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「アポロ11号 展」~あの”小さな一歩”から50年。7/20は人類が初めて月面に降り立った日

「アポロ11号 打ち上げ・月面着陸 地球の出 Apollo 11, Moon landing」
https://youtu.be/3TA54Bztdvc
(4分47秒)

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皆さん、こんにちは、こんばんは。

天体ファンは決して多くないとはいえ、天体ショーが有るたびに一定数の書き込みが見られ、ロケットや人工衛星のこととなるとより熱心な方が現れるので、宇宙開発史上で外すことの出来ない「アポロ特集」を組んでみました。

月面着陸成功50周年を記念して、色々と情報や感想をお寄せいただけたら何よりです。

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⭐1955年、米国とソビエトが人工衛星打ち上げを宣言

⭐⭐1957/10/4 ソ連のスプートニク1号、世界初の人工衛星となる
     西側諸国に衝撃が走る。アメリカで論争を引き起こす

⭐11月には犬を乗せたスプートニク2号が人工衛星に
  (軌道到達後に死亡)

⭐1958/2/1 米国が人工衛星打ち上げに成功

⭐⭐1961/4/12 ソ連のユーリー・ガガーリンが初の宇宙飛行士に 
  (地球軌道を周回)

⭐1961/5/5 米国が10数分間の弾道飛行に成功

⭐⭐1961/5/25 米国大統領ケネディが10年以内の有人月着陸を言明
   アポロ計画スタート!

⭐1962/2/10  米国が地球周回軌道に成功(宇宙飛行士はジョン・グレン)

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神とも悪魔とも呼ばれた開発責任者のフォン・ブラウン(1912ー1977)


⭐1962年8月 ソ連のボストーク3号と4号が数キロの距離まで接近

⭐1963/6/16 女性初の宇宙飛行士が誕生(ソ連)

⭐1964/10/22 3人を一挙に宇宙へと運ぶ(ソ連)
  これまではすべて独り乗り
  そして、宇宙から東京五輪へメッセージを送る

⭐1965/3/18 人類初の宇宙遊泳に成功(ソ連)

☆1966/3/16 米国のジェミニ8号が無人衛星と人類初のドッキング
 (ニール・アームストロングの操縦により)


命がけの訓練!映画『ファースト・マン』本編映像
https://youtu.be/yoFhOAnk5LI
(2分42秒)


<月探査史>
⭐1959/9/4 ソ連のルナ2号が初の月面衝突に成功

⭐1959年 ルナ3号が月の裏側を初撮影

⭐1964年~65年 米国の3つの探査機がクレーター撮影に成功

⭐1966/2/3 ルナ9号が月面軟着陸に成功(もちろん無人)

⭐1966年5月 米国が月面軟着陸に成功


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アポロ11号の3人


<アポロ計画>
⭐1967/1/27 アポロ1号、予行演習中の火災により乗務員3人全員が犠牲に
  これにより20カ月間、有人計画が凍結
  よって、アポロ6号(1968/4/4)までは無人ミッション

⭐アポロ7号(1968/10/11打ち上げ)から有人化(3人)
  アポロ7号 11日間、地球を周回

⭐アポロ8号(1968/12/21打ち上げ) 月を周回

⭐アポロ9号(1969/3/3打ち上げ) 月着陸船も初めて積み込み

⭐アポロ10号(1969/5/18打ち上げ)月面着陸のための予行演習、月面まであともう少しのところ(15キロ)まで接近

⭐⭐アポロ11号、1969/7/16打ち上げ、7/20月面着陸、7/24地球に帰還
  (月面からニクソン大統領と交信・会話)

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(7/20付け)ランデブー、ドッキングの説明の箇所に誤り、誤解を招く表現がありましたので、訂正を行いました


59 件のコメント
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"世界の国からこんにちは 三波春夫
https://youtu.be/SgOteYLTS9o

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翌年の大阪万博(1970/3/15~9/13)では、アポロ12号が持ち帰った「月の石」がアメリカ館で展示され、数時間待ちの行列となるほどの人気ぶりで、延べ1650万人がアメリカ館でこの石をみたとか。

330ヘクタールの敷地で開催されたこの万国博覧会は、予想の倍以上の全体で6400万人が来場となり、人・ひと・ヒトで溢れかえっていたようです。
一日あたり平均35万人、最高入場者数は83万人、最低日は16万人。

なお、日本館でもアポロ11号の月の石が展示されたとの情報も。
私が生まれる数年前位から宇宙へと開発、開拓を目指していたのですね。

旧ソ連では、部品や材料等入手が非常に困難であり、限られていたと思われますが、優れた技術力を駆使し当時のアメリカと渡り合っていた事に驚きを隠せません。

私が小学生の時に月に降り立ったとニュースで知り、未知の世界に興味を持ちました。
今もかな。(^。^)

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アポロ計画に使われたロケットは「サターンロケット」と呼ばれ、はい、土星の意味です。
(^^)
幾つもの発展系があり、少なくとも3つの型番があるようです。

アポロ11号に用いられたのは「サターンV」というもので、全長110メートル、底辺の直径が10メートル、重さが3,000トンという飛んでもないサイズの三段ロケット。

