記事と私見:「2Gbps以上の固定回線を利用したい人は9.7%」
元記事
https://ictr.co.jp/report/20190821.html
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1204441.html
株式会社ICT総研の調査によりますと、
固定ブロードバンドユーザー2622人に対して行われた、「今後切り替えたい高速インターネットサービス」アンケートで、
切り替えたくない(今のままで良い)・・・40.7%
《2Gbps以上の固定回線・・・9.7%》
5G対応のWi-Fiルーター・・・6.0%
5G対応のスマートフォン・・・5.6%
その他・不明・・・38.1%
という結果が出ました。
なお、「全てのブロードバンドサービスのうち、1Gbpsを超える超高速サービスの利用率は約7%に達した」とのことです。
◆私見◆
2Gbps~10Gbpsに対応した固定回線サービスは、エリアがまだ限られている状況ですが、1Gbpsを超える固定回線を望む人間はあまり多くないことに驚きました。
僕は7月中旬に、ケーブルテレビ回線(40Mbps)から光回線(1Gbps)に転換しました。NTTですが、v6プラス(IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6)も付けているので夜も快適です。もう、通信速度 1桁Mbpsになるようなことはありません。
しかし、nuroやau、そしてeo光(オプテージ)などの競合他社が、1Gbpsを超える光回線(2Gbps~10Gbps)を提供している中で、NTTはなぜ1Gbpsを超えようとしないのでしょうか?
10Gbpsとか、5Gbpsとは言いません。せめて2Gbpsにはできないものでしょうか?
現状の一般消費者用通信機器は、2Gbps以上の速度に対応できていないものがほとんどです。
対応している機器を選ぼうとすると、どうしても高価になってしまいます。
アンケート結果で出ていた、2Gbps以上の固定回線を望む者が10%程度しかいなかったのは、この「対応機器の少なさ」「値段の高さ」が原因なのではないかと思われます。
無線LANルーターで「1733Mbps」(1.7Gbps)と書かれているものがありますが、大抵は、LANポートは1000BASE-Tまで、つまり1Gbpsまでです。
(1733Mbpsというのは、あくまで無線LANの規格値です)
おそらく、2Gbps以上の速度への対応が遅れている原因は、「まだ全国で2Gbps以上の固定回線を利用できる状況でないから」でしょう。
ここでNTTが全国の自社回線で2Gbps対応すれば、2Gbps対応ルーターなどが更にたくさん作られるようになり、値段も安価になっていくはずです。
NTTには、回線の高速化に、真剣に取り組んで頂きたいものです。
今後5G高速化でネットワークを充実させるのか、有線ケーブルで高速化を図るのかは不明ですが、個人的には有線ケーブルの高速化はホームユーザーの利用コストが上がる可能性があるので、提供事業者も積極的ではないかもしれないですね。
私は2桁速度で十分ですが高速化を望む声もあるんですね。
モバイルネットワークの高速化は社会発展の意味では大賛成です。
21時30分 フレッツの1Gbpsサービス
ひかり電話ルーター~15年前の壁内ケーブル~かなり古いルーター~PC・・でもこれだけ出てるんで、理論上は同時に5台以上の端末で4K動画の視聴でもしない限り余裕ですからね~
ドデカイデータの送受信をしないので1Gbps回線で満足しちゃっています。過去1週間分のトラフィックのピーク値を出してみましたがひっ迫してるような感じも無さそうですし(もっと細かく見ると500Mbpsとかになっていたりしますが)。
ただLAN内は10Gbpsにしたいなと思っています。
おらず、速度低下が問題になっているからでしょうね。
今の状況のまま、末端の通信速度を引き上げても実用上の速度は殆ど変わら
ないかと思います。
それと下記記事に記載があるのですが、FTTH加入者の伸びや波と更なる高速化
の必要性に疑問符が付いたあたりも影響した可能性があるそうです。
・アクセス回線が10Gbpsに到達した「10G-EPON」、「IEEE 802.3av」として標準化
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/nettech/1100867.html
eo光の5Gbps/10Gbpsサービスに関しても、スピードテストくらいしかやる事が
無い印象です。
・eo光の10ギガコースでゲーム配信の実力を探る
https://www.pc-koubou.jp/magazine/24399
ゲームプレイ中に関しては、通信速度より応答速度が重要になりますし、
配信にしても4Kで流すにしろ1Gbpsの回線で実速度がそこそこ出ていれば、
それで充分問題なさそうな気がします。(^^ゞ
>NTT東西に関しては、1Gbpsの現行サービスですらトラフィックを捌き切れておらず、速度低下が問題になっているからでしょうね。
PPPoEの問題ですね。
その速度低下を防ぐためにIPv4 over IPv6があります。
しかし、なぜかNTT自身はIPv4 over IPv6の宣伝に乗り気ではありません。
プロバイダ単位での宣伝は見かけますが、それでも、夜の速度低下に苦しんでいる人が多いところを見るに、IPv4 over IPv6の認知度はまだまだ低いと言わざるを得ません。
ポートの使用に制限がかかるというデメリットはありますが、NTT光回線の混雑を減らす、最も実用的な手段として、もっと知られなければなりません。
2Gbpsの前に、IPv4 over IPv6の知名度を上げる必要がありそうですね…
動画のダウンロードは速いです。
あと多端末同時接続だと固定の方が安定してていいのかな。
NTT東西はフレッツ回線に投資したくないのでしょう。
「IPv4 over IPv6」はプロバイダの努力で何とかすればよいのでは?
プラス家電等へのIPアドレス付与した通信は/IPv6になるわけですがIPv4からIPv6への移行がなかなか進んでいない現状からしてIPアドレス不足解消だけなのかと勘違いしていました。
理由はIPv6 PPPoEでは200Mbpsが最高速度。(PPPのルール)
IPv6だけが独り歩きすると誤解も生じる可能性がありますね。
IPv6 IPoEならば速度理論が最大1Gbpsまで上昇しますね。
つまり2の32乗のプロトコル運用が減り新しいものへシフトしなければ速度が上がる事はないと言う理論だと勘違いしていました。
IPv6 IPoEと言う理屈で高速化ができるとなれば理解できております。
IPv6 IPoEのネイティブな通信ならば認証も省けて速度が上がるということですね。
現状ネイティブ接続事業者が10以下である現状からしてまだまだ本当の意味での高速化実現は少し時間がかかるでしょうね。
インターネットの世界は複雑で難しいですね。
認知度をあげるとするならばIPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービスの概要を詳しくアピールする必要とコストアップになることを前提でPRしなくてはなりませんね。
固定回線がそれ以上になっても、使い道が思い浮かびません。
もちろん家庭内にヘビーユーザーが複数人いれば、ルーターで別のLAN回線に分離してやれば効果は期待できるかもしれませんが。
家のWiFiにスマホを繋げて使うだけの人などはそこまで高速は必要ないでしょうし、
高データー量を使ったコンテンツもそこまで多くは無いと思われます。
今後、今以上のリッチコンテンツが例えば、VRなどで増えればユーザー側の需要は増えてゆくかと思いますが……。
そうなると、需要があってもインフラ側のバックボーン増強が追いつかなくなるかもしれませんが……。
>他社が出来ているのはあくまでも「通信品質は度外視(速度が落ちても関知しない)」でサービス条件を提供しているから
つまり、「最高速度だけ見て飛びつくのは危険」だということでしょうか?