バイクの乗り納めとNHK送信所
こんにちは。
当地はそろそろバイクの乗り納め時期です。日中でも寒いし、来月下旬には雪も降るでしょうから、久しぶりに天気のいい日曜日、さてどこに行きましょうか。モバイルの基地局やアンテナの話はよく出てきますので、たまにはNHK送信所なんかが面白いかと。NHK第二放送のラジオ送信所です。秋田県大潟村の外れにあるJOUB、774kHz、なんと出力は500kWの超大電力送信所です。アンテナが巨大なのでiPhone7の画角に入りません!11PROが欲しくなりましたw
我が国の超大電力放送局は全てNHK第二です。第一に関しては県別、あるいは関東、東北など地域別でニュースや天気などを放送しますので大電力だと混信が生じますが、第二は教育番組や株式、気象通報など全国同一番組であり、各県別に放送局を設ける必要がないので、東京、札幌、熊本、そして秋田が500kWで、大阪が300kWでこの5局で全国をカバーできるような設定になっているそうです(ちなみに第一放送では東京が300kWで最大、あとは大きくても100kWです)。
774kHzと周波数は大変低い(携帯電話は700MHzから上、あるいはGHz帯を使いますので相当高い)のですが、さすがに大電力、長時間いると頭が痛くなってきます(笑)また、この門(もちろん立ち入りは禁止)に耳を近づけるとなんとラジオ放送が聞こえます!門の錆びで検波しているのです(鉱石ラジオ、ゲルマラジオを知っている人なら理解できるでしょう)。
9 件のコメント
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大きくても50kwくらいだと思ってました。
そりゃ頭も痛くなりますし柵からラジオも聞こえますわw
大潟と言うのは昔で言う八郎潟ですか。私の住んでいる北九州
では夜中、北京放送、韓国放送、北朝鮮放送が日本の放送より、
良く聴こえることがあります。秋田の送信能力が500kWであれば、
多分韓国、北朝鮮、ロシアのウラジオストックあたりまでは聞こ
えるのでは❓
北国ではしばらく、バイクに乗れなくなるとの事、安全第一です
から別の趣味を楽しんで下さい。❗^_^^0^
500kWの局は前述の通り、日本全国に東京局(埼玉県久喜市)、札幌局(江別市)、熊本局(菊池郡大津町)、そして秋田の4か所しかないのでなかなか見られるものではありません。
グランドウェーブ(通常の放送範囲)で聞こえるのは示した看板の通り、北海道南部から関東北部までを網羅しているはずです。774kHzに合わせて聞こえるNHK第二は間違いなくここ(八郎潟)からの電波です。そう、大潟村はかつて日本で二位だった面積を誇る八郎湖を干拓した干拓地であり、従って看板にも海抜高0mと書いてあります。AMラジオの送信にはこのように巨大なアンテナが必要なので「平地であること」が望ましく、その意味でこれ以上の土地はありません。
夜間になると電離層の影響でご存じのように普段聞こえない韓国や北朝鮮、中国、ロシアのラジオが入ってきます(日本海側だと遮るものが無いので日中でもよく聞こえます)。この500kWはおそらくは逆に言えばそのあたりの国までは夜間は間違いなく聞こえているでしょう。
「長時間」いると「あれ、なんか頭痛ぇかも?」ってな具合ですので間違いなく人体に影響はあるでしょうが、普段はこんなところに誰も来ませんので(笑)。AMラジオは約100年、最も歴史ある送信設備であり、今に至るまでトラブルはないでしょう。
むしろ皆さんが今持っている端末、それこそが一番人体に影響を与えているのは間違いありません、例えばWi-Fiは電子レンジと同じ2.4GHzであり、ご存じのように電子レンジは数百Wでの出力でもあのような「調理」が可能なわけですから。
NHK第二は普段学生さん以外なかなか聞くことは無いと思いますが、震度6弱以上の地震等、緊急警報放送実施時に英語・朝鮮語・中国語・ポルトガル語の4言語で情報を提供することになっております。お近くに外国人の方がいる場合は教えてあげると良いと思います。
しかしラジオの送信所って展望台は無いので(電波は地表を伝わるため高いところである必要がない)地味な存在ですから、普段意識することは無いですし、どこにあるのかさえもわからん人は多いでしょうね。
日本では500kWが最大で、ちなみに秋田は日本初の500kW局です。
日本のラジオはまず島国であって周辺国への工作が特に必要ないことからそんなに大電力である必要はありませんが、第二放送は当初示したような理由から大電力化されています。