月夜

今夜は月は拝めないと
朝から諦めていた
ずっと曇天だったから
。。。
そう思ってサンルームに
不意に行ったら
蛍光灯みたいな明かり
あれ？近隣の明かり？って
見上げたら
空に雲を割って
月が現れた
今日読んでた書物に
こんな一文があった
仏教の歌に
「わが目にて
　月を眺むと思うなよ
　月の光で
　月を眺むる」
◎解釈として記述がありましたので御紹介します
「夜空に煌々と月が輝いている
のが分かるのは、自分の目で
月を見る事が出来るからでは
ありません。
月から放たれた光が
私達の目に届いて
その光で月の存在が
明らかとなるのです」
　　一以上一
私はその一文にハッとした
そんな事さえも分からなかった
何と傲り高ぶった自分なんだと
自分が恥ずかしくなる思いに
なった
そうだ本当にそうだ
月の光が届いて
その光の存在で気付くんだ
自分の目が見つけるのでは
ないんだ
今夜の月を私は全く
初めて見る月の様な
感動を覚えて見上げた
月の光
全ては頂きものだ