【SIM道楽】IIJ-eSIM開始前に 気になるフルMVNO 接続パフォーマンスを検証レポ !
7月4日、IIJ のプレスリリースにて、「国内初、IIJmioでeSIM対応のデータ通信サービスを開始」が発表されました。
<参照> https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2019/0704-2.html
この eSIMサービスは、iPhone XS/XRの eSIMを利用したデーターサービスで、特徴としては 通常のライトMVNOサービスと異なり、IIJが自社サービス管理の自由度を広げるために積極的に取り組んでいた 「フル・MVNO」の仕組みを利用しているということです。
現時点で IIJが提供している、一般のユーザー向けサービスのうち、いつでも好きな時に利用できる フル・MVNO回線サービスとしては、以下の2つのサービスがあります。
① JAPAN TRAVEL SIM 「フル・MVNO版」
https://t.iijmio.jp/
② AIRsim 「Japan - 4G Data」 パッケージ
https://www.airsim.com.hk/japan?path=34
今回は、②の AIRsimというグローバル・SIMサービスの中で日本国内プランとして提供されている 「Japan - 4G Data」 パッケージの中の 「Japan Docomo IIJ Data」を使って、フル・MVNO回線サービスの接続パフォーマンスを検証してみました。 この結果がそのまま iPhone XS/XR eSIMサービスの接続パフォーマンスと同じかどうかは不明ですが、IIJの 「フル・MVNO」の仕組みを利用したサービスの一つの見方として参考になるかと思います。
接続パフォーマンスの測定は、いつもの通り、【SIM道楽】定石の設定同様です。
スマホ : iPhone 6S(SIMフリー)
測定 : OoKLa アプリ,
接続元オペレータ : IIJ (JP),
MCC/MNC=44003 (IIJ フルMVNOサービス接続回線)
接続サーバー・アドレス : 203.180.253.XXX
ターゲットサーバー : TSUKUBA
ローカル・ネットワーク・オペレータ : IIJ
APN : auto.iijmobile.biz
測定日 : 2019年 7月 7日(月曜日)
<< 接続状況・データ >>
続いて、測定結果です。
2019年 7月 7日(月曜日) 朝
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2019年 7月 7日(月曜日) 昼
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2019年 7月 7日(月曜日) 夕
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得られた数値を 一覧表にまとめてみました。
測定結果から見た特徴としては、
・ どの時間帯でも PING=30~35ms ということで、かなり良好な レスポンスの状態が得られていました。
・ ピーク時間帯でも DN(Mbps)が 8Mbpsを割ること無く、フラストレーション・フリーな安定した接続品質が得られていました。
ということで、ここまで
IIJ-eSIM・フルMVNOサービス開始(7/18) に先立って、異なるサービスではありますが、既に一般向けに提供されている 気になる IIJ フルMVNOサービスの実力を検証してみました。
いつもながらのニッチなテーマ、興味ある方向けの 「SIM道楽」な レポでした。( ´∀` )/
<< 参考投稿 >>
【SIM道楽】 IIJ 6GBデータ eSIMの狙いは…!? 未だ書かれていない、隠されたポイント 2019/07/07
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/54930
【SIM道楽】 AIRsimで 新接続プラン「Japan Docomo IIJ Data」 体験レポ 2018/08/07
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/38214
しますね。
MVNEがIIJであっても提供先の事業者によって通信速度が違うのと同じかなと
思いました。
フルMVNOが開始されてからそのうち一般向けのタイプI(アイ)をやるって言ってた様な記憶があるのですが、やらないんですかね
その速度ならすぐにタイプ(プラン)変更するのですが、そしたら結局は帯域がひっ迫してタイプDとかと変わらなくなるのかな〜
フルMVNO向けにというよりかは、AIRsim向けに帯域が確保されているのではと
思います。
同じフルMVNO SIMでも訪日外国人向けプリペイドSIMだと普通のIIJmio SIMと
似たような速度の様です。
・【Engadget】フルMVNO化で何が変わった? IIJの新プリペイドSIMを試す
:週刊モバイル通信 石野純也
https://japanese.engadget.com/2018/04/03/mvno-iij-sim/
情報ありがとうございます
そうだったんですね〜
AIRsimはそこそこの品質を確保しないとだけど、国内向けはあまり変わらないのですね
じゃあ、タイプIが出てもキャリアにIIJと表示される事に悦に入る以外はあまりメリット無さそうですね(^^;
コメント、ありがとうございます。
【記事】 IIJの「eSIM」を検証、iPhoneでデュアルSIMの使い心地は- :週刊モバイル通信 石野純也 2019.7.10 を見つけました ↓
https://japanese.engadget.com/2019/07/10/iij-esim-iphone-sim/
↑ 記事には、サービス開始前ですが、IIJより提供された eSIM(QRコード)を使って「IIJ eSIM フルMVNOの使い心地を検証」 の実施報告がされています。記事の中では なんと~
12:16 / PING=85ms, DN=0.41Mbps, UP=7.57
との測定結果が示されていました。
どうやら、当方の測定した 「AIRsimの IIJ フルMVNOサービス」とは大分異なるレベルのサービスのように見えます。一口に 「フルMVNO…」と言っても、帯域が区別されているのか、人口密度が影響しているのか…等々、その接続パフォーマンスには 大きな差異が発生するということのようです。注意が必要なポイントかもしれません。
さてさて、本番 eSIMサービスがカットオーバーされたらどんな状況になるのか、結果が出るまで首を長くして待ちましょう。(笑)
フルMVNOと言ってもドコモの「10Mbpsで約52万円」という接続料は普通のMVNOと変わりません。
IIJmioの個人向けサービスと同様の使われ方を想定するなら速度も同じもしくは近い物になってしまいます。(速くなる理由が無いという意味です)
ありがとうございます。
https://japanese.engadget.com/2019/07/10/iij-esim-iphone-sim/
記事の内容が私の予想と近似しています。
↑ IIJから提供されている フルMVNO 3種の サービスについて、
・AIRsim サービス: Docomo IIJ Data Plan
・IIJ JAPAN TRAVEL SIM サービス
・IIJ 6GB データ eSIM サービス
それぞれの APNを見てみました。
いずれも フルMVNO (PLMN=44003) のサービスです。