【SIM道楽】auサービス 「海外データeSIM pwd by GigSky」を切る !!
iPhone XS/XR のeSIMサービスとして、auが「日本初となる 『海外データeSIM powered by GigSky』を 4月17日から提供開始」を去る4月11日に発表してもうすぐ一ヶ月。このGWでは米国渡航に利用した方もおられるかと思います。
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/04/11/3715.html
「海外データeSIM powered by GigSky」の発表内容をザックリ見ると、
(1) 対象機種
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR
(2) 対象地域
アメリカ (本土、ハワイ、アラスカ)、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島
(3) 料金
30日プラン 5GB 5,800円
30日プラン 8GB 8,900円
と、こんな感じです。
このサービスについてのau公式発表では…
「KDDI、沖縄セルラーでは、1回 980円/24時間でおトクに海外データ通信がご利用いただける「世界データ定額」を提供していますが、「いつも国内で使っているiPhoneを長期の海外滞在時もおトクに使いたい」というお客さまの声にお応えしました。
本サービスにより、旅行に加え、留学や出張などの長期滞在時でもWi-Fiルーターをレンタルすることなくお手持ちのiPhoneだけで、快適でおトクにデータ通信をご利用いただけます。」
ということで、要は、従来の 980円/24時間の[世界データ定額]にくらべてお得に使える~というところが売りポイントのようです。
https://www.au.com/mobile/service/global/au-world-service/kaigai-data-esim/
しかし、もうちょっと突っ込んでみると…auの iPhone-XS/XRユーザーにとっての意味は、
①従来の 980円/24時間の[世界データ定額]にくらべて安価で利用できる
②SIMロック解除することなく eSIMサービスが利用できる
③使い道の無かったキャリア版 iPhone XS/XR eSIMに「一つの使い道」が提供された
ということになるかと思いますが、実は XS/XRに初めて搭載された「せっかくの eSIM機能なのに対応計画無し…?」というユーザーの不満を解消する狙いもアリかと。。。(個人的な想像ですけどね(笑))
当方は昨年、本家のGigSkyグローバル・ローミング・SIM(カード・タイプ)をゲットしていたので (既投稿&スレ ↓ )、今回改めてGigSkyグローバル・ローミングSIMについて日本国内で検証した接続パフォーマンスをシェアしてみたいと思います。
【SIM道楽】<夏休み特集> Apple SIMにも搭載されている、あの GigSky を使ってみた
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/38438
スマホ : iPhone 6S(SIMフリー)
測定 : OoKLa アプリ, Signal Checkアプリ
接続元オペレータ : Zayo (Co USA, 米国・コロラド州・ルイスビル)
APN : gigsky
キャリアバンドル : Carrier 36.0
接続サーバー・address : 64.124.151.XXX
ターゲットサーバー : TSUKUBA
ローカル・ネットワーク・オペレータ : NTT docomo LTE
接続バンド : B-3 (1,3,19)
PING : 489ms
DNスピード : 13.7Mbps
UPスピード : 9.28Mbps
本家GigSky・SIMカード(or eSIM) は、北米圏はもちろん、世界150ヵ国+をカバーするグローバル・ローミング・サービスを提供 (日本国内でも利用可)していますので、auサービス 「海外データeSIM powered by GigSky」(米国圏のみ)を利用しようと考えるなら、迷わず北米圏以外の渡航先でも利用できる本家GigSky・グローバル・ローミンク・eSIM (or SIMカード)サービスを選ぶ方がお得かと思います…
さて<ここで他社の海外SIMサービスと比べて、auサービス 「海外データeSIM powered by GigSky」の利用価格競争力を見てみると、本家GigSkyとは同等ですが、GigSky自身の利用価格が他のグローバル・ローミング・サービスと比較して割高なものとなっていることが分かります。
サービスを選ぶのは、安価なことだけが理由ではありません。利用手続きが簡単なこと、操作が解り易いこと、なによりも不都合が生じたときに安心して対応してもらえること等々。ユーザーのT.P.Oに合わせて選択利用すればよいわけで、ベストなサービスとはユーザーの利用方法によって異なりますので、どれか一つに限定することはできません。
が、、、それにしても GigSkyのサービスはお高いです(汗)
最後に、
auの「日本初となる 『海外データeSIM powered by GigSky』を…提供開始」…とIT系メディアやジャーナリストがSNSやツイッターに載せた記事を見かけますが、実は GigSky のXS/XR eSIM対応は昨年の11月から全世界中でスタートしていて(日本も含む)、auの Powered by GigSkyは5ヵ月遅れで、単にそのマンマ焼き直し版を提供しているのに過ぎなくて、それも北米圏限定と言う何とも寂しいダウングレード版だということは理解しておきましょう。
真の「日本初 !…」キャリア・eSIMはどのキャリアになるのか、いつの日になるか分かりませんが、楽しみにしておきましょう。
GigSkyは、米国、カリフォルニア、パロアルト市(サンノゼから約30km)に籍を置く、米国では数少ないグローバル・ローミングSIMを扱う会社です。接続元(管理)オペレーターは現時点では、米国、コロラド州に籍を置くZayo社となっているように、純米国産のグローバル・ローミングSIMサービス会社という位置づけと理解することができます。
【SIM道楽】XS eSIM対応 第二弾 GigSkyが利用可能になりました
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/42458
【SIM道楽】<夏休み特集> Apple SIMにも搭載されている、あの GigSky を使ってみた
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/38438
あれ? 良く考えると不思議!
