次期OS「Android Q」が大幅に省エネになる
スマートフォンで特に電力消費量が大きい部品は、表示装置です。従来は液晶ディスプレイの範ちゅうで技術革新を重ね、より省電力なパネルの開発や制御技術の向上を進めてきましたが、ここ数年で「有機EL(OLED)ディスプレイ」を採用するスマートフォンが急増しています。
有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイより省電力です。比較対象にもよりますが、一般的な使用環境では有機ELディスプレイのほうが液晶ディスプレイより2-3割省電力とされているうえ、自発光で光源(バックライト)を必要としないため薄型設計が可能になります。
自発光の有機ELディスプレイは「黒」を発光しないことから、画面に占める黒色の割合が高いほうが消費電力は減ります。
Googleは次期OSのAndroid Qで、画面の背景を黒系に変更する「ダークモード」をサポートする予定。
有機ELディスプレイを採用した端末「Pixel」で、ダークモードを使用すると63%も消費電力が減ると報告しています。
すでに多くのGoogle純正アプリが独自にダークモードをサポートしていますが、システムレベルでサポートするAndroid Qのほうがより徹底して省電力化できることは確かだと思われます。
7 件のコメント
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以前マシュマロのときdozeモードというのが導入され、「(メールやメッセージの)通知が来ない」「IP電話が着信しない」というトラブルが頻発しましたが、そういう心配は今回は無用と見ていいんでしょうかね?
但し、GoogleがビルドしたPixel用のAndroidはGoogle端末に最適化しているので詳細は不明。
他のメーカーAndroidカスタマイズは更に液晶もありますので省エネには気を使った仕様変更になると言われています。
OSレベル、ネイティブレベルでダークモードに対応していない場合は待ち受けだけを黒くするだけだったりしますのでダークモードとは言えないと思います。
無ければ壁紙を黒、アプリごとにダークテーマ設定ってのが一発で出来る
それより、有機ELの焼付き対応はやってないのですかね・・・
従来の液晶方式は、カラーフィルターの裏側からバックライトで照らすことで色を表現するのに対し、有機EL方式の場合はRGB素子自体が発光するので、色彩表現や応答速度に優れます。
また、液晶が黒を表現する時、液晶のバックライトは光っているため、薄っすらと白みがかるのに対し、有機ELならば黒い部分は「発光しない」ので、本物の黒を表現できるというわけです。
なぜ有機ELは焼き付くのか?
有機ELは同じ画面をずっと表示していると、焼き付きを起こす場合があります。具体的には、色が黄色っぽく変色したり、特定のオブジェクトが画面上に残像として残ったまま消えないといったものです。携帯ショップの店頭でGalaxyスマートフォンのデモ機の画面が焼き付いている光景を見たこともあるでしょうが、これは有機EL採用で、且つ店頭デモのために画面を点けっぱなしにしていることによるものです。
なぜ焼き付きが起きるのか?OLEDは画素自体が発光するため、素子が劣化することによって焼き付きます。さらに同じ色を表示し続けた場合、RGBのいずれかのセルから早く劣化するため、特定の色が暗くなるので、カラーバランスも悪くなっていきます。そもそもSamsungの方式ではRGBのそれぞれの素子の劣化速度が異なるため、必ずしも特定の画面を表示し続けなくともカラーバランスが崩れていきます。
こうした事情を踏まえ、有機ELを焼き付かせない方法は以下のとおりです。
写真の常時表示を避ける
前述の通り、同じ画面をずっと表示し続けることを避けましょう。特に写真・静止画をずっと眺め続けるのはやめましょう。
画面を低輝度に保つ
明るい画面で表示し続けるほど、素子が劣化します。なので画面の輝度を下げたり、明るさの自動調節オンにしたりすることで、画面の輝度が高くなりすぎることを防ぎましょう。
おまけです。液晶と異なり、有機ELは黒色の部分は「発光しない」ことによって本物の黒を表現していると説明しましたね。ですから、画面を真っ黒にしてしまえばそもそもの大半が発光しないことになるので、焼付きを防げます。これは通称ダークモードと呼ばれている