この道通らないでください!
それが彼女にかけられた最初の言葉でした。
わたしが高校生の頃一時期帰宅途中で小学生に絡まれて(おちょくられて)いたことがありました。
そのリーダー格であろう彼女を中心に3〜5人くらいのグループに。
今はどうかは知りませんが当時の大人たちの影響か一軒家組(わたし)と一部の団地組(彼女)とは微妙な壁(対立意識)がありましたのでそれが原因かもしれません。
団地の道を通っているわたしに対してかけられた言葉です。
「イヤでーす!べつにキミたちだけの道じゃないでーす!通りまーす!」とおちょくり口調で返した覚えがあります。
わたしは基本気弱でヘタレ気質なのですがこういう挑発的な態度をとられると意地でも押し通ろうとするクセがあります。
たぶん北斗の拳の屈強なザコに「ここは通さねえぜえ」と言われても押し通ろうとします。
残念ながら伝承者ではないので消毒されますが。
なので「すっげーうぜえ」と思いながらも意地でも帰宅ルートは変えませんでした。
そのうち飽きたのか一人減り二人減りとついには団地組は彼女一人になりました。
それでもなぜか彼女だけは絡んできていました。
その頃には対抗意識というよりは彼女とのその掛け合いがちょっとした楽しみになっていて彼女がいないときは辺りを見回して「今日はいないのかあ…」とガッカリしながら通った記憶があります。
そして、ある日その日々は終わりをつげます。
いつものように通っているといつもの位置(だいたいカゴ型のブランコ)ではなく団地の壁にもたれかかってうなだれていました。
どうしたんだろう?とその日初めてわたしから声をかけました。
彼女はわたしの顔を見るなりポロポロと涙をこぼしながら「今度お引越しすることになったの。引越したくない。お兄ちゃんと会えなくなるの嫌」と言いました。
わたしはショックを受けながらもどうしたものかと考え「そっか…でも、こればっかりは子どもの俺たちにはどうしようもないからねえ…」と応え「ちょっと待ってて!」とノートを1ページ破りイラスト入りの色紙もどきを描いて渡し「俺は絶対にキミのことは忘れない。最初は何だコイツと思ったけど今は大好きだからね」と言いました。
「ええ…気持ち悪い」
彼女はいつものように笑顔になっていつものように憎まれ口を叩くと「わたしも!」と言って去っていきました。
その後、当然会うこともなくなり現在はどうしているのか。
わたしの勘によると素敵なお母さんになって幸せになっていると思います。
いや、なっているでしょう!
そして、あの団地道も今はどうなっているのか。
あの日以降彼女のいない道に興味をなくし生活環境も変わり一度も通ることはなくなったのでわかりません。
昨年自分のルーツを辿る旅をしましたがその道だけは訪れていません。
この投稿をした今も行く気にはなっていません。
想い出は思い出のままに。
おにっちさん✨
>想い出は思い出のままに。
その気持ちよくわかります🤗
ナイス×100👍
これって、両親が離婚して兄妹が別々の親に引き取られるということ?
それはまた最悪な親ですね。
おにっちはそんな親にならないよう気をつけてください(…なりそうな気配がするけど)
今はちゃんと幸せに暮らしておられますよ🎀❗
ツンデレ女子ですね!
みねお!
「お兄ちゃんと会えなくなるの嫌」は、おにっちと会えなくなるのが嫌という意味だと思いますよー
>「お兄ちゃんと会えなくなるの嫌」は、おにっちと会え
>なくなるのが嫌という意味だと思いますよー
ありゃ、読み返したら確かにそうかも。
何とも可愛いことを言われたということですね(笑)
青春だな〜〜
チョコレートが食べたくなりました( ・∀・)
>💙HONOKA💙さん
ただ、子ども連れで幸せそうな姿を見てみたい気持ちはあります(*´∀`*)
そんなわたしヤングナイスちゃんなかよくしてね!
>Dark Side of the Moonさん
コラコラw読み間違い以前に何気にすごく失礼なことを言ってることはスルーですかいな(;・∀・)ストロベリームーンニナッタゾテメー
しかし、わたしの前回の投稿から見るにDV夫や虐待親になりそうな因子がありそうなのでもし結婚することがあればそうならないよう気をつけますね。
>なかっぴさん
甘酸っぱいですね。
何気に美少女でしたからね(*´∀`*)
>みねお!さん
「なんでー!?」とツッコんだ記憶がありますw
まあ、泣き顔よりもいつもの憎まれ口を叩く笑顔になったのでホッとしましたよ。
ですね。
わたしもそう信じています(*´∀`*)
>さとさん
ご説明ありがとうございます( ´∀`)bグッ!
「ええ…気持ち悪い」(^-^)💦お兄ちゃんと会えなくなるって泣くなんて…良い思い出ですね😊
あなたもそう言う気持ちになっていたのでしょう❗
ありがとうございます。
昔短編小説を書いて持ち込みしたら「プロットも甘く文章も素人の域だが妙に映像(情景)が飛び込んできて印象に残る」と評されたことがあります( ・∀・)
>たけちゃん2さん
どうなんでしょうね?
それは今となっては知るべくもないことですね。
わたしのほうは妹って感覚でしたね。
少なくともわたしの初恋とハッキリ認識できるのは以前投稿したこの子です。https://king.mineo.jp/my/760efb76589fcff4/reports/43091
なるほど~。だからか。脳内再生余裕でしたよ。北斗の拳位から😁
それって才能あるって事じゃないんですか❓️プロの作品でもつまらないと映像出てきません。十角館の殺人がそうでした。人気高かったのに結末読んで終わらせました。その才能は勿体ないです。
(;´Д`)ムズカシイデスネ…。
これは小説ではなくクラフトでのことなんですが「感性もあり一見プロの作品のような物は作れるが基礎(安定感)をおざなりにする傾向があるのでプロにはなれないでしょう」という厳しい評価を受けたこともありました。
あと思いついたままにいろいろ取り組むのは得意ですが期待や枠組みを与えられるととたんに作れなくなるという精神面の弱さもあります。
どうやら趣味でやっていたほうがいいみたいです(;・∀・)
《昨年自分のルーツを辿る旅をしましたがその道だけは訪れていません。》 とありますが
是非 来年 7月7日その道を訪れて下さい‼️
偶然 ばったり 彼女と出会うかもですよ‼️
『ハッとして グッとくるかもですよ』
それ以降 毎年 7月7日にその道で再開する‥‥。
毎年 毎年‥‥‥‥。
お互い 杖をつくまで‥‥‥。 完
なんじやこりゃ❓😝
ドラマティックですね。
まあ、でもそこまで会いたいってことでもないので。
そこ行くのめんどくさいしw
もしどこかで再会するようなことがあればLINE交換すると思います(;・∀・)ジョウチョネー
そして、しばらくやり取りした後に既読無視かブロックされるのが流れ