山崎豊子「不毛地帯」読みました!
過去の自スレで、お勧めの本として紹介していただいた山崎豊子さんの「不毛地帯」を読みました(読んだと言うよりもiPhoneの読み上げ機能で聴きました)。
この小説、以前より読みたかったのですが、全5巻もある大作なのでちょっとためらっていました。
なんとか通勤時間を使って聴き終えましたが、1ヶ月以上かかりましたね💦
多くの方の書評どおり、第1巻のシベリア抑留生活の描写はインパクトがありました。
とてつもなく悲惨な体験であったことが伝わってきました。
第1巻だけでも読む価値があると思いました。
今日は終戦記念日ですが、戦争の記憶は過去のものとして消え失せつつあります。
終戦時に生まれた方でもすでに74歳ですから、戦争を記憶として留めている方は80歳を超えているでしょう。
そういう意味でもこのような戦時、戦後の体験が書かれた小説やドキュメンタリーは時々読んでみた方がよいのではないかというのが私の考えです。
不毛地帯の他に、戦争の悲惨さを描いた有名な本には、
大岡昇平「野火(のび)」
五味川純平「人間の条件」
ヴィクトール・フランクル「夜と霧」
などが思い浮かびます。
どれも戦争という状況が人間をいかに狂わせるか、人間性を保つことがいかに難しいかを描いています。
戦争のことを分析してかかれた本では、戸部良一「失敗の本質」が評価が高いです。
逆にアメリカ側からみた視点の本は、ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」を読むとアメリカって戦後支配のためにすごく日本のことを研究していたのだなあということがわかります。お勧めです。
終戦記念日、過去のことを知識としてしっかり活かし、これからも平和な日本を維持できればいいなあと思います。
「不毛地帯」と読んで考えたことでした (´◡`)
19 件のコメント
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幸せプリンさんがお薦めされた本、読んでみたいと思います。
良い情報ありがとうございます。
ぜひ読んでみてください。
「夜と霧」は、多く方が推奨する名著ですよ
ネットは便利ですね。彼女の経歴をググったら、作家デビューは33歳でした。ご実家は、老舗昆布屋の小倉屋山本さん(今まで知りませんでした^^;)。私は、小倉屋山本さんの「えびすめ」という塩昆布が大好きです。自分のために購入するときは、この塩昆布の耳(切れ端)を買います(出物なので安い。自宅用なら、切れ端でも問題ない^^;)。こんなことを書いてしまったら、ライバルが増えちゃうかな^^;?(いつも売られてないので、見かけたら即断即決で買います。すぐに売り切れるのです^^;)
本の内容以外のレスでごめんなさい💦
本当に、読むのに気合いが必要でした(^。^)
第1巻だけでも十分ですね。
JAL機の御巣鷹山事故のことを題材にした「沈まぬ太陽」もかなり読みごたえがありました。
映画化されて、日本映画では珍しく途中休憩がありました〜(まるでインド映画みたい)
山崎豊子さんの実家の昆布、今度ぜひ買ってみようかな。nemui99さんが買えなくなったらごめんなさいねぇ(笑)
夜が長くなる季節に、陰に籠りながら読みたい作家さんです^^;
シベリア抑留の場面、辛いですね
私の祖父も数年シベリア抑留
されていたので
よく帰ってきてくれたと
思います
みねお!
本当に心の底から同意します。これは「小説」なんだ!と何度もそう思いながら読まないと、眠れなくなりますね。
ところでiPhoneの読み上げ機能って、便利そう。android機では無理なのかしら?
確かに、悲惨んな事故のことを読んでてショックを受けますね。
御巣鷹山の飛行機事故は、かなり昔のことになりますが、それでも毎年この時期になるとテレビでとりあげられます。今年は台風の影響で亡くなられた方のご家族も山に登れなかった方が多かったそうです。
お祖父様、シベリアに抑留されていたんですね。
10万人の方が亡くなっていますので、本当に帰国できてよかったですね。
きっとつらい思いをしたことでしょう。シベリアでの生活のこと、お話を伺ったことがありますか?
android機でも、音声読み上げできるか調べたらできるようですね。
https://www.teradas.net/archives/19165/
nemui99さん
読み上げ機能は、iPhoneでは以下のように設定できます。
https://iphone-mania.jp/manual/convenient-150591/
読み上げ機能は、無機質なトーンで言い間違えが多いのが欠点ですが、そこを目をつぶれば便利です。
また読むのと比べて、聞くのでは頭に入り方が違い大雑把なあらすじをとらえるような感じになるのはしかたがないことだと思ってください。
休日にしなくても、ちょうどお盆ですので多くの方は休みをとられているでしょう。でも公官庁はお盆休みってないんですよね。
確かに皆で平和のことを考える日になればよいと思います。
シベリア抑留の話は
祖父が亡くなった後、
母から聞きました
重度の認知症でしたが
服の着用と食べ物の執着が
すごかったです
たぶんシベリア抑留時代の記憶が
戻ったんじゃないか、と
母親とは言ってました
不毛地帯を図書館で借りてきたみねお!
お祖父さんから直接体験話を聴くことができなくて残念でしたね。
でもお祖父さんも抑留生活のつらい話は思い出すのが嫌でしたくなかったかもしれません。
お祖父さんのように戦争を体験してきた方が、認知機能低下して体験を語ることができない年代になってきました。
染みついた経験が執着として無意識にでてしまうのはやはりとんでもなく辛い体験だったのだろうと思います。
不毛地帯第1巻を読んでお祖父さんの体験を想像すると認知機能低下してからの行動が理解できるかもしれませんね。
そうですね
祖父からは戦争の話を
聞くことはなかったですね
祖母は戦争は爆弾がどんどん
落とされてあんなにこわいことは
なかった
恐ろしかったとよく言ってました
不毛地帯は以前全巻読みました!
どうしてこんな目にあわなきゃ
いけない人たちがいらしたのか
言葉になりません
争いは悲しいですね
今でもこの世界のどこかで
争いがあるというのは
本当に嫌なことです
争いのない世の中を願ってます
みねお!