鉄腕アトムが100万馬力だそうですが、このサターンVの一段目ロケット(エンジン5基)はそれを軽く凌駕の1億6千万馬力。
地球低軌道なら110トン、月へは47トンのものが運べるそうです。

その当時登場したボーイング747ジェット旅客機(通称:ジャンボ)は全長70メートル、最大離陸重量397トン。

で、ジャンボが離陸するのに必要な燃料が3,200リットルなのに対して、サターンVの一段目ロケット(発射から150秒でお役目終了)はケロシンという燃料が77万リットル、そして液体燃料が120万リットル必要なんだそうです。

つまり3,000トンの重さのかなりの部分は燃料だということが分かります。
eaehさん

詳しいことは全然知りませんが、ソビエトもアメリカもドイツを占領してミサイル技術を奪い取っています。
とりわけソビエトは強引に(強制連行)。
アメリカのファン・ブラウンに対抗して、ソビエトにもロケット開発の父と呼ばれた凄腕の人物がいます。
アメリカ以上に国会予算を湯水のように使えるから、優位に立ちやすかったと思われます。

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月のひつじ (日本語吹替版) - 予告編
https://youtu.be/atQzb2cGp1U

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月着陸船イーグルが月面に着陸した際には、その偉業が40カ国以上に同時中継され、5億人以上が視聴したと言われています。
(2015年の世界人口は73億人だそうですが、1966年で34億人、1970年で37億人)

この生中継に際しては当初カリフォルニアで月からの電波を捕まえる予定でしたが、打ち上げ日程がずれたことで月面着陸時間に月がアメリカの裏側にあって電波が届かないために予備回線扱いだった南半球最大のパラボナアンテナ
(オーストラリア、パークス天文台)
が急きょメインで受信することとなったというエピソードがあります。

しかし、そのアンテナのある町が間近で停電に見舞われ大変な事態に。
更には当日、暴風が吹き荒れ、損壊の危機に・・・

映画「月の羊」
http://ja.toikun.com/movies/the_dish.html

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今でもこうやって記念展が開かれているんですね。
いや、今年が50年記念だからでしょうか?
(^_^)

以下の記事によりますと、地球に持ち帰った月の石は「親善のしるし」として各国、各地に届けられたとのこと。

でも、年月が流れ、紛失や盗難にも。。

アポロの贈り物を追いかける「ムーンロックハンター」
https://www.afpbb.com/articles/-/3230349?cx_amp=all&act=all

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まさか・・・1箱全部が逆さアポロだと!?
https://youtu.be/y8hSUg3uf5w

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「アポロチョコ」
といえば、明治(製菓)が1969年8月から販売しているロングラン商品。
色々なバージョンが存在するようですが、代表的なものはミルクチョコとストロベリー味がランデヴーした二段味。
アポロ11号の司令船をかたどっています。

月面着陸50周年に併せて、今年は二つ以上の特別商品が販売です。


明治のアポロ発売50周年!!「アポロ2種のアソート袋」を期間限定で発売
2019年6月5日 13時0分 ITライフハック
https://news.livedoor.com/article/detail/16570970/


明治、宇宙を表現した「アポロ」 月面着陸と発売から50周年
2019/7/16 15:42
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47379900W9A710C1000000/

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アポロ計画の時代、敗戦国日本も遅れを挽回すべく、負けじとロケット開発を推し進めていました。
日本は当時、固体燃料ロケット。

戦勝国イギリスが六番目というのが意外です。
フランスと共同で世界初の超音速旅客機「コンコルド」を開発・実用化した国なのに。。
それに労力と資金を吸い取られた?
世界初のミサイルをドイツから散々撃ち込まれ、ロケットアレルギー?

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⭐1965/11/26  フランスが3番目の人工衛星打ち上げ成功国に

⭐⭐1970/2/11 日本が4番目の人工衛星打ち上げ成功国に!

⭐1970/4/24  中華人民共和国が5番目の人工衛星打ち上げ成功国に

⭐1971/10/28 英国が6番目の人工衛星打ち上げ成功国に

⭐その後、現在までにヨーロッパ宇宙機関、インド、イスラエル、(ウクライナ(旧ソ連))、イラン、北朝鮮が独自ロケットによる打ち上げに成功
有人飛行成功は現在までソ連、米国、中国のみ

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コンコルド引退後、静かに研究開発が進められる超音速旅客機の一例

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宇宙へお出掛けるには地球の重量を振り切るためのスピードが必要です。
それがおよそ「11.2km/s(40,300km/h)」です。
「地球脱出速度(第二宇宙速度)」と呼ばれています。

第一宇宙速度というのは地球の軌道を回る、つまり人工衛星になるために必要な速度で、約7.9km/s(28,400km/h)です。

地球脱出速度は大雑把に計算するとマッハ33以上。
(実際は大気の抵抗で、高度により違う)
はい、音速の33倍以上がアポロには必要だったわけです。

もちろんジャンボジェット(ボーイング747)は音速を超えられません。

ちなみに月からの脱出速度は地球の約5分のいち。
難しいことは分かりませんが、月の重さが地球の約80分の1ということなので。
(^^)
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