IMSIの先頭5桁(PLMN)はauになっているという事!?
>ひみつ77さん
>IMSIの先頭5桁(PLMN)はauになっているという事!?
さあて どうなのでしょう。
本家auのユーザーに聞いてみるしかないですね(笑)
本文にも書きましたが、本家auユーザーのみ SIMロック解除なしで利用できるようで、他のキャリア・ユーザーは SIMロック解除が必要のようです。これは ORG GigSkyと同様です。
ORG GigSkyを日本国内使用時の接続情報を参考に、 ↑ に載せておきます。
>ローミング時のHPLMNはauじゃないよね。(?_?)
ははは、そんなこと全くないです。
GigSkyはずっと以前からdocomoです。
B18が使える機種でないと接続安定がままならない au回線は、GigSkyを始め他のグローバル・ローミングSIMサービスからも敬遠されているのだと思います。
その反面、欧州主要のひとつB3がシッカリ利用できる SoftBankを利用するグローバル・ローミングSIMが増えてる…
MTXC も 接続の優先順位を auからdocomoに切り替えたのは最近です。もう少ししたら auを切っちゃうかもね。(笑)
310380は、USのキャリアですが、見てる一覧がふるいのかえ、AT&T mobilityとなっていました。確か、auのiPhoneはAT&TのSIMがロック解除無しで使えたような気がするので、それで問題ないのかも....
すみません。
Zayo Groupというのは、Tier-1ネットワークでネットワークオペレータ―としてのサービス、データーセンターなど手広く手掛けているようで、あちこちの大都市間・基幹回線網の買収に積極的で、自社のダークファイバ―・ネットワークを拡充してきている会社のようです。PLMN=31038は 確かにAT&T のものですね。
以前はどこかのPLMNリスト上の注釈に Zayoとか、GIgSkyとかの記述も載っていたような覚えもあるのですが…今は見つけられませんでした。
↑ スクショは Android機での OoKla画面表示です。
やはり、
310 380 AT&T Mobility
でした。
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TSB(TELECOMMUNICATION STANDARDIZATION BUREAU OF ITU)
Mobile Network Codes (MNC) for the international identification plan for public networks and subscriptions (According to Recommendation ITU-T E.212 (09/2016))
(POSITION ON 15 DECEMBER 2018)
https://www.itu.int/dms_pub/itu-t/opb/sp/T-SP-E.212B-2018-PDF-E.pdf
>auのiPhoneはAT&TのSIMがロック解除無しで使えたような気がするので…
ちなみに au iPhoneは、米国以外の カナダやメキシコ、プエルトリコでもSIMロック解除無しで接続できていたのでしょうかね~???
私には その仕組みがイマイチ良く分かってないです(汗)
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http://blogfromamerica.com/?p=26655
今回のサービスは GigSkyも噛んでることなので、以前とは異なる仕組みかもしれません。
それにしても 「手抜き感の拭えない」サービスでしょう(笑)
iPhoneのキャリアバンドルの所在を書いたVersion.xmlファイルの中に、画像のような記載があります。
ATTがMVNOとしてのGigSkyに310380を使わせているんじゃないでしょうか。
キャリアバンドル情報、ありがとうございます。
いつも助かります。
>ATTがMVNOとしてのGigSkyに310380を使わせている…
310380については、そう考えるのが順当なのでしょうね。
一方で、そもそも本家GigSkyサービスは eSIM/カード 共に SIMロック解除スマホを対象にしているサービスなのですが、au版iPhoneの場合にはSIMロック解除無しで行けるという裏ルートとかあるということなのでしょうね。
ということであれば、au版SIMロック・iPhoneで eSIM GigSkyを利用して接続した場合に PLMNが310380になるのか、また別のものが割り当てられているのかどうかは今は確認のしようもないですけど。。。
というか、310380のの下にau向けの専用の "key"があったりして、それが "powered by GigSky"ってことだったりしたりしませんかね…(笑)