華キャスト、有名になる前の稚拙な演技が返って、ストーリーに現実味を帯びさせていたと思います。
これをハリウッドがプロットしたジェニファー・ローレンス主演の「ハンガーゲーム」も観ましたが、「バトルロワイアル」には敵いませんでした。
『バトル・ロワイアル』、評価の対象にしたくないです‼(^▽^)/
そう今観ると何気に豪華キャストでしたね(・∀・)
ハンガーゲームですか…ありましたね。
劣化バトル・ロワイアルって言われてたやつですね。
それでいいと思います(・∀・)
青年誌だけに…
エッチとエロでは
単なるスケベ野郎だが
H (゚д゚) ERO
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二つ合わされば
ヒーローとなる
( ゚д) HERO
(\/\/