千里を駆ける

一昨日霊体験したのはもしかしたらこの画像を撮ったからかもしれません。
ゾクッとしたんですよね。
スレはちょうど書き終わったときにフリーズして全文消えました。
XPERIAはよくフリーズしましたがiPhoneでは初めてだったので驚きました。

でもここ幼稚園児のときに毎日通って帰ってたんですよ。
一人でね。
そのときのエピソードを書いたのですが消えたので諦めました。

ということで違うエピソードを披露しましょう！
我が人生で一番初めにとても努力した話です。

このトンネルを抜けると住宅と商店がありその一つに小学生の頃大好きだった女の子の家がありました。

どれくらい好きだったのか？
3年くらい想い続けましたかね。
自作のラブソングなんかも作ったりしましたよ。
もちろん披露なんかしていません。
今でもメロディーと歌詞はしっかり頭の中にあります。

恥ずかしくてシにたい。

その子はおとなしくて可愛くて頭も良くて運動神経も良い女の子でした。
とくに足がとても速かった。
運動会のクラス対抗リレーの選手に選出されるくらい速かったですね。

対してわたしは頭も悪く当時のアダ名は「ブタ」「デブ」と呼ばれるくらい太っていて運動神経も悪く当然足も遅い。
何より無気力ですぐ物事を放り出す。
そんな正反対などうしようもない子どもでした。

そんなある日
教室の机で居眠りしているときに女子たちが話している声が聴こえてきました。
その中には大好きなあの子の声も。
どうやら内容は好みのタイプ。
聞き耳を立てるわたし。

まあ小学生でモテるタイプは運動ができるってのが相場ですね。
でも、その子は少しだけ具体的な例を出しました。

「足が速い人がいいな」

ここでわたしは考えました。
「運動全般はムリだけど走るだけなら何とかなるかも！？」

「あの子とクラス対抗リレーの選手になりたい！そうしたら話をするきっかけもあるかも？」

と机に突っ伏したまま決意を固めました。

その日から長い特訓の日々の始まりです。
当時はネットなんかもちろん存在すらしていませんし小学生なので本なんて買えない。
なので「これやってみよう」と思いつくかぎりの練習方法を編み出しては試してみました。

そして、とにかく朝から晩まで時間があるときは走りまくった。
正月盆日曜日関係なく走りまくった。

家族で食事に行った帰りも一人走って帰ったりしました。
「少しは休め」と家族に止められても走りました。

たぶん一生分走ったと思います。

はたして少年おにっちの努力は実るのか？
叶うのか？

それから半年か一年かは忘れましたが
校内の運動記録会がありました。
その中の50メートル走。
そこにはスラリとした体型のわたしの姿が。

そして、スタートしてどよめきが起こります。
ドンドン突き放しブッチギリでゴールしたわたしに対してでした。

その瞬間、校内最速の男となったのです。

もちろんクラス対抗リレーの選手にも選出されました。
わたしはアンカー、その子は第3走者。
放課後のバトンタッチ練習で話をすることになり、ついにはその子の家に遊びに行く仲に！

ただ、夢は叶いましたが
残念ながら恋は叶いませんでした。

後にその子は男前の同級生と付き合うことになったからです。

人生の儚さを知ったわたしはファミコンにハマり（逃避をし）ながら再び眠りにつくのでした。

次に本気になるのは高校一年生のとき。
学力が後ろから数えたほうが早い順位から学年トップの成績になったというエピソードまで。（しかし、これはとくに面白いネタもオチもないので語ることはないです）